目次
概要
- ジエン・モーランの素材を使った防具。
作成には他のモンスターのレア素材も必要になってくるため、作成難易度はやや高め。
- 男性剣士用の大和シリーズ、男性ガンナー用の陸奥シリーズ、
女性剣士用の日向シリーズ、女性ガンナー用の天城シリーズが存在する。
男女共に、武士の鎧のようなデザインであり、
男性用は当世具足のような外見、女性用は巴御前を思わせる外見である。
- 和風の名前をしているため、装備名も「大和・覇【胴当て】」などという表記になっている。
P2G以前にもいくつかあった命名法である。
- 説明文から、亜種装備の剣士用は、東の国の職人しか作ることができない逸品とされており、
ガンナー用の頭装備は、東の国の高貴な一族が戦場に出る時に装うといわれている。
一方、胴装備は東の国の支配者が奉る守護の印とされる。
- MH3GのG級装備に関しては、ジエン・モーラン通常種がイベントクエスト限定のため、
配信まではジエン・モーラン亜種の防具しか作れなかった。
性能
MH3
下位防具
- 大和 / 日向
- 発動スキルは集中、業物、ダメージ回復速度+1、調合成功率-5%。
スキル内容は優秀だが、ジエン・モーランを倒したということは、
そろそろ上位防具の存在ががちらつき始めるころであり、
強化するにしても強化素材(特に覇王の証)の関係上かなり後半となる。
- 陸奥 / 天城
- 発動スキルは拡散弾LV1追加、反動軽減+1、ダメージ回復速度+1、調合成功率-5%。
拡散祭りに使いたいLV2拡散弾が追加できず、
かなり多くのアイテムを持ち込む必要のあるガンナーにとって、調合成功率がマイナスなのは痛い。
ダメージ回復速度もかなり空気スキルなので、
苦労して作成するだけの価値があるかというと微妙なところ。
上位防具
- 大和・覇 / 日向・覇
- スキルは集中、業物、ダメージ回復速度+2、調合成功率-5%。
スキル構成の関係上、大剣・ハンマー・太刀・スラッシュアックスと良相性。
調合成功率-5%は、打ち消しに空きスロットを2つ使用するが、
剣士の場合、アイテムの持ち物数が圧迫される状況は少なく、
調合書を多めに持ち込む事で解決できるので、あえてスルーするのも手。
上位のジエンがイベント限定であることに加え、
各種モンスターの逆鱗を複数必要とするので作成するのはやや面倒である。
- 陸奥・覇/天城・覇
- 発動スキルは拡散弾全LV追加、反動軽減+1、ダメージ回復速度+1、調合成功率-5%。
拡散弾メインでの狩猟で真価を発揮する。
スロット数も多く、他の防具と組み合わせることで強力な防具セットが作れることだろう。
MHP3
下位防具
- 大和 / 日向
- 発動スキルは斬れ味レベル+1、集中、見切り+1、なまくら。
MHP3では、下位で斬れ味レベル+1が発動する唯一の防具である。
なまくらを消そうとすると斬れ味レベル+1も発動しなくなってしまうので、
一式で運用する際にはお守りが欠かせなくなってくる。
見た目が崩れるのを気にしないのなら、胴装備をアグナメイルに変更し、
空きスロット2つに匠珠【1】、短縮珠【1】をいれると、
「なまくら」の発動をおさえつつ、 スキル一式が発動する。
胴で無駄なスキルを抑えられるという点も踏まえ、MH3のナバラギ装備を意識した構成なのだろう。
但し今作で龍玉を使うのは脚なので、残念ながら作成難易度の軽減まではできていない。
なお、見切りのSPが男女用で異なっており、
男性用はSPが11なのに対し、女性用はSPが10となっている。
- 性別がどちらにせよ、上位を含めた全防具で見てもスキルのみ見れば結構優秀な部類に入るだろう。
残念ながらスロットは皆無に等しくなるとはいえスキルが良いのであまり気にはならないし、
敵の攻撃力も低めなので、仕様上上位並みの防御力に強化するということができないとはいえ
上位で実用に耐えうるパーツもある。
特に溜めを使う大剣やハンマーあたりを使うのであれば有力なスキルである。
MHP3は各作品と比べても敵の攻撃力が大きく抑えられているので、
コレ一着で下位は勿論上位を駆け抜けられないこともない。
- 陸奥 / 天城
- 発動スキルは装填数UP、集中、見切り+1、反動軽減-1。
スキルの構成上、弓と相性が良い。
装填数UPは溜め段階を1つあげることができ、なおかつ集中で容易に溜めやすくなる。
見切りに関してもスロットを使えば+2が発動できるなど火力UPスキルが揃っている。
