イギリス RankVI 中戦車 Sho't Kal Dalet
概要
Ver.1.85にて実装された、イギリス陸ツリー課金枠のランク5の中戦車。
Centurion系の戦車の主砲、エンジン・トランスミッション、FCSを換装したもの。
M111 APFSDS による高い攻撃力を有し、砲塔・車体正面に≪ブレザー≫爆発反応装甲を備え、化学エネルギー弾に対する防御力も高くなっている。
車両情報(v1.85)
必要経費
必要研究値(RP) | *** |
---|---|
車両購入費(SL) | *** |
乗員訓練費(SL) | 10000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | 60 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 9.0 / 9.0 / 8.7 |
RP倍率 | 2.00(+100%) |
SL倍率 | 3.00 / 4.20 / 4.80 |
最大修理費(SL) | 2600⇒*** / 4400⇒*** / 3500⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 27.2⇒**.* / 14.4⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -10/18 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.4⇒**.* |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 76 / 50 / 38 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 152 / 89 / 89 |
重量(t) | 54.0 |
エンジン出力(hp) | 1431⇒*** / 750⇒*** |
2,400rpm | |
最高速度(km/h) | 48 / *** |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 119 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 105 mm Shrir cannon ×1 | 72 |
機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun ×1 | 2,200 |
機銃 | 7.62 mm FN MAG 60-40 machine gun ×3 | 3,500 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
105 mm Shairir | M111 | APFSDS | 3.79 | - | 1,455 | 337 | 335 | 330 | 322 | 314 | 306 |
M152 | HEATFS | 10.5 | 1.27 | 1,173 | 400 | ||||||
M156 | HESH | 14.85 | 4.31 | 730 | 127 | ||||||
M416 | Smoke | 11.4 | 0.05 | 730 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 | |||
Laser Rangefinder |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
主砲は105mm砲。イギリス通常ツリーのBR8.3車輛がチーフテン(※120mm砲を装備)だったり自走対戦車ミサイルランチだったりすることを考えると劣ってはいるが、APFSDSやHEAT-FSが用意されていることもあって実戦ではさほど困らないであろう。もちろん2面スタビライザーもあるため行進間射撃も容易。
また上部に12.7mm機銃を1丁、7.62mm機銃を2丁備えている。軽装甲車輛への打撃力は通常ツリー戦車よりはるかに高く、例えばZSU-23-4の側背面などを貫通できる。もちろんヘリや攻撃機への射撃に使うのもよいだろう。
【防御】
元がセンチュリオンなので運動エネルギー弾はほぼ防げないが、各部に取り付けられた爆発反応装甲により化学エネルギー弾に対してはかなりの硬さを誇る。
対戦車ミサイルやHEAT系に対しては比較的強気に出られるだろう。
【機動性】
はっきり言ってしまえば遅い。整地でも30km/h程度がトップスピードとなる。
当然ながら仮想敵となる戦車に対して相当に見劣りするため、常に緻密な戦況判断をして移動することが求められる。
というか足の遅さがすべてを台無しにしているという意見がかなり多い。
史実
“Sho't”は、イスラエル軍の改良したセンチュリオン戦車に対して付けられる名称。
建国直後であったイスラエル軍は、西側諸国で余剰化したM4シャーマンを戦力としており、その後AMX-13やM50/51 スーパー・シャーマン等を製造することで、近代化に合わせていた。しかし、M4シャーマンの火力強化は限界に達し、防御力強化の増加装甲装着も、重量上の問題からままならなかった。
周辺各国の軍備増強に対応すべく、イスラエルはアメリカのM48A1/A2を導入するとともに、イギリスの新型主力戦車チーフテンの開発に協力・その戦車を基にした新型戦車を購入する契約を交わし、センチュリオンを導入。
一方のイギリス側は欧州各国からチーフテン、レオパルド1等の新型戦車への更新で、センチュリオンが余剰化していた。
この結果、イスラエル軍は1000輌に達するセンチュリオンを導入した。
しかし、欧州戦線向きのセンチュリオンは中東の気候下での活動に不向きであり、「遠距離での精度の低い主砲」「誘爆しやすく燃費の悪いガソリンエンジン」「路面の起伏に弱い脚周り」「目詰まりしやすいエアフィルタ」等、搭乗員や整備兵からの不評を買い、信頼性を大きく欠いていた。
この様に、イスラエル軍にとって不適格な性格のセンチュリオンであったが、将来的な近代化改修を見越して余裕を持った設計であったため、近代化改修を行うことで対処することとなった。(当時のイスラエルは資金不足であり、運用継続以外の選択肢はなかった。)
※以後、改修対象のセンチュリオンを「ショット」と呼称する。
まず、遠距離砲撃精度の悪い20ポンド砲はL7 105㎜戦車砲に換装された。
この砲は、T-62すら撃破可能な貫徹力・破壊力を持ち、問題の信頼性の面では兵士側を訓練して対応させて解決した。
次に、エンジン・トランスミッションを、コンチネンタル AVDS-1790-2A とアリソン CD850-6 に換装。
結果、砂漠地帯における機械的信頼性と整備性、さらには操縦性が飛躍的に向上した。
このエンジンを換装されたショットは、車体後部上面のエンジンルーバーがM60のそれに近い形状になっている他、フェンダー上に同型のエアフィルタが搭載され、変速機の大型化と燃料タンクの追加により車体後部が拡張された。
その後も、新型の射撃管制装置や砲安定装置を搭載し、キューポラもマガフのそれと同様にハッチを少し開けた状態で固定することで車長が頭部を車外に曝すことなく外部を視認できる機構を有するタイプに換装するなどの改良を絶え間なく受け続けた。
ショット自体に複数のバリエーションが存在し
・ショット・ミーティア Sho't Meteor
・ショット・カル A(アレフ) Sho't Kal Alef
・ショット・カル B(ベット) Sho't Kal Bet
・ショット・カル C(ギメル) Sho't Kal Gimel
・ショット・カル D(ダレット) Sho't Kal Dalet ←本項の戦車
がある。
これらの改修によって、ショットは導入当初の「信頼性が低く使い勝手の悪い役立たず」というイスラエル軍における汚名を完全に払拭し、センチュリオン自体が傑作戦車と評価される礎となった。
1970年代、イスラエルは新型主力戦車の開発に着手し、メルカヴァが完成された。
この設計の基礎はショットを手本とし、最初のプロトタイプはショットを改造して制作された。
そして、ショットはレバノン内戦への投入を最後に現役を退き、予備役戦車の座もマガフに譲った。
しかし、対戦車兵器や地雷への防御力が高い点などを買われ、砲塔を撤去した上でナグマショット/ナグマホン/ナクパドン装甲兵員輸送車やプーマ戦闘工兵車などに改修されて未だに第一線で運用が続けられており、2006年のレバノン侵攻に投入された。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。