【フレイム】

Last-modified: 2024-08-15 (木) 11:53:08

概要

名前の通り、炎(flame)そのもののモンスター。邪悪な炎の精霊という設定である。初登場作品はDQ2。
 
当初は【ブリザード】とともに「ジャイアントA(Bはサイクロプス系)」という仮名でデザインされ、ファイアジャイアント(炎巨人)以下、フロスト・ストーム・トルネードの色違いが考案されたが、ファイア~がフレイム、フロスト~がブリザードになり、残り2種は没になった。
ラフスケッチには「邪神シドーの魔力によって実体化した精霊たち。この世の災厄の権化です。」と中々恐ろしそうなことがメモされている。
今では人よりやや小さいサイズで登場しており、巨人設定は完全になくなったようだ。
 
色違いにはブリザード、【ダークフレイム】【デスブリザード】【エルダーフレイム】【スピリットフレイム】【インフェルノ】、ボスに【追憶のフレイム】【ギャスモン】【エレメンツ】、ボスのお供に【使い魔】がいる。モンパレには紫色の色違いである笛の守護者、ドラムの守護者、竪琴の守護者、角笛の守護者が登場する。
また、姿は似ていないが亜種(?)としてDQ6ではこいつの劣化版のような敵である【フレイムマン】が、DQ9では上位版のような【エビルフレイム】が登場している。
 
DQ2に登場して以降、本編での出演の機会になかなか恵まれなかった。外伝作品では、それなりに出番がある。
DQ7にはこの系統は登場しないが、【謎の遺跡】にはフレイム系統らしきモンスターの壁画がある。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体である。上述の通り、仮の名称である「ファイアジャイアント」と手書きで併記されている。
なお初期デザインと正式デザインが同時に掲載されているが、初期デザインは内部の炎が黄色っぽく部位が少ないのに対し、正式版は内部の炎が青色で部位が増えている。
ガスコンロやガスストーブで不完全燃焼が生じるとこのような見た目の炎になることがあるが、意識したかどうかは不明。
 
初登場のDQ2では正式版である体の内部(内炎)が青い色をしていたものが採用されているが、以後の作品で青いことはほとんどない。
炎といえば赤系統色という分かりやすさと一般的なイメージからなのか、あるいはブリザードと並べた時の色被りを避けるためなのか?
それを反映してか、ダイの大冒険の旧アニメでは内炎が青なのに対し、新アニメでは白っぽい黄色に変わっている。

DQ2

【ロンダルキアへの洞窟】の4F、及びハーゴンの神殿の2Fに出現する。
【ハーゴンのきし】ほどではないが出現範囲が狭いため、あまり印象に残っていないプレイヤーもいるかもしれない。
 
中位の【ほのお】をひたすら吐きまくり、仲間まで呼んでくる。通常攻撃はしない。
順当に進んでいれば、中位の炎を吐く敵の中では最初に会うだろう。
オリジナル版のDQ2では【ぼうぎょ】で炎のダメージを軽減できない仕様となっており、行動パターンが炎と仲間呼びの2択のみという鬼畜仕様なので、こいつらが集団で現れて炎を連発してくるだけで簡単に全滅する。
同じく中位の炎を吐く【ドラゴン】や、同系統のブリザードに隠れがちだが、こいつも非常に危険な行動パターンを持つので注意が必要。
 
【ローレシアの王子】【ロトのよろい】【ムーンブルクの王女】【みずのはごろも】を着ていればダメージを軽減できるが、【サマルトリアの王子】の場合、炎への耐性が全く無い【まほうのよろい】【みかわしのふく】を装備しているだろうから、炎のダメージが軽減できずに直撃してしまう。
【水の羽衣重複技】を使って彼にも装備させてあげればまだなんとかなるが、そうでない場合、サマル王子は簡単に黒焦げにされてしまう。
 
【ラリホー】【ザラキ】が高確率で有効で、それ以外の呪文はまず効かない。
ベギラマやイオナズンが効かないのは見た目通りなので容易に想像できるが、本作のダメージ系攻撃呪文は一括りの耐性なためバギも意外なことに効かないので注意。
こいつらが集団で現れたら、サマルはザラキで、王女はラリホーで即座に対処しよう。逆を言うとザラキを覚えてない段階で出会ってしまった場合はかなり危険な敵と化し、ラリホーが大きな鍵となる。
耐久力自体は低く、【いなずまのけん】を装備したローレシア王子の打撃なら一撃で倒せる。
落とすアイテムは魔法の鎧。何の嫌がらせだ?

