◆忍◆ ニンジャ名鑑#157 【レッドゴリラ】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルドの四戦士「ザイバツ・シテンノ」の一人。鍛え上げた巨躯を武器とする。残忍かつ粗暴であり、何事も暴力で解決するのが一番スムーズに行くと考えている。
登場エピソード 
「ワシの筋肉の前には貴様もダニ同然!」
((( 何事も暴力で解決するのが一番だ )))
人物 
- ザイバツ・シテンノの一角を務めるマスターニンジャ。
- 性格は極めて粗暴かつ短気であり、考えるよりも先にまず暴力に訴えるのが信条。よく言えば豪快にして豪胆、悪く言えば脳筋。
- 任務にあたっても下調べなどはせず、自分の関知しない政治・政略など気にも留めない。
- 「面倒だ!命令の出ておらんその他大勢は皆殺しにすれば良い。面倒は殺すに限る!」という台詞が、彼の性格及び思考を端的に表している。
- 過去にサイクロプスのメンターを務めており、採るべき道に迷った彼のニューロン内に現れ、『何事も暴力で解決するのが一番だ』というインストラクションを授ける場面も見られた。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ】
にて、ビッグ・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。
- ダークニンジャの指揮下では、新幹線の進行ルート防衛とソウカイヤ残党狩りを一手に引き受けていた。
- 他のシテンノと離れて別行動をとっていたのは、決して扱いづらくてハブられていたから……というわけではないらしい。
- 他のシテンノと離れて別行動をとっていたのは、決して扱いづらくてハブられていたから……というわけではないらしい。
- 彼の箴言『何事も暴力で解決するのが一番だ』は翻訳当初から現在に至るまでネタ扱いをされているが、このマッポーのネオサイタマ、キョートにおいて何と真実をついたコトダマであることか。実際作中において暴力が物事を解決した例は枚挙に暇がない。
- ちなみに、教養や礼儀作法が重点されるザイバツでトランスペアレントクィリンの子飼いとはいえマスター位階にまで至ったことを疑問視する声が少なからずヘッズから挙がっていたが、目上の者に対しての接し方や公の場での振る舞いは弁えていたらしい。ただ闇雲に暴力を振るうのではなく、誰に暴力を振るえば解決できるかを理解した暴力のプロなのだ。
- ちなみに、教養や礼儀作法が重点されるザイバツでトランスペアレントクィリンの子飼いとはいえマスター位階にまで至ったことを疑問視する声が少なからずヘッズから挙がっていたが、目上の者に対しての接し方や公の場での振る舞いは弁えていたらしい。ただ闇雲に暴力を振るうのではなく、誰に暴力を振るえば解決できるかを理解した暴力のプロなのだ。
- デトネイターがキョート城内をうろつく最中に出陣式を行うレッドゴリラ達を見かけた際、彼の心中に浮かんだのは「暴力しか能のないイディオット」という蔑みではなく、カラテのワザマエに優れ、かつ政局争いに拘泥しないストイックさを持った人物という評価だった(ザイバツ・シテンノ全体を指して評した可能性もあるが)。
- デトネイターの評価そのものが妥当かは別として、レッドゴリラがまるきり不作法な脳筋ではなく、貴族派閥のニンジャからも一定の評価を得られる程度には処世術をそつなく心得ていたことが伺える。
外見 
- その名の通りゴリラめいた巨体の持ち主。身長7フィートのネザークイーンよりも更に長身。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表
によると身長250cm超。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表
- 地の文にて「赤いニンジャ」と呼ばれているシーンがあり、おそらく赤い装束を着用しているものと思われる。
- わらいなく先生によるデザインでは、口元を「健」「康」の二文字が決断的にショドーされたメンポで覆っている。
元ネタ・考察 
- ザイバツ・シテンノのニンジャネームはいずれも、ハッカーにとって神聖で重要な四色(赤/象牙/黒/紫)と四聖獣(ドラゴン/ゴリラ/タコ/イーグル)にちなむ。そのうちゴリラは四方位の中の東を守護する聖獣であるらしい。
- 四聖獣の名はガイオン内の地区名にも用いられているが、アッパーガイオン東側のゴリラ門付近はとりわけ治安の悪い地域として知られており、門周辺にはスラム街が形成されている。
- 四聖獣の名はガイオン内の地区名にも用いられているが、アッパーガイオン東側のゴリラ門付近はとりわけ治安の悪い地域として知られており、門周辺にはスラム街が形成されている。
