MH4Gで初登場したチャージアックス。
目次
概要
- 金獅子ラージャンの素材を使う。
外見は剣の部分にラージャンの角を丸々2本使い、
盾の部分は激昂したラージャンの胴体の如く金色の毛が逆立っている見た目となっている。
強化することで鬼神盾斧【金剛夜叉】となる作品が多いが、近年は例外も発生している。
- 背中にしょっているとムッキムキの肉襦袢を着ているようにも見える。
特徴的な見た目のためタワシと言われることも
MH4G
- 攻撃力が高く属性値が低めで、会心率がマイナスという典型的なラージャン武器である。
最終強化となる鬼神盾斧【金剛夜叉】の性能は- 全盾斧中第4位の攻撃力1080(武器倍率300)
- 高攻撃力武器らしい会心率-10%
- G級でも十分に活躍できる雷属性350
- 素で長めの白ゲージ、匠で短い紫ゲージ
- 榴弾ビン、スロットなし
総合性能が高く、マイナス会心を考慮してもトップクラスの火力を叩き出せる盾斧である。
- しかし、同じ攻撃力・同じ斬れ味・同じ榴弾ビンでマイナス会心のない海王器ナバルレガリアの存在が大きい。
汎用武器としてはこちらが劣るが、雷属性武器としても高い性能を持つため、
弱点とするモンスターにはレガリアよりも活躍するだろう。 - あのラージャンの武器だけあって作るのはかなり骨が折れる。
生産には地味に出にくい黄金の煌毛や金獅子の剛角を使う。
加えて強化には、G級激昂ラージャンの角を両方折らないと出ない羅刹の金剛角を2本に
激昂ラージャンから稀に入手できるラージャンハートを1個使用するというトンデモ難易度である。
剛角は村クエの基本報酬でも出るのでなんとかなるが、
羅刹の金剛角は部位破壊限定なのでただでさえ折るのに手間がかかる上例のセンサーに当たると…。
MHX
- 無事に続投。今回は激昂ラージャンの素材は使わない。そのせいかレア度は最高の7ではなく6。
金角も闘魂も集めなくていいが、尖角は生産時にしっかり要求される。
強化途中でジンオウガの獰猛化素材なども使用、獰猛化ラージャンの素材で最終強化となる。 - 性能の方は
- 無属性武器並みの攻撃力230
- やっぱり会心率-10%
- 十分な雷属性26
- 素で青10、匠2で白10と頼りない斬れ味
- 榴弾ビンとスロットなしも相変わらず
と、4Gの傾向そのまんまである。
- おなじみの会心率マイナスではあるが、榴弾ビンにマッチした優秀な攻撃力を持つ。
しかし手数の多めなチャージアックスで、匠2でも白10という斬れ味はかなり辛い。
匠だけでなく、剛刃研磨か業物&絶対回避【臨戦】セットを併用しなければその破壊力を活かすのは難しいだろう。 - 無属性並みの物理性能を持ちながら、属性値も悪くない点は見逃せない。
他の属性において似た性能を持つ盾斧が軒並み20以下なのに比べると破格の数値である。
雷属性が有効なモンスターは多く、この武器を使用する大きな意義となるだろう。- 無属性榴弾武器には生産武器である精鋭討伐隊盾斧の順当強化にカイゼルベアラーが存在する。
武器倍率が同じであり、榴弾ビンダメージはあちらは初めから緑斬れ味のため鈍器スキルによる強化を受ける。
物理ダメージにおいても、こちらにはマイナス会心率があるため僅かな青斬れ味の間含め上回られてしまう。
作成難度は言うまでもなく簡単であるため、こちらはわずかでも雷属性を生かせる場面で使用したい。
- 無属性榴弾武器には生産武器である精鋭討伐隊盾斧の順当強化にカイゼルベアラーが存在する。
- だが、手強いライバルも存在する。大海の王者ラギアクルスの化身、雷盾斧ヴァンクロムである。
攻撃力は220とこちらに劣るが十分高い値であり、そのうえで会心率が0%と安定している。
そしてこの物理火力に匠2で白50という優秀な斬れ味まで備えており、匠装備さえ用意できれば非常に扱いやすい。