リメイク版

炎が【ひのいき】【もえさかるかえん】の2種類になり、通常攻撃も追加された。オリジナル版のときのように「炎を吐くか、仲間を呼ぶ」という極端なパターンではなくなっており、4種の行動全てを等確率で使用してくる。(ブリザードと似た仕様変更である。)特に仲間呼びの頻度が減った点では弱体化したと言える。
ただし、オリジナル版に比べて燃えさかる火炎の威力が上がっており、火の息でさえ、無耐性では最大20ものダメージを受ける。
炎の危険度は総合的にはファミコン版のとき以上であり、油断するとあっという間に焼かれるので注意。
また、行動順決定の仕様変更に伴い、高い素早さを活かせるようになったため、王女でなければ先攻されやすいのも厄介。
相変わらず攻撃呪文は無効なので、まずは王女のラリホーで眠らせよう。オリジナル版に比べて、ラリホーの命中率が上がっているのも好材料。とにかくまずはラリホーで眠らせ、打撃に(覚えていれば)ザラキを組み合わせてすばやく数を減らそう。
HPや守備力はオリジナル版よりも上がっているが、それでもローレシア王子による打撃なら一撃で倒せるだろう。
また、炎のダメージも防御で半減できるようになったので、危ないようなら防御も絡めて対処しよう。

ゲームブック(双葉社)

下巻にて出演。なぜか【ギラ】【ベギラマ】が普通に効く。

小説版

【ハーゴン】が魔界から呼び出した魔物で、ロンダルキアへの洞窟でパーティを襲撃した。ギラもベギラマも通用しないが、【いかずちのつえ】の突風で消し飛ばされた。

ゲームブック(エニックス)

下巻の【炎のほこら】にて登場。
カイン曰く「【ギラ系】呪文で力を借りている他の炎の精霊と違い性悪」で、彼に「精霊を召喚する資格があるか試してやる」と1対1の勝負を挑んでくる。
カインが勝てばフレイムは資格を認め、「冷気の魔物に遭ったら私を解放しろ」と言ってほこらに置いてあったランプに宿り、オリジナルアイテム「魔法のランプ」が手に入る。負けた場合はランプは手に入らないが、勝ち負けに関係なく太陽の紋章が手に入る(ここに寄らなかった場合は後に戦士ガルダーから手渡される)。
【ロンダルキア】でブリザードに遭った際にこのランプを使う選択肢が発生し、それを選ぶとランプから解き放たれたフレイムはブリザードを道連れに消える。

DQ8

本編では久々の登場。
【砂漠地方】に頻繁に出現するほか、【暗黒魔城都市】脱出の際に【暗黒の使い】のお供としても出てくる。
終盤はただでさえ高い昼間の出現率がさらにアップする。
暗黒魔城都市ではステータスが若干アップしている上に、火の息を吐かない。また、経験値が300に増えている。
 
行動パターンはリメイク版DQ2と同様なので問題ないが、【エレメント系】となったため、通常テンション状態での攻撃の威力を軽減される。
何気なしに通常攻撃のモーションが2種類存在し、片方は塊状になって体当たりするオーソドックスなパターン、もう片方はさながら風車の如く勢いをつけて側転しながら対象に向かって縦向きにガリガリぶつかってくるという凝ったパターンとなっている。
ちなみに、後者はフレイム固有の動作で、ブリザードは行わない。
また、このモンスターの行うブレス攻撃は食らうモーションが少し違い、パーティの先頭から順にダメージを受けるようになっている。
 
落とすアイテムは通常枠が【とうぞくのこしみの】(1/16)、レア枠が【辛口チーズ】(1/64)。どちらも暖に関する落とし物ではあるが、両者とも燃え尽きずによく残ったものだ…。
 
スカウトモンスターは【フレイン】【いっつん】の2種類がいる。

3DS版

思い出アルバムで使えるフレームの1つとして登場。フレイム(flame)とフレーム(frame)をかけているのだろう。また強化版として【追憶のフレイム】が追加された。

DQ10オフライン

【カルデア山道】【東の荒野】に生息するほか、【カルデア洞穴】にいる個体は若干弱めになっている。
自身の体を回転させる【大車輪】という攻撃をしてくる。
通常ドロップは【炎の樹木】、レアドロップは【レッドアイ】

DQ10オンライン

どの生息地でも強さは変わらない。ドルワーム王国の便せんクエストでは討伐対象になった。
詳しくはこちらを参照。

ソード

【溶岩の海】に登場。納得のチョイスである。
得意の火炎攻撃は健在。ともあれここまできたプレイヤーなら【バトルレックス】に会っているはずなのでガードはできる。
問題は無駄にコロコロ転がる上に待機場所が剣の射程外ととんでもなくチキンなところ。
こちらに居座ってくれないのでなかなかダメージを与えられず、無駄にかえんの息に晒される羽目になる。焦らずに確実にダメージを蓄積させよう。

