目次
概要
- ダイミョウザザミの素材をメインに用いて作られた防具の総称。
二つ名個体「矛砕ダイミョウザザミ」の素材で作製できる矛砕シリーズについても本項で取り扱う。
- 下位で作成できる他、上位では通常種素材のSと色違いのU、
G級では通常種素材のXと、亜種素材を用いるZがある。
MHXシリーズでは色違いのEX装備と獰猛化素材を用いたR装備も登場している。
- ほぼ全シリーズに共通するデザインとして、
男性防具は剣士用はアメフト選手、ガンナー用はアイスホッケー選手風となっている。
女性用防具はミニスカートルックスのチアガール風。特に、女性用は可愛らしいと評判で人気が高い。
下位からG級まで、デザインの大幅な変化が無いのも特徴*1。
ちなみに、アメフトとアイスホッケーは北米四大スポーツの1つに数えられており、
チアガールもそうしたスポーツの試合の応援では欠かせない存在である。
「ダイミョウ(大名)」という和風な名前に反して随分アメリカンなデザインといえる。
性能
MH2~MHP2G
- どのシリーズでも、一式装備する事でガード性能やガード強化といったガードに関係するスキルが発動する。
この為、ランスやガンランスなどガードしながらの攻撃が主体となる武器との相性が良い。
一方ガンナー用は反動軽減が発動することが多いため、ヘビィボウガン使いに嬉しい事が多い。
また、亜種のZを除く殆どのシリーズで防御力アップのスキルが発動し、基本数値以上の防御力となる。
盾蟹の別名を持つダイミョウザザミらしいスキル構成だと言えるだろう。
ダイミョウザザミは下位、上位、G級問わず序盤で登場するため、
クエストランク上がりたての頃に手っ取り早く防御力を確保したい時には非常に便利である。
- 反面、属性ダメージに対して非常に弱い。
シリーズ一式を装備すると耐性マイナスのスキルが発動する事が殆どで、
さらに防具自体の耐性も非常に低い。
剣士用防具は特に顕著で、水属性と龍属性を除く他の属性値が大幅なマイナスとなっている。
ザザミの弱点である雷属性に関してはとても酷い数値(剣士ではパーツ1個ごとに-4)で、
さらにシリーズによっては雷耐性マイナスのスキルが発動するので、フルフルやキリンが苦手である。
…しかし、ある状況において強制的にこの装備でフルフルに挑まなくてはならない事態が発生する。
- 水に強い点が活きるモンスターもおり、ドスガレオスやガノトトス等のタックル、
這いずりアタックなんかはどう見ても物理だが水属性付き。
ブレスも水攻撃なのでかなりのダメージ軽減になる。
ほぼ常時怒り状態で戦わないといけないので、防御が高い事も含め相性が良い防具だろう。- 亜種のザザミZは火耐性は普通になったが雷にはやはりやや弱く、
通常種では0だった氷耐性が大幅なマイナスとなっている。
マイナススキルとして鈍足が出るので、ランスを使う場合打ち消しも検討しておきたい。
あるいは強走薬でカバーするのも手。
- 亜種のザザミZは火耐性は普通になったが雷にはやはりやや弱く、
- ザザミ素材で作った武器群もこう呼ばれることがある。
装備するとほぼ例外なく防御力+の補正がついてくるのが特徴。この辺も盾蟹らしい。
また、武器によっては水属性のものもあるが、大体は無属性武器である。
MH4
- MH3以降長いこと登場していなかったが、MH4でまさかの復活。
ただしダイミョウザザミ自身の復活ではなく素材のみだが。
竜人問屋にてババコンガの上位素材との交換でダイミョウザザミの素材を入手することで作成できる。
- 本作では、やっぱり防御とガード性能(ガンナー版は精密射撃)にポイントがある。
スロットも8つと多いので拡張性も優秀。が、属性耐性もやっぱり低い。
特に雷は雷耐性弱化まで発動するので雷使いに着て行ったら感電死は必至。
きちんと料理で耐性を上げてから行こう。 - 実は上位上がりたてのHR4時点で用意できる唯一のガード性能付きの上位防具なのだが、
キークエストではない素材交換解禁クエストをクリアしないとこの防具の存在自体に気が付けないという、
ガードランサー&ガンサーに向けられたカプコンの罠が仕組まれていたりする。
