盾蟹ダイミョウザザミの堅甲なる爪を加工して作られた豪快な大鎌。
巨爪は獲物の皮を裂き、肉を喰らう。
MH2から登場する鎌形太刀の系統。
目次
概要 
- ザザミの爪をそのまま加工した先端の形状が特徴的な太刀である。
どの作品でも共通して防御ボーナスを持つことが多い。
性能 
MH2 
- 同じく鎌形太刀であるダークトーメントからの派生でのみ入手可。
上位武器であり、下位武器は存在しない。
- 無属性、防御力UP、スロ1と概ねザザミ武器のテンプレ通りの性能。
強化系のダイミョウカッターの攻撃力は864とそこそこあるが、最終強化太刀としてはかなり低い。
性能自体はエクディシスの完全劣化だが、王族カナブンさえ手に入れば
他は全てザザミ素材でまかなえるのは地味にありがたい。
MHP2(G) 
- 一発生産が可能になったことを除くと、然程性能に違いはない。やはりダークトーメントからの派生も可。
ダイミョウカッターで防御力+36とかなり防御力が伸び、MHP2の全太刀中ナンバーワンになっている。
あいかわらず生産難易度は低いので、攻略用としては使えなくもないだろう。
- MHP2Gでは、ギザミ武器のショウグンカッター→ヒキサキに派生可能になった。
また地味にダイミョウカッターのスロットが増設されている。
しかし上位序盤の時点ではこちらと同等の攻撃力により優れた斬れ味とスロットを持ち、
製作難易度がさらに低いビートセイバーの影に隠れがち。
ダイミョウカッターまで強化すれば攻撃力が伸びるため、ここは新武器に立場を譲るべきだろう。
- その後のダイミョウカッターからの派生は亜種武器のザザミスライサー→ザザミスラッシャー。
ザザミスラッシャーは攻撃力1296と低めで属性も会心率もないが、防御力+40、スロ2、匠で長めの紫と
使いやすい特性を多く備えている。
マボロシチョウ4匹がなんとかなれば、わりと作りやすいのは強化前から変わらず。
- ギザミZと相性が良い。こちらの今一つな斬れ味を匠と業物でフォローし、
ギザミZで発動する防御力-40をこの武器の防御力で相殺出来るからである。- 一方、同じダイミョウザザミ及び亜種の防具(ザザミX及びザザミZ)とは、
ガード性能、ガード強化が死んでしまう事から相性が悪い。
- 一方、同じダイミョウザザミ及び亜種の防具(ザザミX及びザザミZ)とは、
- 通常種武器のG版であるダイミョウカッターGも存在。
防御力補正が36とわずかに低い以外は攻撃力、スロット、斬れ味などザザミスラッシャーとほぼ同じ。
作れるのはウカムルバス撃破後だが、通常種武器の外見に愛着があるならどうぞ。
MH4G 
- ダイミョウザザミ通常種・亜種の復活により、久々に登場。
「クラブカッター」を一発生産するほか、「鉄刀」から派生強化する方法もある。
一発生産だと強化過程で盾蟹の尖爪を8つも要求されるため、強化生産の方が楽かもしれない。- 強化過程で上位グラビモス亜種の素材を使うほかは、基本的にザザミ素材だけで最終強化できる。
最終強化にはマボロシチョウ4匹を用いるが、現在はイベントクエストによりG★1で完成できる。
- 強化過程で上位グラビモス亜種の素材を使うほかは、基本的にザザミ素材だけで最終強化できる。
- 最終形の「ザザミスライサー」は攻撃力858、スロット1、斬れ味は素で青、匠で白40と若干控えめだが、
防御力ボーナスが破格の+60となっている。
これに極限強化【防御】を付与すれば、防御ボーナスは+120にも上る。
なお、属性は覚醒を含めて付与されていない。
- 高い防御ボーナスは有難いが、やはり匠を用いても白止まりの斬れ味が悩みどころ。
他のザザミ武器の多くが匠で紫ゲージを得ているだけに尚更惜しい。
肉質の硬い相手には担ぎにくいかもしれない。
MHX(X) 
- MHXにも続投。
今回はダイミョウザザミは下位から登場し、それに合わせて下位武器として登場。何気にシリーズ初である。
ダークサイスLV2から派生強化するか一発生産で入手できる。
下位武器のうちは斬れ味が黄色止まりで使いにくいが、
上位素材を投入すると長めの緑ゲージにスロット2つと使い勝手が向上する。
- 最終強化はダイミョウカッター。その性能は
- 無属性武器としてはもう一つの攻撃力200
- 素で青40、斬れ味レベル+2で白40
- なかなか嬉しい防御力+36
- ありがたいスロット2
必要素材も、朽ちた真紅の角を4本も要求されるのがネックだが、
それ以外はレア素材を使うこともなく、製作難易度も易しめ。
- ライバルはやはりというか毎度の相手エクディシス。
あちらの方が会心率10%があるため、火力がある。