キャラバンハート

エレメント系Cランクとして登場。重さは3。
相変わらずロンダルギアの洞窟に出現して、集団ではげしいほのおを吐いてくる。炎耐性がないと辛い。
能力、耐性はエレメント系の例に漏れずランクの割りに高め。意外にもヒャド系にも強いが、吹雪にはからっきし。
転身パターンは【おばけキャンドル】におばけキャンドルの心や【ひくいどり】の心などがあるほか、ランク転身も可。
習得する特技は【ひのいき】【メラ】【メダパニダンス】。転生士の能力で転生させると、料理人(大人・男)になる。

ジョーカー1

物質系のFランクとして登場。【サンドロ島】の中央部に昼に出現(夜はブリザードが出現)。
特殊配合でしか作れないブリザードと違い、一般配合で作れる。ブリザードに【シャイニング】配合させても作れるが、野生のものを捕まえた方が早い。
ちなみにブリザードの方が位階が1低い。
【シルバーデビル】【スライムブレス】とでブリザードが作れるが、普通に野生で出るのでそっちをスカウトしよう。
野生の個体は【かえんぎり】やひのいきで攻撃してくる。
 
見た目通り、メラ系や炎ブレス系は吸収してHPを回復させてしまう。反対にキャラバンハートと異なりヒャド系は弱点。
本作は耐性は弱点・無効合わせて3つまでなので吹雪ブレス系は弱点でない。
所持スキルは【レッドファイター】

ジョーカー2

物質系Eランク。他の作品に比べて小さくなっている(アルゴリザード等も見た目が小さくなっている。なぜ?)
断崖と遺跡地下(クリア後)に出現。
メラ系のコツとメラブレイクの特性を持つ。
【ブリザード】×【シャイニング】or【メラゴースト】の配合でできる。
ブリザードの作り方は前作と同じ。

ジョーカー2プロ

出現場所は変わらない。特殊配合方法も前作と同じ。
ブリザードの作り方は【スノードラゴン】【イエティ】との配合に変更された。他にも【ヘルコンドル】とで【ひくいどり】、ブリザードとで【くもの大王】が作れる。
特性はメラ系のコツ、メラブレイク、強で【炎ブレスブレイク】、最強で【スタンダードキラー】を習得。

テリワン3D

物質系のEランク。おおぞらの扉に出現する他、【他国マスター】が連れている。
特性は【スタンダードボディ】【メラ系のコツ】【炎ブレスブレイク】、+25で【いきなりインテ】、+50で【スタンダードキラー】
前作同様見た目はやたらと小さいが、スモールボディではない。
見た目に違わずメラと炎ブレスを吸収する(ギラは吸収しない)。また、ヒャドや吹雪ブレスにも弱い。
一般配合の他、J2Pと同じ組み合わせでもできる。
前作と同じくブリザード、くもの大王、ひくいどりに使えるほか、【タイガーランス】とで【れんごく天馬】が作れる。
所持スキルは変わらず「レッドファイター」。性別は♂が75%、♀が25%という変わった比率。

イルルカ

【水の世界】の火山島でたくさんの【マグマスライム】と踊っている。また、いにしえの灯台の【ねこまどう】にも召喚される。
今作は特殊配合で作れず、配合は一般配合でのみ入手可能。
配合素材としてはくもの大王に使わなくなり、ブリザードは【スノーム】かイエティとの配合に変更された。
ひくいどり、れんごく天馬は前作と同じ組み合わせで作れる。
【新生配合】【メラブレイク】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【いきなり白い霧】、SP版では【超ギガボディ】化でパラメータブレイクを習得。
 
豆知識によると、「地獄の炎から生まれた魔物だが、お腹を空かせた魔物のために肉を焼いてあげる優しい一面も持っている」らしい。恨みから生まれた【ブリザード】とは真逆のことが書かれている。

