岩竜の堅固な素材で作られた
太刀。斬れ味と重量を活かして
獲物を力まかせに叩き斬る。
(ギガントマカエラ)
ギガントマカエラ、強化/最終形態。
圧倒的重量と堅牢さの前では、
いかなる獲物も肉塊と化す。
(タイタンマカエラ)
巨岩の如き重量と金剛石の如き
硬度を持つ刀身は、あらゆる物
を一太刀で両断する。
(マカル=バサル)
MHXXで初登場したバサルモスの素材を使った太刀。
目次
概要
- マカライト鉱石でできた刃と岩竜の甲殻で作られた刀身が特徴的な太刀。
無骨な岩竜の甲殻と美しい鉱石の蒼が対照的なデザインである。
鉱石の斬れ味と甲殻の重量を活かして力任せに叩き斬るという運用をするようだ。- 初登場であるMHXXのバサルモスはMH4のデザインを引き継いで苔が生えているため、
当武器の甲殻部分もしっかり苔むしている。
火属性の武器だが燃えたりしないのだろうか?
一方MHRiseのバサルモスはデザインが新しくなり苔がなくなったため、武器にも苔がない。
- 初登場であるMHXXのバサルモスはMH4のデザインを引き継いで苔が生えているため、
- MHFには巖石刀というHC武器があったが、
あちらは純粋にバサルモスの素材のみといった外見をしており、防御力の上昇量は高いものの無属性だった。
性能
MHXX
- ガーディアンソードLV3からの派生、または一発生産で作ることができる。
最終強化でタイタンマカエラという銘になり、その性能は…- 優秀な攻撃力210
- そこそこの火属性値23
- 素で青20、斬れ味レベル+2でやっと白10
- 地味だが嬉しい防御力+20
- スロット1つ
数ある火属性太刀の中でこの武器を選ぶ利点は、防御力UPのボーナスくらいか。
しかし、製作難易度は低めなので攻略用としては優秀である。
ガーディアンソードから順を追って作製する以外にも、
集会所クエストを進めていけば、G級素材を使うことでこのタイタンマカエラの一発生産が可能になる。
- G★2の時点で限界突破できる火属性太刀の一つとなっている。
この時点でG級性能にできるのは他にヴォルガノスの太刀の炎斬【灼】とノトス、そして斬老刀【スサノオ】がある。
簡単にそれぞれを比較すると、- 攻撃力は高いがマイナス会心があり、
斬れ味レベル+1で十分な白ゲージを得られるが属性値の低い炎斬。 - 攻撃力が低いが素で白ゲージを持ち圧倒的な属性値と3つのスロットが特徴のノトス。
- 攻撃力は並程度で属性値はやや控えめだが会心率がプラスで
斬れ味レベル+1から早くも紫ゲージが出るスサノオ。 - 攻撃力は並程度だがそこそこの防御補正がつき、
属性値も並程度で斬れ味レベル+2がないと白ゲージがほぼないマカエラ。
ノトスは採取のみで作れるメリットがあるが、極端な属性偏重であり役割が異なる。
炎斬とスサノオに対するマカエラの利点としてはバサルモスがキークエストに含まれるため
素材集めの手間が軽いことが挙げられる。
何よりもヴォルガノスは上位から続く連続した依頼クエストをクリアしていないと出現しないという点で、
強化に手間が掛かってしまう点が欠点となっている。
一方のスサノオも必要素材が易しく、特に斬れ味に関しては完敗している。
尤も、スサノオはそこに至るまでの必要素材がかなり手間が掛かってしまっているのだが。 - 攻撃力は高いがマイナス会心があり、
- G★3になるとリオレウスやディノバルドといった火属性の強力なライバルが出てくるが、
成体であるグラビモスの素材を使った強化によりこの時点でトップの物理期待値が得られる。
相変わらず斬れ味は改善されていないが十分実践的な性能になっている。
- 究極強化にはアカムトルムのG級素材が必要になるためHR解放後となる。
究極強化のマカル=バサルになると、- やはり優秀な攻撃力330
- 素で白20が出るようになり、斬れ味レベル+2で念願の紫ゲージ20
- 最後まで控えめな火属性27
- おまけ程度の防御力+25
- スロットは1つで据え置き
