知られざる能力を秘めた軽弩。
この武器を生かすも殺すも
使い手の腕にかかっている。
(百竜軽弩)
その無機質な銃身は、万物を
吸収し変容を遂げるため。
これぞ百竜軽弩の神髄なり。
(百竜軽弩【無常迅速】)
MHRiseに登場する百竜武器のひとつ。
目次
概要
- 百竜夜行にて入手できる百竜チケットとヌシの素材で生産できるライトボウガン。
見た目は初期武器のカムラノ鉄軽弩と同じだが、百竜武器らしくカラー変更にも対応。
見辛いがカスタマイズで追加されるサイレンサーとロングバレルにも設定が適用されている。
性能
MHRise
- 最終強化である百竜軽弩【無常迅速】での性能を挙げると、
- 同ランクでは平均と言える攻撃力190、会心率0%
- ブレ:右/大 反動/中 リロード:やや遅い
- 装填できる弾はLv1~3の通常弾を3発と捕獲用麻酔弾のみ
- 百竜武器共通でスロットと防御力ボーナスは無し、百竜強化は5枠可能
という事で、肝心要の百竜強化を見てみると
- 一枠目
- 攻撃力強化IV(攻撃力+10)、会心率強化IV(会心率+10)防御力強化III(防御力+30)
反動軽減強化、リロード速度強化、ブレ抑制強化
反動、リロード、ブレを一段階軽減できる。
- 二枠目
- 攻撃力激化(攻撃力+20、会心率-30%)、会心率激化(会心率+20%、攻撃力-10)
反動軽減激化、リロード速度激化、ブレ抑制激化- 何かを強化する代わりに別の何かが弱体化する○○激化枠。
反動軽減激化は反動:小の代わりにブレが1段階低下、
リロード速度激化はリロード:普通の代わりに反動が大に、
ブレ抑制激化はブレが無くなる代わりにリロードが極々遅になる。
下がるステータスを一枠目で強化しておけば±ゼロにすることも可能。
- 何かを強化する代わりに別の何かが弱体化する○○激化枠。
- 三枠目
- 通常弾増加II
通常弾の装填数がLv1:4発 Lv2:4発 Lv3:6発に変更
貫通弾増加II
貫通弾が装填可になる。装填数はLv1:4発 Lv2:3発 Lv3:4発
散弾増加II
散弾が装填可になる。装填数はLv1:4発 Lv2:3発 Lv3:4発
放散弾増加II
放散弾が装填可になる。装填数はLv1:4発 Lv2:3発 Lv3:4発
徹甲/拡散弾増加I
徹甲榴弾と拡散弾が装填可になる。
装填数は徹甲榴弾がLv1:5発、Lv2:2発、拡散弾はLv1:3発、Lv2:2発- この枠は強化前がIなので、それを最終段階まで持っていくことが可能。
(通常はLv1:6発 Lv2:5発 Lv3:1発、貫通・散弾・放散弾はそれぞれLv1:7発 Lv2:5発 Lv3:2発)
Lv2弾の速射運用で用いる場合は引き継いだ方が装填数が多くなる。
- この枠は強化前がIなので、それを最終段階まで持っていくことが可能。
- 四枠目
- 火属性弾増加II、水属性弾増加II、雷属性弾増加II、氷属性弾増加II、龍属性弾増加II
各種属性弾が装填可になる。装填数は2発、貫通属性弾は3発。龍属性弾のみ2発ずつ
(属性弾増加Iの場合は各属性の属性弾が4発、龍属性のみ3発でいずれも貫通属性弾はなし)
弾複数増加【毒】II、弾複数増加【減気】II
毒弾/減気弾が装填可になり、回復弾と鬼人/硬化弾が装填可になる。
装填数は毒弾/減気弾がLv1:1発 Lv2:2発、回復弾がLv1:3発 Lv2:2発、鬼人/硬化弾が2発ずつ
麻痺弾増加II、睡眠弾増加II
麻痺弾と睡眠弾が装填可になる。装填数はLv1:1発 Lv2:2発
- 五枠目
- 速射対応:【通常弾】、【貫通弾】、【散弾】、【放散弾】、【徹甲榴弾】、
【火炎】、【水冷】、【電撃】、【氷結】、【滅龍】
各種弾のLv1とLv2、属性弾はどちらも速射対応になる。連発数は各種3発、徹甲榴弾は2発- 通常弾以外の追加を三、四枠目で解放していなかった場合、ここで選択していても撃つことができない。
どこのカマキリライトだ
- 通常弾以外の追加を三、四枠目で解放していなかった場合、ここで選択していても撃つことができない。
運用
- 最終強化【無常迅速】の運用について、まず既存武器と張り合おうとすると厳しい。
