//航空機テンプレートバージョン17.01.1
*日本 RankIV 戦闘機 J2M3 / 雷電二一型 [#A1_Top]
//↑は国家名 Rank(ローマ数字←半角英字で表記) 機種カテゴリ 機体名(機体アイコンマウスオーバーで表示される詳細版・英語表示)を記載してください。
//例:ソ連 RankII 重戦闘機/戦闘攻撃機 Pe-3/Early
//ただし、ここの機体名に関しては、判りやすいよう日本語表記等を追記しても良いこととします。
//例:日本 RankIII 軽戦闘機 Ki-43-III otsu Hayabusa 一式戦闘機三型乙 隼
&attachref(./shot 2016.09.11 22.44.20.jpg,nolink);
**概要 [#A1-1_Summary]
//↓概要説明は実装時のバージョンや機体特性、武装、史実などページ全体の要点をとりまとめたものを2~3行でコンパクトにまとめること。本格的な解説は【解説 [#A3_Explanation]】にて。
Ver1.45で追加された日本のRankIV戦闘機。
[[一一型>J2M2]]譲りのずんぐりした紡錘形のフォルムから繰り出される、日本機らしからぬ上昇力はこのランクでも超一級。敵爆撃機の上を取って迎撃機としての役割を果たす事が出来る。2号銃と1号銃の混載ながら20mm銃4門装備で火力も申し分ない。
*機体情報(v2.43.0.114) [#A2_Data]
//↑情報元クライアントのバージョンを記入して下さい。
//Ver.1.59の時点では、機体アイコンマウスオーバーで表示される性能表が開発状況に合致していない場合がありました。機体カスタマイズ(プレビュー)で画面左上の性能表で、最高速度・旋回時間・上昇速度の数値の下に黄色のバー(開発の進み度合いが判る)が表示されているとき、その数値は正確な数値を示していると言えます。念のためご確認ください。
**必要経費 [#A2-1_Costs]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~必要研究値(&color(blue){RP};)|54,000|
|~機体購入費(SL)|185,000|
//|~機体購入費(&color(Red){GE};)|***|
//|~機体購入費($)|**.**|
|>||
|~乗員訓練費(SL)|52,000|
|~エキスパート化(SL)|185,000|
|~エース化(&color(Red){GE};)|940|
|~エース化無料(&color(Blue){RP};)|480,000|
|>||
|~バックアップ(&color(red){GE};)|40|
|~護符(&color(red){GE};)|1,500|
//|~デカール枠解放(&color(blue){RP};)|***|
**BR・報酬・修理 [#A2-2_BR_Rewards_Repair]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~【AB/RB/SB】&br;(初期⇒全改修完了後)|h
|~バトルレーティング|6.7 / 5.7 / 5.0|
|~&color(Blue){RP};倍率|1.66|
//↑課金機体の場合、「(+100%)」と護符分のボーナスを加えて表記。例:「1.72 (+100%)」
|~SL倍率|1.0 / 2.1 / 4.4|
|~最大修理費(SL)|2,407⇒3,401 / 5,483⇒7,484 / 7,639⇒10,427|
**機体性能 [#A2-3_Statistics]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~(初期⇒全改修完了後)&br;【AB/RB&SB】|h
|~最高速度(km/h)|572⇒625 / 553⇒596|
|~|(高度5,500m時)|
|~最高高度(m)|11,500|
|~旋回時間(秒)|19.9⇒18.1 / 20.5⇒19.0|
|~上昇速度(m/s)|16.7⇒27.3 / 16.7⇒21.3|
|~離陸滑走距離(m)|300|
|>||
|~エンジン型式|三菱 ハ-32-23|
|~最大出力(hp)|1,387⇒1,764 / 1,371⇒1,550|