斬れ味に難ありな所もこれまでと変わらず。スキルで補強したい。
なお、究極強化には獰猛素材に加え、岩竜の天殻が要求されるので製作難易度は高い。
- 物理性能ではやはり炎斬の究極強化であるヴォルガ熔炎斬に一歩譲ることになる。
人気の構成である会心率アップと超会心を組み合わせた運用では、
マイナス会心のあるあちらはやや伸び悩み、僅差でこちらの方が期待値が高くなる。
属性値もこちらが上なため、会心率アップスキル構成ありでの比較ではこちらに軍配が上がるだろう。
斬れ味も補強する必要があるが、今作にはおあつらえ向きの装備がある。詳しくは当該記事を参照。
- 今作の火属性太刀はかなりの激戦区であり、G★3時点で競合した似通った性能のこれらも厳しい立場にある。
属性値、斬れ味も低く攻撃力が10勝るだけの器用貧乏なこの武器が付け入る隙は正直無いと言ってもいい。
しかし防御ボーナスもあり決して悪くない一振りではないため、スキルを整えて狩りに赴くのもよいだろう。
MHRise
- バサルモスと共に復活。里★4にて作製できる。
今作ではガーディアンソードからボルボロスの太刀であるドラグロカステッロを経由して派生する。
ちなみに、ギガントマカエラIからもオロミドロ太刀のD=トゥへ派生強化が可能。
- 中盤で作製できる武器の割に斬れ味が悪く、たったの緑10。
強化しても緑20で、鈍器運用するにしてもさすがに太刀の手数では厳しい短さ。
下位時点では実用的に使うのはかなり難しい。
- 上位になると1回の強化だけで最終強化を迎える。銘はMHXXの時と同じくタイタンマカエラ。
その性能は- 低い攻撃力180
- 会心率0%
- やや低い火属性値22
- 素では緑50、匠Lv4でようやく青
- 防御力ボーナス+20
- Lv1スロットが1つ
- 百竜強化は『防御力強化II』・『属性強化【火】III』・『鈍刃の一撃』
これは今作では危険度の低いモンスターの武器が早々に強化が終わってしまうのが原因。
残念ながら最終的には無用の堅物となってしまう。
上記のMHXXの上位時点の性能を求むのは高望みだろうか。
- だが、攻略用としてなら緑ゲージの長さが実用的な長さになったことで鈍器運用が可能。
百竜強化の鈍刃の一撃と併用してもよいが、効果は大して大きくないので属性強化でもよい。
防御力強化IIを選べば防御力ボーナスを+40にもでき、攻略には頼りになる。
- ライバルは新進気鋭のアケノ太刀の暁の刺刀シルカヴァレ。
下位の頃から競合するのだが、こちらが最終強化で緑50を得るのに対し、
あちらは生産時点のシルムズサーブルでその緑50を持ってして誕生する。
下位時点では強化ができないのだが、その斬れ味の長さが何より使いやすく、下位の間は火属性太刀は
シルムズ一本で駆け抜ける太刀使いも多い。
加えて最終強化時期は一緒であり、攻撃力こそ勝るが属性値や斬れ味、スロットで上を行かれ、
その攻撃力も百竜強化で肉薄するところまで行き着くので、大変立場が苦しくなっている。
MHR:S
- 上位時点では微妙な性能に終わってしまったタイタンマカエラだったが、
MR個体の素材を使うことで強化が可能。だがなんといきなりレア素材の天殻を要求されてしまう。
それでいてレア素材を使った割に各強化具合はそんなに大したことなく、特にネックな斬れ味は青20が追加されただけ。
さすがにMRでその斬れ味で運用していくのは厳しく、匠最大でも白は出てこない。
加えて、MR解放前はこれ以上の強化もできない。
- そして、さらに問題なのは同時期に強化できるライバルの存在。
上位までは食われていたアケノ太刀は、MRでは百竜スロットがLv1なせいで各○○特効がつけられないという憂き目に遭っている。
一方こちらはLv2なので立場逆転……とはならず、MRのバサルモスのクエストをお目にする前に戦った、
蛮顎竜アンジャナフの太刀、蛮顎刀フラムソブレ改がここに来て君臨する。
百竜スロットが同じくLv2であり、他の性能面も属性値と会心率以外は上回られている。
しかもあちらはMR解放前でもう一段階強化が可能。