劣悪なステータスを何か一つどうにかしようとすると他の何かを諦めるかトレードオフせねばならず、
3つのステータスが優秀な既存武器群にはどう逆立ちしても敵わない。
まだどうにかできるブレを犠牲にしても右/大に反動:小にリロード遅いが関の山といったところ。
加えて、単発自動装填や歩きリロードの追加も不可能である。- また、三、四枠目で弾を追加しても全体的に装填数が渋めであり、
枠を取り合う関係で貫通弾と散弾の二面戦法といったことも不可能で、
特殊弾運用をしようにもどうにもならないほどに装填数が少ない。
というよりも反動:小でもLv2で反動が起こる上、装填:遅いでは最長リロード、
しかも特殊弾は他の弾よりもきつめのブレ軌道になると全てが逆風といった具合。
さらには同じく枠を取り合う。素材のためにも四枠は解放しないというのも手である
- また、三、四枠目で弾を追加しても全体的に装填数が渋めであり、
- しかし、この武器は上記の通り三枠目を強化前から引き継ぐことが可能。
それでも基礎スペックの差で厳しい戦いを強いられるが、放散弾の扱いに関しては他のライトより優秀である。
ライバルとなるLV2放散弾速射銃としてはヴァルキリーブレイズ、炎王焔弩【烈火】、神淵ノ風撃チ。
彼等の装填数が軒並み3しかない一方で、こちらは圧巻の5。
この装填数の前なら上記の多少のステータスの差は覆せる。
今の百竜夜行周回はドラを鳴らした上で放散弾ライト×4人でwave1~2を素早く終わらせる手法が主流であり、
今後も新しいヌシが来るたびにこの武器にお呼びがかかるだろう。
と思いきや拡張版のサンブレイクでは百竜夜行の廃止及びヌシの新規追加は無しと明言されてしまった...
- 他の物理弾に関して言えば、残念ながら通常弾は惨敗である。
- 単純な期待値の問題で、「鋼龍の魂」を発動させたホーネス=ダオラに絶対に敵わない。
あちらは素で攻撃力200に実質的な会心率40%=期待値220という怪物級スペックであり、
会心率100%+超会心まで付ければ期待値は280まで伸び得る。
装填数も速射のLV2が5発、LV3が6発と標準以上で、麻痺弾も難なく扱える。 - 対してこちらは、攻撃力に特化させても攻撃220の会心率-30%、期待値では203。
マイナス会心のせいで超会心構成にするにはハードルが高く、
せいぜいマイナス会心を打ち消して期待値を220に戻した上で攻撃スキルを積む程度で、
そこまでしても250ちょっとである。カタログスペック上では敵わない。
- 単純な期待値の問題で、「鋼龍の魂」を発動させたホーネス=ダオラに絶対に敵わない。
- 一方、貫通弾は割と勝負になる。
- そして忘れてはならないが、徹甲/拡散弾増加で追加される拡散弾の装填数が3発、2発となかなか多い。
今作では鬼ヶ島/神ヶ島が登場しないので拡散弾ライトにおいては大空位時代と化しており、
同じ装填数のライトボウガンはヤクトバレットの最終型、咬弾チェイサーのみ。
さらに、チェイサーとは徹甲榴弾で差別化が可能。- 拡散弾の曲射が慣れないのなら、鉄蟲糸技の扇回跳躍で跳びながら拡散弾を撃つ飛びかかり爆撃戦法も可能である。
…しかし、この方法だと頑張っても2発しか撃てないため、
Lv2拡散弾が2発入る徹甲榴弾と通常弾速射の轟弩【戦虎】と
古龍武器で放散弾+徹甲榴弾速射の炎王焔弩【烈火】が視野に入ってくる。
- 拡散弾の曲射が慣れないのなら、鉄蟲糸技の扇回跳躍で跳びながら拡散弾を撃つ飛びかかり爆撃戦法も可能である。
- 一応、有用な物理弾速射と睡眠爆破を両立できるライトが本作には1つも存在しないため*1、
「物理弾速射でダメージを与えつつ隙を見て眠らせて爆弾で一気にダメージを稼ぐ」という
昔ながらの戦法をやりたいならば
百竜軽弩に放散弾の速射と睡眠弾追加をつけてやるのが最も実用的な選択肢となる。- 放散弾の性質上、吸われやすい部位が柔らかい肉質になっていなければならず相手を選ぶが、
この運用ならば本作屈指の火力武器となっている他のライトボウガンと遜色ない火力を出すことができる。
- 放散弾の性質上、吸われやすい部位が柔らかい肉質になっていなければならず相手を選ぶが、
- 属性弾速射については評価が難しいところ。
