武器/ブラックフルガード

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:55:53

MH4で登場したチャージアックス。
カジュアルな中に重厚さが光る人気の一品。

目次

概要

  • 本作における、鉱石系チャージアックスの最終系の1つ。
    初期武器である「精鋭討伐隊盾斧」の色違いであり、
    精鋭討伐隊盾斧の特性をそのままに、非常にオーソドックスな性能を持つ。
  • ちなみに、ブラックガードからフルフル亜種素材を投入することで、衛士隊正式盾斧へと強化を遂げる。

性能

MH4

  • 上位で強化可能なチャージアックスの中では最も容易に最終強化できる武器である。
    前段階のブラックガードの時点でカブレライト鉱石×10、紅蓮石×5、大地の結晶×6と
    上位上がりたてでも比較的容易に集まる素材で強化できる。
    ブラックフルガードはユニオン鉱石×4、影蜘蛛の鋭爪×4、ノヴァクリスタル×2と結構ハードルが上がるが、
    鉱石素材2種はイベントの銀の匙クエストを利用すればHR4の時点で入手可能で、
    影蜘蛛の鋭爪もレア素材ではないので、自分の力で上位まで進んだハンターならすぐ集められるだろう。
  • 性能に目をやれば、
    • 上位序盤ではかなり頼もしい攻撃力612
    • これまた序盤には嬉しい防御力+20
    • 斬れ味はデフォルトで青、発動で若干の白ゲージも現れる。
    • 榴弾ビン搭載の最終強化盾斧で数少ないスロット持ち、しかもスロット数は最大値の3
    と、非常に手堅くまとまった性能。
    しかもこれがHR4で作成可能というのだから、上位序盤の攻略の頼もしい味方となってくれるのは間違いない。
    だが、集会所をさらに進めていくと、次第に火力が物足りなくなっていき、
    最終的には他の強力なチャージアックスに後を譲って、一線を退く事になる。
  • しかし、そうなってしまえばお払い箱か…といえば、そんなことはない。
    覚醒を発動させる事で麻痺属性120が付加され、MH4で3種しかない状態異常持ちの盾斧となるのである。
    加えて、この武器は榴弾ビンなのでソロでもスタンを狙う事ができる。
    つまり、操虫棍と並んでDPSに大きな影響を与えることなく、
    麻痺とスタンの2段構えで相手の動きを封じる事ができる、希少な切断武器なのである。
    加えて、武器自体の火力も決して低くはないので、
    状態異常による拘束からの属性解放斬りI・II→高出力属性解放斬りのコンボで
    一気に大ダメージを叩き込む事ができるのも、この武器独自の強みである。
    このコンボが完全にキマった時の気分は爽快の一言に尽きる。
    結論としては、補助と火力を両立させた高度なプレイを可能にする、非常に奥の深い武器なのである。
    • …とほめちぎってはみたが、現実は甘くない。
      上述の通り麻痺属性は120と低いので、ソロでは1回のクエストで麻痺させられるのはせいぜい2回が限度。
      PTプレイでは他に麻痺武器の使い手がいなければ、
      1回も麻痺させられずにクエストが終わってしまう事も珍しくない。
      加えて今作の覚醒と匠は併用しづらく装飾品の付与ポイントも少ないため、
      いっそ匠を切ってしまい、心眼で長大な緑ゲージ運用を行うのも手。
      とはいえやはり麻痺武器としての運用は趣味の範囲を出ないため、スタンを活用していきたいところ。
      何?それでこそ、いや、それだからこそ面白い?それはごもっとも。
    • …ちなみに、上記の操虫棍こと初期装備から強化する新武器覚醒麻痺のお仲間と組むと、
      麻痺が補強され、乗りダウンでの頭殴りタイムも増え、それはもうえげつない拘束能力を発揮する。
      上手く嵌れば、仲間の人数によってはギルドクエストLv100ですら武器のみで完封討伐できてしまうほど。
      麻痺ハンマーで十分だ?なに、こっちは仲間を吹き飛ばさないという利点があるではないか。

