MH4Gから登場するラージャンの素材を用いた双拳双剣。
闘気、昂まる!
目次
概要
- MH4Gにて遂に登場したラージャンの双剣。
しかしその外見はラージャンの頭部を模したパンチンググローブである。
武器説明も「黄金の闘気を固めた金獅子の力拳」となっている。
性能
MH4G
- G級のラージャン素材を用いての一発生産となる。
さらにG級の激昂したラージャンの素材を用いることで「闘神鬼【大嶽丸】」へ強化される。
- 最終強化である闘神鬼【大嶽丸】の性能は、
- 攻撃力434と双剣でもトップクラスの数値
- お約束の会心率-15%
- 属性値も雷属性330とそこそこ高い
- 素で若干の白、匠で紫20
- おまけのスロット1
双剣は属性重視の武器であるため物理型の武器は避けられがちなものの、
全体的にハイスペックで纏まっており、かつこれ以上の物理攻撃力を持つ双剣は
さらに会心率が酷かったり、無属性もしくは覚醒が必要であったりするのが大半であるため、
物理型の双剣としての性能は相当なものと言える。
- 製作難易度はラージャン武器の例にもれず非常に高い。
生産段階で部位破壊困難な金獅子の剛角を要求されることとなり、
【大嶽丸】への強化にはG級の激昂したラージャン専用素材である
羅刹の金剛角に金獅子の怒髪天、ラージャンハートが必要で、
通常ラージャンからも入手できるものの金獅子の重牙も10個使う。
相応の性能は持っているものの作るにはかなりの労力がいるだろう。
- ライバルとなる武器は、
キリン素材の双剣である「双雷宝剣【麒麟児】」と、
素材交換で入手できるラギアクルス素材を用いた「白雷双剣ネオクルス」である。
【麒麟児】は徹底的な属性偏重の性能であるため差別化は容易だろう。
ネオクルスは物理攻撃力・属性値ともに【大嶽丸】が上回るものの、
高いプラス会心率を持つため同じ斬れ味での威力差は僅かであり、
今作から登場のスキル・属性会心を付けた場合は属性値でも肉薄してくる。
ただネオクルスは匠で出る紫ゲージが10しかなく実質白ゲージ運用であるため、
紫20のこちらに比べれば瞬間火力には劣るようになっているだろう。
ただし、匠+業物をつけてようやく短い紫ゲージと白ゲージを運用できるこちらに比べて、
ネオクルスは何のスキルも無しに長大な白ゲージの運用ができるためスキル自由度が高いという違いがある。
こちらは素の白ゲージも非常に短いので、どうしても匠+業物を切ることはできず
スキル構成に大きく圧迫をかけるという弱点があるため、総合的にはネオクルスが勝ることも多い。
ただ属性値でも双剣としては結構な差を付けてネオクルスに勝っているため、
少なくとも同じ斬れ味ならスキル自由度を加味してもこちらが勝り、紫の長さで勝つ。
属性重視の麒麟児、瞬間火力重視の闘鬼、スキル自由度重視のネオクルスと、
今作の雷双剣は上手い具合に差別化されていると言えるだろう。
MHX
- ラージャン続投につき、当武器も続投。
残念ながら激昂ラージャンの素材による派生は無く、最後までラージャン素材を使って強化される。
銘は変わらず闘鬼【高丸】⇒闘神鬼【大嶽丸】。
- 最終強化である闘神鬼【大嶽丸】の性能は、
- 雷属性双剣最高の攻撃力220
- 何故かMH4Gの時より酷くなった会心率-20%
- 及第点の雷属性25
- 素では青20、匠で出るのは全て白
- おまけのスロット1
素の斬れ味青も褒められた長さではない為、白を出す為の匠か開き直って鈍器かどちらかが欲しいところ。
- …しかし雷属性物理双剣は強力なライバルが存在する。
- やはり、雷物理としては完全に土雷とノコギリに喰われてしまっている点は否めないだろう。
まさかノコギリに負ける事になってしまったラージャンは泣いて…いや、あれは激昂素材がいるから違うか
- 製作難易度もかなり高く、多数のラージャン素材に加えて、
最終強化にはイベントクエストの獰猛化ラージャンの素材が必要となる。
獰猛化ラージャンはかなりの強敵のため、それなりの覚悟が必要となるだろう。
MHXX
- G級になり、この武器も相応に究極強化を迎える。
- その名は闘神剛鬼【悪路王】へと変貌し、性能は、