ただし、斬れ味は素で青20、斬れ味レベル+2で白20とこちらの半分の長さしかなく、
持ち味である防御力ボーナスも+14とこちらの半分もない。
更に火竜の骨髄に延髄を複数、鋼龍の宝玉も要求されるので製作難易度も高い。
昔と比べるとかなり巻き返したといえるだろう。
他にも防御力が上がる無属性太刀はグレンフォークやガウシ刀【鹿角】などあるが、
斬れ味やスロット面、製作難易度で難がある。
比べてみると一級品の良さを持っているのがわかるだろう。
- MHXXでも限界突破によりさらなる強化が可能になった。
究極強化時の銘はギガンテスカッター。その性能は- 攻撃力320
- スロット2 無属性
- 防+42
- 斬れ味は短い白と短い青
セルレギオス素材(と獰猛化ザザミ素材)がストッパー的立ち位置となるが、
G4に上がってすぐ挑めるため人によっては早い段階で究極強化が可能。
ただし今作においては攻撃・防御・スロット数はネセト武器の完全劣化である。
最終的には趣味武器となってしまうのは否めない。
ウィルガカッター 
- 新たに登場したダイミョウザザミの二つ名個体、矛砕ダイミョウザザミの素材から作られる太刀。
9回の強化を経て黒甲ウィルガカッターとなる。気になるその性能は- 少し落ちた攻撃力190
- それを底上げする会心率+10%
- 水属性を得たが実用最低限の20
- 素で青50、斬れ味レベル+2で白30
- 防御力+10とダイミョウカッターの1/3未満
- 二つ名武器共通のスロット0&狩技ゲージが溜まりやすい
だがその代償と言うべきか、他の性能が劣ってしまっており、個性がなくなってしまった。
その水属性値も20ともう少し欲しいところ。
太刀の狩技は優秀揃いなので水属性の二つ名太刀として長所を活かした運用をしよう。
- こちらのライバルはロアル太刀のボアバルディッシュ。
斬れ味は悪いが、攻撃力200、水属性値22、防御力+12、スロット2つと悉くワンランク上をいかれている。
そしてなにより製作難易度が段違いなのでボアバルディッシュに軍配が上がる。
狩技ゲージが増えやすい二つ名武器の利点をとるか、性能をとるかで使い分けるといいだろう。
- こちらもMHXXでG級強化が可能。
究極強化「ウィルギガンカッター」の性能は、- 大きく伸びた攻撃力340
- 変わらず会心率10%
- 低めの水26
- 素で非常に長い青120、匠+2で白40紫10
- おまけ程度の防御+20
なんと白ゲージでも期待値は水属性太刀1位。
紫ゲージはボーナスタイムと捉え、白ゲージを中心に運用するのが良いだろうか。
ライバルはケチャワチャのシャルトゥリス。
あちらは攻撃力は330と少し劣るが、水32に匠+2で紫30と属性と斬れ味でこちらを上回る。
一応あちらの紫よりこちらの白の方が期待値は高いが、その差はたったの1。
さらにあちらはG4でラージャンを制すればHR解放前に究極強化可能。
と、ややこちらの分が悪い。
わずかな紫と狩技ゲージボーナスをいかに活かすかが鍵となるか。
MHR:S 
- MHXXから5年、G級改めマスターランクから遂にザザミ共々クラブカッターも復活。
本物の蟹爪っぽさが増した外観に進化を果たすもひと目で「これだ」と分かる奇抜さは相変わらず。
ダークサイスIからダークトーメントを経て派性強化のほか直接生産にも対応。
最終強化はご存知ダイミョウカッター。- サンブレイクでは平均よりやや上の攻撃力330
- 属性のテコ入れが入った今作ではけっこう低い水28
- 会心率0%
- 素で白80、匠2から紫
- まさかのLv4スロットを1つ完備
- 百竜スロットLv3と抜かりなし
- 今作かなりうれしい防御+30
そして初登場から望まれた水属性をついに手に入れたのであった。
特に素白80はすさまじい長さで、一切の斬れ味スキルがいらない。
これにより非常に高いスキル自由度を持つ、苦慮という言葉とは無縁の一振り。
その気になれば素で紫を出している太刀の火力を飛び越えることだってできる。
- 物理主体の水属性太刀を見渡すと当然ライバルはいる。
- 1つ目は対でありこちらから派生するギザミ武器ヒキサキ。
攻撃力320とやや低いが素紫30で差をひっくり返す。しかし続く白が短く斬れ味補助は必須。
が、新登場の研磨術【鋭】との相性がよく侮れない物理火力を誇る可能性も。
その他スロットはそれぞれLv2……なのはいいのだが、肝心の水属性はたったの18と無いも同然。 - 2つ目にして最大の壁はジュラトドス武器ヴァルトス・ガラ改。
攻撃力340、水29、素白80・匠1から紫、Lv3スロ*1・Lv1スロ*1となっており、
火力と利便性においてこちらをちょっとずつ上回る。