この罠に引っ掛かったハンターはHR5以上になってグラビドSやバサルU辺りが作れるまで、
ガード性能の無い他の上位防具で狩猟に挑むか、ガード性能の付いた下位防具で挑むかの選択を迫られる事になる。
- また、発掘装備も存在しており、通常とは異なったデザインの防具が入手できることがある。
剣士用は男性だとほとんど通常版と変わっていないが女性版だとノースリーブとニーソが特徴的である。
ガンナー用は男性だと左肩と足に何故か生えたトゲトゲが目立つ。
逆に女性の腰のスカートの丈が非常に長くなっており、ぱっと見剣士用装備に見えなくも無い。
なお、ザザミシリーズはギルドクエストだけでなく上位探索でも入手が可能。
MH4G
- MH4Gではとうとうダイミョウザザミが復活を果たしたため、
竜人問屋を介さずにザザミ素材も入手可能となり、それに伴いザザミXも作成可能となった。
つまりまた肌色の探求が(ry
更に亜種の方も見事復活を決め、ザザミZも作成可能となった。
なお、今作のX、Zシリーズは今までと異なり白ベースの配色に変更されており、これについては賛否が分かれる。
- MH4GでのX装備はこれに加えて満足感が発動する他、
防御とガード性能のポイントが増えており、防御力アップ【中】とガード性能+2(ガンナーはブレ抑制+2)が発動する。
スロット数は上位の物から据え置きだが元から8つと優れているので、
スロット3の部位が無い以外ではそうそう困ることもないだろう。- 亜種装備であるZ装備の剣士用は未発動ながら抜刀会心のポイントがあり(7pt)、多少大剣に向いた装備になっている。
その他のスキルはガード性能+1・根性・体術+1と大剣用の防具としてはややチグハグな感は否めないが、
護石と9個ある空きスロット活かして抜刀会心と集中を発動させ、
納刀ダッシュの足枷になる鈍足を消せれば、G☆1相応の高い防御力の大剣装備として活躍出来るだろう。
多くの大剣使いはこの防具に目もくれず、上位のディアブロテンプレを強化して使っていたのは内緒。
また耐性面の低さと鈍足も健在なので武器と相手によっては打ち消しも視野に入れたい。 - 対するガンナー用の発動スキルは反動軽減+1・貫通弾強化・根性となっており、
未発動だが拡散弾追加のポイントが7ある。
装填数のポイントは-12となっているが、装填数のポイントは-10に達してもマイナススキルが発動しないので、
一式運用しても特にデメリットにはならない。
こちらは剣士用とは打って変わって「反動の大きい貫通弾特化のボウガンを扱う」
というはっきりした運用の見通しが立つ装備となっている。
ガンナーの低い防御力では即死を一度だけ防げる根性も、剣士以上に発動し助けられる機会が多いだろうか。
都合がいい事にザザミ原種・亜種を狩ることでG☆1時点でも、
反動・中ながら貫通弾の装填数に優れるバスタークラブの一発生産とヘビィバスタークラブへの強化が可能な他、
しゃがめよさんことグラビモスハウル系列やメインモンスターのヘビィであるサイドアルシャマリ系列など、
反動軽減と貫通弾強化の組み合わせで最大限の性能を発揮できる貫通弾ヘビィは攻略中に限っても数多い。
マイナススキルを気にしなくて良い9個もの空きスロットで回避距離などのスキルを追加したり、
使うボウガン・弾種に合わせて反動軽減を+2に伸ばしたりすればまさに盾蟹の如き盤石さである。
剣士用とガンナー用で何故ここまで差がついてしまったのだろうか…
- 亜種装備であるZ装備の剣士用は未発動ながら抜刀会心のポイントがあり(7pt)、多少大剣に向いた装備になっている。
- また、こちらも新たな発掘装備が追加されている。残念ながら剣士、ガンナー共有である。
男性版は胴装備の肩がトゲが追加されただけだがボリュームを増しており、ますますガタイの良いアメフト選手に見える。
一方女性版で特徴的なのは腕装備であり、両腕にグローブのような何かがついてくる。
ダイミョウザザミの特徴的な大きなハサミを再現したかもしれないし、
あるいはチアガールの応援に欠かせないポンポンを彷彿とさせているようにも見える。
