MHF、MHP2G、MHXシリーズに登場する、ヴォルガノス素材を用いた太刀。
原種武器の炎斬系統と、亜種武器の紅炎刃系統が存在する。
目次
概要 
- 刃の鋭さで斬るというよりも、刀身から滲み出る高熱で焼き斬るという表現が似合う逸品。
その熱を収めるための鞘も溶岩竜や紅溶岩竜の甲殻を用いた特別製。
- 刃はヴォルガノスのヒレを鋭く加工したもので、鞘はヴォルガノスの甲殻そのもの。
炎斬系統では鞘の根元は未だ熱で赤く発光しているが、その他の大部分は黒く冷え固まっている。
一方、紅炎刃系統では鞘までマグマのように真っ赤色。
背負っているハンターが心配になるが、どういう仕組みなのかそのまま担いでも火傷を負うことはない。
柄は炎斬系統がオレンジ色、紅炎刃系統が緑色となっているほか、
鍔の素材にもヴォルガノスの甲殻が用いられており、それぞれ黒や赤い鍔である。
MHF 
炎斬 
- 炎斬【溶】⇒炎斬【灼】⇒炎斬【煉】⇒炎斬【獄】⇒炎斬【獄焔】と強化。
下位ではヴォルガノスの牙や甲殻、ドラグライト鉱石を用いて炎斬【溶】を生産可能。
その次の炎斬【灼】には、下位素材の甲殻や牙のほか、
カブレライト鉱石も必要となるため、
強化ランクは上位HR3(旧HR31)以降となる。
続く炎斬【煉】には爆炎袋や溶岩竜の鋭牙に加え、溶岩竜の上ビレを2枚も要求される。
上位ヴォルガノスのヒレ破壊5%というキチガイじみた入手確率であるにもかかわらず、
初期のころは救済クエストもほとんどなかった。
しかも言うと、ヴォルガノスというモンスター自体が、
漢すぎる凶悪戦闘能力で並み居るハンターを蹴散らすほどであったため(通称:兄貴)、
炎斬【灼】で一旦強化をやめてしまったハンターも少なくない
(現在でも初心者ハンターの大いなる壁として君臨している)。
溶岩竜の鋭牙は8個も要求されるが、こちらは気合でがんばれば何とかなるレベル。
- 炎斬【獄】も、こちらはこちらで厄介な強化素材を備えており、
黒龍の魔眼1個に鎧竜の延髄3個を用意しなければならない。
トドメは炎斬【獄焔】に再び溶岩竜の上ビレを、さらに3枚
(炎斬【獄焔】には溶岩竜の上ビレのほか、汎用素材も必要となるため、強化は凄腕以降)。- 現在では溶岩竜の上ビレに関する救済クエストがいくつか存在するため、
安心して作成に望めるようにはなった。
- 現在では溶岩竜の上ビレに関する救済クエストがいくつか存在するため、
- ライバルとなる太刀はもちろん飛竜刀。
後者は高い攻撃力がウリだが、炎斬は火属性の高さが持ち味。
炎斬【灼】の時点で火属性460もあり、炎斬【獄焔】では火属性680。
もっとも、最終強化クラスともなると、
飛竜刀【紅】も火属性620と若干ながら追いついてくるため、少し出番を奪われた感が否めないか。
むしろ強化前のほうが火属性の差が大きく、その分差別化はできる。- ただし、飛竜刀【紅】には黒龍の魔眼を2個と若干多く要求されるため、
その点での素材集めの違いは、少しだけならある。 - そのほか、エスピナス亜種のカクトスフリューゲルや、
エスピナス希少種のペルレフリューゲル*1、狩人祭武器のヴァイスカイムなどもあるが、
炎斬はやはり火属性値が高く、属性面で勝負ができる
(ちなみにナナ・テスカトリの「軍刀」は生産の時点で完敗しており、その後も勝負になっていない)。
- ただし、飛竜刀【紅】には黒龍の魔眼を2個と若干多く要求されるため、
紅炎刃 
- ヴォルガノス亜種の素材から作られる炎斬の亜系統。
炎斬と比べると物理火力を重視した作りとなっている。
- 紅炎刃【溶】⇒紅炎刃【灼】⇒紅炎刃【焦熱】と強化。
ヴォルガノス亜種の素材を要求されるのは当然として、地味に「堅実のコイン」が5枚必要となる。
