MHP3rdで初登場したスラッシュアックス。
目次
概要 
- 斧部分にチェシャ猫のようにニタニタ笑った猫が描かれている。
アイルーフェイクのようなキモ可愛さとはまたひと味違った意匠である。
焦茶と金茶のツートンカラーで、影絵的な不気味さと愛らしさを併せ持つ。
納刀状態で走っているとこのニヤニヤ顔と視線が合いまくる。こっち見んな。
ちなみに反対側は目を閉じて寝ている猫が描かれており、
うっかりやられてベースキャンプに運ばれる間、防具によってはスヤスヤ眠る猫の顔を眺めることができる。
こっちははっきり言って普通にかわいい。どうせならこっちの顔が表面になるようにして欲しかった。
性能 
MHP3 
- 初登場作における必要素材は肉球のスタンプx2、マカライト鉱石x3、キラビートルx3、マヒダケx5。
費用は2850ゼニーである。まさかにゃんこゼニーということなのだろうか
メラルーをどついているとにゃんにゃん棒よりも先に登場する可能性が高い。
マヒダケと肉球のスタンプが素材に入ってることから予想できると思うが、なんと麻痺剣斧である。 - MH3に登場したアサルトアックス系と違い、斧状態でも麻痺蓄積値を持っている。
ちなみに付属のビンは強撃ビン。
攻撃力は80とレア2武器にしても低めだが、斬れ味が緑まであるのでなかなか使える。- 1段階強化&ブーストすれば村や集会所下位ではそこそこの攻撃力・斬れ味のため普通に戦える。
が、上位にあがると攻撃力の低さが災いし、とたんに火力不足に陥ってしまう。
上位に上がり素材ツアーや虫退治でもしておけば一応強化はできるが、
それでも攻撃力140(ブーストで155)。やっぱり火力不足に悩むことになる。
- 1段階強化&ブーストすれば村や集会所下位ではそこそこの攻撃力・斬れ味のため普通に戦える。
MH3G 
- G級素材で「イルフェムフェレス」へと強化できる。
属性値とスロット数に優れるものの、やはり攻撃力は物足りない。
支援に徹する事ができるPTプレイならともかく、
ソロならば総合力で勝る「紅剣斧ヴァーミリオン」や「ギガゲイルアズライト」を使った方がいいだろう。
MH4 
- 引き続き登場したものの、製作時期が麻痺ビン剣斧のフリックアックスと同じ。
当然のように総合面では力負けしており、こちらを優先して作る意義は無い。見た目を除けば。
上位になってシュレムカッツェに強化してもこの関係は変わらないどころか、
向こうの方が強化段階が多いためさらに差は開いていく。
MH4G 
- 驚くべきことに強化先が存在しない。つまりはシュレムカッツェ止まりであり、
本作の目玉であるG級クエスト群に門前払いを食らわされてしまった格好になる。
確かに本作では麻痺剣斧の強豪がひしめき合っており、
元来ネタ武器に近いこの系統が立ち入る隙はないと言っていいのではあるが…。
あんまりな扱いに一抹の寂しさを覚えた剣斧使いは少なくないのではないだろうか。- 今回は紅剣斧ヴァーミリオンが麻痺特化の剣斧として復活したため、
そちらに出番を譲ったものと思われる。
- 今回は紅剣斧ヴァーミリオンが麻痺特化の剣斧として復活したため、
- だが、この武器の愛好者はスペックに魅力を感じているのではない。
剣斧では珍しいメタリックな質感に、後述の鳴き声ギミックに、
そして何より小憎らしくも愛嬌のある猫の顔に惹きつけられているのである。
採取ツアーのお供として、武器スロに左右されない汎用マイセットの看板として、
今日もこの剣斧は愛好者達の傍らにあり続けている。
MHX 
- ついにグリムキャットもMHX参戦。なにげに3rd以降は皆勤である。
やはり麻痺属性と強撃ビン。