- またもや雷属性双剣最高の攻撃力340
- 微量に上がったが未だマイナス会心である-15%
- 雷属性双剣で4位の雷属性33
- 素では白30、匠で出るのは全て紫
- 変化なしのスロット1
ラージャンがかなり後で出現する以上攻略用としては他に譲るが、その期待に見合ったスペックを誇っている。
加えて嬉しいことに、紫ゲージがより伸びている。
- 上位からのライバルと比較すると…
攻撃力や特徴ある外観が同じである機神双鋸からは、
雷属性値に大差を付けて追い越し、物理特化のあちらに対しこちらはバランスを両立した形に落ち着いた。
また、ラージャン武器と競合しやすいジンオウガ武器の真・王牙双刃【天業】と比べると、
あちらはスロットこそ2つあるものの物理・属性共にこちらが上回り、また匠で出る紫も僅かながらこちらが勝る。
こちらの-会心が心許無く見えるものの、弱点特効と超会心だけ付けた時点でもなお天業の物理性能を上回る。
- 素の状態では、非常に長い白による継続戦闘能力に攻撃力300・会心率20%の低めな物理性能に加え、
こちらとほぼ違わない雷属性34をもつ豪雷双剣ツインクルスの存在がちらつく。
手を加えないままでは悪路王より控えめな性能だが、
斬れ味が長く高会心というステータスは双剣にとって火力を一気に増強させやすく、
そのお陰で雷属性双剣最強クラスの覇権を握る強敵となっている。
- 前述した雷属性4位というのはパッとしないかもしれないが、
この悪路王より高い雷属性をもつ双剣はほんの誤差でしかない上記のツインクルスと、
双雷宝剣【麒麟児】、極・電撃双剣の3つである。- 麒麟児は2位、電撃双剣は1位の雷属性値をもつが、いずれも属性偏重の武器である。
そのため、高めの攻撃力と属性を両立させた悪路王は大きな個性をもっていると言える。
- 麒麟児は2位、電撃双剣は1位の雷属性値をもつが、いずれも属性偏重の武器である。
MHW:I
闘神鬼【大嶽丸】
- アップデートでのラージャンの追加により登場。
闘鬼【高丸】を生産し1段階強化で闘神鬼【大嶽丸】となる- 攻撃力は作中トップの434
- 会心率は-10%
- 属性値は無に等しい90
- デフォルトで長めの青ゲージ、匠で増える分は全て白ゲージ
- Lv4スロットを1つ備える
- レア度は12
- 他のラージャン武器同様非常に高い攻撃力を持ち、
匠で斬れ味を補強し会心率を補ってやれば全双剣でもトップクラスの物理火力を叩き出す。
……のだが、双剣を取り巻く様々な状況によりその性能が活きる機会は少ない。- 本作の双剣は属性会心による属性ダメージを主体とするが、
その為のシルバーソル装備にスキルの余裕が無く、
斬れ味や会心率の補強が難しいという状況となっている。
ここで上記の能力値を見れば分かる通り、
あらゆるステータスが本作の環境に逆行しているのである。
このため、残念ながら本作では一線級の性能を持っているとは言い難い状況である。 - ライバル……と言っていいかは微妙なところだが、
双雷宝剣【麒麟児】は属性特化でマイナス会心も無く、
斬れ味補強もそれ程重要ではない為ほぼ完全に本作の状況と噛み合っており、
ほぼ立ち入る隙が無い。- この武器の欠点の内斬れ味に関しては、
双雷宝剣【麒麟児】に無いLv4スロットを利用して匠Lv2を付け、
剛刃研磨を利用する事で一応解消可能。
もっともそこまでしても特段こちらが強力になる状況は多くはない為、
やはり双雷宝剣【麒麟児】でいいとなりがち。
- この武器の欠点の内斬れ味に関しては、
- 後のアップデートで追加された龍紋ヲ刻マレシ装備は、
会心率に関係無く属性値を固定値で補強し、
会心率そのものも補強した上で超会心で物理火力を強化、
更にシルバーソルに比べれば大分スキルの余裕も多い為、
本装備の弱点を補うのに最適である。
ただしダメージ自体は依然シルバーソル装備や、
龍紋装備にラヴィーナ装備を組み合わせた装備が優位であり、
結局のところ会心率も倍率の元となる属性値も低いこの武器が、
ケアが必要な割には火力が出ないという評価は変わっていない。
- 本作の双剣は属性会心による属性ダメージを主体とするが、