まるで居場所がない。どうしてここまで不遇な扱いを受けなくてはならないのか……。- もっとも、あちらもあちらで青が30と何かしらのフォローが欲しい長さであり、
フラムソブレ改からロギンソブレへの強化には天鱗が必要となる。
また、あちらにはない防御力ボーナスも持っているため、
天殻さえどうにかできれば言うほど絶望的な差は無い。
- もっとも、あちらもあちらで青が30と何かしらのフォローが欲しい長さであり、
- MR解放後、傀異化素材を使って最終強化であるマカル=バサルを迎える。
不安なその性能は……- 火属性太刀2位の攻撃力330
- 十分な火属性値40
- 素で白30、匠Lv3から紫で最大30
- 百竜装飾品スロットはLv2
- その他、会心率・通常スロット・防御力ボーナスは変化なし
MHXX時代よりも斬れ味も属性値も良くなっており、使い勝手が上がったのが嬉しい。
ただし、通常スロットや防御力ボーナスが全く伸びていないのが気になる。
拡張性に乏しく、今作は防具の防御力が従来より控えめなので是非とも防御力ボーナスは伸びてほしかったのだが……。
- 火属性太刀のライバルは強化途中に競合したジャナフ太刀を初め、強豪揃い。
そこで渡り合うとなるとどうしても斬れ味や通常スロットで劣るマカル=バサルは選ばれにくい。
唯一である防御力ボーナスも、属性の垣根を越えてみればダイミョウカッターやガウシ刀【鹿角王】、
王国騎士太刀ブレイブ改などこちらより上の物ばかり。おまけにそちらでも斬れ味やスロットで負けていることが多い。
決して弱くはないのだが、ライバル太刀が強すぎて立場が苦しくなっている。
一応、紫ゲージを出した際の物理期待値は火属性太刀トップという利点はある。
あれ、強くなったのに上位の頃とあまり変わってないような……
- ボーナスアップデートを迎えたVer.16現在、属性を持つ太刀は傀異錬成の錬成枠の完全拡張により
『攻撃力+25、属性値+18、斬れ味+20』という破格の強化を手にすることができるようになった。
ここにたどり着くまでの道のりは険しいが、やり込んだハンターに相応しい強化といえる。
この武器は最終的に素で 攻撃力355・火58、白50という超強化を果たすことになる*1。
紫にはさらに武器の錬成か匠Lv1の力が必要となるが、その性能は十分実用に足るものとなった。
他の火属性太刀も同様に超進化を果たすが、ここまで来れば防具側のスキル事情で選択肢に入れる。
錬成枠解放後も紫の状態なら素の物理期待値はトップのため、ここを活かさない手はないだろう。- ただしスキル環境と搭載数のインフレにより、会心率100%のハードルは大幅に下がったのは痛い。
この武器も、あの武器もその武器も、みんな100%超会心運用が当然のような環境となってしまい、
それこそ防具側の事情次第で紫なら物理トップという看板も容易にはがれてしまう。
この武器にどんなスキルが欲しいか、どんな錬成が必要かをよく考えてから持ち出したいところ。
- ただしスキル環境と搭載数のインフレにより、会心率100%のハードルは大幅に下がったのは痛い。
余談
- マカエラとはギリシアの刃が湾曲している切断を目的とした古刀。
はっきりと「へ」の字型に曲がった武器で、古代ギリシャ時代では普遍的なものだったらしい。
マカライト鉱石との繋がりが深いバサルモスの武器に、
語感の似たこの銘を持ってきているのは偶然ではないと思われるが、バサルモスの背中を表現するためか
こちらはぶ厚くまっすぐなデザインで本来のマカエラとは大きく異なる。- また、ギリシア神話における戦争「ギガントマキア」及び「ティタノマキア」も語源のモデルと思われる。
ギガントマキアに関しては、かの有名なウラガンキンの弓が強化先でその銘を冠するようになる。
- また、ギリシア神話における戦争「ギガントマキア」及び「ティタノマキア」も語源のモデルと思われる。
関連項目
モンスター/バサルモス
武器/グラビド武器
武器/巖石刀【崩壊】 - MHF版HC太刀