【ひとくいサーベル】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:35:55

概要

DQ4で初登場したモンスター。
宙に浮いた片刃曲剣の刀身にサメのような顔があり、峰から短い腕が生えている奇抜なデザイン。
前後に厚く三日月型に反った刀身はサーベルというよりも海賊の持っていそうなカトラスっぽい。
 
宙に浮いた剣だけに、自身を振り下ろして斬りかかるのが主な攻撃モーション。
そうかと思えばブーメランのように飛んで回転斬りを仕掛けたり、痛恨のメッタ斬りで暴れまわるなど、手に持たれていないがゆえに自由に飛び回る。
 
同種属に【しびれだんびら】【ブラッドソード】【ソードマカブル】がいる。
キャラバンハートでは【つじぎりアックス】というお仲間が登場したが、ナンバリングでは競演に至っていない。
DQウォークでは禍々しいオーラを放つ「血染めの魔剣」という亜種も登場。
 
ちなみに「武器自体がモンスター」というのは意外に珍しく、こいつの系統以外にはつじぎりアックス系、【リビングハンマー】系、【スカルブレード】系くらいしかいない(スカルブレード系は「剣が刺さったまま動いているガイコツの方が本体では?」説あり)。
DQ10オンラインでは【おしゃれ装備】【偽ひとくいサーベル】が登場。武器(片手剣)として使用できる。
 
余談だが、DQ4以前に発売された他のコンピュータRPGに登場する「武器自体がモンスター」では、ウィザードリィシリーズの2作目(FC版の3作目)の『 マジックソード 』がいる。
コイツもクリティカルヒット (痛恨の一撃) を放ってくるが、コチラは即死攻撃という危険極まりない代物だったりする。

DQ4

第二章の【さえずりの塔】と、第五章の【大灯台】に生息する。
 
行動パターンはランダム行動(偏向型)で、

身を守る(仲間呼び)>通常攻撃>通常攻撃>通常攻撃>通常攻撃>痛恨の一撃

の順になっている。仲間を呼ぶ確率は約1/4で、【痛恨の一撃】の選択率は約8%弱(選択した場合の実際の発動率は1/4)。
リメイク版で見せる痛恨の一撃のモーションはちょっとかっこいい。
 
また、身を守ると同時に同種の仲間を呼びよせ、その仲間が即座に行動するという反則技の開祖でもある。
実際には防御の効果があるわけではなく、受けるダメージは減ってはいないが、とにかくコイツが増えるだけでも辛い。
しかも、その呼び出されたひとくいサーベルがさらに仲間を呼ぶこともあり、一瞬で敵の戦力が溢れる無限ループが起こることもしばしば。
挙げ句に【判断力】は2のため、仲間を呼ぶスペースが無くなった時点でキャンセルして確実にこちらを切りつけてくる。ずるい。
【スペクテット】と同時に出現した場合、【おたけび】を喰らって動けなくなった隙に仲間を呼ばれたりするので危険。
 
さえずりの塔では他にも強敵が多く、痛恨の一撃や仲間呼びが来ないことを祈りながら戦うしかない。
ラリホーとヒャド系、メラ系呪文は強耐性で効きにくい。
麻痺無効ではないので、【ブライ】【どくがのナイフ】で突っついて麻痺を狙うか、持ってなければ防御でもしてもらった方が賢明。
そもそもコイツは全身が金属製だからか守備力とHPが【コドラ】並にあり、前2人も【くさりがま】くらい装備しないとロクにダメージが通らない。
【マヌーサ】が有効であり、とりあえずかけておこう。ルカニで守備力を下げ、スカラで守備力を強化しておくと戦いやすくなるが、痛恨の一撃には警戒しておこう。
 
第五章で出会った際には、マーニャが【ベギラマ】を唱えてくれれば簡単に倒せる。
また、ギラ・イオ系無耐性、バギ弱耐性と5章のメンバーとの相性が悪く、ベギラマがなくてもどうとでもできるだろう。
 
落とすアイテムは【どうのつるぎ】
なお、実際の銅は低温や炎に強く、高温だとすぐに酸化されて使い物にならなくなる。しかも重くて柔らかく爆発などの衝撃に弱い。意図せざることとはいえ、忠実な再現になっている。
 
【格闘場】にも参戦する。闘技場ルールで仲間呼び(と逃げる)はキャンセルするという仕様の恩恵を受けている一匹。
このため、行動が通常攻撃か痛恨の一撃のいずれかのみで、【無駄行動】が無いのが強み。痛恨の選択率も約10%に微増している。
参加する対戦カードでは、どれもこいつのオッズが高く設定されている割には対戦相手よりそこまで能力が劣っているわけではなく、追い込まれても痛恨の一撃による一発逆転性があるおかげで、勝率は悪くない。
同じく痛恨持ちのコドラと痛恨合戦を繰り広げたりと不安定な面はあるものの、期待値的にはどの対戦においてもオススメの一匹。
HP・守備力・素早さはコドラより低いものの、攻撃力は上回っている。

