武器/六花晶弓

Last-modified: 2024-10-03 (木) 11:12:47

結晶を纏った弓。美しき氷の花
に目を奪われれば最後、
放たれた矢に命を射抜かれる
(六花晶弓)

六花晶弓の強化/最終形態。天に咲く
と謳われる弓。射抜かれれば
その身は美しい結晶となる
(天華晶弓)

六花晶弓の強化形態は、夜空に
冷たく輝く弓と謳われる。
射抜かれた者は氷霧と化す
(氷輪晶弓)

瑞華晶弓は乱れ咲く氷雪
放たれた矢は六花をまとい、
曇天を貫き月をも射抜く
(乱吹の瑞華晶弓)

目次

概要

  • MHXで初登場した氷属性の弓。
    見た目はその名の示す通り、氷が雪の結晶のように六方に発達し、
    特に長く伸びた上下の結晶に弦を掛けたような秀逸な形状をしている。

性能

MHX

  • パワーハンターボウから派生し、強化途中でさらにフルフルボウブルーリーライトへと派生していく。
    どっちも頭部を模している弓になるが…。
    派生直後のLV1の段階では、全弓中ワーストの攻撃力50、序盤ではそこそこの氷属性15と少々頼りない。
    では肝心の溜め段階はどうなっているかというと、
    連射1-連射1-連射1(-連射2)
    …この時点で何だか嫌な予感がするが、まだ成長の余地はある。
  • 最終強化を施すと「天華晶弓」と銘を変える。
    名前は美しいが、性能の方はというと…
    • 下位武器クラスの攻撃力140
    • 龍頭琴【雨唄】に並ぶ全弓中トップタイの氷属性50
    • 曲射は放散型
    • スロットは無し
    • ビンはLV1強撃、LV1属性強化、接撃、ペイント
    と、かなりの属性偏重弓として成長する。
    スロットや状態異常ビンが一切無いのが残念だが、まだ何とかなる範囲だろう。
    では気になる溜め段階はどうなっているかというと…


    連射2-連射2-連射2(-連射3)


    …ヒット数が命の属性偏重弓にもかかわらず、溜め4以外の全段階で矢が2本しか飛ばないのである。
    これではそこいらの属性弓と大差ない属性効果しか期待できない。
  • 前述の通り攻撃力が低いため物理威力にも期待できず、
    曲射を使おうにも味方を巻き込みやすい放散型で状態異常ビンも無くモーション値も悲惨と
    どうにも六方八方塞がりの状態である。
    現状では属性も含めて雪原のスファークの下位互換といったところ。
    名前や見た目が良いだけにもったいない話である。
    せめて溜め1にだけでも高レベルの矢が撃てればまだ運用のしようもあったのだが…
  • 一応、曲射のヒット数が高いため、高い属性ダメージを稼ぐことが可能。
    とはいえ、範囲が広い分氷属性が通りやすい大きな部位を持つ相手のみ有効で、
    該当するのは全部位にそれなりに氷属性が通るドスガレオスやハプルボッカ、
    氷が通る巨大な殻をもつ矛砕ダイミョウザザミぐらいである。
    • ただし、MHXでは最後の頼みの綱である曲射に、攻撃力、属性値ともにマイナス補正がかかるという
      さらなる無慈悲な仕打ちが待ち受けているのであった…。

MHXX

  • 限界強化を施すことで、ようやく溜め1に連射3が出現。
    どうにか氷バラ撒き弓として面目を発揮できる。
    究極強化「乱吹の瑞華晶弓」になると…
    • まったく変化無しの攻撃力140
    • 属性が高いことで有名な龍頭琴【水戯】に並ぶ全弓中トップタイ数値、驚異の氷属性60
    • 曲射は放散型
    • スロットは無し
    • ビンはLV1強撃、LV1属性強化、接撃、ペイントで変化なし
    • 溜め段階は連射3-連射2-連射2(-連射5)
    なんと、たださえ低かった攻撃力が上位から全く変化しないのである。
    究極強化には獰猛化狩猟の証VIを使うため、強化時期はHR解放後であるにもかかわらずこの仕打である。
    もっとも龍頭琴は生産段階から全く変化せず70とさらに下だが…
  • 一方、溜め1は連射3になっているので、矢が3本しか飛ばない。
    似たような立ち位置である龍頭琴は溜め1で矢を4本放てるため属性バラ撒き弓としての立ち位置を確立しているが、
    矢の本数が減ることは属性値が減ることを意味するため、バラ撒き戦法においては致命的と言わざるを得ない。
    氷のバラ撒きが有用かはさておいて。
    ではこの弓に一切の使い方がないかと言われるとそうではない。
    溜め4が真っ当な矢Lvである連射5に強化されているため、装填数UPを発動させて溜め4で運用することになるだろう。
    今作で登場したブレイヴスタイルであれば属性補正値が高い溜め4を剛連射で連発することができるため、
    氷属性に弱い敵が相手ならばブレイヴスタイルで担いでみるのも一興か。
    • ただし、溜めて氷弱点の部位を狙い撃つという弓本来の立ち回りを要求されるため、溜め1バラ撒きと違って手軽さはない。
      また、溜め4を主体に戦うのであれば、
      属性弓としては平均的な攻撃力と低めの属性値を併せ持つヘイルストームが強力なライバルとなる。
      さらに、氷弱点のモンスターは弾肉質が柔らかい相手が多いため、強力な無属性弓達も高い壁となって立ちはだかるだろう。
      総じて、瑞華晶弓を使いこなすためには、溜め4で正確に属性弱点を狙う実力だけでなくこの武器への愛が必要となるだろう。