MHX
- MHXではダイミョウザザミが下位から登場するため久しぶりの下位防具が作れるようになった。
亜種がいないが従来のザザミシリーズに加え、EX装備と獰猛化素材を使ったR装備、
更に二つ名持ちモンスターの矛砕ダイミョウザザミの素材を使った矛砕シリーズが登場する。
矛砕シリーズの発動スキルは実用的なものが多く、
攻防一体である矛砕ダイミョウザザミのイメージも現れている。詳しくは後述。 - 全体的にスキル数が少なくなる調整を受けた影響か、一式を装備してもガード性能+1/反動軽減+1しか発動せず、
防御スキルは上位下位ともにSPが+5止まりとなっている。
ただ、防御力自体は同ランク帯*2では一番高いので防御を考えるのなら採用するといいだろう。- ガード性能や反動軽減が付いている他の防具には、攻撃のSPが付いたバトルシリーズがあるが、
製作可能時期が遅い上に防御力が低いと差別化はできている。 - 地味な利点としては一式でスロットが5つ空いていることだろう。
下位では発動しにくい5スロスキルをつけたり、防御珠を詰めて高い防御を底上げしたりと拡張性は高め。
ちなみにスロットが腕と足に偏っているため混合装備として使えなくもない。
- ガード性能や反動軽減が付いている他の防具には、攻撃のSPが付いたバトルシリーズがあるが、
- 上位になると、ザザミS、EXザザミ、ザザミRとバリエーションが増える。
簡単な特徴は以下の通り。- ザザミSはザザミ一式の上位版。防御力は上がるが体術-1/装填速度-1が発動するようになっている。
ガード性能と反動のSPが+14になるのでガード性能+2や反動軽減+2を目指すなら有力候補となる。
下位と変わらず5スロも空いているためマイナススキルを消しつつ上記のスキルを狙うにはうってつけだろう。 - EXザザミは七色たんぽぽを使って染色した色違い版。森林迷彩のような柄になっている。
剣士ではガード強化が付けられる防具の一つ。上位ザザミ3種の中で一番防御力が高い。
また、脚部位は胴倍加なので倍加装備の選択肢としてよく挙がる。 - ザザミRは従来のザザミシリーズとザザミSを混ぜたようなもので、ついに防御のスキルが素で発動する。
代わりにSPの配置が偏ってたりスロットが胴にしかなかったりと
パーツ毎に運用しやすいように調整されている。
なお一式揃えるとこちらも体術-1/装填速度-1が発動する。
- ザザミSはザザミ一式の上位版。防御力は上がるが体術-1/装填速度-1が発動するようになっている。
- 本作では、ザザミRシリーズとEXザザミシリーズが目を引く。
Rシリーズの胴部位はポイントが無いが今作では貴重な3スロットで、倍加装備として使えなくもない。
特殊攻撃が付いた混沌防具も存在するがあちらは巻布系防具、
こちらの女性用はノースリーブと、住み分けはできている。
性能で言えばガンナー用ザザミRの腰・脚装備がそれぞれ反動軽減+6という凄まじい数値を持つため、
特に貫通ヘビィ用の混合防具の需要が大きい。
また、EXザザミシリーズの脚部位は胴倍加。
その見た目から女性用は前作のを意識していると思われる。
MHXX
- 上位から存在した通常ザザミ、EX装備、R装備、二つ名それぞれG級に対応した装備が追加されており、
バリエーションは豊富なままである。- ザザミXはザザミのG級版。G級序盤で作れる中では防御力が高く、耐性が低いのは変わらず。
一式で防御力UP小、剣士だとガード性能+2、ガンナーだと反動軽減+2が発動するため
それらが必要な武器にはとてもありがたい。
それぞれに斬れ味、射法のSPが6あるためスロット6を活用すれば比較的楽に発動出来るようになっている。
脚のスロ3を使わない手はない。
お守りを駆使すれば追加スキルも狙えるためつなぎとしては十分な性能と言える。
見た目はMH4G同様白ベースの配色になっている。 - GXザザミは純粋なEXザザミの上位互換である。
共通事項は変わらなく、相変わらず防御力が高く胴倍加を持つ脚部位は健在である。
見た目もEXザザミ同様通常版の色違いである。 - ザザミXRもザザミRと同様の構成になっている。