DQ10オフライン

【ゴブル砂漠西】【最果ての地下遺跡】【海のとける洞くつ】に生息。
しびれだんびらやブラッドソードの上位種として登場する。やはり痛恨の一撃に注意。
通常ドロップは【ぎんのこうせき】、レアドロップは【げんませき】

DQ10オンライン

ぎんこうせきを目当てによく狩られた。レアドロップは【プラチナウィング物語】
どうぐ使いクエストで討伐対象になるほか、おしゃれ装備(片手剣)に【偽ひとくいサーベル】が登場している。
詳しくはこちらを参照。

DQM1・DQM2

物質系のモンスターとして登場。
野生の個体は1だと【ゆうきのとびら】【バザー端のとびら】(まかいのとびら)に、2だと【天空の世界】のフントの塔に出現する。
配合パターンはけっこう多いが、簡単な組み合わせでは物質系×【おおみみず】で生み出せる。
攻撃力と守備力がよく伸びて、MPと賢さがあまり伸びない典型的な脳筋タイプ。
習得する特技は【マホトラ】【あくまぎり】【まひこうげき】
出演できなかった同種族2体の得意技を頂戴したようだ。
これに【スライムボーグ】【オーガー】【ユニコーン】を相手に配合すると【キラーマシン】が、【トーテムキラー】【ミステリドール】【どろにんぎょう】相手だと【プロトキラー】が誕生する。
また、【スーパーテンツク】を血統にすると【ダンビラムーチョ】が、それ以外の獣系を血統にすると【キラースコップ】が誕生する。
PS版では「あくまのかぎ」という名前の【ふしぎなかぎ】の世界のボスの城にNPCの個体がおり、人間を鉄板の上に乗せて焼いている。

キャラバンハート

物質系Cランクとして登場。重さは3。
サマルトリア周辺に出現する。
攻撃力がよく伸び、賢さ以外はそこそこ伸びていく。会心率も高めで意外と優秀。
習得する特技はマホトラ、【バイキルト】【うけながし】
物質系に物質系の心と動物系の心を与えると転身できる。
転生士の能力で転生させると重さ1の剣士(男・子供)に転生する。
また、今回は【げんまのけん】【バルブレード】というそっくりなモンスターも登場している。

ジョーカー2・2プロ

物質系が存在するのにも関わらず、なぜか悪魔系に分類されている。ランクはC。
野生では出現しない。
【みかわしアップ】【アンチみかわしアップ】の特性を持つ。
所持スキルはこれまたなぜか【えんかい】となっている。

プロフェッショナル版では特性に【メタルハンター(特性)】が追加。
最強化で【いきなりピオラ】を習得。
連続はないものの、メタル狩りにはそこそこ役立つかもしれない。
【ウィングデビル】との配合で【じごくのもんばん】が作れる。

テリワン3D

さすがに変だったのか、系統が物質系になった。また、ランクはDに。
野生では出現しないが、【ゴーレム】×【キングコブラ】などで作ることができる。というかゴーレムがいればキングコブラでなくとも適当な位階配合で作れる。
 
【ジュヒョウの国】の武器屋もこいつ。武器が武器を売るとはどういうことだろう?裏クリア後に訪ねると新しい武器を売ってくれる。
 
特性は【スタンダードボディ】【みかわしアップ】【アンチみかわしアップ】、+25で【メタルキラー】、+50で【いきなりピオラ】
メタルハンターがメタルキラーに強化されたのでやっぱりメタル狩りに向いている…といいたいところだが、メタルキラーは弱体化、スモボにアンチみかわしは乗らない、よりによってメタルスライムとはぐれメタルはスモボ、と今一つ惜しい点が目立つ。
とはいえ育ちきれば攻撃力は申し分なく、アンチみかわしのおかげで基本的に必中で攻撃できると考えれば結構使える部類だろう。
じごくのもんばんは【ヘルビースト】との配合になった。ただしヘルビーストはかなりレアであり、じごくのもんばんも野生で出るのでわざわざ配合で作る必要は無い。

イルルカ

野生では出現しないが、錬金カギの世界に現れることがある。
【新生配合】【やいばのボディ】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【ザキ攻撃】、SP版では【超ギガボディ】化で【最後のあがき】を得る。
やはりじごくのもんばんに使うが、今作では【サタンパピー】との配合になった。

DQM3

物質系ランクF。
野生では【鉄鋼砦の魔界】中級の春に出現。
ドロップアイテムは【特やくそう】、レアドロップは【ちからのたね】
【たけやりへい】【おばけキャンドル】の特殊配合で生まれる。
 