MHRise

  • 今作は上位から登場し、
    鉱石素材派生弓→パワーハンターボウⅠ→六華晶弓系
    という派生ルートになった。
    加えて、白兎獣の凍爪、しゃっこい氷塊を用いて一発生産も可能。
    派生強化では氷結袋を使うため、持ち合わせに応じてどちらにするか決めよう。*1
    また、本作では百竜弓を除けば唯一の氷属性連射弓となっている。
  • 肝心の性能はというと、攻撃力は大健闘の190、持ち味の属性は氷50と今作の弓でぶっちぎりの高数値をマークした。
    しかもこれだけの性能ながら強撃ビンもしっかり完備している。
    まさに完璧な氷属性弓…とはいかないのが悲しいところ
    • あえて言及を避けた矢のレベルだが、溜め3も溜め4も連射Lv3止まりである。
      「XX時代よりマシでしょ?」と思われるかもしれないが、今作では矢のレベルによる格差が異常に大きい。
      連射Lv3と連射Lv4には斬れ味にして黄色以上の差があるのだ。
      つまり、仮に剣士武器だとしたら超ナマクラということになる。
      なお、どういう訳か本作で唯一の氷拡散弓も全く同じ問題を抱えていたりする。
    • おまけに連射Lv3ということは最大でも3ヒット。
      最大5ヒットする拡散矢に直すと属性値30であり、高いには高いが特化しているとは言いがたい。
  • しかし、この弓にも役割がないわけではない。
    何を隠そう、対ヤツカダキ戦だ。
    ヤツカダキは弾肉質が恐ろしく固く、唯一柔らかい頭は爪に阻まれ狙いにくいという
    ガンナーには泣きたくなるような難敵である。
    一方で、その爪は氷属性がすこぶる良く通るため、この弓ならば仮に阻まれてもダメージが落ちにくい。
    そのうえヤツカダキ装備は拡散矢強化、体術、スタミナ急速回復と弓使い垂涎のスキルが並ぶため
    連戦もやむ無しとなる相手である。
    いっそのことヤツカダキ専用装備として組んでみるのもいいだろう。
    • 上位なりたてですぐ作れるウルク装備が体術と氷属性強化を両立していておあつらえ向きか。
      その頃はライバルとなる弓も少なく、鉱石素材で簡単に作れるため、繋ぎの氷属性弓として使うには決して悪くない。
    • それ以前にヤツカダキの頭は一部の攻撃時やダウン時以外は判定がないため、
      氷で爪を狙うか順当に足を壊すかしか手がなかったりするのだが…。
  • ただ、やはり最終的には百竜弓に出番を譲る定めとなる。
    もっとも、百竜弓のせいで立場がないのは氷属性弓に限ったことではないが…。
    • 見た目は優秀なため、Ver.3.0ではその百竜弓の外装を変更して使っている弓使いも多いとか。
  • MHX以来、非常に高い属性値を持ちながら矢Lvがポンコツで活かしきれない残念さと見た目の良さからか、
    一部の弓使いからは天華ちゃんと呼ばれてある意味愛されている弓でもある。