ジョーカー3

見た目が炎で乗れそうにない外見だが続投。物質系のDランク。
【焦熱の火山】に生息している。夜(または悪天候)のフィールドとレジスタンス秘密基地に出現するものは最初からテンション最大の状態で出現するので注意。
ちなみに、秘密基地に生息するものは天敵にライドして近付いてもその場で立ち止まるだけで逃げず、天敵以外の2枠モンスターにライドして近付くと逃げる。【石炭つむり】が溶岩に落ちた場合もこいつになるが、その場合はテンションが上がっていない状態で出現する。
【ひくいどり】同様激しい炎を吐く。奇数ターンは必ず通常攻撃をしてくるが、こちらが【先制攻撃】をした場合は相手の行動が2ターン目からになるのでテンション最大からのはげしい炎を吐かれてしまう恐れがある。
ひくいどり同様コイツのはげしい炎も【制限行動】になってはいるものの、ひくいどりが同一ターン内に1体しか使えないのに対してこちらは2体まで使える仕様のため、2連発される危険性もある。
テンション最大からのはげしい炎を2回食らった場合の合計ダメージは576(無耐性の場合)。この時点では場違いな値である。
先手を取ることで必ずしも有利になるとは限らない特殊な例と言える。安全に倒せる自信がない場合はコイツにライド攻撃するのは控えよう。
にも関わらず、【公式ガイドブック】では「はげしい炎のダメージが大きいのでライド攻撃で確実に先制を仕掛けよう(要約)」などと正反対のことが書かれている。一応、強力な攻撃役や補助役のモンスターの素早さが低く相手より先に動ける保証がないのであればライド攻撃する価値もあるが…。
ひくいどりのお供で出てくることもあるが、この場合はひくいどりと同じ制限行動のグループに組み込まれ、同一ターン内に全員で1回しかはげしい炎を吐かなくなる。
配合素材としてはブリザードとで【エレメングリーン】【ギズモ】とで【ヒートギズモ】【ゴーレム】×【メタルドラゴン】×ブリザードまたはフレイム×2+ブリザード×2の4体配合で【ゴールデンゴーレム】が作れる。
所持スキルは【火の使い手】
 
特性は【ノーマルボディ】【火系のコツ】(固定)、【みかわしアップ】。+25で【いきなりインテ】、+50で【スモールキラー】
【超生配合】【火ブレイク】、メガボディ化で【ときどき赤い霧】、ギガボディ化で【AI2~3回行動】、超ギガボディ化で【亡者の執念】を習得する。
 
ちなみにモーションは【ナスビナーラ】系、【オニオーン】系、【おばけキノコ】系と同一のものが使われている。
DQ8やDQ10のようなピョンピョン跳ねている動きではないので初見だと拍子抜けする。

ジョーカー3プロ

焦熱の火山に生息しているのは無印版同様だが、最初から出現している個体が【サウルスロード】に差し替えられる形でいなくなっており、石炭つむりが溶岩に落ちるのを待つかライド攻撃で倒さなければならず入手が面倒になった。
合体特技は【祝福の舞】、合体特性は【スライムキラー】
 
今回はライドシステムの変更で水中ライドできるようになったが、水中に潜って燃え尽きたりしないのでご安心を。

DQM3

物質系Dランク。【煉獄峠の魔界】・中級では【ブラッドフロウ】の部下として複数の個体が登場。
支配者であるドレンガに捕らわれていた個体はドレンガの敗北直後、儀式の完了により【極炎鳥ルタガルーダ】復活の生贄にされてしまった。
しかし、後に極炎鳥ルタガルーダを撃破したことで捧げた魂が戻ってきたとアンドロスが述べているので、おそらくはフレイムたちも復活できたと思われる。
 
野生個体は煉獄峠の魔界・上級の全季節に登場し、ドロップアイテムは【やくそう】で、レアドロは【炎のうでわ】?
物質系とドラゴン系の系統配合、【ヒートギズモ】【きつねび】の特殊配合でできる。
 
特性は【火のコツ】【いきなりインテ】(20)、【ねがえり】(40)。
Lサイズ化で【2回行動】【火ブレイク大】【ロケットスタート】(60)を習得。
所有スキルは【火炎】
 
【いどまじん】との配合で【ようがんまじん】【キャタピラー】との配合で【かえんムカデ】【ベレス】との配合で【ほのおのせんし】【スペクテット】との配合で【レッドイーター】ができる。

トルネコ2

【火吹き山】で初登場。
浅い階層のみで出現するが、登場フロアのモンスター内では高攻撃力で、HPも18と高い。
しかも炎の体によって、投げつけられたアイテムを燃やして無効化する。そのため飛び道具で削ろうにも遠投【銀の矢】しか通用しない。
しかも飛び道具を受けた判定はあるため、寝ているこいつに当たると勝手に起きてフロアを徘徊し始めるのも厄介なところ。
さらに【火薬壺】【爆発の指輪】【地雷】による爆発に巻き込まれたり、【火炎草】など炎の攻撃を受けると分裂する。
一応【ドラゴンシールド】で攻撃のダメージを半減できるし、いざとなれば各種杖で対策も練られるが、出現階層が序盤ゆえに対抗手段を持っていないことも多いだろう。
そのため多くの場合は正面からの真っ向勝負を強いられ、特に持ち込みのできないダンジョンでは小細工が効かない最初の強敵になる。
階層に似合わぬ場違いの強さから細かい仕様まで、【風来のシレン】における火炎入道のポジションをそのまま引き継いだ形となっている。
余談だが【封印の杖】【身代わりの杖】や魔法使いの【マホトーン】を使い能力を封じると、矢・アイテム投擲や各種爆発と火炎草の飲み攻撃が効くようになる。
ただし封印状態にしても敵【リリパット】の撃つ矢は通常通り燃えてしまい、火炎草を投げた場合も無効化・分裂する。
 