|~離陸出力(hp)|1,657⇒2,034 / 1,641⇒1,820|
//|~離陸推力(kgf)|***⇒*** / ***⇒***|
//↑X線画面でエンジンにカーソルを合わせると表示される
|>||
|~毎秒射撃量(kg/s)|4.29|
|~燃料量(分)|min18 / 20 / 30 / 45 / max62|
//|~銃手(人)|***|
|>||
|~限界速度(IAS)|820 km/h|
|~降着脚破損速度(IAS)|350 km/s|
|~フラップ破損速度(IAS)|(戦闘)488 km/h, (離陸)454 km/h,(着陸)280 km/h|
|~主翼耐久度|-9G ~ 12G|
//↑↑フラップ破損は大体の速度でOK。戦闘フラップの代わりに離陸フラップ等がある場合は適宜表記を変更。
//↑主翼耐久度は主翼が折れる直前のGを表記。折れない場合は「-∞G」「∞G」と表記しても良い。一応の耐久度の限界値は設定されているらしいが、通常プレイでデータ取得が難しい場合(20G以上等)は公式英語Wikiやデータシートも参考に。
**武装 [#A2-4_MainWeapons]
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分類|~名称|~搭載数|~装弾数|~搭載箇所|~購入費用(SL)|h
|~|~|~|~|~|通常/ステルス|
|~機関砲|~20mm&br;九九式一号|2|380|翼内|125/185|
|~機関砲|~20mm&br;九九式二号|2|420|翼内|135/210|
//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
**弾薬 [#A2-5_Shells]
[[''搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く''>搭載武装解説]]
#include(20 mm Type 99 Model 1 cannon,notitle)
#br
#include(20 mm Type 99 Model 2 cannon,notitle)
//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
//この項目の表は「搭載武装解説」の各国ページにリンクが張られている各武装のページからデータを引用している。「weapon_dummy」をページ名に置き換えて欲しい。
//データが更新されて古くなっている場合は、大本のページを編集して欲しい。これを編集すると、全てのページにある武装データが一度に更新される。
**追加武装 [#A2-6_PayloadOptions]
//追加武装:無し
|>|>|CENTER:SIZE(12):|>|>|CENTER:SIZE(10):|>|CENTER:SIZE(12):|CENTER:SIZE(10):|c
|~分&br;類|~名称&br;種類|~搭&br;載&br;数|>|>|~影響【AB/RB&SB】|~費用&br;(SL)|~搭載条件|h
|~|~|~|~最高速度&br;(km/h)|~上昇速度&br;(m/s)|~旋回時間&br;(sec)|~|~|h
|~BMB|~60kg&br;九七式六番陸用爆弾|2|COLOR(Red):-13.0/-13.0|COLOR(Red):-1.6/-1.6|COLOR(Red):+0.5/+0.7|30|-|
|>|>|>|>|>|>|>||
|~RKT|~三式一番二八号爆弾一型|2|COLOR(Red):-10.8/-10.8|COLOR(Red):-0.5/-0.5|COLOR(Red):+0.1/+0.2|16|三式一番二八号爆弾一型|
|>|>|>|>|>|>|>||
|~RKT|~五式一番九号爆弾|2|COLOR(Red):-10.8/-10.8|COLOR(Red):-0.6/-0.6|COLOR(Red):+0.1/+0.2|16|五式一番九号爆弾|
|>|>|>|>|>|>|>||
|~RKT|~三式六番二七号爆弾一型|2|COLOR(Red):-13.7/-14.4|COLOR(Red):-1.8/-1.8|COLOR(Red):+0.5/+0.8|25|三式六番二七号爆弾一型|
|>|>|>|>|>|>|>||