MH4G

  • とまぁ、いろいろな意味でネタにされ続けてきたブラックフルガードがこのMH4Gになって牙を剥く。
    なんと、僅かな素材だけでブラックフルガード改に強化できてしまうのだ。
    必要な素材は60000zにエルトライト鉱石を10個、カブレライト鉱石を8個、砂竜の重牙が3個だけ。
    それでいて攻撃力は上位の殻を破り792まで上昇。斬れ味は匠で白40。
    スロットは据え置きで覚醒麻痺も190まで上がる。G級あがりたてでは防御力+25も地味に侮れない。
    G級ドスガレオスのクエストはG級に上がればすぐに挑むことができ、
    鉱石も非レアの採掘ポイントで入手できるもののみであるため、最速でG級武器になれるのだ。
    但し、そのために挑戦が必要なクエストはこれである。
    特にソロの場合は心するように。最悪「ぶんどり」トレンドのオトモに運を託そう。
    • また、ブラックフルガード改を一発生産で作ることも出来る。
      そちらだとエルトライト鉱石を15個、獄炎石を3個、砂竜の重牙を5個要求される。
      砂竜の重牙さえどうにかすれば、手軽に用意できるのはありがたい。
    • 現在はイベントクエスト(モンハン部・砂漠の応援特訓)によってこの難点は解消されている。
  • G★2に上がれば(それどころかイベクエを駆使すればG1時点で)、そこからさらにシュヴァルツスクードに強化できる。
    こちらはメランジェ鉱石や骸蜘蛛の剛爪、ピュアクリスタル等が必要になる。
    ピュアクリスタルが手に入りにくい事がネックだが、
    秘境マラソンで集められるので、上がり立てでもそれほど苦労せず作れるだろう。
    そして肝心の性能だが、
    • G★2の時点では頭一つ抜けた攻撃力936、G★1で入手出来たらまさにバランスブレイカー級
      (G★1時点での武器倍率標準は200~230くらい。シュヴァルツスクードは260)
    • 素で、匠でがつく斬れ味
    • 覚醒ながら実用範囲の麻痺240
    • これもG★2初期では嬉しい防御力+35
    • もちろんスロット3は引き継ぐ
    と、これも早い段階で出来る中ではピカー。
    さすがに希少素材を使う盾斧の最終形には及ばないが、つなぎとしては十分だろう。
    それどころか、スロット3を活かせば終盤まで選択肢に残せる性能である。
  • 他の麻痺盾斧としては、同じく覚醒で麻痺が出る蛇盾斧ゲドルマデュラと覚醒不要のデザートローズがある。
    前者は攻撃力1116・防御力+40・スロット3と一見上位互換のようだが、麻痺値が140と低く、
    作成難度も手伝って立ち位置がまったく違う。
    後者はスロット数と防御力でシュヴァルツスクードが、
    覚醒不要な分汎用性でデザートローズが勝るライバル関係にある。
    G級では覚醒もそれほど重いスキルではなくなっているので、自分の戦術に合わせて選ぶと良いだろう。

MHX

  • MHXでも続投。本作では派生させず精鋭討伐隊盾斧のままか途中でブラックガードに派生させるかを選べる。
  • ブラックガードに派生させて強化した場合、最終強化でブラックフルガードになる。
    気になる性能は
    • 平均的な攻撃力200
    • 覚醒スキルが無い本作では残念ながら無属性
    • 斬れ味は長い緑に青がちょっぴり。斬れ味レベル+2で白が出る
    • あって嬉しい防御力+20
    • 約束された勝利のスロット3
    とまずまずの性能。
    今作では貴重なスロット3持ちなので、それを利用したスキルで他の武器と差をつけよう。
  • 緑の長さが十分にあるため鈍器運用も可能だが、
    鈍器武器としては他の武器に攻撃力で大きく負けている点が悩みどころ。
    特に派生させず順当に最終強化したカイゼルベアラーの存在が大きい。
    あちらはスロットこそ無いものの攻撃力が230と並み居る鈍器適性武器に肩を並べ、
    さらに斬れ味が元から長い緑のため鈍器スキルに最初から適応しており、
    鈍器武器としてはあちらの方がかなり勝っている。
  • なおブラックガードを一発生産する場合、火山ですべての素材が手に入るため
    イベントクエストを利用して乙帰すればスタート直後から生産できる。
    今作では★1段階では緑斬れ味の武器がほとんど使えないので
    実用的な緑斬れ味を持つ時点でアドバンテージは大きく防御ボーナスも心強い。