これは狩人道場(Pシリーズで言えば訓練場)で5000P以上のスコアを出したときに報酬に追加されるもので、
思わぬ足止めとなることもありうる(現在はNポイントや祭Pで交換可能になった)。
また、これに飽き足らず、紅炎刃【灼】でも「豪華なコイン」を3枚要求される
(こちらは狩人道場クエストのスコアが10000P以上で報酬に追加)。
紅炎刃【焦熱】への強化は魚竜種汎用素材に発火袋と普通だが、さりげなく500000z必要。
- 高い攻撃力を誇るものの、紅炎刃【灼】から会心率マイナス10%が出始める。
剛力スキルの見切り+3でなら容易に打ち消せるが、
怪力珠のみを使用したバケツテンプレでは見切りスキルが発動しないので少し注意。
火属性値はそこまで低いわけではなく、380⇒400⇒480と、そこそこはある。
ライバルの面々に関しては炎斬とほぼ同様。- 紅炎刃は強化を施しても全く斬れ味ゲージが変化しない。
デフォルトではほんのちょびっとの青ゲージだが、
斬れ味レベル+1を発動させることにより、紅炎刃【溶】の時点で白ゲージを獲得する。
- 紅炎刃は強化を施しても全く斬れ味ゲージが変化しない。
熔刃オキリュウトウ 
- MHFで炎斬と紅炎刃が実装され、MHP2Gにも炎斬が登場してから数年のあいだ、
HC武器バージョンなども実装されず、ヴォルガノスの太刀は一向に動く気配を見せなかった。
そんな折、MHF-G2においてようやく、G級武器として転生した「熔刃オキリュウトウ」が登場。
- Lv強化型G級武器であり、Lv50時の性能は非常に高く、
しかも最大のライバルが龍属性の土俵に移ったのだが、
G2という過渡期に生まれたこともあって、その扱いは芳しくない。
最大の強敵は複属性武器の天熾シ凍土ニ咲ク刃であり、
この武器に食われた数多くの太刀同様、当武器も埋没してしまうのであった。
紅炎刃【焔】 
- MHF-G2から約2年の歳月を経て登場した、G級亜種の素材を用いて作成できるG級武器。
火属性ではなく複属性の炎属性を有する。
- G級システムが成熟した時代に登場した太刀ということもあり、
実質熔刃オキリュウトウの上位互換に相当する性能を持つ。
ただし生産直後は斬れ味レベル+1がないと超が付くほどのなまくらなので注意。
鍛えればデフォルトで紫ゲージが出るようになる。
- Lv50時の攻撃力は紫ゲージ止まりとは言えG級武器としては上位に位置する。
ライバルはグァンゾルムの絶帝征太刀【覇王】だが、
属性値が同じなだけで、リーチやゲージ量などは大きく異なり、差別化は可能。
MHP2G 
- 亜種は輸入されていないため、炎斬系統のみ存在。
- 大剣のディシジョンから武器種変換派生して炎斬【溶】へ強化する方法と、
素材を多めに使用するが、一発生産方式で手軽に炎斬【溶】を生産する方法がある。
前者では溶岩竜の特上ビレや重牙、後者では溶岩竜の厚鱗や重殻を要求される。
- 炎斬【溶】の時点で攻撃力1200・会心率15%・火属性200とそこそこだが、
斬れ味ゲージが上述した亜種武器の紅炎刃系列とほとんど同じで、
デフォルトではほんの少しの青ゲージ、斬れ味レベル+1を活用してやっと白ゲージが得られる。
ゲージ量も心もとないため、飛竜刀【銀】 がなかなかバランスのとれた性能で需要を奪われがち。
MHFに続いてMHP2Gでも強力なリオレウスをライバルに回してしまった。
- 強化すると炎斬【灼】となり、攻撃力1296・会心率20%・火属性220と物理重視の性能を伸ばし、
物理面では飛竜刀【椿】を突き放す。
斬れ味ゲージも、スキル込みでようやく紫ゲージを解放。