|~RKT|~五式六番九号爆弾|2|COLOR(Red):-13.7/-14.4|COLOR(Red):-2.1/-2.1|COLOR(Red):+0.7/+1.0|55|五式六番九号爆弾|
***爆弾 [#A2-6-1_Bombs]
#include(60 kg Navy Type 97 Number 6 ground bomb,notitle)
#br
***ロケット[#A2-6-2_Rockets]
#include(Type 3 No.6 Mod.27 Mk.1 rocket,notitle)
#br
#include(Type 3 No.1 Mod.28 Mk.1 rocket,notitle)
#br
#include(Type 5 No.1 Mod.9 rocker,notitle)
#br
#include(Type 5 No.6 Mod.9 rocket,notitle)
#br
**機体改良 [#A2-7_Modifications]
''[[解説ページを開く>性能・パーツ]]''
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|~名称|~必要量(&color(Blue){RP};)|~購入費(SL)|~購入費(&color(Red){GE};)|h
|~I|~胴体修理|2,400|4,400|200|
|~|~ラジエーター|~|~|~|
//|~|~ボディーアーマー|~|~|~|
//|~|~防弾ガラス強化|~|~|~|
|~|~20mm弾薬ベルト|~|~|~|
|~|~三式一番二八号爆弾一型|~|~|~|
//|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~**mm銃座用弾薬ベルト|~|~|~|
|>|>|>|>||
|~II|~コンプレッサー|2,600|4,700|220|
//|~|~新しいブースター|~|~|~|
|~|~機体|~|~|~|
|~|~20mm弾薬ベルト|~|~|~|
|~|~五式一番九号爆弾|~|~|~|
//|~|BGCOLOR(#FFDDDD):~新しい**mm銃座用機関銃|~|~|~|
|>|>|>|>||
|~III|~主翼修理|2,400|4,400|200|
|~|~エンジン|~|~|~|
|~|~新しい20mm機関砲|~|~|~|
//|~|~後部装甲板強化|~|~|~|
|~|~三式六番二七号爆弾一型|~|~|~|
|>|>|>|>||
|~IV|~インジェクター交換|3,800|6,900|320|
//|~|~**オクタン燃料使用|~|~|~|
//|~|~耐Gスーツ|~|~|~|
|~|~カバー交換|~|~|~|
|~|~新しい20mm機関砲|~|~|~|
|~|~五式六番九号爆弾|~|~|~|
//名称にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座関連
**カモフラージュ [#A2-8_Camouflage]
#region(''クリックで表示'')
|>|SIZE(12):|c
|>|~規定|
|>|&attachref(./War Thunder Screenshot 2021.05.21 - 09.38.20.82.jpg,nolink,100%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|-|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|標準カモフラージュ|
|>||
|>|~J2M3, "352-50", 352th koukutai|
|>|&attachref(./War Thunder Screenshot 2021.05.21 - 09.29.03.31.jpg,nolink,100%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|ガチャ&マーケットプレイススキン|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|第三五二海軍航空隊(352空)所属の雷電二一型のカモフラージュ&br;スキン制作者:[[z2152c>https://live.warthunder.com/user/z2152c/]]|
|>||
