MH2で初登場したフィールド。
ハンターの拠点がほぼそのまま戦闘フィールドになるというダイナミックな性質を持つ。
歴代シリーズを見ても、ここまで特殊な仕様の狩猟フィールドは戦闘街のみである。
狩猟対象は主に古龍種だが、街に襲来した超大型モンスターの迎撃が行われることもある。
読み方は『せんとうまち』。
目次
概要 
- 普段はオンラインの拠点であるドンドルマの街。
しかし、その立地条件故に古龍種による襲撃が頻繁に発生する。
ドンドルマの施設は全てが対モンスターを想定した設計となっているが、
その極致とも言えるのが、この"戦闘街"とも呼ばれる迎撃区画である。
- 街の西側、平時は閉ざされている"迎撃門"が開かれ、
普段は商店などで賑わいをみせる中央広場は、狩猟に赴くハンターたちのBCの役割を果たす。
クエスト中はマイハウスなどの施設へは入れない。
当然ながら守護兵が居ないからといって大老殿に侵入することもできない。- MH2のムービーでは古龍観測所が警戒を促す様子や逃げ惑う人々、
守護兵団の出撃風景などが描かれている。
別のムービーでは被害を受けた街の修復が急ピッチで行われる様子も描かれる。
- MH2のムービーでは古龍観測所が警戒を促す様子や逃げ惑う人々、
- 主に戦場となるのはエリア2と3。シェンガオレン戦ではエリア3のみで、砦同様防衛クエストである。
3には迎撃兵器も完備されている。2にもバリスタだけはある。
キャンプとエリア1には多数の採取ポイントがあり、回復アイテムや爆弾が手に入る。
バリスタや大砲の弾もエリア1で採取できる。キャンプでは釣りもできる。- なお、BCで爆弾などが採取できる場所は本来個人経営の露店がある所である。
火事場泥棒……と言いたいところだが、街を守るハンターへのお咎めは勿論ない。
- なお、BCで爆弾などが採取できる場所は本来個人経営の露店がある所である。
- 襲撃してきた古龍種やシェンガオレンは建物を破壊しようとする。
それぞれ、特定の攻撃によって迎撃拠点の耐久値が減っていってしまう。
作品によっては錆びたクシャルダオラなど、比較的小さい龍の攻撃では耐久値が減らないこともある。- 基本的にはエリア1は安全だが、作品によってはシェンの
ゲロ酸性液が飛んでくる事があり、
稀に直撃して即死するハンターがいる。
被害者以外は爆笑必至だが、全く予期していなかった時の被害者は心身共に大きなダメージを負い、
最悪の場合リタイアを志望するほどの重傷者が出る。
- モンスターを倒せずリタイア、またはクエスト失敗したときには、
このドンドルマの街は滅んでしまうハズであるが、なぜかいくらでも戦える。
これは砦でも同じことがいえるが、他のハンターの方が追い払ってくれたのだろうか。
- 基本的にはエリア1は安全だが、作品によってはシェンの
- MH4Gでは、筆頭ハンターとともに錆びたクシャルダオラを迎撃するイベントが発生する。
この際に戦闘街に立つハンターは筆頭ハンター4人+プレイヤーハンターの5人であり、
これまで設定で示唆されるにとどまっていた「4人を超えるハンターらによるドンドルマ防衛」が実現した。
筆頭ハンターたちはNPCながらしっかりサポートを行ってくれる。
戦闘街にある迎撃兵器の説明もここで行われるため、感覚的にはイベント気分である。
登場モンスター 
- MH2からMHP2Gまでの作品で登場する(超)大型モンスターは以下の通り。
上記の作品では、戦闘街でのみ錆びたクシャルダオラと遭遇することになる。
また、それぞれのモンスターが地形に合わせた行動を取るのが特徴となっている。
実質的な戦闘エリアが2つしかなく、アクシデントスタートの影響も受けないため、
安定して連戦をこなしやすいフィールドであるとも言える。
ただし、ソロやシェンガオレン戦では耐久度にある程度気を配る必要性が生じる。- 天候変化は存在しないため、錆びたクシャルダオラ戦でも爆弾は使用可能である。
- 「最終エリアに到達するまでは体力が残るため討伐できない」といった制約がないため、
シェンガオレンやヤマツカミは他のフィールドより早い討伐が可能となっている。
また、ヤマツカミは地形の関係で背中に乗ることは出来ないのだが、
特定の場所で討伐すると本来は届かない背中の分も高台で剥げるという荒業が存在する。
- MH4Gで襲来が確認されたモンスターは以下の通り。
新モンスターにしてドンドルマと因縁が深いゴグマジオスが登場。
更に、従来は人里に姿を見せなかったオオナズチすらも襲撃してくるようになった。
また、今作では古龍以外のモンスターの襲撃も確認されているが、これらはすべて極限状態である。
作品ごとの変遷 
MH2 
- 初登場のMH2では、街の"古龍襲撃率"が一定値を超えた段階で「古龍迎撃戦」が行われる。
それ以外では戦闘街に赴く機会が一切存在しない仕様となっていた。
終焉の書や折れた撃龍槍は戦闘街での迎撃戦が主な入手経路となる*2。
当時はベースキャンプを除く全エリアにイーオスやガブラスが出現していた。- ベースキャンプのカメラアングルは基本的に平時のものに近い。
また、当時のドンドルマは橋を境にして街門と中央広場が分かれていた。
- ベースキャンプのカメラアングルは基本的に平時のものに近い。
MHP2(G) 
- ドンドルマの街が拠点として登場しないMHP2では『街』とシンプルな名称に変更されている。
砦の名称に合わせたのだろうか?