【魔法使い】に転職しているときはさらに厄介になり、今まで全ての敵を一撃で倒してきた【メラ】がまず効かない。
まだこちらのレベルが低いうちに登場するので、メラ系以外で消費HPが低い攻撃呪文を覚えていないと負ける。
【ヒャド】【バギ】【ベギラマ】でもギリギリ倒せないことがあり、確実に倒すにはそれよりも上位の呪文が必要。
とはいえ、この段階でそんな呪文を気軽に使えるほどHPに余裕はないだろう。
【イオ】【デイン】で近付かれる前にダメージを与えられれば楽になる。
 
トロ遺跡クリア後に3匹で村に現れ、トルネコの家を燃やそうとする。
トルネコの家を襲撃する直前までは、人間の姿に化けていた。
しかし幸い屋根を焦がしただけで済み、ED後には修理されている。

トルネコ3(GBA版)

PS2版には登場せず、GBA版から追加された。
HP120、攻撃力55、防御力32、経験値350。
【不思議の宝物庫】に出現する。
前作より能力が上がっている。
 
【炎系】に属しているが、固有の特殊能力を多く持つため他の炎系モンスターとはかなり性質が異なっている。
固有の特殊能力は、投げられたアイテムを燃やす・火の攻撃でレベルアップ・爆風を受けると分裂・水をかけられると消滅・水路に入ると消滅の5つで、詳細は下記の通り。

  • 投げられたアイテムを燃やす
    自分にアイテムが当たると、その効果を受けずに燃やして消滅させるため、基本的に遠距離攻撃は無効となる。
    例外的に【遠投】されたものは燃やすことができず通常通り効果を受け、【火薬壺】【大砲の弾】は誘爆する。
     
  • 火の攻撃でレベルアップ
    【火炎草】による炎や、【ドラゴン】などが吐く炎の息、【火炎の石像】の火などを受けたり、【火柱】の中に入ると、ダメージを受けずにレベルが上がる。
    ただし、鉄化や氷結状態の時には火炎草による炎でしかレベルが上がらず、変身している間はレベルは上がらない。
    既にLv99だった場合はレベルアップはしないものの、完全に無効化する。
     
  • 爆風を受けると分裂
    通常の炎系モンスターは爆風を受けると1ダメージを受けるが、フレイムの場合は分裂して新たにフレイムが出現する。
    新たに出現するフレイムのレベルはそのフロアに現れるものと同じで、現れない場合はLv1。
    また、仲間になったフレイムが分裂した場合でも出現したフレイムは敵モンスターとなる。
     
  • 水をかけられると消滅
    【水がめ】で水をかけられると、一撃で消滅する。
    このとき、経験値を得ることはできない。
    ただし、水入りの水がめを投げつけた場合は、アイテム燃やしの能力が優先されるため、消滅しない。
     
  • 水路に入ると消滅
    【水路】に侵入した場合、その時点で消滅する。
    変身中に水路に入った場合も例外ではなく、そのまま力尽きてしまう。
    この場合、ザオラルの巻物による復活はできない。
     

仲間に加えた際の成長タイプは【防御・早熟】で、デフォルト名は「フレイ」。
仲間になりにくいモンスターの一種であり、仲間にするためには、【ゴールドクロウ】装備でなおかつLv79以上で倒すか、【クロウアンドレア】装備でかつLv41以上で倒す必要がある。
 
仲間になってもレベルアップ、分裂能力は健在。
火炎の石像の隣で【ここでまってて】で待機させるか、【スライムブレス】等火を吐く能力を持つ敵の近くで、逃げ道を塞いだうえで【とにかくにげて】を命令し放置するとあっという間にLv99になる。
Lv99時のステータスはHP204、攻撃力95、防御力123。
Lv10の【攻撃・特殊】タイプらとほぼ同等の高い防御力を持つ。
爆風も効かないが、上述の通り分裂時に生まれるのは例によって敵のフレイムなので要注意。
【メガンテの石像】のある部屋で戦わせると、終わりなきフレイムの大量発生が起こることも。
 
