日本 Rank 2 駆逐艦 Harukaze-class, JDS Harukaze (DD 101), 1956/護衛艦はるかぜ(DD101)
概要
Update 2.13 “Winged Lions”にて追加された。
日本海軍駆逐艦の設計を踏襲した海上自衛隊の護衛艦。
艦艇情報(v2.*)
必要経費
必要研究値(RP) | 9200 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 22000 |
乗員訓練費(SL) | 6300 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 4.0 / 4.0 |
RP倍率 | 1.18 |
SL倍率 | 1.3 / *** |
最大修理費(SL) | 1330⇒*** / ***⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 3 / 3 / 3 |
船体 | 鋼, 16 mm |
上部構造物 | 鋼, 4 mm |
排水量(t) | 2340 |
最高速度(km/h) | 50⇒*** / ***⇒*** |
乗員数(人) | 240 |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 有 | **/**/** |
追跡レーダー | 有 | ** |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 5 inch/38 Mk.12 cannon, mount Mk.30 | 単装 | 3 | 1080 | 1 |
副砲 | 40 mm Bofors L/60 Mark 2 gun | 連装 | 4 | 16000 | 1 |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
5 inch*2/38 Mk.12 | 5 inch AAC Mk.34 | HE | 25 | 3220 | 792 | 0.4 | 36 | |||||
5 inch Common Mk.32 | Common | 24.49 | 1150 | 792 | 6 | 121 | 102 | 83 | 71 | 63 | 55 | |
5 inch SP Common Mk.46 | SP Common | 25.02 | 906.5 | 792 | 6 | 148 | 125 | 101 | 87 | 77 | 68 | |
5 inch AAVT Mk.34 | HE-VT | 25 | 3220 | 792 | 0.0001 | 36 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
40 mm Bofors L/60 | 汎用 | AP-T/HEFI-T | 80 | 70 | 66 | 57 | 50 | 45 |
AP clips | AP-T/AP-T/ AP-T/HEFI-T | 80 | 70 | 66 | 57 | 50 | 45 | |
HE clips | HEFI-T/HEFI-T/ HEFI-T/AP-T | 80 | 70 | 66 | 57 | 50 | 45 |
追加武装*3
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
対潜迫撃砲 | Mk.10 | 48 | 220 | 爆雷投射機 |
爆雷投射機 | Mk.6 | 8 | 100 | 爆雷投射機 |
爆雷投射機 & 対潜迫撃砲 | Mk.6 Mk.10 | 8 48 | 330 | 爆雷投射機 |
爆雷
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) |
---|---|---|
Mk.6 | 190 | 136 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) |
---|---|---|
Mk.10 Hedgehog | 29 | 25.44 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