ただ最終強化のシュレムカッツェでも攻撃力140と、やはり威力が低い。
さらに斬れ味も素で緑、匠でも青止まりというなまくら。
こんな性能のくせに希望の証Gを要求されるため、作成はHR解放後となる。
一応は麻痺属性値25は単独1位*1だが、今までと立場はおおむね変わらないだろう。
- 最終強化すると説明文が変化するが、
その内容が「たとえこの刃が砕けようとも、強き心を持つネコは笑うのだ。」となる。
なんというか、無駄にかっこいい。実際に砕けたらただのガラクタになるが。
MHXX 
- G級追加でイルフェムフェレスが復活。
攻撃力は270とやはり低いが、麻痺属性値は30でレッドトマホーク煉獄と並んで最高*2。
一応強撃ビンゆえ剣モード時の麻痺武器内での火力は甲翅刃カンタゴスタに次ぐ*3。
斬れ味は素で青、匠で白とやはりなまくら。結局ネタ武器である。 - まあまあ麻痺が取れ、火力もなくはない。
一線級の武器には遠く及ばないが、この武器が好きならG級でも使えなくはない。
MHRise 
- 新大陸という空白期間をおいてMHRiseで復活。
キー素材のネコ毛の紅玉が上位採取なので、作成は上位から。
オトモチケットに肉球のスタンプなど地味に収集に手間な素材が多いため、作成難度はやや高め。
特に肉球のスタンプはドロップ限定なので、小まめにアイルーの集落を襲撃に訪れよう。
- 最終強化シュレムカッツェの性能は、
- 攻撃力180
- 斬れ味青10、匠は延長のみ
- 麻痺属性27
- 会心率0%
- 強撃ビン
- スロットはLv1が2つ
- 百竜スキルは「攻撃力強化II」「会心率強化III」「属性強化【麻痺】I」
- 麻痺属性は強撃ビンながら発売時点トップに躍り出ている。
麻痺ビンが強化され実用レベルになった現在でも、斧攻撃に麻痺属性が乗るのは明確な長所。
覚醒による追撃、無属性強化が登場していないのも追い風。
Iなので+2しか増加しないが、百竜強化で属性値を伸ばす事も可能。
- 素の青ゲージがかなり短いが、後ろに控える緑が長いので鈍器使いと今作で強化された心眼と非常に相性がいい。
重い匠で無理に延長するよりはこちらで運用した方がいいだろう。
火力・継戦能力・麻痺による補助と、一概にネタ武器とは言い切れない性能を発揮するに至っている。
百竜夜行ではサブ任務に状態異常の項目が含まれる場合があり、近接武器ながら現実的に麻痺を狙えるのも利点。
- 競合するのはやはりラングロトラのヴァーミリンガー。
最終強化がオオナズチ討伐後と遅めで属性値もこちらより低い16だが、
その分攻撃力の高さと強属性ビンによる圧倒的な覚醒速度を併せ持つ強豪。
スロットと素の属性値で差別化を図りたいところ。
MHF 
- 2016年5月25日に多くのスラッシュアックスFが追加される中、
グリムキャットもひっそりとスラッシュアックスFとして参戦。LV強化型のG級武器である。
生産から強化に必要な素材は、限界突破素材の他には「ポルタ輝石【桜】」を52個だけ。- 52個とは地味に中途半端な数に見えるが、
これはLv38への強化時のみなぜかポルタ輝石【桜】を3個要求されるため。
それ以外ではLv1ごとの強化で1個ずつ使用する。 - ポルタ輝石ということで、入手できるクエストは謎のクエストである。
- 52個とは地味に中途半端な数に見えるが、
- フィールドは花畑で、そこでティガレックスとエスピナスを狩猟するというクエスト。
この2頭が花畑へと進出したのはこれが初
(ただしエスピナスはPVにて生息は確認されていた)。
メインターゲット、サブABという構成だが、内容が異なるものが数種類あるので注意。
G級であるという点以外は、従来の謎のクエストよりも達成は容易であろう。