MHP2でオミットされていたヤマツカミ以外の面々は概ね姿を見せる。
ただ、小型モンスターの出現が抑えられているなどの変更点がある。- ヤマツカミはMHP2Gにて復活を果たしたものの、街でのクエストは存在しない。
- 耐久度の概念はシェンガオレン戦でのみ存在し、古龍種のクエストでは減少しない。
超大型モンスターとはいえ、砦を破壊できるのがよりにもよって砦蟹だけとは……。- ただし一応演出として、街自体を攻撃するようなアクションも時折起こす。
テオ・テスカトルの場合は撃龍槍が飛び出す街門の前まで行って粉塵爆発を起こし、
クシャルダオラの場合は空高く飛翔した上で市街地の方に向けてブレスを3発吐く。
クシャルダオラに関してはその後真下の地点にそのまま降りてくるため、
着地際を迎撃する絶好の機会になる。
- ただし一応演出として、街自体を攻撃するようなアクションも時折起こす。
- 「狩りに生きる」にてドンドルマの記載があるとはいえ、作中に登場しない拠点であるため、
"街"というフィールド名は知っていても"ドンドルマ"という街は知らないプレイヤーもちらほら居た。
MH4G 
- MH4Gではドンドルマの復活に伴い、初登場時と同じ『戦闘街』として復活を遂げた。
砦にはバリスタ、最終防衛ラインには撃龍槍といったお馴染みの兵器が設置されている。
ドンドルマの街そのものが舞台となる関係上、旧砂漠のような大幅なリメイクは施されておらず、
特にBCのカメラワークの仕様は殆ど手が加えられていなかったため、
固定カメラアングルに違和感を感じる新参プレイヤーも見受けられた。
なお、復帰要素の例に漏れずグラフィックが美麗になっている。- また、当然のことながら高低差にもしっかり対応している。
人工物が多く、他のフィールドに比べて段差も目立つ造りであるだけに、
これらをスピーディに駆け回ったり飛び降りたり出来るようになったのは嬉しいところ。
- また、当然のことながら高低差にもしっかり対応している。
- MH2から時が経ったことで装備も強化されたようで、最終防衛ラインには上に挙げた既存の兵器に加え、
高台のレールの上を移動し、最大10発の砲弾をまとめて放つことができる『移動式大砲』、
移動式大砲と合体することで抜群の破壊力を誇る砲弾を放つ最大兵器『巨龍砲』
といった新兵器や、対地ないし対地・空用の拘束弾発射装置が新設されている。- また、バリスタも『改良型大型弩砲』という名称の新型モデルになった。
普通のバリスタの弾以外にも「要塞防衛式弩砲弾」という威力の高い特別な弾を撃つことができる。
この弾と巨龍砲の起動に必要な「高密度滅龍炭」は、特定の集会所クエストと納品クエストを終えることで、
狂竜ウイルス研究所で購入することができるようになる。
戦いを有利に進めるためにも、ゴグマジオスと戦う前にこれらを済ましておこう。
街の迎撃設備として配備された兵器を動かすのにハンター個人の財産で調達された物資を
消費するのはどうなのかという声もなくはない
- 拘束弾発射装置は、スイッチを押すと【対地】は1本、【対空】は2本のロープが地面から飛び出し、
モンスターに命中させると短時間拘束することが出来る。
バリスタの下付近に対になるように2つ配置されており、
【対地】が使用可能になってから3分が経過するとさらにせり上がり【対空】が使用可能になる。
クエスト開始3分後から使えるようになるが、一度使うと再使用までには10分ほどかかってしまう。- 惜しむらくはゴグマジオス戦でしか機能しない点。便利なのだが残念である。
ちなみに飛行中のゴグマジオスを撃ち落とす場合は拘束弾が2発必要となる。
落し物として拾える単発式拘束弾を先に当てると拘束弾発射装置の前まで移動してくれるので、