前述通り火炎の息を無効化するため、【キースドラゴン】【ダースドラゴン】のホーミングブレスも怖くなく、地雷による事故死も起こり得ない。
さらに、成長タイプが【防御・早熟】なので、【裏切り】によるポポロ軍団の壊滅が起こりにくいのも魅力。
また、【2ダメージ化能力】を持つモンスターと同じく、基本的にアイテム投げを行う敵から【とじこめの壺】の効果を受けないモンスターでもある。
ただし上記の特徴にもあるように例外は存在し、2ダメージ化能力持ちのモンスターは【マホトーンの石像】が同室している場合に無効化できず閉じ込められるのに対し、こちらは【遠投の石像】の効果によって遠投されるか、【投げ効果の石像】に当たった場合に閉じ込められてしまう。
 
同じく簡単にLV99にできる【ブリザード】よりも価値が高く、加えて【モシャスナイト】との相性も良いのでポポロの護衛にすると良い。
Lv99であれば、【不思議の宝物庫】の50F程度までは「いっしょにいてね」で連れ歩いても全く問題ない。それ以降は火力不足に悩まされるのだが。
【ドーピング】した場合、敵から警戒すべきは状態異常系くらいとなり、それだけに気をつければ最強の一角となる。
近接攻撃で負けることはほとんど無く、炎系の中では容易に高い防御力に達するので、ドーピングするのも良いだろう。
 
なお、爆風を受けると分裂する、という特性を逆手に取り、ドーピングした仲間のフレイムをポポロの周囲マスに配置し、爆発の指輪をはめて分裂させ、分裂した個体を仲間のフレイムに倒してもらい経験値を稼ぐという使い方もできる。
特に封印の洞窟の序盤なんかでは重宝する。3体も連れていけば、1度の爆発で1050もの経験値が手に入り、初盤だと急速にレベルが上がる。その際、分裂した個体によってうっかりポポロが倒されないように注意したい。
 
しかし、重大な弱点が1つある。
コイツは前述のとおり、水路に吹き飛ばされると、他のようにワープはせずそのまま消滅してしまうというとんでもない特性があるのだ。
この場合の扱いとしては即死したものとみなされる。この特性を持つのは全モンスター中こいつのみであり、その死に様は物凄く虚しい。
【テーマ別モンスターハウス】のうち、パワーハウスが選ばれ、敵の中にギガンテスが居たなら要注意である。【重力の石像】【鉄球】で水路に吹き飛ばされたりしても即死扱いとなる。
 
【モンスター闘技場】では、まれに【場所替えの石像】の効果により【水系】【浮遊系】のモンスターと入れ替わり、水路に配置されることがある。
これが起こると、モンスターの行動順に関係なく問答無用で即消滅する。事故とはいえこれはあまりにも酷い……
当然ながら即死したものとみなされる。
 
ちなみに、ひょうがまじんやブリザードの吐く凍える息や、氷柱の杖には耐えることができ、消滅することなく凍るだけで済む。

少年ヤンガス

【しゃくねつのほら穴】で初登場。HPが高くてなかなか倒せない。
正面1マスに対して火の息も吐いてくるが、普通に殴られる方が痛い。
【しゃくねつの大洞くつ】では【ようがん石】が効かない最後の壁となる。それどころか分裂してしまうので絶対に投げてはいけない。【じばくの杖】で自爆させてしまおう。
 
成長限界はレベル15。デフォルトネームは♂が「ファイヤ」、♀が「フレイン」。
貴重な【ほのおむこう】を持っているので、ぜひとも主力モンスターに継承させたいところ。
配合パターンは【リンリン】or【マージリンリン】or【メタルハンター】×ドラゴン系。
ゾンビ系を相手に配合すると【ゴーレム】が生まれる。
 
ちなみに炎を無効化して分裂するという特性上、イオ系を覚えさせた二匹のフレイムを【聖域の巻物】の上で静止するように【大混乱】させるとどんどん分裂していく。
これと「ボスのいる階層では風が吹かない」という性質を利用すると成長の遅い仲間モンスターも簡単に限界まで育てることができる。
聖域の巻物の調達もゲルダのおかげで楽なので、食料問題を解決する【まんぷくのお守り】が手に入り次第、経験値には困らなくなる。
炎無効継承のこともあり、モンスターを強化するなら一番お世話になるモンスターかもしれない。