その上、マイナス発動する反動軽減-1は弓にはまったく無縁なため、
正に弓のために作られたと言っても決して過言ではない性能となっている。
武具玉で強化すれば上位でも問題なく使っていける。
上位防具
- 大和・覇 / 日向・覇
- 発動スキルは集中、心眼、見切り+2、回復速度-1。
前作とは打って変わって、回復速度のSPがマイナスになってしまった。
火耐性が高く、匠が消えた代わりに心眼がついているため、リオス希少種夫婦と戦闘する際には頼もしい存在。
スロットも合計9つと多く、特に頭と腰はスロットが3つあるので、
お守りと組み合わせてカスタマイズし易いのも強み。
- 陸奥・覇 / 天城・覇
- ガンナー用の発動スキルは集中、貫通弾・貫通矢UP、見切り+2、回復速度-1。
集中がついているため、こちらもどちらかといえば弓向きの装備である。
貫通弓との相性は抜群で、見切りは会心率の低いゲイル、ウカム弓にはありがたいスキル。
全体的にSPやスロットにばらつきがあるため、用途に合わせてパーツごとに生産するのが無難。
特に、頭防具は貫通強化+4、溜め短縮+3、スロットが3つと優秀なので、汎用性が高い。
MH3G
- 今作は下位のジエン・モーランが存在しないため、上位以降でないとジエン・モーランと戦闘できない。
そのため、過去2作とは異なり、無印が上位装備へと格上げされることになった。
- 上位装備はMHP3までと比べてやや拡張性に乏しい性能になってしまったが、
それでも後にG級が控えることや村上位で作れることを考えるとコスパと実用性を併せ持つ良装備である。
そしてG級装備もG級最終盤の装備として通常種・亜種の防具共に非常に優秀な性能。
G級のジエン・モーラン種を倒すのはかなり骨が折れるが、
十分元を取れるだけの活躍が期待できるので、頑張って作成してみよう。
上位防具
- 大和 / 日向
- 発動スキルは、集中、見切り+2、防御力UP【中】、心配性。
村上位中盤から作成でき、終盤に控える火属性モンスターや村ボスのラギアクルス亜種(雷)、
そしてG級への登竜門であるナバルデウス亜種(水)にもマイナス耐性が無いので長く使い続けられる。
しかも村上位のジエンはバランスが考慮されているのか、
下位レベルの武器でも充分討伐可能な体力なので大分コスパの良い装備である。
高い防御力や雷耐性がマイナスではないお蔭もあり、英雄の証明の初めのラギア亜種をどうにか乗り切ることもできるだろう。
ブラキとレウス亜種は相打ちさせればよいのと、
たとえ上位レベルでの強化でアルバトリオンの怒り時のブレスを受けてもこの防具ならまず即死しないので、
ある程度慣れた人なら村上位を全て終わらせたうえで集会所に移ることも可能である。
またG級突入直後に防御力が足りないと感じた場合も装飾品で底上げが可能であり、
しかも火力スキルが攻撃力アップではなく見切りである為、打ち消されずに同時併用できる。
作成には手間がかかるが、集中の効果がある武器を使用しているならば一考の余地がある。- 数値面を少し補足すると、防御力UP大にし、護符爪を持ち、
おまけに上位での最大値となる堅鎧玉まで強化できれば防御力は実に490にもなる。
更にG級序盤で手に入る重鎧玉強化で530まで上昇し、これはG級でも中堅レベルの防御力。
氷・龍が-20と低くG級ベリオロスに挑む際は苦労するかと思いきや、
今作は属性得意の料理スキルがあるのでそのデメリットも打ち消せる。
- 数値面を少し補足すると、防御力UP大にし、護符爪を持ち、
- 陸奥 / 天城
- 発動スキルは、防御力UP【中】、反動軽減+1、貫通弾・貫通矢UP、装填速度-1。
前作までとは打って変わって、反動軽減のSPがプラスである。
さらに、反動軽減と貫通強化が同時発動するのは上位ではこの防具だけなので、作成する価値は十分ある。
腕装備はSPとスロットのバランスが良いので、G級でも貫通装備の組み合わせに使うことが多い。
G級防具(亜種)
- 大和・極 / 日向・極
- MH3以降の作品では極めて珍しい*1、斬れ味レベル+1と業物が共存するというスキル構成になっている。
このため、片手剣や双剣などの手数重視の武器や、斬れ味の消耗の激しいガンランスからの需要が高い。
一式でのスロット数は8。腰がスロ3かつ匠+2と非常に優秀で、
これ1つ作っておくだけでも組み合わせ装備に役立つ。
