ただただ狩って喰らう怨虎竜の
情念を封じた弓。殺戮の果てに
生まれるは、新たなる怨恨…。
(禍ツ弓【封】)
目覚めし怨霊の叫びとともに
矢は放たれた。標的の息の根を
止めたのは、矢かそれとも…。
(禍ツ弓ノ幽鬼キューヌ)
目次
概要
- マガイマガドの素材で作られる弓。
- デザインは細身になった王弓エンライのようで比較的オーソドックスな弓。
しかし、実際に装備してみたハンターは驚いたことだろう。
なんと、折りたたまない。身長の倍近い大きさの弓をそのまま背負っているのである。- これは和弓型の弓に見られる特徴だが
それらに比べると弧の部分が厚みのある造りとなっているので、装備すると存在感抜群である。
- これは和弓型の弓に見られる特徴だが
性能
MHRise
- 百竜弓を除いて、下位時点では唯一の爆破属性を持つ弓。
下位で”禍ツ弓【封】II”まで強化できる。爆破属性ゆえの汎用性の高さが魅力的だが、
この時点では攻撃力も矢のレベルも特筆するものがないため中途半端とも言える。
- 最終強化は禍ツ弓ノ幽鬼キューヌ。
下位の微妙な性能から一転、ここに来て大きく化ける。攻撃力 属性 会心率 スロット 曲射 装填可能ビン ビン効果 矢レベル 200 爆破19 0% Lv2-Lv1 耐衝型 接撃、強撃、爆破、減気 接撃ビン強化 貫5-拡3-拡4(-連5) - 百竜強化は「攻撃力強化III」「属性強化【爆破】II」「怨虎竜の魂」
百竜弓以外で連射5を持つのはVer.1.0時点ではこの武器ただ一つ。
これによって今作最強の連射弓に迫るほどの物理火力になり、爆破ダメージが更に後押しする。
汎用性では右に出る者がない優秀な一張である。
- 気になるのは、同じく溜め4で連射5が使える百竜弓の存在だろう。
爆破ビルド百竜弓の攻撃力は206*1なので、こちらが【攻撃力強化III】を付ければ追い越せる。
しかし、百竜弓は属性値20…ではなく、爆破属性だけは属性値10までしか付与できない。
つまり、溜め4のスペックではあの百竜弓に完勝している。
流石メインモンスターの面目躍如と言ったところか。- ちなみに、拡散型百竜弓が溜め4にしないと拡散4が撃てないのに対し、こちらは溜め3で拡散4が撃てる。
頭防具と武器スロットで別のスキルを発動し、倍近い爆破ダメージが猛追をかければ
拡散型百竜弓にも迫る火力、ないし火力に代えられない利便性を得られることが多い。
そのため、連射だけでなく拡散爆破弓もこの弓で十分というのが現状の評価である。- さらにいえば、拡散5が撃てる弓は溜めLvが低いだの溜め3が解放されていないだの
強撃ビンが装着できないだのいずれも非常にクセが強いため、
単純な拡散弓というカテゴリでも指折りの性能となっている。 - 美しいと評判のヤツカダ一式は拡散弓向けだが当然溜め4の解放ができないので、
その条件下であればこちらの圧勝である。 - 拡散弓での運用を行うならば、溜め段階解放不要・優秀なスロットを活かして
攻撃スキルやスタミナ管理スキルを盛ることができる。
属性値や溜めが3で止まる(最大火力への加速が多少早い)ことを考慮すると
百竜弓にも劣らない性能を発揮する。
- さらにいえば、拡散5が撃てる弓は溜めLvが低いだの溜め3が解放されていないだの
- ちなみに、拡散型百竜弓が溜め4にしないと拡散4が撃てないのに対し、こちらは溜め3で拡散4が撃てる。
- 「高い物理火力」で「連射タイプ」の「爆破弓」という特徴は、MHXで最凶と謳われたある弓を彷彿とさせる。
しかし、今作では属性弓も高い物理火力を持つため突出した性能にはなり得ない。
加えて、クエスト中でも武器を変更できる仕様が汎用性をウリにするこの弓には向かい風になっている。
- Ver.2.0ではテオ弓が実装されて爆破弓にバリエーションが生まれた。
しかし、あちらは攻撃力も矢のレベルも低いため物理性能ではこの弓に遠く及ばない。
それ以上に、百竜弓が強化されて攻撃力で超えられてしまったことの方が問題だろう。
属性値ではまだまだ突き放しているため、百竜夜行のサブ任務にはこちらの方が適しているのが幸いか。- 爆破連射弓としては代用の物が多く出たが、爆破拡散弓としてはまだまだオンリーワン。
接撃ビン強化を活かした身躱し矢斬りによる近接戦闘用の爆破弓として大成させることもできる。
弓溜め段階解放を切れるという一点においては百竜弓と活躍の場が異なるので、スキル自由度を生かしたい。
- 爆破連射弓としては代用の物が多く出たが、爆破拡散弓としてはまだまだオンリーワン。