楽に落とすことができるだろう。
- 惜しむらくはゴグマジオス戦でしか機能しない点。便利なのだが残念である。
- また、バリスタも『改良型大型弩砲』という名称の新型モデルになった。
- ちなみに、大砲や巨龍砲の着弾点には試し撃ちしたかのような焼け跡がある。
モンスターを狙う際に目安にするといいだろう。
- 今作の村上位のストーリーは、古龍の襲来に備えてこれらの迎撃兵器を完成させていくことが目的となる。
そして、完成後は錆びたクシャルダオラがドンドルマに襲来するというイベントが発生し、
筆頭ハンターたちと共に錆びたクシャルダオラと戦闘しながら迎撃兵器の使い方の指南を受けることになる。
- G★3では「対○○防衛作戦!」という名称の防衛クエストが多数存在する。
いずれもこの戦闘街が舞台で、迎撃兵器も使用可能…なのだが、
普通に武器だけで攻撃しても倒せてしまう程度の体力であり、
体躯や移動速度の関係で迎撃兵器を当てるのも難しいため、迎撃兵器が使用されることは殆どない。- 一方、ラスボスであるゴグマジオスに関しては、ゴグマジオス自身の体力も相当なものであるため、
設置された迎撃兵器をフルに活用しなければ討伐することは非常に難しい(特にソロの場合)。
幸い、巨体ゆえに狙いを定めること自体は容易であり、
通常の大型モンスター相手ではなかなか当てるのが難しい巨龍砲も、
慣れればそこまで苦労せずに当てていける。
- 逆に、パーティーの場合移動式大砲やバリスタの威力は、
どうしても普通に武器で攻撃した場合より劣ってしまう事がある。
ただただ淡々と大砲に弾を詰めるだけのプレイヤーは「大砲ゆうた」と呼ばれ嫌われている。
実は戦闘街の大砲の弾を採取できる場所は爆弾で破壊できてしまうのだが。
- 一方、ラスボスであるゴグマジオスに関しては、ゴグマジオス自身の体力も相当なものであるため、
- 襲撃してくるモンスターが古龍種や超大型モンスターだけではなくなった関係からか、
落とし穴やシビレ罠を設置できるようにもなった。
ただし落とし穴に関しては、地面が石畳になっている場所では設置できない点に注意。
要するにエリア2や3の、バリスタや移動式大砲などが設置された高台には仕掛けることができない。
MHF 
- MH2をベースとするMHFでは戦闘街名義で登場していた。
ドンドルマの街がオミットされた後も「古龍迎撃戦」の舞台となっていたが、
F.1にて新マップ『迎撃拠点』と入れ替わることとなった。
ちなみに、フォワード期以降は配信されるのは月に数回と非常に限定的ではあったものの
キャラバンクエストの「大集合!」でのみ戦闘街に行くことができた。- 後に公式Twitterの3万人フォロー記念と、
2019年版のMHFの恒例イベントクエストでこの街を舞台としたクエストが限定配信された。
ほぼ行く機会のないフィールドであったため、懐かしいと感じたユーザーも多かった模様。
また、後者のクエストで初めて殆どリストラに近い扱いを受けていた本フィールドもまた、
PCのHigh Gread EditionやPS4の画質に合わせた
テクスチャが用意されていたことを知ったプレイヤーも見受けられた。 - サービス終了一週間前に配信されたMHF最後のイベントクエストの舞台もこの地であった。
フィールドとしての登場ではあるが、MHF最初の拠点へ最後に帰還できたことに
感動したユーザーもいたとか。クエストの内容には敢えて触れないでおく
- 後に公式Twitterの3万人フォロー記念と、
関連項目 
世界観/ドンドルマ
クエスト/決戦! クシャルダオラ! - 戦闘街を舞台とした大規模なイベント戦。
クエスト/対○○防衛作戦!
フィールド/砦 - ゲーム内イベント「古龍迎撃戦」のもう一つの舞台。