- サブターゲットA、Bも含めてクリアするとポルタ輝石【桜】が最低でも合計5個手に入るため、
多くとも11回のクリアで最終強化までに必要な分が集まる。
また、このクエストはサブターゲットのみを達成してのクリアができないので注意。
- CS作品と同じく、低攻撃力に麻痺属性持ちというお決まりの性能…
などではない。
なんとLv50時の攻撃力は2759であり、
MHFにおける滅斧グラバリタや破岩剣斧エクリクシーをも超える数値である。- とはいえ、グラバリタやエクリクシーは空色ゲージを持つので、
斬れ味ゲージ補正をかけた際の攻撃力は紫ゲージ止まりのグリムキャットよりも高い。
しかし決して低い攻撃力ではなく、あのグリムキャットにしては大健闘と言えるだろう。
スラッシュアックスFではビンによる武器格差が無いので麻痺特化として特徴を伸ばされた形となる。
紫ゲージは斬れ味レベル+1発動時でも長くはないため、業物等でのカバーは欠かせない。 - とはいえ、グラバリタやエクリクシーは空色ゲージを持つので、
- 他の麻痺属性スラッシュアックスFとしては、アクラ・ジェビア素材のジェビアバオシンや、
期間中にスラッシュアックスFのGSRを999まで上げたハンターに配布されたリーリエ・グレイス、
ルコディオラ素材で龍属性も併せ持つクリダール=アーラがある。
しかし、いずれもビンは強撃ビンであるため、麻痺を狙う場合はグリムキャットに軍配が上がる。
- 汎用性が高い麻痺属性ということもあり実装後人気を博していたようで、
今村運営ディレクターのインタビューでは、
多くのハンターが作ったスラッシュアックスFの一つとしてこの武器が挙げられていた。
- ちなみに武器説明文にはやはり「斬れ味が落ちてきても、余裕の笑顔。」とあるが、
このグリムキャットには斬れ味ゲージにもMHF流の改造が加わっており、
紫ゲージの次は緑ゲージである。
こうなると使い手としては全く笑っていられないので、斬れ味が落ちたら早急な措置を。
余談 
- 上位段階のシュレムカッツェという銘は、
シュレムはドイツ語で「いたずら好き」、カッツェはドイツ語で「猫」を意味するため、
「いたずら猫」とでも訳せば良いだろうか。
- 最終強化銘のイルフェムフェレスとは、おそらく英語で「悪評」を意味するイル・フェイム(Ill fame)と、
「ネコ属」を意味するフェリス(Felis)を組み合わせたものだろう。
こちらは意訳すると「悪名高き猫」といったところか。
- この武器にはもう一つ、隠れた機能がある。
なんと抜刀状態だとアイルーの鳴き声がするのである。
フェイク系と違いハンターの声は変わらないが、
よく聞いてもらうと振ったり納刀したりするたびにアイルーの鳴き声がしているのがわかる。
これでアイルーメラルーと戦うと、非常にうるさくて楽しい。- 柄頭には鈴の意匠が施されているが、さすがに鈴の音まではしないようだ。
- もう一つの特徴として、剣モード時の全長がある。
なんと斧モードよりも長い。
しかし実際の攻撃判定は据え置きである。残念…。- ただし、スラッシュアックスFの嵐ノ型及び極ノ型で発動できる「光剣モード」には、
リーチが伸びるという特性があるため、これを活かせば剣モードの全長も映える…かもしれない?
- ただし、スラッシュアックスFの嵐ノ型及び極ノ型で発動できる「光剣モード」には、
関連項目 
モンスター/アイルー
武器/アイルー武器
武器/フォースofフォール - こっち見んな仲間
武器/黒龍翼弩 - こっち見んな仲間
武器/チャチャブアイルー - アイルーを模したもう一つのスラッシュアックスF。恐カワイイ方の奇面族も一緒。