防具/暁丸・凛シリーズ

Last-modified: 2024-04-13 (土) 00:31:05

巨龍ラオシャンロンの素材から作られた防具シリーズ。
生きる天災に立ち向かう勇気と、それほどの脅威を退ける実力を兼ね備えた者だけが装備できる防具。

目次

概要・性能

  • ラオシャンロンの素材を東方伝来の技術により加工して作られた防具。
    かなり和風な雰囲気が漂う防具シリーズで、
    特に男性用装備の外見はまさに戦国武将然りとした鎧兜である。
    鉄刀系統や斬破刀などの日本刀型の太刀と組み合わせると非常に似合う。
  • 通常種の素材を利用したものは意外にもまさしく鉄の甲冑のような鈍い黒色だが、
    亜種の素材がベースのものはその甲殻の色からか、藍色に染まっている。
  • 男性用か女性用か、さらに剣士用かガンナー用かによってそれぞれで銘が異なる。
    男性剣士用は暁丸(あかつきまる)シリーズ、男性ガンナー用は曙丸(あけぼのまる)シリーズ、
    女性剣士用は凛(りん)シリーズ、女性ガンナー用は艶(えん)シリーズとなる。
    また、他の防具などと異なり、上位以上の装備となると
    SやUなどではなく覇、皇、極といった単語が付けられる。
    • このような銘の付け方は、MH2で登場したシェンガオレンや
      MH3シリーズのジエン・モーランの装備などに受け継がれることとなった。
      特にジエン・モーランの防具は銘の付け方だけでなく全体的なデザインもよく似ており、
      暁丸・凜シリーズの面影を色濃く受け継いでいる。
  • 流石古龍種の装備だけあって、性能は全体的に優秀。
    防御力は非常に高く、スキルも実用的なものを発動させているものが多い。
    属性攻撃にも比較的強めだが、やはり古龍防具の宿命か龍属性にはかなり弱いので注意。
    また、当然ながら製作には大量のラオシャンロンの素材に加え、
    作品にもよるが複数の大型モンスターのレア素材が必須となり、
    一から作ろうと思うとかなりの時間が掛かる。根気強く素材を集めよう。

MHP2G

  • 今作のG級剣士防具である暁丸/凛・極シリーズは抜刀術
    ガンナー防具である曙丸/艶・極シリーズは散弾強化が発動し、
    共通してダメージ回復速度+2もついてくる。
    剣士版は大剣と相性が良く、金色・真と組み合わせて
    抜刀アーティ用の防具に用いられることもあった。
    ガンナー版は龍弓【天崩】と合わせるのにぴったりであり、
    見た目・スキルともに非常によくかみ合っていたため、特に弓使いの間で愛用者が大勢いた。

MH4(G)

  • MH4では素材交換という形で登場。
    ダレン・モーラン素材との交換でラオシャンロン素材を入手でき、
    下位装備の暁丸/曙丸シリーズ、凛/艶シリーズが生産できる。
    • また発掘装備としても登場しており、通常とは異なるデザインのものも入手できる。
  • 一式での発動スキルは共通で破壊王精霊の加護
    加えて剣士は心眼、ガンナーは装填数UPが発動する。
    スタミナのマイナスポイントがあるが、-7で発動には至っていない。
    スロットは剣士が6個、ガンナーは7個空いている。
    • 下位装備としては悪くないが、生産が下位終盤になってしまうため
      わざわざ生産する必要性が薄いというのが正直なところ。
  • 続くMH4GではEX装備としてG級版が追加。一式発動スキルは
    共通で下位同様の破壊王、精霊の加護、スタミナ-7に加え、胴部位に頑強のSPが4追加された。
    加えて剣士は心剣一体、ガンナーは裏稼業とそれぞれ複合スキルにランクアップしている。
    スロットも剣士が10個、ガンナーが11個と大幅に増加し拡張性も高い。

MHXX

  • 老山龍復活に伴い、こちらも復活。レア度はもちろん最高の10。
    なんと、無印、GX、戦流、亜流と同ランクで4種類もの暁丸・凛が登場している。
    GXの浮きっぷりが激しい…漢字の銘にできなかったのだろうか
    ちなみに戦流除き全て剣士/ガンナーでデザインが違うため、
    老山龍防具だけで男性女性全て合わせて14種類もの外見がある。

無印

  • 共通スキルで火事場力+1が発動。
    暁丸/凛では回避距離UP心剣一体、曙丸/艶では裏稼業集中が発動する。
    スロットは共に各部位一つずつの5スロット。
    • そこそこ汎用性の高いスキルが発動する剣士用はともかく、
      裏稼業と集中がイマイチ噛み合っていないガンナー用は運用が難しい。
      その剣士用にしても、火事場力は癖が強くスロットも乏しいためあまり有用とは言えない。
      素材をつぎ込む価値があるかは微妙だろう。
      • しかし、初めて目にするレア10防具ということもあってか、
        オンラインではHR解放前にこの装備をしているハンターが結構な割合でいる。
        特にドラゴンキラーとセットで担いでいる剣士が多く、
        ドラゴンキラーの性能の低さも相まって地雷装備とみなす人も多い。とんだ風評被害である。
      • ただし最後まで鍛える際も獰猛化素材はいらない為、(ひたすら緊急クエストのお手伝いが出来る精神力があるなら)
        繋ぎ装備にする手もなくはない。やはりというか天鱗は要るが。
        大剣とは違い
        使用率の高い双剣や太刀との相性は悪くなく、必要最低限の働きはする。
        なお限界まで鍛えても防御力はなんと790。コレはレア10防具の中では最底辺の数値*1であり、
        更に龍耐性が-15と劣悪で次の緊急クエスト相性最悪な点は気を付けよう。
      • ガンナー用も獰猛素材要らずでとりあえずの防御力の確保にはもってこいなので、
        裏稼業(装填数UP)が発動しても問題ない弓(シャープシューターなど)ならつなぎとしては有用。