斬れ味消費が激しいうえに納刀の遅い盾斧にとってこの継戦能力の差は非常に大きい。
おまけに獰猛化ラージャンはイベントクエスト限定であり、かなり間をあけてから配信されたため、
「すでにヴァンクロムを持っているから金剛夜叉はいらないな」
というハンターが多かったであろうことは想像に難くない。- 鈍器運用ではこちらが上手であり、そのためヴァンクロムにはコストのかかる匠が必須である、という点がポイント。
長い緑ゲージにより継戦能力の差も埋めることができるため、差別化するならこの道が最適か。
決して弱い武器ではなく、属性値など勝る点もある。肉質の柔らかい相手には担いであげるのもまた一興だろう。
- 鈍器運用ではこちらが上手であり、そのためヴァンクロムにはコストのかかる匠が必須である、という点がポイント。
MHXX
- G級ラージャン素材による強化で、最終的に鬼神盾斧【摧一切魔】となる。
なお上位の例にならいこちらでも金銀火竜素材が仕上げに必要とされる。
では、性能を見てみよう。- かなり高い数値の攻撃力350
- 変わらない会心率-10%
- 30の大台を突破した雷属性32
- 素で青80、匠2で白50と豪快な長さの斬れ味
- 引き続き榴弾ビンでスロットなし
雷属性値が決して低くないのも好印象。
しかし、問題は会心率と一歩足りない斬れ味。
- 決して無視できないライバルが豪雷盾斧ヴァンクロム。またおまえか
安定した会心率と良好な斬れ味により物理期待値で上回る強敵である。
この性能差により、素で榴弾ビン付与の攻撃を比べる場合でさえ、物理ダメージはヴァンクロムが勝ってしまう。
摧一切魔の利点を生かすなら、モンスターの肉質を吟味し手数の多いモーションを使うなど
属性ダメージをきちんと考慮すべきである。
また、ゲージの長さに注目して業物を切って他スキルに回すのも差別化の道だろう。
- 前述したヴァンクロムやその他強力な無属性武器などのライバルが押しているものの、十分な強さは持っている。
尚且つ今作のG級獰猛化ラギアクルスは悲鳴を上げるほどの強化が成されたと評判。
こちらの武器を作成する選択肢は十分アリである。
MHW:I
- MH4G~XXでは通常個体と特殊個体とで武器の区別は無かったが、
MHW:I以降のシリーズでは通常個体のものが金剛盾斧、特殊個体のものが鬼神盾斧【夜叉】と別系統になった。- 金剛盾斧はXXまでの鬼神盾斧系統と同じデザインであり、
鬼神盾斧【夜叉】は新規デザインで実装されている。
- 金剛盾斧はXXまでの鬼神盾斧系統と同じデザインであり、
金剛盾斧
- MHWorldではラージャンと共に欠場するも、アップデートにより登場。
本作では金剛盾斧との銘になった。
作成は単独ツリーで、作成段階で攻撃力1044(290)。
この時点で金火竜武器、ネルギガンテ武器、ディアブロス武器、ディノ亜種武器に並びトップタイである。 - 更に歴戦ラージャンの素材を用いて、金剛盾斧イカヅチへと最終強化が可能。
スペックは- 文句なしトップの攻撃力1116(武器倍率310)
- ラージャン武器特有の会心率-15%
- イカヅチの名に疑問の浮かぶ低い雷属性90
- 榴弾ビン
- スロットLv4が1つ
- 斬れ味青60、匠での延長分は全て白ゲージ、
- レア度は12
マイナス会心や斬れ味を度外視できるため、高攻撃力榴弾によくある
『攻撃力を上げる構成でビンが溜まり次第高出力をぶっぱなす運用』になるだろう。
- しかし、MHW:Iではチャージアックスの(斧強化なしのビンを消費する攻撃は)
モーション値全般に纏まった下方修正がなされた。
斧強化をするにも榴弾チャージアックスでは強属性ビンに比べ効果時間が短い。
加えて、超高出力属性解放斬りは斧を叩きつける直前で被弾するとエネルギーが放出されなくともビンを消費してしまう。
マスターランクでは斬れ味青で弾かれる部位が増えているなど、
