我、嘗ての双魚の名を墓碑に銘ずる者。
我が鰭は苦海を泳ぎし者を四苦から斬り放たん。
(双魚といふ名の白骸)愚かな神々に惨虐の波濤を。
魂を呑み込み、戦慄させん。
双魚といふ名の白骸、最終型。
(白骸の虐刀)
我、嘗ての双魚の名を天上に銘ずる者。
我が鰭は星々の道を辿り、天の海を泳ぐ。
(極星刀リグイ)残虐なる者に戦慄の波浪を。
神の涙を以って業を洗い流す。
極星刀リグイ最終型。
(戦慄ナル刀星リグイ)
目次
概要
- MHXのラスボス、骸龍オストガロアの素材から生産される太刀。
白骸武器である双魚といふ名の白骸を下位で生産でき、
上位ではそのまま強化するか極星刀リグイへ派生できる。
双魚といふ名の白骸
- 黄道十二宮の一つ、双魚宮(いわゆる魚座)の名を冠する太刀。
「双」と言っても双剣ではないので注意。ちなみにガロア双剣にもちゃんと「双」の字が使われている。
その銘に合わせてか、うねるように歪んだ脊椎と魚の背ビレが合わさったような形状をしている。
MHX
- 下位の中では攻撃力こそ最高値の160だが会心率-20%に加えて龍属性6しかなく、
斬れ味レベル+2*1を使っても黄色ゲージ止まりという凄まじいなまくらのせいで実用性はかなり低い。
匠を諦めて心眼を使って無理やり運用したとしても、斬り方補正が厳しい。 - 上位に入りそのままLV5まで強化していくと、最終強化の白骸の虐刀になる。
- 全刀中2位の攻撃力260
- 相変わらず酷い会心率-20%
- 中途半端な緑ゲージ、匠をつけてようやくほんのちょっとの青ゲージ
- ないも同然の属性値12
その他の性能は殆ど向上していないといっていい。
鈍器運用するにも緑ゲージが短く、あっという間に黄色に落ちて弾かれを連発する。
おまけに他の白骸武器よりも龍属性値が低く、ほぼ無属性太刀として扱うことになる。
しかし、上述した斬り方補正の壁もあり、斬れ味の低さは今作ではかなりのハンディキャップとなり得るため、
素で斬れ味の良い物に勝つのは厳しくなる。
MHXX
- MHXXではHR解放後に白骸虐刀アルレシャへと強化できる。
本作最強の攻撃力380に会心率-20%、そして龍属性14とほぼ相変わらずの性能。
変わったのは斬れ味で、匠+2で白ゲージが40も出るようになった。
素の緑ゲージがそこまで長く無い事も考えると、匠運用が基本と言っても良いだろう。
本作では紫補正がやや弱体化したこともあって白ゲージ運用は十分に実用的なのも追い風。
しかし実のところ無属性で争うとカブラ太刀や会心爆盛りドヒキサキには敵わない事が多い。
基本的には物理重視龍属性太刀、倍率バカとしてのロマン枠に収まるだろうか。
- 物理重視の龍属性太刀としてのライバルはスティールofジャッジ。
匠+2発動時の期待値と斬れ味はこちらが上だが、あちらは会心率が+な為
超会心を含めた時の火力はあちらが上回る事が多い。
攻撃力を活かして妖刀羅刹を利用したり、超会心以外の火力スキルを積む等の差別化が必要になるだろう。
最も分かりやすい火力増強は見切りや連撃によってプラス会心に転じさせてやることだろうか。
- 要求される素材は獰猛な竜骨と各種の証以外には骸素材と残魄(秘)玉だけで
オストガロアを狩っていれば手に入るものばかりだが…
入手方法が限られる骸椎骨13本がストッパーとして立ち塞がる。
これは上位までのオストガロアの左右噴出口破壊かクエスト報酬で、
20%前後の確率でしか手に入らない貴重な素材、
尚且つガロア骨武器でも最多の要求数である。
そのくせクエスト報酬は確定で一枠2つで、下位では粘液に次ぐ高確率なので
出る時は纏めて6~8つも出るのがまた憎らしい。- そしてG級強化では重骸椎骨4つが最大のネックとなる。
