スウェーデン RankⅢ 駆逐戦車 Pansarvarnskanonvagn m/43(1946)
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された75mm砲を搭載するスウェーデンRankIII駆逐戦車。Strv m/42 EHをベースにした駆逐戦車である。
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | 40000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 150000 |
乗員訓練費(SL) | 43000 |
エキスパート化(SL) | 150000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 120 |
護符(GE) | 1300 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 4.0 / 4.0 / 4.0 |
RP倍率 | 1.54 |
SL倍率 | 1.2 / 1.4 / 1.7 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 7.0⇒9.8 / 4.8⇒5.6 |
俯角/仰角(°) | -15/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.71⇒6.7 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 一軸・二軸・肩当て式・無し/ *** |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 70 / 30 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 70 / 30 / 25 |
船体崩壊 | 有・無 |
重量(t) | 22.9 |
エンジン出力(hp) | 582⇒717 / 363⇒410 |
2,300rpm | |
最高速度(km/h) | 51 / 47 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 91 |
乗員数(人) | 4 |
レーダー
なし
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 75 mm pvkan m/43 cannon | 1 | 43 | 50 |
機銃 | 8 mm ksp m/36 machine gun | 1 | 2000 | - |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm pvkan m/43 | slpprj m/41 | AP | 6.63 | - | 815 | 139 | 136 | 121 | 104 | 90 | 78 |
slpgr m/43 | APCBC | 6 | 0.11 | 890 | 149 | 146 | 132 | 116 | 102 | 89 | |
sgr m/38 | HE | 6.43 | 0.69 | 840 | 10 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
8 mm ksp m/36 | 規定 | API-T/AP/I | 13 | 12 | 7 | 3 | 3 | 3 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 2300 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | 1900 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
III | フィルター | 2900 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | 3800 | *** |
エンジン | |||
slpgr m/43 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | Sav m/43 (1946) |
---|---|
派生車両 | Ikv 103 |
次車両 | Pvkv m/43 (1963) |
解説
特徴
【火力】
短砲身105mm砲だった前車とは違い、長砲身の75mm砲が搭載されている。
初期弾はただのAPのため特に傾斜に弱く、T-34等に対しては角度を選ばないと弾かれてしまう。
開発弾のAPCBCは100mで146mmと駆逐戦車としてまともな貫通力と、傾斜への対応力があるため早期に開発することをお勧めする。
ただし、傾斜への対応力があるとはいっても、このBR帯では相手の戦車の装甲が強力であり、着弾位置が悪いと弾かれてしまうため丁寧に狙おう。
前車で猛威を振るった240mm貫徹の強力なHEATが忘れられない人も多いと思われるが、本車のAPCBCも貫通力こそ劣るものの、障害物越しに攻撃できるため使い勝手はよく、さらにTNT換算110gという炸薬量は75mm弾としてはかなり強力な部類である。
スウェーデン戦車伝統の大俯角も健在で、15度まで取れるのも嬉しいポイント。
その他、8mm機関銃が戦闘室上部に搭載されているが、航空機に対して牽制する程度しか使い道がないのが残念なところ。
【防御】
戦闘室正面の装甲は70mmで傾斜も付いているが、相手に対して正対してしまうと簡単に抜かれるため、撃たれる場合は角度をつけることが重要である。
さらに、車高が普通の戦車並みに高くなっているため、頭出しで攻撃する際にも思った以上にはみ出てしまうことが多いので気を付けよう。
また、天井がないオープントップ車両であるため支援砲撃や飛行機からの攻撃に非常に弱い。狙われない位置取りを意識しよう。
搭載弾数を20発まで減らせば戦闘室後部と右側面の砲弾ラックが空になり、左側面の3発は残るが爆散する危険をかなり減らせる。
【機動性】
最高時速51km(AB)/47km(RB・SB)で加速もよく、移動や砲撃時の角度調整で困ることはない。
開幕で突出しすぎてしまわないように注意しよう。
史実
第二次世界大戦の最初の数年間、スウェーデン軍はドイツの突撃砲と駆逐戦車の成功を見てきた。やはり影響されたのか、駆逐戦車はスウェーデン軍にも導入されることになった。新駆逐戦車は、旅団司令官の直接指揮下にあり、戦車中隊を支援することを目的としていた。
1942年、87台の駆逐戦車の量産がランズベルク社に命じられた。車体はStrv m/42中戦車をベースにしたものだったが、砲塔の代わりに上部が開いた戦闘室を備えていた。この駆逐戦車は、ボルボの新開発の380 hpエンジンを搭載し、新型の機械式変速機が装備されていた。前面装甲は70mmで、高火力の75mm砲を搭載ている。設計はかなり従来式で、前部に変速機があり、中央に上部が開いた戦闘室があり、エンジンが後部にあった。車両の重量が23tを超えてはならないという制約があったので、出来るだけそれを順守して、製作は進められた。この車両の最も印象的な部分は、主砲の可動範囲であり、これは左右で15 °に達し、15°の俯角と25°の仰角を持っていた。
1943年冬、最初のプロトタイプが完成した。この時は、75mm L/50 Lvkan m/30対空砲を搭載していた。だが、量産型には、より強力な75mm L/54 Pvkan m/43が搭載されていた。しかし、生産が開始されるはずの1944年までに、準備が整った車両はわずかだった。これは、新型機械式変速機の重量が原因だった。車両のサスペンションを、車両の前面に追加された変速機の重量に対応するために変更する必要があった。なんとか、側面の下部転輪の左右前二つづつを強化したが変速機の問題は続き、やっとこさ最初の車両を1946年にPvkv m/43の名称で納入することができた。この頃には第二次大戦が終結しており、使いどころが無くなってしまった。
1944年、戦争に終わりが見えてきたため、試作中のPvkv m / 43は上記の役割を果たせないと考えられていた。そのため、どうせ間に合わないならより強くしようということでStrv m/42シャーシの重駆逐戦車化が提案された。車両はPvkv m/43と同じタイプの戦闘室を使用するが、中央ではなく車両の後部に戦闘室が移された。これは、当時のあらゆる戦車を撃破することができたであろう105mm L/50 Lvkan m/42対空砲の搭載を可能にするために提案された。しかし、プロジェクトは実現しなかった。代わりに、新しいシャーシで同じ主砲を使用する新しい駆逐戦車が計画されたが最終的には同様にキャンセルされた。
戦後の数年間、Pvkv m/43は当時の戦車と戦うことができる唯一のスウェーデン戦車であり、スウェーデンがセンチュリオンMk.3を購入した1953年までその状態は続いていた。だが武装も段々と旧式化して来る為、Strv m/42を武装強化するか、戦闘室などを再設計し、より強力なLvkan 75mm L/60 m/36を搭載するか今後に関する一連の提案があった。その前に、車両を再設計してPvkv m/43の前面装甲を傾斜させる計画があったが、23tの重量制限により改設計は難しいと思われたため、キャンセルされた。
1950年代半ば、Pvkv m/43は戦闘室を密閉するという改造が施され、主砲にはエバキュエーターも取り付けられた。この改造により、車両の重量が25tに増加した。Pvkv m/43の最大の問題はボルボエンジンだった。このエンジンは非常に信頼性が低く、60年代前半に古いエンジンが利用可能になったときに、エンジンはスカニアヴァビスL603を並列に二つ配置したものに交換された。このエンジンは324hpだった。Pvkv m/43は1970年まで使用され、全車退役した。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。