胴にもレアなスロット3があるが、匠と斬れ味のSPが1ずつしかないため、
胴系統倍加を使うならお守りによるフォローが必要。
その他の発動スキルは、体力+50、鈍足。
一式装備でも十分すぎる性能だが、組み合わせ装備としても非常に優秀。
体力のスキルは食事が充実していれば地味なスキルだが、秘薬を節約できるので、決して無駄なスキルではない。
鈍足もそこまで痛いスキルではないが、業物を活かしやすい双剣を使うなら消しておくと良い。
あるいは放置して強走薬等でフォローするのも手。
- 陸奥・極 / 天城・極
- 体力+50、攻撃力UP【中】、連発数+1、鈍足。
攻撃力【中】に連発数+1とボウガンに向いた構成。弓には向かないので鈍足もさして気にならない。
体力+50は死んだときに秘薬を飲む必要がないと思えば少しの安心感は出るか。
剣士の方に比べると他の防具でも実現可能のように見えるスキル構成だが、強いことに変わりは無い。
- 製作には何故かナバルデウス亜種の素材(特に豪鎧毛)に加え、
イビルジョーやジンオウガ亜種等の強力なモンスター達の素材も若干必要になるため、
作製難易度はかなり高い。
亜種の素材自体は背中の採掘だけでも頭・腰・脚用の数量は揃うので、
後は牙と腕の部位破壊だけ行えば、牙も腕甲も龍神玉も揃えられなくはない。
全部位とはいかなくても、パーツを1つでも作っておけば、
他の防具との組み合わせに使えて便利である。
- 剣士用・ガンナー用共に、亜種本体と同様、火耐性と龍耐性が致命的に低く、雷耐性もマイナスである。
火属性攻撃を仕掛けてくるモンスターは多く、
G級終盤では龍属性攻撃を仕掛けてくるモンスターもそこそこ登場してくるので、
これらの敵と戦う際には注意が必要である。
ネコの火or龍属性得意で打ち消そう。
逆に水耐性、氷耐性は高めで、とくに本作では水中戦の存在から水を使うモンスターが多いのでなかなか優秀と言える。
G級防具(通常種)
- 大和・真 / 日向・真
- 金剛体が発動するほか、心眼、集中、マイナススキルで心配性が発動する。
火耐性が高く、心眼や金剛体が発動するので、今作でもリオ希少種狩りでは重宝する。
とりわけ大剣は全発動スキルを有効活用できるのでかなり相性が良い。
実際、腕には抜刀会心のSPが付いているので、
大剣使いならお守りや装飾品を使って抜刀術【技】を発動させておくのがおススメ。
ちなみに今作ではお守りテーブルバグが存在するので実行できる人はかなり限られるのだが、
匠4スロ3か匠5スロ2のお守りがあると、心配性の打ち消しを諦めるのと引き換えに
集中、心眼、金剛体、抜刀術【技】、斬れ味レベル+1と、
大剣装備としては豪勢を通り越した凄まじいスキル構成を実現する事ができる。
尚、武器スロが1あれば心配性も消せるし、
武器スロが2以上あればお守りは匠5のみで作成可能となる。
ネブラX同様、これも一式装備で真価を発揮する防具と言えるだろう。
武器スロがない場合、心配性を打ち消せなくなることから、こまめな回復が必要になる。もっとも、心配性自体が
体力が危険なくらいに減らなければ発動しないため、(猫火事を発動させてるような場合でない限り)
そのような状態で戦うことはまず無いだろう。敵の攻撃力が高いG級なら尚更である。
また、上記のお守りがないテーブルに当たってしまった場合も、
匠+5さえあれば胴を極に変えることで見た目の統一性を維持しつつ、
匠・集中・抜刀会心・金剛体とこれまたかなり優秀な組み合わせを実現できる。
心眼は諦めることになるが、例の呪いに悩まされずに済む。
- 陸奥・真 / 天城・真
- 金剛体、貫通弾・貫通矢UP、反動軽減+1、装填速度-1が発動する。
もとの反動が中以上の貫通ボウガンと非常に良相性。
ただしマイナススキルはそれなりに痛く、装飾品で打ち消すには3スロットが必要。
LV3貫通弾がしゃがめる霊山龍砲【荒魂】などは反動軽減+2が必須なため、
組み合わせるなら装填速度の影響が無いしゃがみ撃ち主体の運用が求められる。
この場合金剛体の耳栓効果がしゃがみ時間の延長に役立ってくれるだろう。
ほかに相性が良い武器にはヘルブラザーズが挙げられる。
装填速度マイナスを打ち消して、残ったスロットとお守りでスキルを追加するといいだろう。
- 剣士用・ガンナー用共に、2012年4月27日にG級ジエン・モーラン通常種の狩猟が
解禁されたのに合わせて作成が可能となった。