同じ方向性の従来武器よりも使い方は考える必要があるだろう。
鬼神盾斧【夜叉】
- 激昂ラージャンも無事に実装され、鬼神盾斧【夜叉】が復活。
羅刹の金剛角3本をはじめ、惜しみなく激昂素材をつぎ込んで一発生産されるその性能は…- 属性武器としては高めの攻撃力1008
- 本当にラージャン武器か?会心率+15%
- 合格点の雷属性390
- 強属性ビン搭載
もうラージャン武器じゃないだろとか言ってはいけない - 斬れ味は素で紫40。匠でさらに延長可能
- 流石に自重したかスロットはなし
- レア度12
- パーツ強化には非対応
もう1度言うが、この盾斧は十分な属性値と強属性ビンを搭載した属性武器である。
属性武器が攻撃力1008、会心率+15%という物理火力を備えている。何かがおかしい。
物理も高い雷強属性ビン盾斧というポジションは奇しくもほぼラージャン武器の鉱石武器と特徴が一致している。
- ライバルは、生産盾斧の大多数を淘汰したムフェト武器。
しかし古龍由来の名器を以てしても、全要素でこちらに比肩するのは不可能。
属性値を詰めると物理で水を開けられ、物理で並ぼうとすると属性値を伸ばせない。
さらに何度もムフェトを周回しなければ完成しないあちらと異なり、
こちらは激昂ラージャンの角さえ折れば、あとはぶんどり刀と素材錬金で作れる。
総合力、製作難易度共にこちらが優勢という見方が強い。
- 流石にMRでの強化に対応した皇金の盾斧・飛雷には完敗を喫するが、
その完成までは最強の雷属性盾斧として暴れ回ってくれる。
古龍級生物としての実力を遺憾なく見せつけた大業物と言えよう。
MHRise
- 上位から登場する通常種のラージャンから金剛盾斧を作成可能。
Ver.3.0でラスボス素材を用いた強化が追加され、
金剛盾斧イカヅチで完成となる。
- 今作での性能は、
- 百竜強化抜きではトップの攻撃力240
- 今までのラージャンの常識を覆す会心率0%
- もはやおまけ程度でしかない雷属性16
- 高い継続戦闘能力を発揮する長大な緑の斬れ味ゲージ匠Lv1から青、Lv5でようやく白。
- いつもの榴弾ビンとスロットなし
- 百竜スキルは会心強化II、属性強化【雷】II、鈍刃の一撃
- 攻撃力240の最終強化武器でありながら未だに斬れ味緑であり、
鈍器スキルや鈍刃の一撃による攻撃力アップと非常に相性がいい。
今作では鈍器使いの補正が榴弾ビンの威力にも乗るのでこれはかなりの強みになる。
上位までの今作では緑ゲージでも十分に戦える上、
長大な緑ゲージによる継続戦闘能力は、斬れ味消費の激しいチャージアックスにはとても価値がある要素。- 属性解放斬りのビン爆発のダメージが1.2倍ほどに増えることが稀にあるが、
これは百竜スキルの鈍刃の一撃がビンダメージにも作用しているためである。
- 属性解放斬りのビン爆発のダメージが1.2倍ほどに増えることが稀にあるが、
- 超高出力型に特化したチャージアックスとして斧強化型の雄である夜走盾斧【冥冥裏】と並んで人気で、
カムラの里 狩猟検分帖によればほぼ同率1位である。
斬撃ダメージはさすがに及ばないが、十分に迫れる攻撃力を叩き出す上、ビンダメージで差をつけられる。
また、バゼルギウスやクシャルダオラのような雷弱点のモンスターには、わずかとはいえ属性値が活きる。
- ライバルはゼミラブロスアームズと百竜盾斧【随機応変】がある。
- ゼミラブロスアームズはこちらと同値の攻撃力に素青と、個性的な百竜強化、さらにLv3装飾品スロット1つをもつ。
- 百竜盾斧は百竜強化によって攻撃力250の単独首位に立ち、榴弾ビン方面の雄として台頭。
斬れ味の悪さや百竜強化の都合から斬撃ダメージでは惜しくも劣る。
とは言えこちらの強みは上述の通り鈍器系スキルへの適性。