相変わらずSPの配置が偏っているためパーツ運用がしやすくなっているが、
SP値が上位のRシリーズとさほど変わらない上他の優秀な防具が増えているため
使われることが少なくなってしまった。
見た目はMH4Gで出た発掘装備になっている。
他と違い、布ではなくザザミの甲殻の部分全般が色彩変更可能。
部位によってはセルタスXとの混合にして色をセルタスXに近づけると全く違和感が無くなる。
EX装備の生産には染色素材が必要なのに何故。
- ザザミXはザザミのG級版。G級序盤で作れる中では防御力が高く、耐性が低いのは変わらず。
- G級でも獰猛化個体のイベントクエストが配信されている。
さらにDLCのアイテムパックで「真鎧玉」も配布されているため、
まともな上位防具を拵えたハンターならG1の段階で最終強化まで持っていける。
文字に起こすと爪護符無しのザザミXで防御力730/445。
更にスキルをどうにか防御力UP【大】に引き上げれば798/496にもなる。
これはグラビドXやラギアXなどの最終防御力とほぼ同等である。
攻撃的なスキルの追加は困難なため最終装備に名を連ねる事はないだろうが、
ザザミに愛着のある手慣れたランサーならこれだけ作ればHR解放まで使っていけるだろう。
MHR:S
- MHR:Sでダイミョウザザミが復活した事に伴い再登場。
デザインについては過去作のものを踏襲している。
- そのスキル構成は以下の通り。
部位 スキル スロット 頭 納刀術+2 Lv1×1 耐震+2 胴 ガード性能+3 Lv1×1 砲弾装填+1 通常弾・連射矢強化+1 装填拡張+1 腕 ガード性能+2 Lv2×1 ガード強化+1 通常弾・連射矢強化+2 腰 チューンアップ+1 Lv2×2 匠+1 納刀術+1 脚 チューンアップ+1 Lv4×1 匠+1 耐震+1 一式 納刀術Lv3 Lv4×1
Lv2×3
Lv1×2耐震Lv3 ガード性能Lv5 砲弾装填Lv1 通常弾・連射矢強化Lv3 装填拡張Lv1 ガード強化Lv1 チューンアップLv2 匠Lv2
- 「マスターランク攻略のスタートダッシュに使ってね」と言わんばかりに実戦的なラインナップである。
スキル面についても過去作から引き継いでいる部分が多いが、本作ではチューンアップが追加された。
剣士用・ガンナー用という区別が消滅したことにより、ガンランスなどを想定したと思われる匠+耐震と
ボウガンを想定したと思われるチューンアップ+通常弾・連射矢強化を併せ持つようになっている。- 一方で、お約束だった反動軽減や精密射撃系のスキルが今回は消滅している。
これに関しては無印環境において反動軽減とサイレンサーなどを併用すると
ライトボウガンで徹甲榴弾や斬裂弾を最小限の反動で撃ちまくることが可能になっており、
非常に高いDPSとスタンを両立できてしまっていたことなどから、付与に慎重になった為と考えられる。
- 一方で、お約束だった反動軽減や精密射撃系のスキルが今回は消滅している。
- 元々シリーズ通して雷属性には弱い防具だったが、雷属性耐性弱化こそ無いものの
今作では素の属性耐性自体が非常に貧弱で、
火-25、水5、雷-15、氷-5、龍10とだいぶ危険なことになっている。
しかも見てわかるように、雷よりも火に最も弱いという設定となった。
得意属性の筈の水についてもMHXXの頃は20あったのが5まで下げられており、
そこまで高いというわけではなくなっている。- 本作では属性耐性装飾品でLv1スロット3箇所で+20することができるため、
3箇所に火属性耐性を入れる+食事効果でようやくプラスに転じる。
- 本作では属性耐性装飾品でLv1スロット3箇所で+20することができるため、
- なお、本作ではダイミョウザザミが無印に登場せず、MHR:Sの追加モンスターとして登場した関係上
マスターランクの装備ながら「ザザミX」ではなく、単に「ザザミ」とだけ表記されている。
MHF
- MHFでのザザミシリーズは食事がマイナスになっていることが多い。
ただし、ザザミRXはマイナススキルポイントを一切持たない。