戦後初の国産護衛艦であり、多数の米式装備を搭載している。主砲は門数こそ少ないが、発射速度が高くCommon弾も利用できるため十分な交戦能力がある。
ただし、魚雷が存在しないため巡洋艦などには対抗することが難しい。
特徴
魚雷を失った小型米駆逐艦、という様な立ち位置。なんか似た様なやついたな……
米海軍御用達の高角砲5/38砲3門とボフォース40ミリ機関砲8門の火力はこのランク帯としては必要十分といえる。一方で戦後艦共通の特徴として一部の艦を除き雷撃兵装が無い*4ため、決定打や格上への対処能力に欠ける。幸い、同BRの綾波は必要十分以上の雷装を持っているので、戦況に合わせて使い分けて戦おう。
--加筆求む--
【火力】
日本海軍駆逐艦の設計を踏襲しているだけあって、主砲配置も日本海軍艦駆逐艦によく見られるもので、主砲は前方に1門、後方に2門、側面に3門を指向できる。副砲は前方、後方共に4門、側面に8門である。ただし、俯角を取ろうとすると正面機関砲は主砲塔が邪魔になって射撃できないので注意。
日本海軍で長くお世話になる3年式12.7cm砲は初速が早く遠距離での戦闘や近距離でも偏差が少なく済むなどのメリットがあるのに対し、この艦の5/38砲は初速が遅く、若干の慣れが必要だ。綾波と使い分ける場合は注意が必要となる。しかしその一方で豊富かつ強力な弾薬類が使えるのが大きな利点であり、特に日本通常ツリー唯一のVT信管付き榴弾を使えるのは非常に心強いと言えるだろう。
ボフォース40ミリ機関砲8門の火力もありがたく、偏りのない配置の優秀さも相まって肉薄する魚雷艇、航空機などに十分な弾幕を浴びせることができる。
優秀な砲煩兵装を備える一方で先述した様に雷装がなく、格上艦や特に巡洋艦相手には苦戦(というか一方的にタコ殴り)するだろう。日本釣ツリーとしては数少ない高貫徹を誇る徹甲榴弾の早期開発をお奨めする。
ヘッジホックがあるが、あまり役には立たないだろう。誘爆の危険もあるので外すのも手だ。
【防御】
主砲塔の3ミリ以外存在しない。構造材はそこそこの厚みがあるが、期待するべきでは無い。他の駆逐艦と同様、被弾はできるだけ避けたい。
対空防御に関しては、このランク帯ではトップクラスに恵まれている。VT信管付き榴弾や40ミリ機関砲によって中遠距離での十分な対空戦闘ができる。ただし、20ミリ級の機銃がないので、敵機に近距離まで接近されると少々厄介である。
【機動性】
駆逐艦として可もなく不可もなく。
改修が終われば最高速度は68km/hを発揮可能だが、改修が終わるまではモッサリとした機動力しかなく、少々物足りない。幸い、サイズ相応の舵の効きはあるため、魚雷や爆撃を回避する分には問題にはならないだろう。
史実
護衛艦はるかぜは1956年(昭和31年)に就役した戦後初の国産護衛艦である。また日本の艦艇として初めてCICを導入した護衛艦でもある。長らく日本は支援艦建造に力を入れており、戦闘艦艇の建造は行っていなかった。しかし1952年12月に大蔵省より防衛分担費として130億円が艦艇建造費として割り当てられことが決定。第二幕僚監部は急遽国産戦闘艦艇建造を立案した。そこで1953年度予算で計画された甲型警備船であり、この計画では同時に乙型警備船3隻(いかづち・あけぼの)、丙型警備船(魚雷艇)など多くの水上艦艇が計画・建造された。
はるかぜ型護衛艦は船団護衛・対潜哨戒の他に漁業保護や救難、旗艦設備保持も求められており基本設計は財団法人船舶設計協会に委託された。
船体はタイプシップを旧大日本帝国海軍白露型駆逐艦、朝潮型駆逐艦としてそこにアメリカ海軍ギアリング級駆逐艦の長所を取り入れる形で設計され、アメリカ海軍駆逐艦が多用していた平甲板型が採用された。復原性能および旋回性能は日本海軍の基準が採用された。建造にあたっても電気溶接やブロック工法が初採用された。縦強度部材以外の部分については、工作の容易性と工費節約を優先し、若干の重量増加を覚悟で旧海軍よりも一般に厚くなっている。重量増加補うため、上部構造物には軽合金(舶用耐食アルミニウム合金)を使用しはるかぜ型護衛艦の船殻重量は601tとされる。
旧大日本帝国海軍とは異なり乗員の居住性にも配慮。ハンモックを廃止しアメリカ海軍式の3段吊パイプバースが導入され居住性改善が図られた。しかし艦隊司令部施設を急遽追加したことで設計時の計画よりはあんまり改善できず帝国海軍と大差はなかったらしい。しかも2番艦ゆきかぜでは更に減少してるとかいう悲しい現実も
