ダークドメイン

Last-modified: 2023-05-09 (火) 18:45:29

◆殺◆ ニンジャ名鑑N21 【ダークドメイン】 ◆伐◆
ザイバツ・シャドーギルドのグランドマスター位階ニンジャ。肉体を瞬間的に亜空間転移するフェイズシフト能力の持ち主。他次元から引き寄せたアンタイ・ウェポンを使って戦う。

改訂前名鑑

◆忍◆ ニンジャ名鑑#21 【ダークドメイン】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルド所属ニンジャ。亜空間を行き来するフェイズシフト能力の持ち主。他次元から引き寄せたアンタイ・ウェポンを使って戦う。

登場エピソード

 

「口の減らぬクズめ。俺のジツを生き延びた敵は一人もおらぬ。ブザマに死んだ犬の中には、貴様のごとき増上慢が何人でもいるぞ」


人物

  • ザイバツ・グランドマスターの一人。グランドマスターの最も凶暴な武闘派を自認し、誰も信用せず誰をも頼らぬ男。禁忌の次元に足を踏み入れる事を唯一人許された邪悪なるニンジャマイニユ・ニンジャのソウルを宿す。
    • Twitter連載版では「マイニ・ニンジャ」と表記されていたが、物理書籍版にてこの表記に改められている。
  • 口数こそ少ないが、機嫌が悪い時は無関係の一般人を何の理由も躊躇いもなく殺害するなど、冷酷で残忍な性格。礼法や技巧も持ち合わせるものの、何事も暴力で解決派閥の頂点にある男と言えるかもしれない。
  • モータルに対する暴虐行為を好むニンジャ自体は珍しくないが、表には何の感慨も表すことなく、虫でも潰すかのように自らのジツで弱者を葬る様は、他の多くのニンジャとは一線を画する威圧感・恐怖感を漂わせる。
  • ニンジャスレイヤープラスN-FILES【ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション】にて、本名が「セリザワ・ガズキ(芹沢我築)」であることが明かされた。
     
  • 腰の重いザイバツ上層部の中にあって、早期からニンジャスレイヤーの危険性を強く認識していた数少ない一人。遂には権力闘争重点な他のグランドマスター達を後目に、ニンジャスレイヤーを追って自らネオサイタマに出向、己のカラテをもって幕引きを行おうとする。
    • 不運にも絶賛不機嫌な彼の出迎えにあたったワイルドハントはジゴクめいた重いアトモスフィアに苛まれることとなったが、それでも彼にとっては見解を同じくするという意味で唯一信頼できる上司だったようだ。
    • 同じくニンジャスレイヤーを警戒するダークニンジャも地盤固めのためか、レッドゴリラらを派遣するに留めており、自身の他に積極的に腰を上げようとする者がいなかったことも不機嫌の理由だったのかもしれない。
       
  • ザ・ヴァーティゴ=サンによると、ニンジャになる前は孤独なヤクザ処刑エージェントだったとのこと。

外見

  • 宇宙めいた暗黒の装束に身を包み、威圧的なオーラを放つ。
    • ニンジャスゴロク「秘密のニンジャ砦」では、「暗黒銀河装束」と表現されている。実際力強さを感じるコトダマである。
    • 物理書籍版のウキヨエではニンジャ装束の上から全身をマントで覆い、ドクロめいたフルフェイスメンポといういで立ちである。
  • ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長189cm。

元ネタ・考察

  • ダークドメイン(Dark Domain)は直訳すると「暗黒領域」となる。
    • 後述のユニーク・ジツをそのまま表したニンジャネームである。
       
  • 「マイニユ・ニンジャ」の元ネタと思われるアンラ・マンユ(Angra Mainyu)はゾロアスター教の悪神であり、善神アフラ・マズダーと対をなす存在。「アーリマン」や「アフリマン」、「アングラ・マイニュ」とも。

部下

  • 不明。ネオサイタマに乗り込んできた際、特に帯同させてきたニンジャが見当たらないことから、あるいは直属の部下を持たないのかも知れない(ワイルドハントには自己紹介をされていることから、彼も直属ではないと分かる)。

ワザ・ジツ

  • グランドマスターの常としてカラテは一級品。
  • さらに自身のユニーク・ジツによって遠近に対応可能な隙のない強力なニンジャ。グランドマスターは伊達ではない。