- 日本の、特にネット界隈においてゴリラはいわゆる「脳筋」の代名詞とされることが多いが、欧米では力が強いだけではない、賢く温和な動物というイメージが一般的である。ゴリラの名を持ちながら脳筋そのもののパーソナリティを与えられている彼の存在は、原作者=サンの日本理解の深さを端的に示しているといえよう。
ワザ・ジツ 
- ビッグカラテの使い手であり、巨体相応の強烈極まりない打撃を繰り出す。
- 全身を筋肉で覆われた強靭な肉体はニンジャ耐久力も並外れており、多少の打撃ではびくともしない。また、巨体からは想像もつかない俊敏さをも兼ね備えている。
- シテンノの中で彼のみバイオ・サイバネを施された部位が作中描写されなかったが、ウィルキンソン氏によると筋肉をサイバネにより増強しているらしい。
- この説は以前からヘッズの間で有力視されていたものだが、中には「脳味噌を筋肉に置換したのではないか」と、いくらなんでもスゴイ・シツレイな考察をする者もいた。
アロンダイト剣 
- ジツにより自らを剣と化す配下のニンジャ、アロンダイトを武器として扱う。そのコンビネーションは実際強力であり、過去に無数のニンジャを仕留めてきたという。
- ビッグカラテで吹き飛ばした後、空中の敵をアロンダイト剣で追い討ちするのが基本セオリー。
- 詳細はアロンダイトの項目を参照のこと。
ストーリー中での活躍 
- アロンダイトとのコンビネーションにより、ネザークイーンやニンジャスレイヤーとの戦いを有利に進めたが、シルバーキーのジツでアロンダイトのムテキ・アティチュードを無効化され激昂。アロンダイトを役立たずと罵り処刑するや、自慢のビッグカラテでニンジャスレイヤーに襲いかかる。
- しかし、心身を共にチャドーしたニンジャスレイヤーに両拳を破壊された後、アロンダイトと同じビルの壁面に叩きつけられて爆発四散。皮肉にも、虐待した相棒の後を(場所的にも)追うことになった。
- シャドウウィーヴからは「この人の下にいたら死んでいた」と中々に酷い評価を得ていたが、アロンダイトの末路を見ると、彼の判断はあながち間違っていなかったのかもしれない。
- シャドウウィーヴからは「この人の下にいたら死んでいた」と中々に酷い評価を得ていたが、アロンダイトの末路を見ると、彼の判断はあながち間違っていなかったのかもしれない。
- ストーリー上での活躍はさっぱりだった彼だが、グランドマスター・ダークドメインにもザイバツの実力者の一人として認められていた模様。スゴイ!
- しかしブラックドラゴンに比べると死後その死を惜しまれている描写は少なく、人格・人望面では大きく水を開けられている感がある。
一言コメント
- やはり暴力・・・暴力は全てを解決する・・・! -- 2021-09-30 (木) 07:26:37
- 最期のハイク的にシテンノの友情はやはり厚いものだったんだなぁとなるのが少し好き -- 2021-11-20 (土) 16:54:30
- シテンノの皆、冷酷・非道ではあるけどみんな幼馴染でたしかなユウジョウがあったり、弟子に教育熱心だったりするから変態ばかりではないからね。 -- 2021-11-20 (土) 17:04:44
- レッドゴリラ=サン、ハイクはどうだったんだろうと思ってみてみたら過去に同じ疑問を持ってた人が複数居て吹いた。シテンノの他三人はハイクもこなせそうな雰囲気あるけど、レッドゴリラ=サンは「ウーーーーーーン」と唸っているか居眠りしてるイメージしか沸かない。 -- 2022-01-10 (月) 19:55:35
- 「何事も 暴力解決 一番だ」 赤ゴリラ -- 2022-01-11 (火) 08:29:00
- 「暴力だ 兎にも角にも 暴力だ」 赤ゴリラ -- 2022-01-13 (木) 11:21:32
- ユウショウシャ掲載のヴァンパイア・スーン・デッドに登場するロナルド=サンはコスチューム赤いしすぐ暴力振るうゴリラ呼ばわりされてるし実際レッドゴリラ=サンめいている -- 2022-02-18 (金) 22:29:43
- アンダーニンジャのリアルニンジャのクロウ=サンも「何でも暴力で解決する」やつっていわれてたがアイツは実際腕も頭もキレるからかなりタチが悪い -- 2022-06-12 (日) 05:48:13
- レッドゴリラ=サンはちゃんと最後にパープルタコ=サンに向けてハイクを読んだから、あれで好感度が上がった。読まないサンシタが多いからな。 -- 2023-03-28 (火) 15:22:07
- パープルタコ=サンへの台詞がハイクだったかはともかく、カラテに敗れて勝ち目が無くなってからも命乞いや逃亡をせず、最初から最後まで暴力で全てを解決しようとした姿勢に迷いはなかった。言動一致、初志貫徹!流石マスター位級まで登りつめただけはある… -- 2023-03-28 (火) 19:02:34