飛竜刀【椿】もスロット2に火属性450と、相変わらずバランス重視な性能を保っているが。- 飛竜刀【椿】に火竜の天鱗を要求される傍ら、炎斬【灼】にも鎧竜の天殻が必要となる。
個人差もあり、この点はどっこいどっこいとしか言いようが無い。この辺は好みでどちらを使うか決めよう。
- 飛竜刀【椿】に火竜の天鱗を要求される傍ら、炎斬【灼】にも鎧竜の天殻が必要となる。
MHX 
- ヴォルガノス復活に伴い、この武器も復活。
ローグソードから派生することにより強化可能。最終強化で炎斬【灼】となる。
その性能は……- 非常に高い攻撃力230
- 少し足を引っ張る会心率-10%
- 低い火属性15
- 素で僅かな青と長大な緑、匠+1で短い白、匠+2で長めの白
- 嬉しいスロット1
- この武器を使う場合、大きく分けて
- 匠を使わず長大な緑を活かし鈍器スキルを用いる。
- 斬れ味+1と剛刃研磨を用い白を維持する。
- 斬れ味+2まで延ばし白を維持する。
- 特に斬れ味レベル+2をつけてこれほどの威力と斬れ味を有するのは中々見当たらない。
今作は匠が重いこともあり、匠スキル自体が敬遠されているが
それを押しのけてでもつける価値のある逸品といえる。 - この武器と対になるガノスラッシャーも似通った性能を誇る。
狩猟対象の弱点属性によって使い分けよう。
- 最もこの武器が得意とする相手はやはりマガラ族だろう。
狂竜症を克服すれば会心率マイナスから一転、5%ではあるがプラスになる。
高い物理力を叩き込み、更に弱点の火属性で攻められるのでとてもマッチしている。
また、狩技の狂竜身を使うことでマガラ族以外の火属性が弱点のモンスターにも高いダメージが期待できる。
MHXX 
- G級で更なる強化が可能になる。究極強化ヴォルガ熔炎斬の性能は以下の通り。
- 非常に高い攻撃力340
- 最後まで変わらなかった会心率-10%
- 控えめな火属性22
- 素では非常に短い白ゲージのみだが、匠の延長分は全て紫ゲージ
- スロットは1のまま
斬れ味ゲージの関係で匠はほぼ必須となるが、発動させた場合は大変頼もしい存在となってくれるだろう。
ただし最終強化にはG級アカムトルムの素材が必要になるので、強化が遅くなるのが難点と言える。
また、超会心が強力な本作において会心率がマイナスなのも難点。だが、会心率を上げるスキルを同時発動できれば威力は絶大なものになる。
- ライバルに挙げられるのは、大長老の脇差の究極強化、斬老刀【カンヤライ】だろう。
紫ゲージの長さは同じだがあちらはより長い白ゲージを持ち、継戦闘力に勝る。
更に武器倍率では20勝るものの会心率で20%、属性値で1こちらを上回り、肉薄している。
今作でも超会心スキルが猛威を振るっているため、会心率の差が最終的な火力差に影響することが多い。
こちらも会心率を上げるスキル等でその差を埋めていきたいところだ。- 製作難易度に関しては最終的な強化時期は同じHR解放後だが、カンヤライは作製開始時点が大変なのだが、
強化していくごとに強化難易度は下がっていき、獰猛素材もレア素材も一切使わずに強化を完了できる。
G級のテオ・テスカトルの村クエも存在することも後押ししている。
一方こちらはG級のヴォルガノスのクエストは依頼クエストを進めていなければ一覧に出ない。
獰猛個体のクエストだけでも素材は集められるが、時間が掛かってしまう。残念ながらあちらに軍配が上がる。
- 製作難易度に関しては最終的な強化時期は同じHR解放後だが、カンヤライは作製開始時点が大変なのだが、
- 今回も勿論マガラ族には最適の太刀である。渾沌に呻くゴア・マガラが再登場したことで活躍の幅も増えたと言える。