#endregion
**研究ツリー [#A2-9_Tree]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~前機体|''[[J7W1]]''|
|~派生機体|''[[J2M5]]''|
|~次機体|''[[Ki-83]]''|
#br
*解説 [#A3_Explanation]
**ゲーム内計測値 [#rc6c7561]
Gaijinはゲーム内の空気の密度をアップデートの時に変更する場合があります。それはエンジンの冷却、加熱、また上昇や加速にも関わってきます。昔のverと現在のverで数値と違うのはそれも影響しているためと考えられます。
***ver1.4.9 [#redd9ab2]
カスタムバトル クルスク 燃料 20:00
RB
上昇力
0-3000m 2:03 24.4m/s
0-6000m 4:05 24.5m/s
上昇角度
0-6000m 20°
限界速度
IAS 800km/h
***ver1.5.5 [#cdce95b1]
カスタムバトル クルスク 燃料 20:00
RB
50m-3000m 1:39(wep使用) 1.52(wep不使用)
50m-6000m 3:45(wep使用) 4:16(wep不使用)
上昇角度
50-6000m 20°
-離陸後高度50mで400km/hまで水平加速、400km/hに達した瞬間より計測開始、上昇角度固定。
限界速度
IAS 800km/h
<
IAS表示の数値が赤くなるのは760km付近。
(限界速度はその速度になった瞬間壊れるというわけではありません。その時の機体の状態(地面に対する機の角度等)によって実際に翼が吹き飛ぶ速度は変わります。)
**特徴 [#A3-1_Characteristics]
日本機...というよりはレシプロ単発戦闘機とは思えぬほどの上昇率の高さが特徴。フル改造であれば一部のジェット機の上昇率よりも高い。ただ昇らないと性能を活かせないのでRBでAI狩りをするなりして早めに改修を終わらせよう。日本機で珍しく弾薬改修かエンジン改修かどちらを優先にするか迷う機体。旋回性能は劣っているが最高速はこれまでの日本機以上に出るので、零戦や隼とは違い、[[一撃離脱>テクニック#idb6acb3]]に徹しよう。
Manual Engine Controlで飛ばす場合、ラジエーター、プロペラピッチ、過給機の3つを弄ることができる。オイルラジエーター調整はない。自動プロペラピッチ調節機能もついているが、プロペラピッチ100%でもエンジンは壊れない。過給器はだいたい2,500mで切り替えると良い。&color(Silver){(自動エンジン制御が2500mで切り替えていたため)};
防弾装備はそれまでの日本機に比べると充実しているものの&color(Red){コクピット前面がほぼ全面燃料タンクで覆われている為、正面の被弾に非常に脆弱};なので注意が必要である。
↓ご覧のとおり。
#region(透過画像)
&attachref(./J2M3.jpg,nolink);
#endregion
ちなみに燃料を20分にすることで翼内燃料タンクに燃料が入らないので、かなり燃えなくなるという話もある。
%%また、操縦席前面の防弾ガラスは現状12mmしかない。多くの資料では45mmか70mmとされており、実装当初はそれに即して70mmだったのだがいつの間にか薄くなってしまった。%%
が、1.63で70mmに戻された。
なお、RB以上では速度がIAS450km/h超えたあたりでフラップが吹き飛ぶ。フラップは命なので飛ばさないようにしよう。
**立ち回り [#A3-2_HowToFight]
''【アーケードバトル】''
速度、上昇に特化した性能であり、旋回戦は避けて一撃離脱を意識した戦い方をしよう。アーケードの仕様上適切な角度を保っていればWEPの連続使用で一気に5000mまで登ることが出来る。火力は十分にあるので敵の爆撃機を狙うのも良し、迎撃機を狙うのも良し。ただし、非常に燃えやすいので爆撃機を狙う際は攻撃方向に注意。真後ろからの攻撃は厳禁。敵の防御機銃が無い部分や上方向からパイロットキルを狙うなど工夫が必要。一撃離脱戦法に徹していれば活躍しやすい機体ではあるが、どうしても旋回戦をしなければならない場合はフラップと車輪の出し入れを使って調整しよう。
#br