スラもり1

【ニコミスキー鉱山】【メラゾマ火山】に登場。
素早い動きで接近し、射程の長い火を吐いてくる危険な敵。火を吐く前に攻めるか、後ろに回り込もう。ちなみにトロッコなどで潰すと漢字の「火」の形に潰れる。

スラもり2

【大魔王発掘現場】に登場。
ステージ上での動きは遅くなったが、炎攻撃は相変わらず。
ちなみに、同ステージに点在する水辺にこいつを投げ入れると、即死する上に必ず?袋を落とす。
袋の中身は唐辛子かもえる水。納得。これを繰り返せばあっという間に集まる。
 
勇車バトルでは【しんにゅうして こうげき!】【リーダーを まもれ!】を命令できる。
自らが炎のため、【もえる水】【メラゾーマ】の火柱に当たっても平気。思う存分炎の息で暴れまくってもらおう。
 
ちなみに、自分も相手もフレイムを使っていて、作戦が「しんにゅうして こうげき!」になっていると、敵の戦車に向かう→道中で鉢合わせ→敵と判断し攻撃→炎なので無効→攻撃→無効→攻(ry
結果、複数のフレイムがバトルを放棄し、道のど真ん中で炎を吐き合うという奇妙な光景を見ることが出来る。
見た目はマヌケだが、フレイムが突っ込んでくることがわかっているなら結構有用な対策かもしれない。

スラもり3

【ガンバレーこうや】【かざんじま】【モジャパンじょう】に出現。
炎のエフェクトが変化し射程距離が短くなったものの、攻撃スピードが上がった。
さらにHPが1ポイント増え、2の時よりも手強い敵となっている。
本作でも水に投げ入れることで即死させられるが、それが出来るのはかざんじまの1フロアのみ。
また、水に投げ入れて倒しても?袋を落とすかどうかはランダムになってしまった。
 
船バトルでの作戦は前作と同じ。しかし、炎ゆえに海に落とされると即死してしまうという重大な欠点を持つ。
3では前作のように気軽に侵入は出来ないため、前作ほどの活躍は期待できない。
ちなみに、味方のフレイムを海に落とすと普通にやられた時とは違う悲痛な断末魔が表示される。

ヒーローズ2

【ジャイワール】で登場。回転攻撃の大車輪をしてきたり周囲を巻き込む火の渦を作り出したり火を意識した攻めをしてくる。
登場が序盤になったが初めてのころはやや強く苦戦するかもしれない。それでも弱くなったことには変わりはないが。
名前の通り氷が弱点であり、双剣を装備していれば特技で弱点を付けるので有利になる。
【モンスターコイン】は2枠のアシストタイプで炎の渦を作って攻撃する。

スキャンバトラーズ

いずれのレア度でも炎系の攻撃を使う。

ビルダーズ1

【3章】で登場。通常攻撃の他、力を溜めた後に前方に火を吹く。ようがんまじんのお供としても出現。
通常の攻撃は効かず、魔法の力で無いと倒せない(HPは1しかないので攻撃が効けば確実に一撃で倒せる)。
野生の個体は青のとびらの先に出現。【こおりの弾丸】が作れるようになるまでは逃げるしかない。
魔法の力を持った道具の材料、【フレイムドロップ】を落とすため、こおりの弾丸を用いて倒すことになる。
【まほうインゴット】製の武器が作れるようになればもはや雑魚。
ちなみに高いところから落としても一発で倒せるのだが、事故死を防ぐためか妙に判断力がよく、ひび割れた岩の落とし穴を作るなどある程度の工夫をしない限りはまず落下してくれない。ただ、出現地域の被っているストーンマンの攻撃で足場が壊されると、そのまま落下死してしまうことも……。
 
序盤の【竜王軍バトル】では【まどうし】と共に登場するがこの時点では無敵なので相手にするだけ無駄であり、まどうしを倒せば退散するためそちらを狙うことになる。
強さよりも脳筋なあらくれ達がムダなのにフレイムを延々と殴り続けて戦線が崩壊するのが厄介な所。落下ダメージを用いて倒そうとしても通常の個体と比べて妙にしぶとく、倒してもフレイムドロップを先行入手できるだけなので、相手にするメリットは皆無ではないが少ない。
ちなみに破壊効果を持つ攻撃はできないため、たとえ拠点に入られても壊される心配はない。
見た目的には大火事を起こしそうなものなのだが。
 
【フリービルドモード】では3の島にいるが雪原地帯と隣接しているせいで雪の上で跳び跳ねる光景がしばしば見られる。でも平気。
住人としてやってくることもあり島を気ままに歩き回るのだが、自ら水の中に入っていくこともしばしば。でも平気。
で、連れ回したときの彼だがなんと敵のときの物理耐性を失っており、普通にダメージを受ける。しかもHPが低いのであっさりやられる。

