MHXで初登場したチャージアックス。
目次
概要
- 従来から存在した骨武器のカテゴリに新たに加わった榴弾チャージアックス。
複雑な機構を持つこの武器種を骨で作れるくらいに技術も進歩したのであろう。
とはいえ、ネジや金属板などの器具もきっちり使われていそうな外観である。
性能
MHX
- 初めは店で買えてお得だが黄色ゲージが痛いという、骨武器の例に漏れない特徴を持つ。
様々な武器に派生可能だが、寄り道せずLv8まで長丁場の強化を終えると、「ボーンシルトベイル」となる。
尚、最終強化の際はオストガロアの素材が必要。
気になる性能はこちら。- 高水準の攻撃力240
- 斬れ味は素で長めの緑50、斬れ味レベル+2で青20が出現
- スロットなし
骨のラスボスから力を借りたのだから当然か。向こうの武器は骨の方だけ残念性能だが。
- 斬れ味は頼りなく、鈍器を使って攻撃力と榴弾ダメージの底上げを図るのが差別化のカギである。
しかしゲージの長さは臨戦があれば業物なしでさえ黄色に落ちる可能性も低く、
スキルを盛ったりストレスフリーに扱える可能性を秘めている。
そこさえ気を配れば、肉質の柔らかい箇所に高攻撃力で榴弾爆発を起こす強力なプレイが可能。
ラスボス素材が必要とは言え、レア素材は必要なく作成難易度もさほど高くはないことがうれしい。
- 性質上、競合相手は同じく高攻撃力緑ゲージの天嵐ノ華【光風霽月】とカイゼルベアラー。
こちらに比べると天嵐ノ華は会心も含んだ物理期待値の落ち込みが痛く、カイゼルベアラーは攻撃力が10低い。
しかしゲージ長においてはどちらも圧倒しており、臨戦さえ抜いてより攻撃的にもできることが強みである。
MHXX
- 前作でのおびただしい強化数とは裏腹に、G級では3段階で完成する。
Lv11となった究極強化の「断骨盾斧シルトベイル」はどんな性能かというと…- 高水準の攻撃力350
- 斬れ味は素で青50だが、斬れ味レベル+2でなんと紫20が出現
- 突如現れたスロット2
これでいて上位と違い、ラスボス突破は必要ない。
チャージアックス使いなら早くも強化しつつ活用しておきたい事に変わりはない。
- 上位で似通っていた競合相手の凶華とカイゼルベアラーは斬れ味+2を発動しても白ゲージが延長されるだけである。
逆にこちらは斬れ味レベル+2と業物を合わせて短めの紫を維持する運用が大前提である。
ゲージ長がネックなのでここは注意したいところ。
HR解放の駆け出しにグギグギグと共に着るとよいだろう。
斬れ味レベル+1だと白ゲージが5しか出ないので、それならば匠なしで割り切りたいところ。
- 作成難易度で対を成す鉱石武器であるカイゼルベアラー系列は匠なしの運用において強力であるので、
HR解放前の攻略用としては、完成度はあちらに持っていかれている。
- さすがに本作の榴弾チャージアックス最強クラスである武器群には敵わない場合が多い。
例を挙げると良攻撃力に素紫の真名ネベトヘウト、超攻撃力に匠で長めの紫というジオブロスなど。
しかしこれらに肩を並べる性能は備えており、序盤の店売り武器にしては恐るべし飛躍を遂げている。
参考までに述べると、紫ゲージの期待値を素で比べるとジオブロスに1しか負けていない。
MHWorld
ボーンアームズ
- MHWorldにて骨盾斧系統の代わりに登場した、骨素材のチャージアックス。
ボーンアームズI~III→ハードボーンアームズI~III→ストロングアームズI~IIと強化されていく。
- 性能面は
- 無属性武器
- 榴弾ビン
- 対となる鉱石武器の調査団試作盾斧系統と比べると斬れ味で劣るが攻撃力はこちらが上
ハードボーンアームズIIIからは属性解放で爆破属性が発動する。
- 最強の榴弾チャージアックスの1つであるタイラントブロスの派生元なので、
チャージアックス使いなら生産して損はない盾斧である。
MHRise
- ボーンアームズと骨盾斧が骨素材派生強化で一本化され、
ボーンアームズ系列を順当に強化していくことで骨盾斧系列へと強化される。