''【リアリスティックバトル】''
かつては同格トップクラスの上昇とそこそこの旋回を両立した優秀な機体だったが、度重なる下方修正を受けて上昇・旋回・速度全てで疾風に劣る程度の性能となってしまった。にもかかわらずBRは5.3から5.7へ上昇。ちなみにBR5.0の試製雷電に対しては速度は同等、上昇・旋回では明確に劣り、強みは装弾数くらいである。本機は日本機らしい旋回性がないためドッグファイトを仕掛ける相手はよく選ばねばならず、上昇が下がったうえに高速域での運動性が特段良いわけでもないため一撃離脱にも強みを見出しにくい。被弾すると容易に炎上するため爆撃機迎撃やヘッドオンにも向かず、速度では同格機より30~100㎞/hほど劣速のため逃げることも追うことも不得手である。下がったとはいえそれなりの上昇と低中速域での旋回を武器に戦うしかないのだが、同格にはF4U-4B、Bf109 K4、Yak-3U、Spitfire LFなど上昇・旋回・速度・火力を高次元で両立する機体が揃うBR帯のため上を取って一撃離脱するのも旋回戦を挑むのも容易ではない。武装は翼内に20mm4門の大火力、と言えば聞こえはいいが99式1号銃と2号銃の混載であり、1号銃はションベン弾と揶揄された低初速砲で弾道特性が悪いため近距離で射撃しないと4門分の火力は発揮できない。弾数は4門計800発と豊富で当たればそれなりの威力はあるもののAN/M3やMG151と比較するとパンチ力に欠ける。エンジンに関してはMECすれば連続でWEPを使用でき、マップにもよるがペラピッチ100%、オイルラジエータ20~30%、ラジエータ20~30%、混合比60~70%、過給器ギア切り替え高度は2300m前後が目安である。
総論として、強みであった上昇・旋回が低下した上に元々低い速度や撃たれ弱さはそのままBRが上昇した結果、各国の高性能レシプロが集まるBR5.7機としてはかなり微妙なものとなってしまった。最低限の上昇はあるので何もできないほど弱いわけではないが、現環境においては総じて厳しい戦いを強いられると言わざるを得ない。
#br
''【シミュレーターバトル】''
--加筆求む--
**史実 [#A3-3_History]
雷電は、太平洋戦争末期に日本海軍が運用した局地戦闘機(乙戦)。連合軍のコードネームはJack。
開発は三菱。製造は三菱/空技廠。
#region(''詳細'')
昭和12年、日本は盧溝橋事件を発端とした中華民国との紛争(1937~1941[[支那事変>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%AF%E9%82%A3%E4%BA%8B%E5%A4%89]]。双方とも宣戦布告はしていないので戦争ではない。)に突入していた。しかし中国は広く、戦線は次第に大陸の奥地へと拡大してゆく。
当時海軍は陸軍との作戦協定によって、この紛争に介入し航空作戦を展開していた。これに対し中国軍はソ連製のSB爆撃機を用いて上海や南京などの要地への爆撃を行う。ところが当時海軍には戦闘機といえば艦上戦闘機(九五式艦戦及び[[九六式艦戦>http://wikiwiki.jp/warthunder/?A5M4]])しかなかった。そのため高々度を高速で飛来する爆撃機の捕捉・撃墜は難しく、度々爆撃による被害を被るようになっていた。
この問題に頭を痛めていた海軍では「艦戦だけではなく、海軍独自の陸上基地から発進する拠点防衛用の局地戦闘機を開発しよう」ということが決定される。
十二試艦上戦闘機の試作一号機受領からまもない昭和14年4月。海軍は第十二航空隊と横須賀航空隊からの要望を取り入れた局地戦闘機開発要求を策定。三菱に対し十四試局地戦闘機の開発を指示する。これまで戦闘機の採用にあたって「航続距離」と「運動性」にその重きを置いてきた海軍であったが、それらを犠牲にしてまでこの十四試局地戦闘機に求めたのは「上昇力」「速力」「火力」の三つであった。
この要求に対し三菱は、九六式艦戦・零戦の設計者として当時海軍から高く評価されていた堀越二郎技師を設計主務者とし開発を開始。
高い上昇力と高速性を実現するため、発動機は当時日本で最大馬力であった「火星」を搭載した。火星はその馬力の割に大直径であったためそれを搭載する胴体は太く、空気抵抗を考慮した紡錘形であった。また紡錘形ゆえに発動機は機首のやや後方に位置し、主軸はより延長されたものを用いた。