百竜スロットもLv2と必要十分で、会心率はー10%だがそれでも素の物理期待値ではこちらを2上回る。*1
スキル自由度と純粋な物理火力が欲しい場合はあちらに譲るだろう。 - 3つ目は水太刀の王道たまのをの絶佳麗斬刀改。
攻撃力310と会心15%、水36、素紫10白50となかなか優秀な性能をしており、
紫の維持でも研磨術【鋭】でも輝くという超ハイスペック太刀。
素の物理期待値も水太刀トップでスロットもバランスが良く総じてクセが全くない。- これら以外にもヴァッサーファロス改が総合性能において非常に優秀で、
水が通る相手に困ったらとりあえずこれ!といえるようなハイバランスな太刀になっている。
- これら以外にもヴァッサーファロス改が総合性能において非常に優秀で、
- 1つ目は対でありこちらから派生するギザミ武器ヒキサキ。
- しかしこちらにも大きな利点がある。
スキル自由度・Lv4スロット・防御+30、これらを一手に担っていることである。
Lv4スロットは全体でも一握りの武器だけが持つ要素で、今のところは欲しいスキルがなんでも入る枠といった風だが、
Riseの頃に遅れてやって来た装飾品の例もあり、今後のアップデート次第で化ける可能性が見込まれている。- Ver.12から思わぬ後ろ盾が登場した。匠珠のLv4スロット版である。
これを付けることで匠Lv2が発動するのだが、この武器のスロットはちょうどLv4。
パチンとはめ込むだけで一気に紫10が出現するのである。紫発動中の物理期待値は水太刀第2位。
紫を維持することを考えつつVer.11からの傀異錬成を最大限利用したスキル構成は捻出しやすい。 - Ver.15現在、傀異錬成の追加枠を全て解放すれば「攻撃+25、属性+18、斬れ味+20」が自動で追加。
難関を潜り抜けることでザザミ太刀は素で紫10と無視できない属性値を獲得する。
もちろん他の武器たちも黙っちゃいないが、かつてから考えれば凄まじい大躍進といえる。
- Ver.12から思わぬ後ろ盾が登場した。匠珠のLv4スロット版である。
- 防御+30も今までなら「あって損はない」程度の認識だったがサンブレイクでは少し事情が違う。
というのも、サンブレイクでは過去のG級に該当するMR帯での最終防御力がかなり低めに設定されており、
一撃受けて1乙するか否かの意味合いが非常に大きい。
防御+30は今作において、この『1乙するライン』から一歩遠ざけてくれるのに十分な数値なのである。
特に水弱点のモンスターはいちいち高威力で動きが大きい一筋縄ではいかないヤツらばかり。
太刀そのものも一部の技にハイパーアーマーを持つようになったり、カウンター主体の調整を受けたりと
ダメージを受けるか受けないかの境目にいるような武器種となったのもこの防御補正の意義を大きくしている。
- 難点を上げるとすればやはりその見た目だろうか。
ドデカイ蟹の爪。この一言に尽きるその姿かたちはあらゆるコーディネートを拒む。
Worldから重ね着が実装されて以来ここまで武器の方から服装を全否定されることもそう無い。
しかし性能と見た目のギャップをおもしろがって持ち歩く愛好家が現れているのはやはり古参武器の風格なのだろうか。- Ver.12から武器の重ね着が実装、この点は解決したといえる。もちろんガワを蟹爪にするカニシンパもいる。
MHF 
- 派生方法や性能などは基本的にMH2のまま。
HR71で「ダイミョウカッター改」、HR100で「ダイミョウサイス」という強化先が登場した。
攻撃力や防御力アップの性能を純粋に強化した形となる。
ガノトトス太刀のサザナミは生産可能ランクが大きく異なるのでぶつかり合うことは少ない。
- また、ダイミョウカッター改に新たな派生が追加されている。
ランクがHR91であるためそのまま強化するよりもやや時間が空いてしまうが、
水属性410と比較的使い勝手の良い性能に変化する。
強化に祖龍ミラボレアスの素材を必要とするので手軽さは皆無だが。
ちなみにデザインは変化していないので純粋に水属性のクラブカッターである。
- 同じダイミョウザザミの太刀でも水斬系統は全く別の派生。
大剣の「真・竜ノ顎」からの武器種間派生強化でないと入手できないので注意。
- SP武器版として「ブツギリマルSP」が登場。水と毒の双属性。
カラーリングは通常武器とは対照的な青。
スパッと斬るのではなく、重量で豪快に切断する刀。
重量という事から、斧と同じ使用法で切断するようだ。
関連項目 
モンスター/ダイミョウザザミ
モンスター/ダイミョウザザミ亜種
モンスター/矛砕ダイミョウザザミ
武器/ザザミ武器
武器/ヒキサキ
武器/水斬【最終段】 - MHFに登場する、鎌型ではなく刀型のザザミ素材太刀