防具/残陽・常磐シリーズ

Last-modified: 2024-11-29 (金) 10:59:10

豪山龍ことダレン・モーランの素材で作られた東方の息吹を感じさせる防具シリーズ。
男性の剣士が残陽(ざんよう)、ガンナーが東雲(しののめ)
女性の剣士が常磐(ときわ)、ガンナーが八千代(やちよ)になる。

概要

  • まるで武者のような橙色を基調にしたデザインが特徴。
    残陽、常磐は共にあの特徴的なダレン・モーランの角をそのまま兜にしているため、非常に目立つ。
    一方八千代は鎧と巫女服の中間のようなデザインとなっており、
    腰防具に至ってはロングのプリーツスカートのような形状となっている。
    そのため、一部ではとても可愛らしい装備として話題になっているとか…。
  • 残陽と東雲は夕日と日の出前、常磐と八千代は永久や永遠を意味する言葉から取られている。
    ダレン・モーランの体色や生態からイメージして命名されたのだろう。
  • 発掘装備も存在しており、通常とは異なったデザインの防具が入手できる。
    男女共通して橙色の甲冑の占める割合が減っており、逆に白い布地の締める割合が多くなる。
    男性用は全体的にクロオビシリーズに近いデザインとなっている。
    女性用は通常時とは逆に、剣士用が巫女や神官を思わせる外見になり、ガンナー用が武者のような外見になる。

性能

下位

  • 流石は古龍装備だけあり、下位最高クラスの耐久力を誇る。
    雷と龍が弱点である一方、火水氷に高い耐性を持つ。
    …が、本作では水耐性がイマイチ機能しないのが哀しいところ。
  • 剣士用の発動スキルは、抜刀術【力】見切り+1ランナー心配性
    達人のSPは12と高く、上位スキルにしやすい。
    抜刀術【力】はほぼ大剣専用だが、
    一方でランナーは大剣にはそこまでありがたくなく、やや噛み合わない印象。
    もともと会心率の高い武器を運用する際に、抜刀会心を外してデンプシーに賭けるなどといった戦略には使えるかも。
    それらは素で優れた斬れ味を誇ることもあり、三種テンプレ装備に頼ることのないスタイルを演出できる。
    また底力のSPがマイナス15と酷いことになっており、打ち消すのも困難。
    その上スロットが合計4つしかなくスキルの追加も難しい。一式での運用は趣味の領域だろう。
    一応頭がスロ2にスタミナ+3なので、ランナーが欲しければ使えなくはないが、
    デザインが前述の有様なので他の防具と組み合わせると絶望的に似合わない。
  • ガンナー用はランナー、フルチャージ貫通弾・貫通矢UP装填速度-2
    こちらは弓用として十分運用が可能な装備である。弓なら装填速度のマイナススキルもあまり気にならない。
    もちろん貫通弓である祈願希弓との相性は抜群。見た目の統一感もいい感じである。
    スロットもなぜか剣士より2つも多い6スロである。

上位

  • 男性用は残陽・覇、女性用は常磐・覇となる。
    発動スキルは抜刀術【技】金剛体、見切り+1、心配性。
    見ての通り完全な大剣専用装備である。
    抜刀術と見切りの相性が微妙だが、下位装備よりは遙かに運用しやすい。
    薙ぎ払いや最大倍率の発掘大剣のマイナス会心を消せる事を考えれば無駄ではない。
    スロットも一個増えて5スロになっているが、相変わらず底力がマイナス16と非常に打ち消しにくい。
    対ラージャン戦で抜刀術に金剛体を付ける際のパーツとして使われる事がある。
  • ガンナー用はやはり東雲・覇と八千代・覇になる。
    こちらは連発数+1、金剛体、貫通弾・貫通矢UP、装填速度-2。
    下位とは打って変わってライトボウガン用の装備になっている。
    ボウガンの場合弓と違って装填速度のマイナススキルが無視できないのがやや厳しいか。
    貫通弾速射も、ダメージ効率があまり良くないので評価は微妙なところ。
    スロットは下位と変わらず6つである。