試作機は昭和17年2月に初飛行。しかしその性能は要求性能に及ばず、より大馬力の火星二三型を搭載した十四試局地戦闘機改の開発を進めることとなる。
同年10月に初飛行した十四試局地戦闘機改は要求仕様をほぼ達成。これでようやっと局地戦闘機が採用できるぞい!と思った海軍であったが、じつはこの十四試局地戦闘機改にはより深刻な問題が発生していた。なんと最大出力発揮時に大きな振動が発生し、局地戦闘機の要とも言える高速での飛行に差し障りが出てしまうことが判明したのだ。しかもこの振動の原因はなかなか判明せず、さらにテストパイロットであった帆足工大尉が墜落事故で殉職するなどのアクシデントに見舞われ一年近く採用が延期されることとなってしまった。(ちなみにこの事故は、尾脚のオレオ支柱が湾曲し、 脚下げと同時に昇降舵の軸管を圧して、下げ舵に作動したことが原因である)
こうした発動機の振動は大出力の発動機になると抑え難いもので、誉など他の2000馬力級発動機にも同様な問題が発生し、海軍を大いに悩ませていた。雷電同様、彩雲や紫電が実用化に1年近い歳月を費やしているのもこれが一因である。
結局、振動の原因は発動機の一次振動とプロペラの剛性不足による共振現象であることが判明し、プロペラを剛性の高いものに取り替えるという対処療法的な対策を講じてこの共振現象を低減させることとなった。しかし、この対策はプロペラ効率が低下してしまう欠点があり、発動機側の改善が望まれた。最終的には、発動機にダイナミック・ダンパーを取り付けることが有効な解決策であるのだが、日本がこれに気づくのは終戦直前のことである(一方アメリカは、ツインサイクロンエンジンやツインワスプエンジンで既にこれらの改修を施していた)。
こうして火星二三型へプロペラと発動機の減速比に手を施したものを火星二三型甲として採用、J2M2,J2M3,J2M6に搭載されている。
ともかく、そうして実用に耐えうる程度に問題を解決した十四試局地戦闘機改は昭和18年に「雷電」として制式採用される。
しかし採用が遅れに遅れたため米軍機と比較して特別高性能とも言えず、また当時紫電改の評価試験が始まっていたこともあり生産は少数にとどまった。それでも少数ながら生産が継続されたのは、紫電改に搭載されていた「誉」が今だ問題を多く抱えていたためと、雷電の太い胴体がターボチャージャーやインタークーラーの搭載に有利で対B-29の切り札となり得ると考えられたためである。((だが火星もそこまで信頼性が高いとは言えず、実際に排気タービンを装備した雷電三二型も思ったような戦果を挙げることはできなかった。))
制式採用された雷電はまずバリクパパンの油田防衛にあたることとなっていた新設の第三八一海軍航空隊に一一型(7.7mm機銃×2、20mm機銃×2)が配備された。三八一空は油田から豊富に精製される高品質燃料を使って雷電の訓練に励み、油田地域に襲来するB-24などを相手に少なくない戦果を上げたという。
また本土防空を担っていた三〇二空は、雷電二一型(九九式一号20mm機銃×2、九九式二号20mm機銃×2)を装備し、日本の部隊の中でB-29に対し最も多くの戦果を上げた。これは雷電の性能だけではなく、三〇二空に所属していた赤松貞明氏(当時は空曹)の若手搭乗員に対する熱心な指導による部隊全体の練度向上のおかげでもある。
またアメリカ軍は、フィリピンで接収された二一型初期生産機(試製雷電改?製造番号3008号機)を用い、現地のクラーク飛行場にて様々なテストを行った。このテストで雷電は、最高速度671km/h(高度5,060m)、上昇力5分10秒/高度6,100mと日本側のカタログ・データを大幅に上回る結果を残している。(実際にテストを行ったか、推定値であるかは諸説あり) また、テストを実施した米軍のパイロットはこの雷電のことを、彼がテストした日本機の中で最良の戦闘機とまで称している。この雷電は極初期生産型のため、プロペラが初期、後期生産型と異なっている。もし後期生産型のプロペラであったなら、テスト結果の数値も変わっていたことだろう。
現在はアメリカ カリフォルニア州チノにあるPLANE OF FAMEの博物館に雷電二一型一機が展示されている。これは現存する唯一の雷電となっている。
#endregion
**小ネタ [#A3-4_Tips]
#region(◆翼内20mm機関砲の種類は何故違う?)
