ギルドで新たに改造開発された武器。
徐々に遊撃隊などで使う者が増えているらしい。
(MH4・MH4G)
見事に鍛え上げられた鋼鉄の盾斧。
数々の戦果を上げた英雄も使っていたと言われている。
(発掘装備・MHX以降)
目次
概要
性能
MH4(G)
- 初登場。
他の鉱石系初期武器達と一緒にアイテムボックスの中に入っているので、
チャアク使いを目指したかけだしハンター達は真っ先にそれを得物にしたことだろう。- ナグリ村で筆頭ルーキーと再会した際、
バサル防具と一緒に彼も装備しているためなんとなく嫌な気持ちになった親近感がわいたハンターもいるだろう。
鉱石と僅かな素材だけで複数回強化でき、現れる緑ゲージも比較的良好と使い勝手がよく、
序盤の友として頼れる存在である。 - ナグリ村で筆頭ルーキーと再会した際、
- 二度の強化を経て近衛隊専用盾斧にランクアップし、
レイア盾斧のディア=ルテミスやザボア盾斧のシールドスクアーロ、
そして順当に強化したカイゼルベアラーへ強化可能になる。
カイゼルベアラーからさらに強化することでブラックガードに昇華する。
- MH4Gにて発掘武器としても登場。
最新鋭の武器なのに上記のように英雄も使用していたという逸話があるようだ。
ティガレックス亜種やブラキディオスのギルドクエストなどで出土する。
MHX
- 初登場から時が経ち、盾斧も世に普及したのか説明文が発掘装備のものになっている。
- 今作では精鋭討伐隊盾斧から一切派生させずに強化することが可能で、
その最終強化はカイゼルベアラーとなる。
その性能は- かなり高い攻撃力230
- 無属性
- 斬れ味は非常に長い緑。ただし斬れ味レベル+2でも青止まり
- スロット0。防御力ボーナスも無い
同じような性能で属性やスロットを持っているものが幾つもあるが、マイナス会心がなく期待値は上回る*1。
無属性であるため担ぐ相手を選ばない汎用性に富み、
それらの中では最も作り易い、と初期武器強化とは思えない性能を見せる。
スロットがない点がやや脚を引っ張るか。
- なお、派生強化先はブラックガードと前作で近衛隊専用盾斧から派生していたものに加え、
新たにマッカォ盾斧のローグアックスにも強化可能となった。
MHXX
- カイゼルベアラーは2回の強化を経てカイゼルコマダントに究極強化される。
また、カイゼルベアラーの一発生産も可能になった。
- カイゼルコマダントの性能は
- かなり高い攻撃力340
- G級装備としてはまずまずの白20、匠+2でも残念ながら紫は出ず。
- 最後まで変わらないスロット1
重要なのはそこに至るまでである。
この盾斧は、G級攻略に破格とも言える活躍をすることになる。
その理由は圧倒的な素材入手の難易度の低さ。
究極強化までに必要な素材はカイゼルベアラーの一発生産も含めて以下の通り。- エルトライト鉱石×7(生産)
- 勇気の証G×5(生産)
- 草食種の大重骨×5(生産)
- 奇猿狐の堅長骨×4(生産)
- エルトライト鉱石×5(LV9)
- ノヴァクリスタル×2(LV9)
- アルティマ結晶×5(LV10)
- 奇猿狐の重長骨×4(LV10)
- 勇気の証XX×1(LV11)
- 重厚な骨×4(LV11)
- 重甲虫の剛爪×3(LV11)
- G級鉱石総計21ポイント
カイゼルベアラーを一発生産する場合こそ人によっては若干面倒に感じるものもあるが、
強化素材で必要な大型モンスターの素材はケチャワチャとゲネル・セルタスのものだけであり、
重厚な骨も適当に牙獣種、それも素材が必要なケチャワチャを数回倒すだけで簡単に揃う。
極めつけは勇気の証XXはG★4の緊急バルファルクを狩るだけで確定で入手できる。
つまり究極強化の難易度が異常なまでに軽いのである。
G★4を攻略して行く段階ではかなり性能の良い無属性盾斧であるので、
アトラル・カを倒すまでは一線を張り続けられる性能と言えるだろう。
- 実は紫ゲージ弱体化の影響で、白ゲージとはいえ侮れない火力を有していたりする。
こうみえて、期待値は上から数えて七番目。
会心率20%と白比較紫ゲージは同値の上昇率である1.05。
つまり紫ゲージが出ないという欠点は見切り+2以上で代用可能な水準なのだ。
匠を搭載するよりは軽い構成で構築できるのが有利な点。
当然ここまで伸ばせば見切り+3も見えてくる。
そもそも高い攻撃力を挑戦者や逆恨みでガンガン伸ばす構成にしていき、
ステータスの攻撃力が400を突破する頃、高出力榴弾のダメージはついに160台をマークする。
斬撃の期待値も流石に超会心採用の600とまでは行かないが、590程は狙える水準。