ビルダーズ2

【オッカムル島】で出現。前作同様通常の攻撃は効かない。
本作は魔法武器の入手はかなり遅くなったが、水を掛けると倒すことができるようになっているので【かわきのつぼ】を用いて水をフレイムの足元に撒けば良い。
なお、HPは大幅に上がっており、【ひかりのつるぎ】だと3回ほど斬らないと倒せない。
本作でのドロップアイテムは貴重品ではない【石炭】なので別段倒さなくても構わないが、モンスター図鑑を埋めるためには一度は倒しておく必要がある。

トレジャーズ

本人は登場しないが、お宝として【フレイムの像】が登場。

モンパレ

物質系Cランク。HPと攻撃力が高い一方耐性に穴が多かったため物理アタッカーとして運用しようとすると攻撃呪文に気を付ける必要があった。

星ドラ

ブルリア星 マホラッド大陸 小火山の洞窟などで登場。
【かえんのいき】などを使用してくる。

ライバルズ

スタンダードパックに共通ノーマルカードとして収録されている。

2/1/1
前列にいる場合攻撃力+3

前に出せば攻撃力が4になるが耐久力がない。
【はぐれメタル】と相討ちできる数少ない2コストユニットであるが、ブロックして守ることができないしほとんどのデッキに2枚積まれていた【メラゴースト】にも弱い。
メラゴーストを天敵とするフレイムなど後にも先にもライバルズだけだろう。

ウォーク

メインストーリー5章9話~6章6話などで出現する。また、腕試しクエストの第7弾(推奨レベル基本職45)でも最終戦に登場している。いずれも火炎の息と大車輪で頻繁に全体攻撃をしてくる。
こころの色は紫でコストは75。

タクト

物質系のDランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは「発火」/「こうねつ斬り」
才能開花で才能開花とくぎ「剛熱斬」
才能開花性能「もえさかる怒り」/「いどう力+1」などを習得できる。

ダイの大冒険

氷炎将軍【フレイザード】の配下として登場。新アニメでの声優は越後屋コースケ。
 
【氷炎結界呪法】の媒体となる炎魔塔を作製、その後フレイザードの命令で【気球】で敗走する【ダイ】たちに追撃を仕掛ける。
気球を墜落させる際にはかなり離れた距離にある気球まで飛行している。任務通り墜落させた場合こいつらも海に突っ込むことになるのだが決死隊だろうか。
【ヒャド系】呪文で迎撃されつつも数の暴力で気球に取り付き墜落寸前に陥らせるが【マトリフ】の気まぐれにより追手のフレイムは一掃される。
その後、バルジの塔に再来したダイ達の前に【ブリザード】と共に立ちはだかるが【バギ】で動きを止められた所にヒャド系呪文を流し込まれて全滅した。
 
雑魚として一通りの活躍、やられっぷりを見せたが、攻撃を外して【爆弾岩】に抱きつき【メガンテ】を食らった「フレイムA」が妙に印象に残った読者も多いのではなかろうか?
ちなみに本作にてメガンテを食らった相手は、【ハドラー】【バラン】【アバン】、このフレイムAの3人と1匹であり、また唯一メガンテを食らって消し飛んだヤツなのだ。
なお新アニメ版ではこのシーンはカットされてしまい、メガンテで散るフレイムAは登場しなかった。
というか爆弾岩自体が登場しない。

クロスブレイド

漫画版

32話で登場。ユウキ達が【ロムドラド】の城に乗り込んできた所で現れ、ロムドラドの命令で家族写真を燃やしてしまう。

蒼天のソウラ

1巻で【ギブ】による【エクステンション・ライン】の持つ「モンスターを生成する力」の説明として
【ギズモ】【ばくだんいわ】【ひとくいばこ】【ひとくいサーベル】【エビルアップル】【ドロザラー】と共にイメージとして登場した。
 
戦争編では【神殿レイダメテス】の影響を受けない【太陰の一族(グルヤーン・イル・イシュ)】の魔物として【ほのおのせんし】と共に【真の太陽(ヴェリタ・ソルレ)】の戦士達を追撃した。

その他

ミクシィの『モンスターストライク』、ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』ではともにダイの大冒険コラボでユニットの一種として登場した。

  • モンストではアンチ重力バリア・アンチブロックの特性を持つ。
  • パズドラではスキル「ひのいき」を所持する。
    ダンジョン「バルジの島の戦い」ではバトル1・バトル3の敵として【ブリザード】とともに登場し、「かえんのいき」を使ってくる。