MHXX

  • 限界突破により、ブラックフルガードはシュヴァルツスクードに究極強化される。
  • その最終性能は
    • 物足りない攻撃力310
    • 素で白20、匠+2で紫30
    • 伝統のスロット3、防御はG級では物足りない+25
    見てのとおり、アトラル武器の製作段階宝装の合一なる金属器の完全劣化品である。
    4Gのラスボス武器とは違って言い訳のしようが無いものとなってしまっている。
    派生せずに強化したカイゼルコマダントとは違い、
    限界突破できるのがG★2*1、究極強化がG★4と遅めの上、性能的にも有利な点がない。
    おまけに今回は前作での絶対優位であったスロット3という強みが、
    MHXX全体のスロット緩和によって失われており、*2
    他の武器に一歩譲る形になってしまい、
    言ってしまえばG級ブラキディオスを倒してからアトラル・カを倒すまでの間しか活躍させることができない。
    と、今回はあまりにも残念な存在になってしまっている。
    せめてG★3の段階で使えたならば、活躍の場も広かったのであろうに。
    もしくは4G時代のように麻痺属性が付与されていれば、
    消去法麻痺チャアク界のエースとして不動の地位を築けていたのだが…。

余談

  • MH4時代では、HR90で現れるとあるクエストで、
    暫くお蔵入りになっていたであろうブラックフルガードが再び輝く…とまでは行かずとも、
    割と真面目に選択肢の一つに入っていた。
    • というのもこのクエスト、防具・護石禁止イビルジョー2頭を同時に、
      それも分断スイッチも使用不可な闘技場で相手にさせられる…というものであり、
      スタンを無理無く狙えて尚且つガードもでき、
      しかも裸装備の生命線とも言える防御力+20が付くこの武器のアイデンティティーと
      非常にマッチしているのである。
      無論、腕に自信があるなら適切な属性武器を担いで速攻を狙うに越したことはないのだが、
      より安全に立ち回りたい場合の選択肢としては十分に入る。
      MH4GでG級に上がってからこのクエストを行う場合でも、
      この盾斧の進化系が同じ理由で選択肢に加えられるだろう。
  • 以上のように、使いかた次第で味の出てくるこの盾斧も、GNTHTNに倣う形で、
    BFG(=Black Full Guard)の愛称を拝領し、盾斧界のマスコットポジションとして親しまれている。
    某FPSの王様に登場する「デカいク○ッタレな銃」ではない
    • 現実的な話をすると、チャージアックスは武器スロットが少ない傾向にあり、
      MH4当時で唯一これと同じ武器スロット3を有する榴弾ビン盾斧黒滅龍盾斧
      性能を完全に発揮するためには匠系に加えて斬れ味補助系のスキルがほぼ必須となり、
      比較的スキル拘束の度合いが低いこの武器でしか行えないスキル構成があるため、
      見た目重視で装備を組もうとしたらこの武器しか使えない、なんてことにもなっていた。
      4Gでは多少緩和されたとはいえ、強力な最終盾斧にはやはりスロットがないものが多く、
      元々チャージアックスという武器種はスキル選択の幅が広いため、
      その点においても、スキル拡張性の高いこの武器のマスコット性を高める結果になっている。
      • とはいえこちらも素では短い青、匠で現れる白も20のみと斬れ味には難があり
        (黒滅龍盾斧は匠発動時の白と紫の合計が30であるためこちらより幾分か斬れ味の持ちは優れる)、
        強化後の斬れ味は悪くはないとはいえ、覚醒無しでは使う意義が薄いことを考えると、
        真面目に差別化を目指すとなるとそれなりにスキルは縛られてくる。
  • G級最終強化のシュヴァルツスクードの銘であるが、
    「Schwarz」はドイツ語で黒、「Scudo」はイタリア語で盾を意味する単語である。
    直訳で「黒い盾」となり、上位強化のブラックガードと意味は変わっていないことが分かる。
    同じくシュルツの銘を持つ盾斧があるのでちょっと紛らわしい。
  • 下位段階での銘は「ブラックガード」であるが、黒いかけらや黒い塊から作られる武器ではない。
    MHXではブラック○○系統の銘を持つ武器群が復活したので余計にややこしい。
    • ちなみに、ブラックシリーズのチャージアックスは「ブラックアームズ」という銘である。

関連項目

武器/鉱石武器
武器/討伐隊武器
武器/精鋭討伐隊盾斧
武器/ノブレスオブリージュ


*1 イベントクエストを使うと4Gと同じくG★1で強化可能
*2 ネセト一式を使う場合はその限りではない。