イタリア RankVII ジェット戦闘機 F-104S-ASA

概要
Update 2.15 “Wind of Change”にて追加された。
F-104Sの近代化改修型で、ルックダウン性能に優れる新型レーダーやスパローの改良型である「アスピーデ」、そしてWTの超音速機としては初解禁となるAIM-9Lサイドワインダーを備える。
機体情報(v2.15.0)
必要経費
| 必要研究値(RP) | *** |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | *** |
| 乗員訓練費(SL) | *** |
| エキスパート化(SL) | *** |
| エース化(GE) | *** |
| エース化無料(RP) | *** |
| バックアップ(GE) | *** |
| 護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 11.3 / 11.0 / 11.0 |
| RP倍率 | *** |
| SL倍率 | *** / *** / *** |
| 最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 2,344⇒2,431 / 2,316⇒2,387 |
| (高度15,240m時) | |
| 最高高度(m) | 16,000 |
| 旋回時間(秒) | 34.5⇒33.5 / 34.7⇒34.0 |
| 上昇速度(m/s) | 225.5⇒297.4 / 216.5⇒260.0 |
| 離陸滑走距離(m) | 850 |
| 離陸推力(kgf) | 4730⇒*** / 4630⇒*** |
| A/B推力(kgf) | 7430⇒*** / 7380⇒*** |
| 毎秒射撃量(kg/s) | *** |
| 燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
| 銃手(人) | *** |
| 限界速度(IAS) | 1,527 km/h |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h, (着陸)*** km/h |
| 主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
レーダー
| 分類 | 有無 | 距離 (km) |
|---|---|---|
| 索敵レーダー | 〇/× | **/**/** |
| 測距レーダー | 〇/× | *** |
| 追跡レーダー | 〇/× | *** |
| 火器管制装置 | 〇/× | *** |
| 敵味方識別装置 | 〇/× | *** |
| 捜索中追尾 | 〇/× | *** |
| レーダー警報装置 | 〇/× | - |
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
|---|---|---|---|---|---|
| 通常/ステルス | |||||
| 機銃 | ***mm △△△ | * | *** | △△△ | **/** |
| 機関砲 | ***mm △△△ | * | *** | △△△ | **/** |
| 機銃 (単装) | ***mm △△△ | * | *** | △△△ | ** |
弾薬
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
追加武装
| 凡例 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 記号 | 意味 | 記号 | 意味 | |
| RKT | ロケット | BMB | 爆弾/機雷 | |
| IBMB | ナパーム弾 | GBU | 誘導爆弾 | |
| AGM | 対地ミサイル | AAM | 対空ミサイル | |
| TRP | 魚雷 | GUN | 機関銃/機関砲 | |
| CM | 対抗手段 | DTK | ドロップタンク | |
| 分類 | 名称 | パイロン | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | ||||
| AAM | AIM-9L | 1 | 1 | 1 | 1 | |||||||||
| AAM | Aspide-1A | 1 | 1 | |||||||||||
| BMB | Mk 82 Snakeye | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||
| BMB | MK82 500 lb | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||
| BMB | MK83 1000 lb | 1 | 1 | 1 | ||||||||||
| BMB | MK84 2000 lb | 1 | ||||||||||||
| IBMB | BLU-1 | 1 | 1 | 1*1 | 1 | 1 | 1 | |||||||
| RKT | Zuni Mk32 | 4 | 4 | |||||||||||
| RKT | FFAR Mighty Mouse | 19 | 19 | 19 | 19 | |||||||||
| GUN | 20mm M61A1 | 1 | ||||||||||||
| RDR | Aspide aim block | 1 | ||||||||||||
| 分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*2 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