G級

  • MH4GにてG級個体が登場したのでこのシリーズのG級版も登場。
    G級豪山龍素材+その他諸々を投入することで残陽/常盤(東雲/八千代)・真シリーズが作成可能になる。
    男性剣士のは通常版と同じく鎧武者風だが、何故か胴体部にはまるで抉られたような傷跡が付けられている。
    新品のはずなのに
  • 性能は、剣士用は一式装備で見切り+2、抜刀術【技】、金剛体、砲術師心配性が発動。
    加えて、発動はしないが脚部位に節食のSPが4ポイントついている。
    さらにスロット数も増え、腕の3スロットを含む合計8スロットとなっている。
    ガンナー用は抜刀会心・砲術師に代わって連発数+1貫通弾・貫通矢UPがそれぞれ発動。
    マイナススキルも心配性ではなく、装填速度-1が発動するようになっている。
    そして、スロット数は剣士用と同じく3スロを含む合計8スロット。
    もうお分かりだと思うが、剣士用・ガンナー用共に上位装備の完全上位互換である。
    • また、地味ながらマイナススキルのSPが-14に改善されており、打消しが多少楽になった。
  • ほぼ大剣専用だった剣士用だが、何故か砲術師が付いたことで少しだけ武器種の幅が広がった。
    かといってガンランスだと抜刀術【技】が活かしにくい。
    砲術師と抜刀術【技】双方を考えるとチャージアックス向き感が増したと言うべきか。
    従来通り大剣で使う場合も、見切り+2のおかげでマイナス会心を打ち消しやすく、
    素でそれなりのマイナス会心をもつアーティラート等と組み合わせるのがベター。
  • ガンナー用は見切り+2が追加、またマイナススキルの装填速度も-1に改善され、使いやすさが増した。
    しかし貫通弾強化と速射の両方を活かす事が難しいため、
    それぞれのスキルを持つ他の防具の劣化品になってしまいやすい。
    • 速射スキルを活かすならライトボウガンである必要があるが、
      ライトボウガンで貫通弾を使う場合、リミッター解除して使うのが基本となっている。
      貫通弾速射はついていると逆に残念なので速射機構をカットすると言う意味合いもあるし、
      そうでなくてもフルリロードが貫通弾運用では強力。
      つまり貫通弾強化と速射スキルを両方活かそうと思ったら、
      フルリロードせずに貫通弾を1種ずつリロードして使い、サブ弾の速射を併用する
      という超限定的な運用法になるライトボウガンを見つけなければならない。
    • 速射スキルしか使わないならアーティアXなど、
      貫通弾強化しか使わないならガルルガX陸奥・真/天城・真などを使った方が遥かに良い。
  • 防御は一部位107/149(61/97)で、一式では745(485)となっている。
    レア10防具の中では低めだが、それでも十分な数値となっている。
  • 必要素材はメランジェ鉱石以外は全てG級ダレン・モーランから入手可能。
    脚部位に大地の龍神玉が要求されるので注意。
    …尤も、脚部位はスロットが無くSPも他と大差ないので進んで作る意義は薄いのだが。

剣豪ネコシリーズ

  • MH4(G)に登場する、オトモアイルー用のダレン・モーラン防具。
    外見はオトモ用に可愛らしくアレンジされているものの、戦国武将の鎧のようなデザインでなかなかカッコいい。
    ちなみに、武器の剣豪ネコ七支刀は成敗刀のミニチュアである。
    ダレン武器は水属性を帯びることが多いが、この武器は何故か氷属性を帯びる。スタッフのミスだろうか?
  • 材料である豪山龍の端材は、モンニャン隊でキリンを、
    MH4Gの上端材は、クシャルダオラを撃退すると、それぞれ低確率で入手が可能。
    キリンやクシャルダオラの出現率の低さや、撃退しても必ず手に入るわけではないことなどから、
    オトモ用装備の中ではそこそこ入手難易度が高い部類に入る。

余談

  • 男性用の「残陽」「東雲」はそれぞれ一日の時間の移り変わりの一部を指す古語で、
    「残陽」は陽の光がいくらか残っている状態、つまり日没しかけの夕方の時間帯を指す。
    逆に「東雲」は「篠の目」が語源であり、住居の明かりを取り入れる篠で作られた網状の部分を指し、
    転じて明かりを取り入れること、ひいては夜が明けて明かりが差してくる事を指す。
    また「東雲」と言う当てられた字も、東に雲と書いて東に明かりがある様を表すともされ、
    東の方角が明るい、つまりは夜明けを指している。
  • 女性用の「常磐(常盤)」「八千代」は共に「永遠であること」を表現する古語。
    「常磐」は永久不変に変わらない形をしている岩、ひいては永久不変であることそのものを指し、
    「八千代」は日本国国歌・君が代の歌詞に「千代に八千代に」とあるように、
    1000年に渡る長い時間、大変長い時間そのものを表現する「千代」のさらなる強調形である。
    • 実在する路線名や地名から「じょうばん」と読む人もいるが、
      こちらは常陸(ひたち)国と磐城(いわき)国を総称する地域名である。*1

関連項目

モンスター/ダレン・モーラン
防具/暁丸・凛シリーズ
防具/大和・日向シリーズ


*1 常陸国は現在の茨城県、磐城国は現在の福島県である。