特性は【みかわしアップ大】【ピンチで会心】?(Lv20)、【みかわし無効】(Lv40)
Lサイズ化で【1~3回行動】【ねがえり】【いきなりバイキルト】(Lv60)。
所持スキルは【剣術】
 
【いっかく竜】との配合で【ソードドラゴン】【びっくりサタン】との配合で【ベレス】【キラービー】との配合で【しびれだんびら】が生まれる。

バトルロード2

第三章から登場。
ステータスはHP:534 ちから:95 かしこさ:47 みのまもり:92 すばやさ:51。
技は「ブーメラン」と「さみだれ斬り」。
前者は自分を回転させて敵全体へ飛んで行く技。
後者は自分を使って何度も斬りつける技。会心の一撃発生率がとても高い。
バトルマスターと組む事で、ブーメランが「仲間を呼ぶ」に変わる。
3匹に増えて、そのうちの2体が先に攻撃して相手を止め、残りの1体が斬りつける。
たまに相手を動けなくする。
 
バトルマスターでは「仲間を呼ぶ」で動きを止めることができて、さらに両方の技が単体攻撃になるので、
SPカード【ステテコダンス】とも相性が良いことから、しばらく使用者が急増した。
【シールドこぞう】と組んで必殺技【リーサルウェポン】が発動出来るので、
バトルマスター初心者にはとてもオススメの一匹である。
 
打撃に耐性があるので結構硬いが、爆発属性の攻撃に弱い。HPも低めなので耐久面の過信は注意。
また、全ての技に打撃属性が入ってるので、耐性がある敵には会心か行動不能の追加効果が出ることを願うしかない。

バトルスキャナー

第7章から登場。Sサイズのレア。
基本ステータスはHP:643、ちから:456、すばやさ:194、かしこさ:149、みのまもり:188。
技はきりつける→吸血斬りの順で変化していく。
Sサイズ最高どころか、Mサイズに届くほどのHPとちからを誇り、吸血斬りは与えたダメージ分のHPを回復できるという高スペック。
もっとも最近ではさらに能力値が高い【ベビーサタン】系統が登場したのでやや影が薄くなってしまった。
属性耐性は何一つ強いがなく氷と風に弱いが、異常耐性は非常に高い。
更に、この系統を2体出すと連携「するどいやいば」が発動し、味方チームのちからを上げてくれる。

ライバルズ

スタンダードパックにて初期より実装。戦士専用のノーマル。

2/3/2
味方リーダーの攻撃で敵ユニットが死亡する度敵リーダーに1ダメージ

戦士はリーダー攻撃が得意なのだが、コイツ自体のHPは低く場持ちは悪い。
追撃はオマケ程度に捉えた方が良いかもしれない。

ライバルズエース

真1弾カードパック「英雄たちの凱旋」で「執念のひとくいサーベル」名義で復刻。今度は僧侶専用のノーマル。

1/2/1
死亡時:自分のデッキからコスト4以下の武器カードをランダムに1枚引く

序盤から攻撃に参加しつつ、主に【テンペラーソード】【ザオの杖】を持ってくる。
戦闘のプラン確立には欠かせない1枚といえる。

ウォーク

メインストーリー2章9話~3章3話などで出現する。痛恨の一撃を放ったり仲間を呼んだりする。
こころの色は黄でコストは30。
 
なかまモンスターとしてもスカウト可能。
戦闘開始時、敵のいずれか1体に【かぶとわり】で攻撃する「いきなりかぶとわり」という面白い特性を持つがステータスは微妙。
死神の一撃を習得する可能性があるので大抵の場合はお別れされる。

ダイの大冒険(2020年版アニメ)

漫画版には未登場だが新アニメ版の第40話で登場。魔影軍団所属。
【ポップ】を撃ち落とすために【鬼岩城】から【ガスト】と共に多数出撃している…のだが、セリフとストーリーの流れはほとんど変わっていないので、ポップが【マホトーン】使いのガストを警戒する一方、こいつはほぼガン無視され、まったく見せ場のないまま【フィンガー・フレア・ボムズ】でガストのついでにまとめて全滅…というあまりにも哀れな扱いを受けている。

蒼天のソウラ

1巻でソウラが手持ちの両手剣にエクステンション・ラインを込めて大型化した際、明らかに戦鉈に描き込まれた文様はひとくいサーベルのそれであった。
ライン発動時ソウラの手持ち武器の強化の象徴としてたびたび使用され、超・ぶんまわしのような【両手剣スキル】を使う際に出現する。

【魔公子イシュマリク】【イシュナーグ海底離宮】で逃げるソウラを追う過程で自陣の武器から作成した。
こちらは手で持たずにモンスターとして襲わせている。