| BOM | **lb △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **lb (爆薬量**kg) |
| BOM | **kg △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) |
| TPD | **kg △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 投下可能速度 0-**km/h 投下可能高度 0-**m |
| RKT | **mm △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 重量**kg |
| GUN | **mm △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 搭載弾薬数 ** 搭載時の 毎秒射撃量 **kg/s |
| RKT & BOM | **mm △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 重量**kg |
| **kg △△ | * | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) | ||||||
| AAM | △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 重量**kg |
| AGM | △△ | * | -**/-** | -**/-** | +**/+** | ** | △ | 重量**kg |
爆弾
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
ロケット
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
ミサイル
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
魚雷
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
ガンポッド
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
機雷
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
機体改良
| Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | *** | *** | *** |
| ラジエーター | ||||
| **mm弾薬ベルト | ||||
| **mm銃座用弾薬ベルト | ||||
| II | コンプレッサー | *** | *** | *** |
| 機体 | ||||
| 新しい**mm機関銃 | ||||
| 新しい**mm銃座用機関銃 | ||||
| III | 主翼修理 | *** | *** | *** |
| エンジン | ||||
| **mm弾薬ベルト | ||||
| 爆弾懸架装置 | ||||
| IV | インジェクター交換 | *** | *** | *** |
| **オクタン燃料使用 | ||||
| カバー交換 | ||||
| 新しい**mm機関砲 | ||||
| ロケット懸架装置 | ||||
カモフラージュ
研究ツリー
| 前機体 | F-104S |
|---|---|
| 次機体 | F-16A ADF (IT) |
解説
特徴
AIM-9J、AIM-7Eに代わってAIM-9Lとイタリアが独自改修したAIM-7E-2である"Aspide-1A"が運用可能になり、アビオニクスの換装が施されたF-104S。
AIM-9Lの追加によりIRAAMでの全方位交戦能力を得たほか、レーダーの換装で追加されたSRC MTIにより低空飛行中や高高度から撃ち下ろす状況でのSARHAAM運用が可能となっている。
MTIモードの使い方はレーダーのページが詳しいが、簡単に言えば地表で反射したレーダー波が写るまでの高度限定で使えるPDレーダーである。今まで地表付近だとクラッターに制限されていた場面で使えるモードと考えればいい。
ちなみにRWRはロックオン警報が鳴るのみでミサイルの発射警報はなし、レーダー照射の方向すらわからない
しかし、これらの強化が為された分BRも上昇しており、2025年5月現在の空RBにおけるBRは驚異の12.0で、マッチで出会う機体のほとんどが第三世代機、なんなら第四世代機である。一応本機は第二世代機に分類される
出会う敵のほとんどに機体性能or武装とアビオニクス、もしくはその両方で劣っているため、厳しい戦いを強いられる。
開発&改修は心して挑むように。
F-104Sと武装面で比較すると、あちらが翼端+翼下+胴体下と計6発のAIM-9Jと搭載出来たのに対し、こちらは胴体下の2本分が搭載できず、計4本となる。
250ポンド爆弾が搭載出来なくなった他、なぜか胴体真下のパイロンにBLU-1を懸架出来なくなり、BLU-1は最大6発となる。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
前述の通り本機のBRは12.0とかなり高く設定されている。
ひとたびフルボトムを引いてしまえば、Su-27やF-15Aなどの中期第四世代機、JA37DIやAV-8B Plusなどの一部ARHAAMを扱える機体と戦うことになる。当然性能差は月とスッポンであり、正面戦闘ではかなりの苦労を強いられる。
ではトップマッチを引けば確実に活躍を見込めるのかと聞かれれば、答えはNoである。