MHR:S

  • MRに上がり、最初の強化を施すと氷輪晶弓と銘が変わる。
    性能としては、攻撃力30と属性値1と伸び幅が小さい。
    …ように思えるが、ここで溜め4が連射Lv4に化ける
    上位時点では問題となっていた矢レベルがここにきて改善され、
    溜め4の属性補正値が上がったこともあり大幅な火力向上を果たす。
    属性値の上昇こそ微々たるものだが、最終的には溜め3も連射4になる。
    • MR攻略では溜め3は連射3のままで、強さを求め溜め4を解放しようとすると
      羽根飾りのせいで防御力がガタ落ちしてひどい目にあう*2
      つまり、本領発揮はMR解放後の最終強化までお預けという落とし穴が。
      防御力を度外視してでもMR攻略中のモンスターを相手取れるなら別だが…
      それまでは下記のライバル弓に譲ることとなる。
  • 最終強化では傀異化素材を注ぎ込んで乱吹の瑞華晶弓になる。通称瑞華ちゃん。
    • 攻撃力300会心率0%と物理性能はMR最終強化武器の中で一番低い
    • 圧巻の氷属性53
    • 通常スロットLv3
    • 百竜装飾品スロットはLv3
    • 連射3-連射3-連射4(-連射4)
    • 曲射は耐衝型
    • 対応ビンは強撃ビン接撃ビン強化
    これでもかと言わんばかりの属性特化である。
    属性特化と言っても、過去の琴のような極端な性能ではない為物理火力もそこそこ。
    なお、溜め4が連射の弓の中で、爆破以外で属性値が30を超える弓は非常に少ない
    というか他にはアップデートで追加されたしかない。
    百竜スロットがLv3と言うことも相まって、氷弱点のモンスターを一匹残らず氷漬けにしてやれる。
    初登場から約6年半、ようやくまともに使える性能になってくれた
    • 特に、全身に氷が40も通るドスフロギィに関しては、
      傀異化であっても立ち回り次第でそれはもうイジメみたいなことになる。
    • アップデートによって高属性武器と相性のいい『属性値を乗算で強化するスキル』が追加されており、
      Ver.15ともなるとそれらを全乗せするという欲張りな構築を組むことも現実的になってきた。
      スキルを整えてしまえばラージャンの頭とかを撃った時に180超え×4といった豪快なダメージがポコポコ出る。
      その光景にはネタ武器扱いされていた頃の面影はどこにもない…。
    • この手の武器のお約束だが、龍属性やられを受けてしまうと一転ネタ武器へと逆戻りとなる。
      バルファルクの前脚攻め運用の際は対策を怠らないようにしよう。
  • この武器特有の難点としては狂竜症との相性が悪いことが挙げられる。
    今作の狂竜症はヒットさせた攻撃のモーション値の累計で克服できるのだが、
    連射矢は矢タイプの中で最もモーション値の合計が低い上に
    連射Lv4はLv5の0.9倍のモーション値しかなく、克服に必要な手数が多くなってしまう。
    マガラ族相手には氷属性特化のこの弓は間違っても担がれることはないが、
    今作人気の狂化奮闘構築のスターターセットことケイオス・ネフィリムシリーズには狂竜症【蝕】が付いており、
    狂竜症克服が遅いこの弓ではこれを放置すると狂化状態の体力管理に難儀することとなるだろう。
    よってこの弓の装備を組む際は狂竜症【蝕】は傀異錬成で消してしまい、体力管理は鋼殻の恩恵Lv3に頼ろう。
    鋼殻の恩恵Lv2の効果で氷属性を更に伸ばせるので抜群の相性となる。
    熟達したハンターはお構いなしに狂竜症と共にブン回すのだが・・・
  • 当然ライバルも居る。今作初登場のルナガロンの弓。そしてなんと派生元はこの弓である。*3
    あちらは属性値は低いが攻撃力が高く、最終的に溜め4が連射5になるとこちらとは完全に対極の物理型。
    今作の弓は属性ダメージの比重が高く、属性ダメージを強化するスキルを盛りやすいこともあり、
    弱点特効【属性】が効くような部位だと瑞華ちゃんの方が高いダメージを出しやすいか。
    一方で、ジンオウガのような氷弱点ではあるが、物理射撃肉質が軟らかく属性の通りが悪い相手の場合は
    ルナガロン弓の方が適任であるなど、相手や狙う部位によって使い分けるべきだろう。
    • Ver.16現在弓は完全に属性に振り切った方が圧倒的に火力が出る武器へと進化したため、
      属性の暴力をあちこちにばら撒くこの弓は氷連射弓の堂々トップに輝いている。
      その代わり、怒り時のバルファルクには前脚と吸気中の胸部以外で対応できなくなるため、
      バルファルクのみに特化したいならルナガロ弓の選択肢もありだろう。
      前脚に氷が25も通るので結局こっちが担がれたりするけど。

関連項目

アイテム/氷結晶
武器/氷結晶武器
武器/六花垂氷丸 - 武器銘に『六花』とつく太刀
武器/アイシクルボウ - 鉱石系統の氷属性弓矢。こちらは実用性ある拡散矢特化
武器/龍頭琴 - 低攻撃力・高属性値のバラ撒き弓。こちらは水属性


*1 その他、生産/強化いずれの場合でもグラシスメタル、アイシスメタルが必要になる。
*2 溜め段階解放の装飾品は登場するものの、製作時期がMR攻略後となる。
*3 余談ではあるが、あちらは最終強化で氷輪弓ルノルーニと、こちらの強化途中と似た銘が付く。