なんと部位破壊15%、クエスト報酬10%という激レア素材である。
- そしてG級強化では重骸椎骨4つが最大のネックとなる。
極星刀リグイ
MHX
- こちらの最終強化は戦慄ナル刀星リグイ。
デザインは大幅に変化しており、
スラリとした刀身に胸ビレ、あるいはエラのような形状の装飾が施されている。
色は他の極星武器と同じく、持ち手まで青く変化している。
「リグイ」とは、ロシア語で魚座のことを指す「ルィーブィ(Рыбы)」が由来だと考えられる。
- 性能はまず攻撃力190に龍属性8。会心率は改善されて0%に、スロットは2に増える。
白骸の虐刀同様、ほぼ無属性太刀と言える。
白ゲージは本当に短いが、一方その長大な青ゲージは桜花気刃斬IIIを乱発しても緑に落ちることはまずない。
ここまで来ると剛刃研磨や業物はおろか砥石高速化すら不要。
これでもかと攻撃スキルを詰め込んで振るうことができる。
- 無属性武器として見た場合のライバルは黒刀【弐ノ型】。
青ゲージも短いが、こちらと同等の攻撃力と白ゲージの長さ、スロット数を誇り、
(殆ど意味ないが)防御ボーナスも併せ持つ。
リグイは強化に骸龍の残魄玉を使用するが、あちらは殆どレア素材を要求されず上位中盤に仕上がるので、
一応住み分けはできている。
- 龍属性武器として見た場合、アルバトリオンの太刀、漆黒爪【終焉】が比較対象。
同じく匠無効でありながら白60というリグイの6倍の長さを持っており、
属性値は34とこちらの4倍以上、スロットも同じく2つ持ち。
これだけ見ると上位互換なのだが、【終焉】は他のアルバ武器と比べて何故か20も倍率が低く、
160しかないという謎の弱体調整を受けている。
いくら白ゲージが長くとも30もの攻撃力の差は簡単に無視できるものではなく、
属性の通り具合によってなんとか、といったところ。
やはり元から属性値が高くないこちらは青ゲージが異常に長いことを活かし、物理武器として扱うのが正解と言える。
MHXX
- MHXXでのG級強化先は極星戦刀リグガロア。
攻撃力310に龍属性10と相変わらずの微妙属性。
斬れ味はほんのちょっぴりだけの素紫に白ゲージ50が続く。
ただし業物を切れるほどには白ゲージもさほど長くなく、
紫+白の合計の長さでもアル・ファリアに負けるという致命的すぎる状況になっている。
アル・ファリアの打ち間違いとも言われた攻撃力の弱体化が直った以上、リグガロアの出る幕はほぼ無い。
実は紫ゲージが弱体化した為、物理期待値はアル・ファリアの紫ゲージ<リグガロアの白ゲージなのだが、
素の白ゲージ運用ならネロ=カラミティや、物理方面を補った赫醒刀【閃武】の方が上手である。
余談
- 「双魚」という銘から元ネタがうお座なのは想像ができるが、
ガノトトスなどの魚竜種を思わせるものの魚竜種とは全く無関係である。
もちろん素材を要求されたりもしない。
一応、MHFに登場したアルガノスとゴルガノスは二体一対の魚竜種なので銘と一致しているが、あまり関係はない。
- うお座で検索すると出てくるが、星座におけるうお座は
『尾ひれの付け根を紐で結び合った二尾一対の魚』として描かれている。
この様子を刀剣と鞘でひとつの太刀に落とし込んだものと考えられる。
ちなみにガロア武器の双剣は双子座をモチーフにしている。
関連項目
モンスター/オストガロア
武器/ガロア武器
モンスター/魚竜種 - 「双魚」の名称繋がり
モンスター/アルガノス&ゴルガノス - 「双魚」の名称から、二体で一対を成す魚竜種。
武器/キレアジセーバー - 本当に出てしまった双魚の双剣。こちらと違って素材元のおかげかキレアジ斬れ味抜群。