当時海軍の主力航空機用機関砲であった九九式20粍機関砲は、一号銃から二号銃への生産移行が始まっていた。雷電の制式化はこの移行時期ともろ被りしてしまい、二号銃の必要数を確保できない恐れがあったため、翼外側の機関砲は一号銃を搭載することとなった。こういったことは機関砲の移行時期にはよくある問題であり、陸軍でも隼(12.7mm2門の予定が、当初は7.7mmと12.7mmを1門ずつ積んだ)などで同様の対応をとった事例がある。
ちなみに後々二号銃に統一したた雷電甲型(略符号J2M○a)というものも存在する。甲はどうやら爆弾を四つ積めるようになったようである。
#endregion
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#region(◆モデル)
左胴体部にある機体の詳細を見てみると「型式:雷電二一型 製造番号:三菱第3014号 所属:未記入」と遠くて見づらいが書いてある。察している方もいると思うが、これは唯一の現存機の番号である。
他の日本機にも書いてあるので見てみるのも一興。ちなみに、ゲームでは流石に再現されていないものの、アメリカにいる実際の現存機はオリジナルカラーリングへ再塗装する際に、青木義博氏搭乗機のトレードマークだった二本線の稲妻が描き足されている。一説によると、この稲妻マークが非常にアメリカ人受けしたためだとか。
#endregion
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#region(◆If)
実は設計段階ではDB601の国内ライセンス生産品の搭載も検討されていた。だが当時の日本の工業力では液冷エンジンの信頼性は低く、また海軍から「昭和15年9月末日までに審査合格の空冷発動機を使用せよ」との指定があったため結局搭載は見送られ、火星を搭載することになっている。
#endregion
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#region(◆J2M3とJ2M5)
J2M5とはすぐ見てわかる点として風防の形が若干違う。M5は風防がM3にくらべ5cm高く、8cm広くなっている。また、胴体も削られているが、こういった胴体を削ることはFw190でもなされている。
#endregion
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#region(◆雷電エース、赤松貞明)
史実の箇所に名前が出た赤松氏は雷電に大変入れ込んでおり、「雷電を乗りこなせないお前らはどうかしている」と周囲に憤っていたのは有名な話。この赤松氏、あの大空のサムライに「海軍航空隊最強」と絶賛され、非常に尊敬されたほどのスーパーパイロットである。彼が雷電を乗りこなせたのは必然だったのかもしれない。
もっとも、大空のサムライは雷電の扱い辛さも熟知しており、「雷電を乗りこなせるのは赤松中尉しかいない」とまで評したこともある。
#endregion
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#region(◆でぶじゃない)
その太い見た目ゆえに重いと思われがちな雷電だが、実は紫電改よりも軽いのである。自重差でおおよそ100kg、全備重量差でおおよそ300kg軽い。
#endregion
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◆防弾ガラス
雷電の防弾ガラス、書籍によって厚さが異なっている。45mmと書いてあるのもあれば70mmとあるのもある。
//WarThunderの雷電はいつしかのアップデートで70mmから12mmにされてしまっている。
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◆二人乗り
単座戦闘機の振動問題で最大の悩みは技術者がその振動を実際に体感できないことである。そこで名古屋発動機製作所の山室技師が雷電の胴体燃料タンクをはずし、操縦席の後方にしゃがんで同乗することがあったという。
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◆地震
1944/12/7に東南海大地震が起きた際、空技廠飛行機部「雷電」主務の高橋楠正技術大尉は地上にあった雷電に乗っており、『機体の上でこんな大地震を体験するとは、なんと幸運なことであったことか』と語っている。
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//--加筆求む--
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//--加筆求む--
*外部リンク [#A4_Links]
#br
●[[WarThunder公式英語Wiki>http://wiki.warthunder.com/index.php?title=J2M3_Raiden]]
//↑対応する航空機のURLを添付。公式英語Wikiトップ→ http://wiki.warthunder.com/
#br
●[[WTフォーラム・データシート>URL]]
//↑対応する航空機のデータシートのURLを添付。WTフォーラム航空機データシートトップ→ http://forum.warthunder.com/index.php?/forum/312-aircraft-data-sheets/
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●[[公式Devログ>https://warthunder.com/en/news/2921/current]]
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