- そして迎えたVer.3.0、テオ弓が遂に「勇猛と光明の凄烈弓」の名のもとに動きだした。
- 攻撃力190
- 脅威の爆破31
- 溜め3連射4、溜め4連射5
- キューヌが物理においてまだギリギリ上だがテオ弓は百竜強化によって物理を補強でき、
更に炎王龍の魂で爆破ダメージからも猛追をかけてくる。
また、溜め3から剛射・剛連射で手数と威力の両立を成功させ、更に睡眠ビンもそなえる強豪となった。
幸いあちらにはスロットが無いため、その分のスキルだったり上述の運用法そのものを変えるなど、
あらゆる手段を利用してなんとしても差別化したい。
MHR:S
怨念を宿した弓を、ただ義の為
に引き続けた者がいた。彼の
魂と共に、禍も鎮められた。
(禍業物・大幽鬼キューヌ)
義の魂が宿り、怨念を祓う
蒼き炎を灯した弓。諸行無常の
念を一射に込め、怨嗟を絶つ。
(鎧幽鬼弓ディキューヌ)
- MRでさらに強化され、最後は特殊個体である怨嗟響めくマガイマガドの素材を使って強化する。
最終強化の銘は『鎧幽鬼弓ディキューヌ』
どういう訳か、弓だけ最終強化の銘が他と異なっている。最終強化により溜め3で拡散5が使えるようになる。攻撃力 属性 会心率 スロット 曲射 装填可能ビン ビン効果 矢レベル 340 爆破28 0% Lv3-Lv1/百竜Lv2 耐衝型 接撃、強撃、爆破、減気 接撃ビン強化 貫5-拡3-拡5(-連5)
相変わらず汎用性の高さが売りの爆破弓となっている。
- 溜め4の連射5をメインとすると、
爆破連射弓としては溜め3・溜め4共に連射5で爆破49を誇る「剛勇と宿望の凄絶弓」が立ちはだかる。
溜め3に頼る機会は非常に多くすぐさま溜め4に繋げられる手数は爆破属性にとって大きい。
こちらと比べて溜め3が連射なので、遠距離から手数を稼ぎやすく爆破を起こしやすい。
それでいてこちらの1.75倍の状態異常値を持ち攻撃力330をマークしているなど、
連射弓として同じ土俵に立つと厳しい。
強化時期があちらの方が早いのも見過ごせないポイントである。
- では溜め4を切り捨てて爆破拡散弓として運用すると、
ビシュテンゴ亜種の弓「緋天之弓・六仙アイゼン」がライバルとなる。
攻撃力は共に340と互角であり状態異常値はこちらが勝っているものの、溜め段階の差で物理火力の差が出る。
しかし、あちらは溜め4のみ拡散のため、拡散弓として扱うと取り回しが難しい。
そのため、拡散弓として使う場合は主に属性値の高さと
溜め2からの剛射で拡散を連発出来るという扱いやすさを強みとして立ち回りたい。
- 総評として、数字の上ではライバルの壁が大きく活躍する機会に恵まれない弓と言える。
MRに伴う体力の上昇によって、爆破自体の通りが悪くなっている点も逆風。
- Ver.11にてフレーム回避後に一定時間状態異常蓄積が確定で発動するようになる状態異常確定蓄積が登場。
爆発後すぐに次の蓄積を開始できる爆破属性とは特に相性が良い。
Lvによって変わるのは効果時間だけなので、Lv2の8秒あれば身躱し矢斬り運用での維持には困らないだろう。
そして、この回避条件には刃鱗磨き同様身躱し矢斬りも含まれる。
接撃ビン強化、爆破属性、拡散弓…ということで、
ディキューヌのすべての要素が身躱し矢斬り&回避系スキルとマッチしているのである。
加えて、身躱し矢斬りは回避に成功しないと溜め段階が上昇しないため、溜めLv4でしか拡散矢を放てない
アイゼンよりも溜め2から拡散矢を放てるディキューヌの方が接撃ビン強化も含めて適性が高い。
これにより、大量の爆破粉塵をばら撒きながら舞い踊るスタイリッシュ爆破矢斬りアクションが爆誕。
回避さえうまくできればディキューヌの個性を存分に発揮した狩りが可能。
状態異常確定蓄積と同じ発動条件の巧撃も採用すれば攻撃力も強化できる。
- 続くVer.12では巧撃のスキルを持つ陰陽ノ者シリーズに加え、
「状態異常の蓄積エフェクトが出た時にダメージを増加させる」という
状態異常確定蓄積と相性抜群の蓄積時攻撃強化も登場。
スタイリッシュ爆破矢斬りアクションに更なる追い風が吹いてきている。
なお、蓄積時攻撃強化は最大のLv3でダメージ1.2倍と魅力的だが、
発動のためにはミヅハ醒シリーズの胴・腕・脚の3部位装備が要求される。
爆破矢斬り運用では胴と腕は扱いづらいので、脚だけ採用してLv1の1.1倍に留め、他スキルを充実させた方がいいだろう。
余談
- マガイマガド武器の銘が「恨み」という意味の外国語から取られているとすれば
この武器の由来はフランス語の「rancune」であると思われる。
弓(キュウ)とも掛かっているのかもしれない。