格下の11.7にはAspideより遥かに高性能なR-24Rを運用できる上こちらの速度性能など無に返す速度性能を持つMiG-23ML系列、同格にはAIM-7Fを最大6本振り回せるF-4S Phantom IIや、同様の武装でありながら高性能なレーダーとF-104比で良好な機体性能、さらに大量のCMを備えるまさに本機の上位互換とも言えるJA37D、IRCCM付きミサイルのMagic2を運用できるMirage F1Cなどが鎮座しており、こちらでも正面戦闘では不利を強いられることになる。
ではどう立ち回れば良いか、ここからが本題である。
それはズバリ「徹底的に正面戦闘をしないこと」だ。
これまでのF-104と同様絶望的に曲がらない本機では、撃たれてから機動でミサイルを回避することが絶望的に難しい。そのため、そもそも敵にミサイルを撃たれない立ち回りが重要になる。
初動は低空で左迂回する味方のさらに2回りほど大きく迂回し、敵のF-14などに狙われる可能性を限りなくゼロに近づけよう。
ミサイル合戦を凌ぎ、敵の小基地を通り過ぎる手前あたりでマップ中央やや敵陣寄りに向けて変針。正面から味方を狙って突っ込んでくる敵に向かって6km前後でAspideを投げよう。数少ないキルチャンスであるため、Aspideは惜しみなく使ってしまって良い。自機が狙われている場合、落ち着いてマルチパスが効く高度(対地高度60m以下)を保てばミサイルは勝手に外れていく。もしAspideが外れてしまっても、わざわざ反転して敵機を深追いするようなことは絶対にしないように。エネルギーを失い、格好の的になってしまう。
Aspideを投げ終えるころには、自拠点から見て右側にある敵小基地の手前あたりに来ているはず。このタイミングで自拠点側に変針し、マップ中央で味方とミサイルを撃ち合っている敵の横腹を突くようにAIM-9Lを投げていく。ここで狙い目なのは、味方にSARHAAMを撃った直後の敵だ。前方の味方に夢中になっていてこちらのミサイルに気付かない可能性が高い上に、AIM-9Lのシーカーが敵の放つSARHAAMの排煙に吸われてしまう可能性を限りなく低くすることができる。ミサイルを撃ったあとは相手が後方不注意であることを祈ろう。
ここで注意すべきは、遅刻してきた敵から放たれるミサイルたちである。上記のAIM-9L投げつけ作業をしている間は自機もまた敵機に横腹を見せている状況なので、当然IRAAMを撃たれ放題。敵を見定めながら周辺確認、ミサイルを投げたら周辺確認、撃たれていたならフレアで回避。大抵のIRAAMなら撃たれてもフレアを撒けば無事な場合が多い。IRCCM持ちに追われた場合はプレフレアでお祈りしよう
そうこうしているうちに、こちらのミサイルは撃ち切りになっているはずだ。ミサイルがなくなったらさっさと帰投し、来たる少人数戦に備えよう。あとは君の腕次第。
長々と書いてきたが、要するに撃たれない立ち回りと一撃離脱を徹底せよ、ということである。
正面切って戦うようなことはせず、味方への支援を主に戦っていこう。
ACMは4kmまでしか探知できない上に感度も悪いので、SRC MTIの狭角でのACQロックをメインにすることをお勧めする。
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
イタリア空軍は1969~79年にかけて205機のF-104Sを調達し、要撃機ないし戦闘爆撃機として運用していたが、1980年代以降それらの近代化改修に乗り出すこととなった。同時期にパナビア・トーネード戦闘攻撃機やAMX軽攻撃機の開発・配備が進んでいたこともあり、F-104Sの近代化は対空戦闘力の向上に重点が置かれた。
1986年から、147機のF-104Sが約6000億リラの費用をかけて改修され、名称をF-104S-ASAに改めた。末尾のASAは"Aggiornamento Sistemi d'Arma"(武器システムアップグレード)の頭文字を取っている。レーダーを周波数ホッピング・ルックダウン・シュートダウン機能と新型IFFを備えたR21G/M1に換装。旧型のミサイルに代わり、全方位交戦能力を持つAIM-9Lサイドワインダーと、セレニア社の独自改良型スパローである「アスピーデ」の運用能力を獲得した。
なお、アスピーデの開発・統合作業が遅延していたため、従来のAIM-7スパローを搭載していた間は「ASA-1」、アスピーデが運用可能になった後は「ASA-2」と便宜上呼び分けられていたという。
また、1998年よりASAのうち49機が追加改修を受けF-104S-ASA/Mとなった。こちらは信頼性向上に主眼を置いたものであり、GPS・新型TACAN・LN-30A2慣性航法装置の装備やコックピット計器類の更新、対地攻撃関連機器の全撤去、風防前方に装備されていた旧型サイドワインダー補助用の赤外線照準器も取り外された。この際、15機のTF-104Gも同様の改修を受けTF-104G/Mとなった。
このような改修を受けつつ長らく運用されていたが、実戦部隊からは2004年10月に退き、最後まで残った空軍テストセンターの4機(TF-104G/MとF-104S-ASA/M各2機)も2005年7月27日にプラティカ・ディ・マーレ空軍基地で最終飛行を実施し、完全退役した。
小ネタ
日本語圏のWebサイト等では「F-104Sは機銃を装備していない」「F-104S-ASAにて機銃装備が復活」といった記述が散見されるが、実際のところ
- F-104Sには機関砲装備の戦闘爆撃仕様と機関砲を撤去した要撃仕様が存在
- 現役当時のF-104S-ASAの写真に「機首の砲口が無い(塞いでいる)」ものが多数存在
といった点を鑑みるに「電子機器収納の都合上、セミアクティブ・レーダーAAMと機関砲の両立が出来ない」F-104SのジレンマはF-104S-ASAも同様だったと考えられる。
そして、WarThunderにおいてもアスピーデと機関砲の同時装備は不可能となっている。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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