まず、攻撃力特化構成の【無常迅速】の攻撃力は、220で会心率-30%。
実はこれに並べる攻撃力の属性弾速射持ちはゴシャガバァンぐらいしかない。
そして、この攻撃力で通常属性弾と貫通属性弾の両方が速射できるライトとなると、
実は競合相手は皆無なので、恐らくこの方面が最も個性は出しやすい。
2発装填は属性特化としては絶望的なように見えるが、
実のところ本作の属性弾速射ライトは全体的に装填数が控えめなので、
装填拡張LV2と弾丸節約術を付ければ十分実用圏内。
一応、神源ノ雷撃チのように5発装填と速射を両立しているライトもあるが、あちらは攻撃力が低いので差別化は可能。
問題なのは攻撃力に全振りした関係上、基礎スペックが完全に死んでいることだが、
属性特化ならばある程度妥協は効く範疇である。
装填数の問題からスキル負担が重く、明確に優れているとまでは言いづらいが、
キチンと組めば属性弾特化でもそれなりに運用はできるステータスはしている。- 素の装填速度がアレなため、属性強化リロードを採用しづらいという難点がある。
属性強化リロードだと、装填速度スキルをガン積みしても
最速リロードできないため、装填数を考えると通常リロードの方が無難。
攻撃激化枠を潰してまで装填速度を早めるのはいくらなんでも犠牲が大きい。 - どの属性でもやってやれなくはないが、唯一滅龍だけは基礎スペックの低さが響きすぎてどうやっても無理。
攻撃力を犠牲に反動や装填速度を補えばなんとかならなくもないが、そこまでやるなら
神淵ノ風撃チや龍天弩ホーテルベニィの方が基礎スペックを補う必要がなくて使いやすい。 - 相対的には十分属性弾特化でやっていけるのだが、
根本的な問題として属性特化運用そのものが本作では武器種問わず下火。
物理特化構成にはどうしても勝てない場面も多いので、その辺りは割り切るべきだろう。
既存武器との差別化を図るという意味では最も個性を出しやすい方面なのだが、
その個性が輝ける場面があるかという点で疑問符が付く、というのが微妙な評価の理由となる。- 例えば氷結特化なら、重大事変でない方のヌシ・ディアブロスを
調合分含めて貫通氷結弾を撃ち切るぐらいで瀕死ラインまで持ち込めるなど、
決して極端な火力不足と呼べるほどの産廃性能ではない。
そこも含めて割り切れるなら使ってみるのもいいだろう。
- 例えば氷結特化なら、重大事変でない方のヌシ・ディアブロスを
- 素の装填速度がアレなため、属性強化リロードを採用しづらいという難点がある。
- 上記のように、狩猟効率を求める場合において最適となる場面は限られるものの、
様々な弾の組み合わせによって独自の戦法を生み出せるという、百竜武器としての唯一性は持っている。
Ver.3.0以降は外装変更機能も登場したため、見た目もある程度の強さも大事にしたいハンターは、
百竜軽弩を手に取ってみてはいかがだろうか。
錦鯉や注射器を被せるのもよし。
MHR:S
- 百竜武器の例に漏れず、残念ながらMR強化先は未登場。
せっかく独自性の強い要素が光るだけに惜しいところである。
これまで愛用していた人も、MR序盤で早々につなぎとしての役割も終え、
アイテムボックスの中で眠りにつくことになるだろう。
- MR対応していた場合、百竜武器の中でも一番ヤバかったのがこれではないか…とも密かに囁かれている。
上位での攻撃力特化性能での攻撃力220はティガライトと同じ攻撃力なので、
仮にMRティガライトと同等の攻撃力に引き上げられた場合、「ロングバレルを使わずに」攻撃力360に達する。
そして、この攻撃力で貫通属性弾を3発装填でき、さらに通常属性弾も含めて速射対応しているのである。
貫通属性弾が移動射撃・移動リロードに対応してない欠陥はあるが、
属性周りの環境が大幅に改善された本作でこのスペックはあまりにも規格外である。
しかも当然、全属性対応。
「他の属性ライトを食わない程度にしつつ、なおかつ個性を残す」
という調整が困難だったのも、百竜武器のMR強化ができなかった理由かもしれない。
関連項目
システム/百竜強化 - 強化の詳細はこちら
システム/百竜夜行 - 素材の入手元
武器/百竜武器
武器/カムラノ鉄軽弩