鬼神闘拳【獄殺】
- その後のアップデートで追加された激昂したラージャンの双剣。
こちらは通常種からの派生ではなく一発生産。 - 以前は存在しなかった派生であり、
グラフィックも新規のものとなっている。- 拳側は大嶽丸とほぼ同じだが、
持ち手側から金色の長い毛がたなびいており、
通常の双剣と異なり垂直に背面に背負う事で、
さながら激昂したラージャンの双翼のように見える。
- 拳側は大嶽丸とほぼ同じだが、
- 同時実装の猛り爆ぜるブラキディオスの装備の超性能で沸き立つ武器が多い中、
双剣はこちらが注目の性能となっている。- 攻撃力は通常種のものより低いがなお高水準な406
- 会心率はプラスに転じて15%
- 属性値はそれなりになった270
- 素で60もの紫ゲージを持ち、必要なら更に匠で延長可能
- スロットは無し
- レア度は12
- よりMHW:Iの環境に合わせた性能になり帰ってきたラージャン双剣。
匠が必須ではなくなったどころか斬れ味スキル無しでも運用可能なレベルに達し、
それでいて紫ゲージと会心率により物理火力はほぼ据え置き。
属性値もそこそこでプラス会心により属性会心との相性もいい。- そうは言ってもカスタム強化込みで1.5倍以上の属性値を持つ双雷宝剣には勝てないのでは?
と思うかもしれないが、
物理火力に大差がある為、余程属性寄りの部位を殴らない限りこちらは同等以上のダメージを出す事が可能。
会心率の補強が少なくて済むのも相変わらずスキル面が厳しい双剣にとっては大きなメリットである。
- そうは言ってもカスタム強化込みで1.5倍以上の属性値を持つ双雷宝剣には勝てないのでは?
- というわけで通常種武器の雪辱を果たし、
永きに亘る双雷宝剣一強時代に一石を投じる強力な双剣となった。
相変わらず狩猟難易度の高い激昂したラージャンではあるが、
頑張って狩猟し是非この武器を手にしてほしい。
MHRise
- ラージャン続投につきこの武器も登場。
当初は闘鬼【高丸】II止まりだったが、Ver.3.0.0でようやく闘神鬼【大嶽丸】に強化可能に。
- その性能は
- 雷属性双剣最高の攻撃力220
- 相変わらずのマイナス会心-20%
- 雷属性20と割かし控えめ
- 素では青20。白を出すには匠+5が必要
- スロットはLv3が一つ
かと思いきやなんとX時代と比較して雷属性も斬れ味も劣化してしまった。
Riseの匠はただでさえ重いにもかかわらず、Lv5を要求してくるのはさすがに厳しいと言わざるを得ない。
- 百竜スキルは会心率強化II・属性強化【雷】II・鈍刃の一撃。
ラスボスの素材を使ったにしては少々物足りない。
会心率は6%補強した程度ではマイナス会心を解決できるとは言い難い為、
採用するのであれば属性強化か鈍刃の一撃が無難か。
困った事に派生前の武器が存在しない為、これら以外に搭載できる百竜スキルは無い…。
- ライバルは王牙双剣【土雷】。
攻撃力は200とやや控えめだが雷属性25、素で青30の上匠+3で白が出る。
大嶽丸の斬れ味が青のままでは白ゲージの土雷に勝てる要素は一切無い。
が上述の通りこちらを白ゲージで運用するのは非現実的なほど重い。
匠運用がダメなら青運用で…と言いたいが素青は20。何かしらの斬れ味補助は必須である。
- 差別化するなら思い切って鈍器運用してしまうのがいいだろう。
この場合斬れ味の悪さが心眼スキルのダメージアップ範囲を広げる為、
弱点部位では及ばないものの他部位でも充分なダメージを稼ぐことが出来る。
MHR:S
闘神剛鬼【悪路王】
闘鬼【高丸】、極まれり。
斬撃は万雷と化して、止むこと
なく乾坤を揺るがし続ける。
(闘神剛鬼【悪路王】)
- ラージャン武器のまま強化するとこっち。
- 属性双剣最高の攻撃力350
- 雷属性25
- 会心率-20%
- スロットLv3。百竜スロットLv2
- 素で白20。匠+4から紫
攻撃力に関してだけは本物で、これを超えるのは無属性武器のブロス=ヴァンダロス改しかない。
雷がそこそこで、肉質の柔らかいモンスターならスペック通りの強さを発揮できる……はず。
しかしネックとなるのはやはり斬れ味。