- なお、骨盾斧は名前と説明文こそ同じだが見た目はかつてとは異なっており、
ワールドのタイラントブロス等で見られた骨素材由来の共通ベースと同様の
武具の重ね着でいう巨刃型【骨】と同じ意匠になっている。
- 最序盤から作れる3種類のチャージアックスの中では一番攻撃力が高く、
この頃はまだ斬れ味が黄色で横並びなので斬撃、榴弾ビンともにダメージが一番大きい。
また他の2つに緑ゲージが出始めるときに毒属性付きかつ緑30のポイゾナスベイルに派生でき、
そのままマガイマガドまでこれ一本で攻略出来る。
- 最終強化、ボーンシルトベイルの性能は
- 攻撃力200
- 斬れ味は素でそこそこの緑、匠4でやっと青出現
- 会心率0%、スロット無し
- 榴弾ビン
斬れ味や拡張性は劣るが攻撃力は高いといった印象。
攻撃力強化IVの百竜強化でさらに攻撃力を強化できる。
斬れ味は劣っているものの素で斬れ味青が無いことから鈍器レベル3を他2種より活かしやすい。
- 強化は容易な方で獣玉が若干面倒だがそれさえあれば上位の序~中盤には完成できる。
- ちなみにボーンアームズは今作でもディアブロスのチャージアックスの強化元になっており、
ブロスアームズに攻撃力強化の百竜強化を発動させたい場合にはボーンアームズIIから強化していくことになる。
MHR:S
- 最終強化となる、断骨盾斧シルトベイル改の性能は…
- 攻撃力350
- 素の斬れ味は白30。匠でも紫は出ない
- 会心率0%、スロット無し
- 百竜スロットLv1
- 榴弾ビン
- 同じく傀異化した骨が必要となるカイゼルコマダント改と比べるとその差は歴然であり、斬れ味を多少削り、
百竜スロット込みでスロットを全部投げ捨てた代わりに攻撃力が10上がった性能となっている。
どう考えても失った性能の割に合ってないと感じたあなたは間違っていない。
- …が、ここでこの武器の前に巨大な壁として立ちはだかった一組の盾斧があった。その名は冥淵盾斧ログミー。
あちらも攻撃力350を誇る上に、紫80という規格外の斬れ味によって会心率-25%をフォローしている。
一応素の期待値でこそ微妙に勝っているものの、龍属性が僅かでも通ればあっさりと抜き返されてしまい、
百竜スロットLv3とフォロー要らずの斬れ味によって実戦においては差は開く一方である。
…しかも、あちらはラスボスを倒せば完成するため完成がこちらよりも早い。
その為つなぎとしても出番はなく、シルトベイル改は文字通りの八方塞がりに陥っている。
- 一応、MR帯到達段階で強化可能なボーンシルトベイル改の段階では攻撃力が260まで上がり、
斬れ味が青20とやや頼りないもののこの段階ではそれなりに頼りにはなる。
しかし、MR3で強化可能になる断骨盾斧シルトベイルの段階ではゴルム・ハートが、
攻撃力10と引き換えにスロットと斬れ味に優れるというどこかで見たような関係性となっており、
こちらは大獣玉を使う割に性能があまり高くないため、この段階になると流石に分が悪いと言わざるを得ない。
そしてMR4であちらがゴルム・ハート改に強化される際に、
こちらは強化を巻き戻されて大獣玉を持っていかれることも多い。
- Ver.11で追加された傀異錬成によって性能の底上げが可能になったものの、
そもそもの基本性能が微妙過ぎるこの武器は、強化したところでライバルたちとの性能差が開く一方である。
物理期待値を上げたところで同じく強化されたログミーには到底追いつけず、
百竜スロットを伸ばす方針では基本性能を底上げしたカイゼルコマダント改の下位互換に終わるため、
状況は何一つとして改善しているとは言えないのである…。
余談
- 中間強化銘のボーンシルトベイルを和訳すると、それぞれ
ボーン(英:Bone、骨)・シルト(独:Schild、盾)・ベイル(蘭:BIJL、斧)となる。
つまり、初期銘の骨盾斧を各語に置き換えたネーミングであることが分かる。
これを踏まえて最終強化銘である断骨盾斧シルトベイルを訳すと、
断骨盾斧盾斧という二重表現になってしまう。よっぽど盾斧であることを強調したいようだ。