素青を持たないことが、砥石を使っても鈍器スキルが適用され続ける強みにさえ転じている。
ビンダメージと継戦能力の金剛盾斧イカヅチと、
斬撃とビンのハイブリッドのライバル達といったような差別化が可能だろう。
MHR:S
- 金獅子派生のMR対応とともに激昂したラージャン素材による一発生産の金獅子派生改が作成可能となった。
金剛盾斧カントキ
- 金獅子派生の最終強化、金剛大盾斧カントキの性能は
- 雷属性盾斧では最高の攻撃力340
- 斬れ味は素で白、匠3から紫
- 低めの雷属性値24
- 相変わらずの会心率0%
- 変わらずスロット無し
- 百竜スロットレベル2
- 榴弾ビン
悪い意味で無難にまとまってしまったせいで尖った強みはなくなってしまったというのが正直なところ。
雷榴弾盾斧の中で最も攻撃力が高いため、こちらが何をやるべきか明確なのはありがたい。
- 性質上ライバルはトビカガチの万雷盾斧【大典太】改。
10だけ低い攻撃力を会心15%と雷42で補いつつ戦う万能なヤツ。
空きスロットも2-1-1と隙がないが、百竜スロットLv1は唯一の欠点。
しかしVer.13現在、錬成枠が8つ付けられて百竜スロットLv1が簡単に克服できるため、
そのままでも既に怪しいというのに、攻撃力に割かれると事実上の上位互換になってしまう。- もちろんこちらは8枠をフル活用して攻撃力や属性を欲しいままにできる利点はある。
元の性能を考えると攻撃力特化が向いているだろうか。
属性に振っても強力だが、その場合ライバルはさらに増える一方。
物理大正義の雷榴弾盾斧の路線から反れることは許されそうにない。
- もちろんこちらは8枠をフル活用して攻撃力や属性を欲しいままにできる利点はある。
鬼神盾斧【夜叉】
- 一方の金獅子派生改、鬼神盾斧【夜叉】は
- 金剛大盾斧カントキより劣る攻撃力330
- 斬れ味は素で長めの紫50(匠で延長可)。極めて短い白が続く。
- もはや息をしていない雷属性値18
- 同じく会心率0%
- スロット2が二つ
- 百竜スロットLv1
- 榴弾ビン
- 元から低かった属性値がさらに下がり、もはや無属性武器として見てもいいレベル。
また百竜スロットLv1ということで傀異錬成なしでは各種特効が搭載できないのも足枷。
- しかし長い紫ゲージとLv2スロット×2がこの武器の大きな特徴。
斬れ味関連のスキルを最小限に抑えつつ、プレイヤーの好みにあわせて火力や立ち回りスキルの補強が可能である。
冥淵盾斧ログミーやカムラノ傑盾斧なども汎用性の高い榴弾盾斧として人気があるが、
こちらは両者の強みを足して2で割ったような性能である。
- 大型アップデート第2弾でタマミツネ希少種の破邪之衣斧オオモンシロが登場。
あろうことか紫ゲージ60にLv2スロット×3と強みの部分が完全に夜叉の上位互換。
ちなみに属性値がほぼ死んでいたり百竜スロット1だったりと痛いところまで似ている…。
属性で差別化しようにも、もともと属性で勝負する気がないこの武器はかなり厳しい立場になってしまったと言わざるを得ない…。
余談
- 「夜叉」とは古代インド神話に登場する鬼神である。
人間を襲っては喰らう魔神であると同時に、時には人間に恩恵をもたらす財宝神でもあるとされる。
そしてその夜叉が善に目覚め、悪人だけを喰らう仏として覚醒した姿が「金剛夜叉(明王)」である。
金剛夜叉明王は三面六臂*1であり、中央の顔には5つの目を持ち、
それぞれの手には様々な武器が握られているという正に「鬼神」といった姿で描かれる場合が多いが、
日本でも「戦勝祈願の仏」として多くの武人に信仰されていた。
最終強化の「摧一切魔」は、前述の金剛夜叉明王の別称の一つ。
関連項目
武器/ラージャン武器
武器/ノブレスオブリージュ - ラージャンの素材を使用した鉱石チャージアックス
モンスター/ラージャン
モンスター/激昂したラージャン