ムシアナ・ジツ

  • 掌をかざすことで、亜空間(ナラク・ニンジャ曰く「禁忌の次元」)へ通じる穴を開くヤバイ能力。
    • 穴から覗くのは暗黒の中に緑の格子が広がるワイヤフレームめいた異空間であり、相手の足元に異次元転送穴を開いて呑み込み、敵を即死させる戦術を用いる。また一度飲み込んだ物は通常空間には戻せない。
    • 転送穴が開いてから対象を吸い込むまでの間に若干のタイムラグが存在するため、相応のニンジャ反応速度があれば穴を見てから対処可能。しかし作中ではそれを逆手に取って回避動作を誘発し、落とし穴から後述のアンタイ・ウェポンを取り出し敵の着地点目がけ投げつけるコンボ攻撃も披露している。
  • 瞬間的に自らを亜空間へ転移させることで、相手の攻撃を透過させることも可能。事実上遠距離からの単発攻撃は通用しない。
    • この時、周囲からはダークドメインの輪郭がノイズめいてぼやけたかのように見える。
  • 一見無敵に思える防御能力だが、亜空間に長時間留まることはできない(もって1~2秒)。また、亜空間に身を置いたまま攻撃を行うことも不可能な模様。このため、相手側からは亜空間転移の戻り際に付け入る隙を見出すことが出来る。マイニユ・ニンジャもこの弱点を突かれて殺されたという。
  • 名前の由来は「ワームホール」の直訳であろう。ザ・ヴァーティゴ=サン曰く、アノヨとの接続を試みるうちに発見されたジツではないかとのこと。

アンタイ・ウェポン

  • ムシアナ・ジツによって開かれた亜空間より取り出される、黒く放電しながら不安定にその輪郭を変え続ける反物質武器。
    • 一般に知られる反物質とは異なり、気体などとは反応しない。接触した対象を球状に抉り取り、エネルギーを放射することもなくアンタイ・ウェポン諸共消滅させる。
      • 接触=消滅=死。ガードや受け流しももれなく死につながる為、ザ・ヴァーティゴ=サンも嫌がる。
    • 作中で確認できる形態は、「棒」「首狩りナイフ」「クナイ」「ジャベリン」「大剣」の五種。
    • 対策としては、スリケンの大量投擲で相殺可能。またツヨイ・スリケンの連射で相殺効率が上がるようなので、例え小さくても一発一発の運動エネルギーが大きいなら相殺(あるいは破壊)出来る模様。

ストーリー中での活躍

ネタバレの足元の地面に円い暗黒が口を開いた。「アイエッ!?」ネタバレは格納の中にスポンと吸い込まれ、一瞬にして見えなくなった。

  • 死後、彼がネオサイタマを手中に収めんとする陰謀を画策していたことがメンタリストの口から語られた。「ネオサイタマに出向き、一方で暗殺者を雇ってディプロマットを襲い、ポータル機能を排除して地理的な独立性を確保する……」というもの。
  • ただしこれは彼の死後、グランドマスターの派閥抗争の中で、でっち上げられた作り話である可能性も高い。死人に口無し、とはかのミヤモト・マサシが残したコトワザである。

一言コメント

「イクサの前に貴様にひとつ教えてやろう。コメントとしてな」
  • ウキヨエ版見直してたらカラテのぶつかり合いでメンポ割れ起こしてたが、その頭がツルツル・・・ドメイン=サンはハゲ・・・アバッー! -- 2021-12-21 (火) 17:26:53
  • ダークドメイン=サンを略してダメ=サンとか言っちゃったザイバツニンジャとかいそう -- 2021-12-21 (火) 18:50:07
  • ↑2いつぞやの質疑応答でスキンヘッドって言われてたはず -- 2021-12-22 (水) 13:13:18
  • ウキヨエ版ラストのヌンチャク乱舞が思いの外エグかった。メンポ完全破壊でグッドルッキング素顔見れるかなーと妄想してたら原形留めてないうえに真っ二つて… -- 2021-12-28 (火) 15:05:46
  • 孤独な処刑エージェントなのに恋人いたとか孤独は詐称な。まあ、フジキドも中流サラリマンだが温かい家庭だったが、それを失って変貌したが。 -- 2021-12-31 (金) 07:18:26
  • ウキヨエ版のメイアルーアジコンパッソの応酬はヨゴ=センセイのワザマエに舌を巻くばかりでした…おお、ゴウランガ!ゴウランガ! -- 2022-03-26 (土) 20:54:31
  • 「何事も暴力で解決派閥の頂点にある男」って表現が好き -- 2022-04-01 (金) 14:35:50
  • ウキヨエ版でだけどあのナラクに当人のワザマエそのものを素直に強いと評されたのが何気にスゴイ気がする。 -- 2022-08-10 (水) 09:39:26
  • ↑確かにナラク=サンがソウルではなく器の方を褒めるのは珍しい気がしますネー -- 2022-10-12 (水) 16:24:44
  • 実際オバケめいた異形の使い手が多いネガティヴのジツの元締めなのに、マイニユ本人は人の姿のままだったっぽいのが強者感あるような。シャードの記述からしてマイニユの使うジツは一つや二つではきかなそうだけど、生存してたら師父のように新たなジツが発現してたんだろか -- 2022-10-13 (木) 20:42:07