そのRXは、共通スキルポイントとして攻撃、特殊攻撃、斬れ味と攻撃的なスキル系統が多い。
攻撃、特殊攻撃、斬れ味はいずれも一部位ごとに4ずつである。
その他、頭で風圧&食事、胴で水耐性&聴覚保護、腕で気絶&水激剣、腰で研ぎ師&体力、
脚で捕獲上手&全耐性UPが全て5ずつ付属する。
ただし、他のシリーズでお馴染みの防御力UPは発動しない。
- はっきり言ってしまうとHR帯のザザミシリーズはあまり目立たない性能であるが、
G級防具のザザミGシリーズ系統はG級最初期に人気を博した。
攻撃スキルの上位版である剛撃スキルや、ガード性能、達人、防御と隙が全く無く、
更に精錬装飾品が「剛撃+2、達人+3、ガード性能+2」など、
G級版剛力珠のような性能であった(火事場は無いが)ためである。- ただし製作にあたってフォワード.5までは一切用途のなかった「甲殻種の皇液」が要求されるため、
皇液集めに奔走するハンターが多数に上った。
防御スキルが溜め短縮スキルや溜め威力スキルに変化し、よりランス向きとなっている。
GXでの追加スキルは頭が尻上がり、胴が生命力、腕が喝、腰が回避距離、脚が警戒。- ちなみにザザミGシリーズは他の既存G級防具同様、
MHF-GGアップデートでデザインが若干変更された。
- ただし製作にあたってフォワード.5までは一切用途のなかった「甲殻種の皇液」が要求されるため、
ザザミZシリーズ(辿異防具)
- MHF-Zにて新登場した、新カテゴリ「辿異防具」の一つ。
従来のシリーズとは違い、なんともまあ世紀末な見た目となっている。コンガシリーズといい勝負である。
特に男性剣士用はイメージビジュアルでゴンさんのようなポーズをとっており、
更に逆立った長髪という点まで一致していたためネタにされたりもした。
- モンスター素材の辿異防具ほぼ全てに共通することだが、ザザミZシリーズに関しても、
部位ごとのスキルポイントがバラバラであるため、ひと口に「どのような性能」とは表現しづらい。
矛砕シリーズ
- MHXで追加された二つ名持ちモンスター、矛砕ダイミョウザザミの素材を用いて作成される防具。
発動スキルは剣士ガンナー共通で、泡沫の舞/死中に活/矛砕の魂。- 泡沫の舞と死中に活の相性はリンク先の通り極めて優秀で、
モンスターの攻撃をくぐり抜けながら死中に活で強化された攻撃を叩きこむことができる。 - Lv6以上に強化する事で追加される矛砕の魂は業物と反動軽減+2、精霊の加護を内包したスキル。
剣士では使用する武器の斬れ味補正の減少を抑え高火力を保ちながら攻撃をすることができ、
ガンナーでは反動の硬直を防ぎ連続で本来反動が掛かる強力な弾を撃ち続けられる。
そして、剣士ガンナー共通で精霊の加護によって(一定確率ではあるものの)ダメージを大幅に軽減。
まさに矛砕ダイミョウザザミの攻防一体の戦闘スタイルを表していると言えるだろう。
また、続編のMHXXにおいてはLv14以上に強化することで、
上位スキルである「真・矛砕の魂」が発動する。
追加されるスキルは「体術+1」。
「なんだ、よりにもよって泡沫の舞の内包スキルじゃねーか」と思った方、ちょっと待ってほしい。
実は泡沫の舞と体術の消費スタミナ減少効果は重複するのだ。
これにより、泡を纏っている際は「体術+2」に相当する効果を発揮できる。
より安定したスタミナ管理ができるようになるのは間違いない。*3
せっかく量産しやすくなったんだから強走薬飲めばいい?ごもっとも。
攻撃を回避するスキル構成なのに被弾前提の精霊の加護はいささかミスマッチな気はしないでもないが…
まあ、あって嬉しい程度に考えるべきか - 泡沫の舞と死中に活の相性はリンク先の通り極めて優秀で、
- 剣士ではアルバ武器や燼滅刃武器などの所謂「素白」と呼ばれる武器を組み合わせ、
他の防具では中々実現できないスキル構成を目指せる防具として非常に人気である。
特に回避行動を多用することから、レギオス武器との相性は抜群。
泡まみれ状態を保てれば攻撃力UP【大】、業物、回避性能+1、体術+1、精霊の加護と同等の効果を得る。