ただ、MH3Gのエンドロールでは、G級クエスト配信や公式ガイドブック等の発売に先駆けて、
「天城・真」のビジュアルが(設定画という形ではあるが)先行公開されている。
MH4
- MH4ではジエン・モーランの出現は確認されていない…が、
なんと上位ダレン・モーランの素材を用いることで大和・日向シリーズの作成が可能。
スキル構成や耐性はMH3Gと変わらないが、ランク上位が上限である以上作る価値はある。- 説明文を見るとダレン・モーランの素材でジエン・モーランの防具を再現したとある。
近縁種な以上、現に可能なのだろうが、属性耐性は龍属性に弱いことと火属性に強いことこそ同じだが、
他は異なっている。
同じ素材を使っているのに属性耐性まで再現できているとは、一体どういう技術が使われているのだろうか。
- 説明文を見るとダレン・モーランの素材でジエン・モーランの防具を再現したとある。
- また、今作にはガンナー装備にピッタリな武器が存在している。
今作で人気のこの武器は、素で反動軽減と貫通強化のついているこの装備とは相性がよく、
防御UPもありがたい。装填速度も、よくしゃがむこの銃ならあまり気にならないだろう。
MH4G
- G級の素材交換によってそれぞれの真シリーズが作成可能に。
ダレン・モーランの素材との交換かと思いきや、必要になるのはラージャンの素材である。
- 剣士用は見切り+2、集中、心配性が、
ガンナー用は反動軽減+2、貫通弾・貫通矢UP、装填速度-1が発動する。
また、剣士用は居合、ガンナー用は剛撃のSPがそれぞれ8ポイント付く。
- 同じく居合や剛撃のポイントを持つカイザーXシリーズの胴や腕と組み合わせて使用されることも多い。
ただし、和風なデザインのこちらと洋風なデザインのあちらの組み合わせはどうしても見た目が犠牲になる。
特に笠が目立つガンナー頭部は見た目からキノコの呪いと言われることも。
旗本ネコシリーズ
- ジエン・モーランの端材から作られたオトモ用の装備群。
ハンター用の装備はそれぞれ特殊な読みだったが、「旗本」はそのまま「はたもと」と読む。
- 東方より伝来した合戦用の装備とされる代物。
「旗本ネコ【陣笠】」と「旗本ネコ【胴当て】」を着込んだオトモは、
己が主のために命を賭して奮闘する忠義を誓うという。あまり軽々しく装備させてはいけないのかもしれない。
ジエン・モーランの素材から作られただけあって見た目以上に防御力は高い。
ただし氷や龍の属性攻撃には要注意。
- 武器はハンター用のランス、合戦槍に良く似た「旗本ネコ合戦旗」。
ちょっと意外なような、しかし見た目的にピッタリのような。
因みにこの武器は「槍」ではなく、旗の部分が刃となった「剣斧」である。
見た目以上に重いらしく、それ故に攻撃力もオトモ用武器の中では最高クラスだが、
龍属性も纏っているので相手によってはその威力をさらに増す。
余談
- 大和・日向シリーズの名前は、いずれも旧日本海軍が所有していた戦艦に由来すると思われる。
とてつもない巨体で砂の海を泳ぐジエン・モーランのイメージに合わせたのだろうか。
まあ後輩の方がより戦艦っぽいけど。あと天城は未成で終わってしまった方よりも空母設計の方が有名だけど。- その旧日本海軍の戦艦は日本国の旧国名や国内の山の地名から取られているものが殆どで、
大和・日向・陸奥・天城はいずれもその命名法則によっている。
峯山龍というくらいなので、山や国の名前を源流に持つのも自然といえる。
蛇足ではあるが、山なのは天城だけで他は旧国名である。
- その旧日本海軍の戦艦は日本国の旧国名や国内の山の地名から取られているものが殆どで、
- G級の女性用剣士防具は、頭にラオシャンロンの装備には見られなかった
大きなリボンのような飾りがついており、結構可愛いと評判である。
また、G級の女性用ガンナー防具は、編笠のような形状の頭防具を除けば、
カプコンのアクションゲーム『戦国BASARA』に登場する武将の1人:お市の着ている防具と
デザインが少し似ている。特に、亜種の防具は紫色と桃色の中間のような配色なので尚更である
(ただ、お市の使用武器は薙刀であり、劇中で弓や銃の類を使用することは一切ないのだが)。
関連項目
モンスター/ジエン・モーラン
モンスター/ジエン・モーラン亜種
モンスター/ダレン・モーラン - MH4(G)では彼の素材でこの防具が作成できる。
防具/ダマスクシリーズ