主機関は蒸気タービンを採用したが戦後初ということもありその蒸気性状はどちらかと言うと大戦時のものに近い策定になされている。また同型艦でありながら1番艦はるかぜと2番艦ゆきかぜでは主機関が厳密には異なっており、蒸気性状と出力15,000馬力×2、推進器回転数400rpmという点では一致してるが、主ボイラー・主蒸気タービンいずれも型式・構造は異なるものとなっている。ボイラーに関しては、単缶蒸気発生量は「はるかぜ」が63トン/時、「ゆきかぜ」が62トン/時で、「ゆきかぜ」のみ空気予熱器を備えている。主蒸気タービンに関しては、「はるかぜ」は旧大日本帝国海軍の駆逐艦用に類似した構成の4胴(高圧・中圧・低圧・巡航)衝動型、「ゆきかぜ」は2胴衝動(高圧・低圧)反動型を採用した。特に「ゆきかぜ」のものは後の護衛艦にも影響を与えている。この機関によりはるかぜ型護衛艦は計画速力30ノットに対して、「はるかぜ」が31.34ノット、「ゆきかぜ」は30.8ノットを達成、また航続距離についても、18ノット巡航時に6,000海里という計画値に対して、「はるかぜ」は6,297海里、「ゆきかぜ」は6,520海里を達成した。
機関はシフト配置とされ、前側の機関が左軸、後側の機関が右軸を駆動している。これは後のガスタービン化後の護衛艦でも変わらず踏襲された。
装備において特筆すべき点ではやはりCICの導入だろう。本艦では「船務室」の名称で設置されていた。
レーダーは、対空捜索用としてAN/SPS-6、対水上捜索用としてOPS-3を搭載した。一方、電波探知装置(ESM)としては国産開発のOLR-3が装備されたが、資料・技術ともに乏く性能的には非常に限定的なものであり、特別改装の際にOLR-3は改良型のOLR-4に換装された。
またソナーはいずれも戦後世代のものを装備。スキャニング方式のQHBを捜索用として、サーチライト方式のQDAを攻撃用として搭載し、艦底には2種のソナー・ドームを持つ。また特別改装の際に、捜索用ソナーは小改正型のAN/SQS-11A、攻撃用ソナーはAN-SQR4(深度測定用)とAN/SQA-4(距離深度計測用)の組み合わせによって更新された。また、のちに捜索用ソナーは、さらにSQS-29J(RDT対応型AN/SQS-4 mod.1)によって更新された。
主砲としては、38口径12.7cm単装砲(Mk.30 5インチ砲)を前部1基後部2基の計3基を搭載する。砲射撃指揮装置(GFCS)はくす型護衛艦に搭載されていたMk.51を元に、照準器を新型化するとともに風力修正装置を付加するなど改良を加えたMk.51 mod.3が搭載されることとなった。
高角機銃としてMk.2 40mm4連装機銃を前後に1基ずつの計2基搭載し、これらはMk.63 mod.10 GFCSによる射撃指揮を受けた。しかし特にMk.51は本来は3インチ緩射砲や40mm機銃の射撃指揮のもので5インチ砲の射撃指揮には性能的に不足であった。このことからMk.51は後の特別改装の際に換装され、「はるかぜ」ではスイスのコントラベス社が開発したヤベルクGFCS、「ゆきかぜ」ではMk.63の直視型版といえるMk.57とされた。とくにヤベルクは非常に先進的な機種から、当初は故障が続出するなどの困難が絶えなかったが方位盤の機械的安定化やレーダー追尾方式など、その後、FCS-1などの国産FCSを開発するにあたり土台となる多くの知見を得られた。
対潜兵装は固定式のMk.10ヘッジホッグ対潜迫撃砲(またはその国産化版である54式対潜弾発射機)2基、爆雷投射機両舷各4基、爆雷投下軌条2条を装備し後の特別改装の際にK砲と爆雷投下軌条は半分に削減され、かわってMk.2短魚雷落射機2基およびMk.32短魚雷各4発が搭載された。その他、スペース面以外では、貸与されたアメリカ海軍の艦艇に劣らない装備を搭載していた。ただし当時の日本には、戦後の武器システムに伴う電子機器などのデータが乏しかったため、のちにスペースや空調の不足を来たすこととなった。
同型艦ははるかぜ(DD-101)及びゆきかぜ(DD-102)の2隻で、それぞれ護衛隊群の旗艦として長く運用された。この内、はるかぜは除籍後も特別桟橋として係留保管されていたが2001年に売却・解体された。
小ネタ
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