マスターランク防具でスロットが豊富になったとはいえ、匠+4はさすがに重い。
物理威力に関しては白と紫の差は5%程度のため白運用を目指すのもアリだろうが、それすらもちょっと辛い。- ライバル的存在になるのは大躍進したチェーンソーの終告の双鋸改。
攻撃力は330だが匠+1で紫が出るのとマイナス会心が無いため物理威力はあちらが上になりやすい。
属性値も27でほぼ互角だが、あちらはスロット4-2-1でとんでもない拡張性を持つ。
作成難易度も圧倒的に簡単で攻略で大活躍……とかなりの強敵。
悪路王はとにかくマイナス会心と斬れ味をどうにかしなければ見た目ほどの活躍は難しいか。 - Ver.11、およびVer.12において傀異錬成や匠珠IIの実装により、
以前と比べて高レベルの匠の採用のハードルが大きく下がった。
マイナス会心も会心率補強スキルは元々豊富で打ち消しは難しくないので、
この武器にとってはかなりの追い風が吹いていると言える。
鬼神闘拳【獄殺】
金獅子の覇気が迸り、黄金色の
残像を描く。地を砕き海を割る
破壊を司りし雷拳。
(鬼神闘拳【獄殺】)
- 激昂したラージャンの素材で一発生産するとこちらになる。
- 攻撃力320
- 雷属性20
- スロット2-2、百竜スロットLv1
- 斬れ味は素紫60
これだけの紫ゲージがあれば斬れ味ケアのスキルはほとんど必要ない。
ただ属性値がかなり低いので、ほとんど無属性みたいな扱いになるのが難点。
雷が有効なモンスターにはそこそこの火力が出るが爆発力にはあまり期待できない。
また百竜スロットがLv1なせいで特効系が積めないのもマイナス。
ラージャンハートを使う割には案外おとなしい性能かもしれない。- 真・王牙双刃【天業】などと比べると属性込みでの最大火力はやや劣るが、
スキル自由度は高いので攻撃力をさらに高めることも容易いのはこちらの長所。
意外にもマイナス会心は無いので超会心も十分使える。
あるいはラージャンになりきって激昂スキルを発動してみるのも面白いか。
- MHW:Iの納刀時の徴的な背負い方は交差させるような背負い方に変わった。
独自の背負い方は初実装特典だったのだろうか。
MHNow
- ラージャンの登場に合わせてシーズン3に実装。
気になる性能は、グレード10で- 攻撃力1318
- 属性値1261
- 会心率-30%
- ライバルはやはり王牙双刃【土雷】。
あちらは- 攻撃力1221
- 属性値1142
- 会心率0%
- 武器スキルは魅力的な強化持続レベル2。
火力を出せる時間が増えるこのスキルは双剣にとって有益なものである。
会心との両立が課題だが、この武器限定で強化持続レベル5を出せるようになった。
同じラージャン武器でも片手剣やハンマーのように使いにくい玄人向けのスキルでもないので、
武器としての性能は数値以上に高くなってくるといえよう。
余談
- 「高丸」「大嶽丸」「悪路王」は全て日本の伝説に登場する鬼の名であり、
いずれも坂上田村麻呂によって討伐されたと伝えられている
(一説には全て同一の存在で、ただ呼び名が違っているだけとも言われている)。
特に大嶽丸は『御伽草子』などにも登場する強大な妖怪であり、
酒呑童子・玉藻前と共に中世日本の三大妖怪・最強の鬼とされる。
鬼神や羅刹に例えられるラージャンが冠するには相応しい肩書というべきか。
でも闘鬼【高丸】についてはラージャンの能力的に「闘気、昂まる!!」かも…
- MHW:I以降での激昂個体の武器の銘「獄殺」だが、このような名詞は存在しないものの、
モンハンと同じカプコンのゲーム『ストリートファイター』シリーズの登場キャラクターにて、
ラージャンのイメージソースの一つになったというキャラクターである「豪鬼」の有名な技として
「瞬獄殺」というものが存在する。
もしかすると、これのセルフオマージュなのかもしれない。
関連項目
モンスター/ラージャン
モンスター/激昂したラージャン
武器/ラージャン武器
武器/双雷【極】 - MHFのHCラージャン双剣。こちらは拳ではなく、剣である。
武器/司天双角 - 同じくG級ラージャン双剣。やっぱり拳ではなく剣である。