匠構成ジオブロスに並ぶほどの火力を有することになる。
ここまで来ると榴弾特化構成の中では誤差のレベル。
兄弟とも言えるシュヴァルツスクードの没落に涙する正統派デザイン愛好家のチャージアックス使いは、
希望をいだいてこの盾斧を担いでもいいだろう。
正統派の意地を見せるのだ。
MHRise
- 今作では初期武器ではなくなり、レーガスピーダからの強化でこの精鋭討伐隊盾斧となる。
鉱石素材の初期武器のハイグレードモデルというまさに討伐隊武器らしい立ち位置となった。
- デザインはロートスピーダ(調査団試作盾斧)のアレンジとなっているが
もともとデザインが近いこともありMHXXまでから変化は少ない。
強いて挙げるなら護拳のサイズの違いや斧刃上端の出っぱりが無くなり少しスリムになった印象がある程度か。
- 最終強化のカイゼルベアラーの性能は
- 攻撃力190
- 素の斬れ味は短い青と長くない緑
- 会心率0%
- スロットはレベル1が一つ
- 榴弾ビン
- 初期武器の最終系の使命かこれ以上の攻撃力や良い斬れ味を持ちながら属性やプラス会心、スロットを備えた盾斧は多く、
特にナルガクルガ盾斧の夜走盾斧【冥冥裏】はほぼ完全上位互換となっている。
- 初期武器三種の中で唯一最終強化までにレア素材を全く要求されないため、
上位序盤を突破するためのつなぎとしてみれば優秀か。
MHR:S
- 本作の鉱石武器はどういう訳かMR帯の派生先を与えられなかった武器が大量に出てしまったものの、
カイゼルベアラーは無事にMR帯での強化先を得ることに成功した。
最終強化のカイゼルコマダント改の性能は- 攻撃力340
- 素の斬れ味は白50。匠でも紫は出ない
- 会心率0%
- スロットはLv2×2と大幅強化
- 百竜スロットLv3
- 榴弾ビン
- …が、本作の武器環境はXX時代以上の武器性能インフレが起きており、
属性バランス型盾斧でも攻撃力330台がウヨウヨしており、
更に素紫まで混ざっているため総火力ではどう足掻いても他武器にかなわない。- カイゼルコマダント改の独自の強みとなりうるのは百竜スロットLv3かつ、通常スロットが割と多い事。
…しかし、よりにもよってこちらより完成が早い冥淵盾斧ログミーが百竜スロットLv3かつ火力面でこちらを上回る。
それ以外では巨塊盾斧ゴルデロックも攻撃力360・通常スロット4-2-1で榴弾偏重スタイルでは難敵となる。
最後の砦としてログミーは通常スロットが無く、
ゴルデロックは百竜スロットがLv2止まりかつ青ゲージ運用でやや扱いが難しいため、
難しいことを考えずにとにかく拡張性が欲しい場合はこちらの出番もあるだろうか。
これでも本作ではそれ以外の全てを投げ捨てて物理火力に特化したが、
ログミーに火力で追いつかれて悲惨な結末に終わった断骨盾斧シルトベイルよりはマシな結末と言える。 - 尤も、本武器より攻撃力の高い無属性チャアクはいずれも会心率、斬れ味、スロット(百竜含む)のどこかに難を抱えている。
そういった部分での欠点が無い安定した性能が本武器の強みであり、
それを活かせるかどうかが、ハンター諸兄の本武器への評価を左右すると言えるだろう。
何から作ればいいかわからないチャアク初心者がとりあえずで作れるのは勿論、
熟練のチャアク使いが有する知識や経験も試される逸品だろう。- それでも敢えて欠点を挙げるなら、匠5でも白が伸びる事か。
しかし、この高い安定感で紫まで出ると無属性チャアクではトップ5の期待値472(上位3つは475タイが3本、後は同期待値の472が1本)となる為、流石に贅沢か。
- それでも敢えて欠点を挙げるなら、匠5でも白が伸びる事か。
- カイゼルコマダント改の独自の強みとなりうるのは百竜スロットLv3かつ、通常スロットが割と多い事。
- 重厚かつシンプルで落ち着いた格好良さのデザインでもある為、武器重ね着で満足してもいいだろう。
余談
- MHXXまでの納刀の仕方と逆五角形の形状から、カメムシと呼ばれた時代もあったとか。
- MHXRには精鋭討伐隊盾斧の他、同武器をベースに盾にMHXRの紋章を飾り付けた
「アニバーアックス」という武器が存在する。
名前からなんとなく察せる通り、MHXRが1周年を迎えたアニバーサリー(記念日)に際して実装された武器であり、
以降2周年、3周年と年を経る度に2nd、3rdと名前に書き足された進化先が登場し、
4周年を迎える2019年現在では「アニバーアックス4th」までが登場している。
関連項目
武器/鉱石武器
武器/討伐隊武器
武器/ブラックフルガード
武器/ノブレスオブリージュ
武器/ローグアックス
武器/スノーベイル
武器/精鋭討伐隊剣斧
武器/調査団試作盾斧