今までの防御的なザザミ装備とは一線を画す性能に仕上がっていると言えるだろう。
- ガンナー用では、15SPというかなりの重量スキルである反動軽減+2の存在が地味ながら大きい。
性能面での相性を考えると、「回避行動を多用し反動の重いヘビィボウガン」と組み合わせるのがベター。
ちなみに、上述のとおり剣士用でもレギオス武器とそれなりに相性がよかったが、
ガンナー用では叛逆砲イーラレギオンとかなり相性がいい。
反動軽減+2でぴったり全レベルの貫通弾と散弾を無反動で撃てるようになる。
最大値+3スロのお守りを要求されるが、
イーラレギオンの武器スロも使って貫通弾強化や回避距離なども追加可能。
ただし、どれか1つしか追加できないので運用する際は注意。
- お気づきだろうが、今までのザザミシリーズと違い、ガード性能に関するスキルポイントが一切ない。
むしろ回避性能や攻撃性能に極端に振り切った物となっており、
今までのザザミシリーズを覆すものとなっている。
- 殆ど矛砕素材とダイミョウザザミの素材だけで割と序盤に作成できるが、
防御性能の高さとスキルの効果も合わさって、強化していけば長い間使い続けていくことが出来る。- レベル1一式でも実質上位ミツネSと互角のスキルが発動するため、
二つ名防具としては珍しく未強化でもそれなりに使える代物。
なお、この用法の場合ガンナー用頭を作る意味は全くなかったりする。
- レベル1一式でも実質上位ミツネSと互角のスキルが発動するため、
- 二つ名装備には珍しく、頭をガンナーにし鎧をミツネSにすると、
なんと全てのスキルを発動したまま1スロット自由になる。
お守りや武器スロ次第でもう1~2スキルを盛れるなどそこそこ高いスキル自由度をもつ。- ミツネSとは泡沫窮地コンボが重複しているため、逆にミツネSの頭を矛砕にして
スロットを開けたまま泡沫窮地を発動なども可能、といったように、
意外にパーツとしても使えることもある。
- ミツネSとは泡沫窮地コンボが重複しているため、逆にミツネSの頭を矛砕にして
- なお、女性用の見た目に関しては防具としての性能を疑わざるを得ないほど露出度が高い。
かのビキニアーマー一歩手前のレベルで「守る気あんのか」とツッコミを入れたくなること請け合い。
まさか二つ名という強力モンスターを頑張って狩猟した挙句にこんな薄い防具を作られるとは
ハンターも想像だにしなかっただろう。鍛冶屋よくやった。
腰のハート型のポーチは露出度繋がりなのかキリン装備と同じものが使われている。- モンスターとしての矛砕はあらゆる攻撃をはじき返すほどに硬く、序盤の武器など歯牙にも掛けない。
このことから、かの甲殻はそれだけの薄さに加工したとしても通常の防具並みの強度を誇るとも考えられる。
機動力を上乗せするスキルが発動しているのは、
防御力を保ったまま相対的に重さを減らすことによってより身軽に、
そしてうまく武器を扱うことを可能にした極めて効率的な造りであるからだとは言えないだろうか。
単に鍛冶屋の趣味であるとか、ごついデザインにすると
防御が高すぎてゲームバランスが崩れるという裏事情があるといった可能性も無くはないが。
- モンスターとしての矛砕はあらゆる攻撃をはじき返すほどに硬く、序盤の武器など歯牙にも掛けない。
- 少し印象の変わった女性用に対して、男性用のデザインはいつものアメフトマンになっている。
これでも露出の多い女性用と同じ防御力である。
しかし、形状こそおなじみのスタイルであるが、矛砕のカラーリングに染まったその外見はかなり邪悪。
スポーツマンシップとか絶対守りそうにない感じである。
なんだか怒り喰らっていそうな色合いにも見える。- デザインを担当したスタッフのえだやん氏によると、
「原種のアメフト装備に対して、ライバルの悪役チームをイメージした悪くて強そうな装備にしました。」
とのこと。
見事にそのコンセプト通りの印象を与えるデザインと言えるだろう。
- デザインを担当したスタッフのえだやん氏によると、
ザザミネコシリーズ
- MHP2G以来長い間ご無沙汰だったダイミョウザザミだがMH4Gにて無事復活、
それに伴いオトモ装備も用意された。- MH4Gでは上位モンニャン隊でしか端材が入手できない関係で、S防具のみの登場となる。
なおMH4Gで新規にデザインされた装備の中では珍しく素材元がモンニャン隊には出現せず、
他のモンスターを撃退した際のオマケとして入手できる。
- 盾蟹の赤くて堅い甲殻を加工したというその見た目はデフォルメしたダイミョウザザミ。
背中に背負っているモノブロスの頭骨を模したリュックは、背後の敵も威嚇できるという優れもの。
- MH4Gでは上位モンニャン隊でしか端材が入手できない関係で、S防具のみの登場となる。
- 武器はダイミョウザザミの爪を模して作られた「ダイミョウ(S)ネコバサミ」。
堅く頑丈な盾蟹素材で作られたそれは、堅いどんぐりも粉々に砕くという破壊力を持つ。
- 防具は頭用防具の「ザザミ(S)ネコマスク」、胴用防具の「ザザミ(S)ネコスーツ」の二つから成る。
マスク、スーツといった銘から仮装衣装のような印象を受けるが、
盾蟹の素材を加工しただけあってそれなりの防御力を持っている。
ちなみに胴パーツの腕部分もハサミ状である。
- MHXでは下位防具が登場した他、新しく二つ名装備も登場。
またMHXXからは防具の着彩設定にも対応。
マスクの眼の色、バッグの紐の色のカラーを変更することができる。
詳しくは下記参照。
- 「盾蟹の小殻」と「朽ちた真紅の角」は端材に対応していない。
まぁ未発達の殻で作った端材では強度に問題がありそうだし、
真紅の角はザザミの体ではないので当然だろうが。
朽ちてるからかモノブロネコも作れない。残念。
- 余談だが、他のオトモ装備に比べてやたら胴部が前方に張り出している。
前傾気味の姿勢である普段はそこまで気にならないが、4Gでマイハウス内の筆頭オトモに着せた際や、
ニャンターモードでアクション「装備披露」などを行った際はなんとも言えない見た目に…。
矛砕ネコシリーズ
- こちらはMHXより登場した、
矛砕ダイミョウザザミの素材を用いたオトモ装備。
通常個体防具に比べると体色装備の色が矛砕由来の黒と赤のツートーンになったほか、
マスクの目つきが悪くなり腕のハサミ部分や肩にトゲが追加されるなど、攻撃的な印象になっている。
性能のほうは火属性に対して耐性を得た代わりに氷属性に弱くなっている。
二つ名持ち個体の中では早期から挑めるためか、二つ名防具としては防御力が低い部類なのがやや残念か。
素材元はあんなにガチガチなのに- なお素材の頑強さは武器側に活かされたようで、
上位武器である「矛砕Sネコバサミ」は十分な攻撃力にマイナスではない会心率、
微量ながら水属性とあって損はない防御ボーナス+15を持ち、
素の状態で斬れ味白と、近接傾向の打撃武器としてはかなりのスペックを誇っている。
- なお素材の頑強さは武器側に活かされたようで、
- MHXXではX・XXシリーズが追加され、順当にG級相応の性能を獲得。
XX版でも相変わらず二つ名防具の中では防御力が低い部類であるが…。- 同程度もしくはそれ以上の防御力を持つ防具を見回したときに、
「火・水・龍にまんべんなくそこそこの耐性を持つ」本防具の耐性傾向は意外と貴重だったりはする。
弱体化調整を受けてしまった。
無印版で-5%、S・X版で-15%、そしてXX版では‐25%と
ランクが上がるにつれてマイナス補正が強烈になっていく。
しかしそれ以外の性能傾向は据え置きであり、
XX版はそこまで悪くはない攻撃力200に水属性25(近接性能)、防御ボーナスが+35に斬れ味紫。
水弱点の相手に肉質が固い連中が多いこともあり、活躍できる機会は十分あるだろう。
マイナス会心については会心率を無視できるサポート行動でフォローする手もある。 - 同程度もしくはそれ以上の防御力を持つ防具を見回したときに、
- 何らかの設定ミスだろうが、G級矛砕を狩猟していないにもかかわらず矛砕Xネコバサミが武器屋に並ぶことがある。
素材が手に入らないので作成は不可能だが。
- 防具の着彩設定にも対応。
通常防具と同様、眼の色と肩の紐の色が変更可能。