戦流

  • 他の装備におけるXR装備に相当。見た目は4GのG級発掘装備のレア版と同じ。
    一式では剣士用が底力+18、斬れ味+15、回避性能+13、
    ガンナー用が痛撃+18、装填数+15、体術+13と明らかにスキルポイントが過剰なので、
    基本的には混合装備で使うことになる。
    • 優秀なのは斬れ味+3、回避性能+4、底力+3にスロ1の剣士用腕、
      装填数+2に痛撃+8にスロ1のガンナー用腰辺りだろうか。
      特にガンナーにおいては痛撃を用いたい場合、胴か腰が非常に高い確率で要求される。
      ラオ武器の作成より基本的にこちらを優先して良いくらいである。
      他の部位は全体的にやや微妙か。ガンナー頭には装填数+8が付いているが、
      増弾のピアスで間に合ってしまうし、防御力が欲しい場合でもアカムトXRサクイマキを用いた方がいいだろう。
      • なお、そのアカムトXRサクイマキに蒼天・真【衣】、曙丸/艶戦流【腰当て】を組み合わせると、
        頭と腰で装填数UPが発動、痛撃が+9になり1スロで弱点特効が発動する。
        それぞれが1スロを持っているため、残りの部位も合わせて拡張性はそこそこ高い。
        ついでに蒼天・真に会心強化のSPがあるため、超会心の発動も楽。
        覇弓レギオス弓辺りを運用するためにいかがだろうか?
        ちなみにアカムトXRサクイマキに曙丸/艶戦流【胸当て】、SソルXRを組み合わせたものは
        今作のテンプレ装備として名高い。

GX

  • 依頼クエスト「強い防具は素材から!」で手に入るEX老山龍チケットを用いて生産する防具。
    見た目はP2Gの真装備と同じ。
    なお、ターゲットは獰猛化バサルモスショウグンギザミの大連続狩猟で、老山龍は全く以って無関係である。
    ちなみに頭防具にはなぜか黒蝕竜の剛触角が必要。なんか色々とカオスである。
    • 剣士用は心剣一体に加え、納刀術逆恨みが発動。
      見ての通り、ブレイヴスタイルに特化したスキルとなっており、方向性はわかりやすい。
      イナシで発生した赤ゲージで攻撃力を高め、強烈なカウンターを叩き込もう。
    • ガンナー用は裏稼業に加え、体術+1と逆恨みである。
      体術はそこまで需要のあるスキルではないため、やや微妙。
      こちらも納刀術だったら、ブレイヴヘビィ用装備として一線級だったのだが。
      • ともに欠点はスロットの乏しさ。
        頭に2個と腰に1個しかなく拡張性は非常に低い。

亜流

  • イベントクエスト「老山龍、侵攻中!」で手に入るEX老山龍チケットSを用いて生産する防具。
    見た目は4(G)の発掘装備のレア版と同じ。
    最も入手難易度の高いチケットを用いるためか、防御力は最大強化で840と老山龍防具で最も高くなる。
    ちなみに他の防具では「亜流」と付くのがR装備相当になっているのだが、
    実際には老山龍防具のR装備は前述の戦流が担当しており、
    この亜流はなぜか他のR防具とは一線を画す普通の性能に仕上がっている。
    亜流と戦流逆で良かったのでは?
    • 一式での発動スキルは剣士ガンナー共にランナー明鏡止水
      それに加えて剣士はおなじみ心剣一体回避性能+1、
      ガンナーもやはりおなじみ裏稼業集中となっている。
      • 見ての通り、全体的に無印のスキルをアップグレードしたような構成になっており、実用性はそこそこ高い。
        特に明鏡止水は結構レアなスキルなので、ストライカーやレンキンなら十分使えるだろう。
        ガンナー用はランナーも相まって完全な弓用装備になっている。
      • 弱点は無印からさらに削られたスロット。
        なんと腕と腰のスロットがなくなり、全3スロという非常に寂しいことになってしまっている。
        またスキルポイントが平坦でスロットが少なく、
        さらに複合スキル持ちと言うことで、混合装備には全く向いていない。基本的には一式運用となるだろう。
  • なお当クエストは勿論全イベクエが(3DS版は)2024年4月9日をもって配信終了した為、
    既にDL済みでない場合この装備は自力入手出来ない。持ってない場合は知人や有志を募ってローカル通信で挑むしかない。
    持っていてもこのクエストを一人でやるのは相当な苦行である事は内密に……

紅凛/紅艶

  • 腰、脚部分のみが存在する派生防具。
    男性版にはこれらに相当する防具は存在しない。
    性能に微妙な違いがあるが、本家とは大した差はない。 
  • 名前の通り色が赤系統に変更されており、巫女服などの緋袴を思わせるデザイン。
    おしゃれ装備としてはなかなか優秀である。

MHF

武者/日光シリーズ

  • MHFに登場する剛種ラオシャンロンの素材を用いて造られる剛種防具
    巨龍の力強さと堅牢さを兼ね備えており、揺れぬ心を装備者に与えるとされる。
    剛種防具としてデザインは一新されている。
  • 「武者/日光シリーズ」として生産し、天嵐防具の「武者/日光Fシリーズ」、
    覇種防具の「武者/日光FXシリーズ」へと派生可能。
    天嵐防具/覇種防具の詳細は上記リンク先から剛種防具の項を参照されたし。
  • 剣士用である武者FXシリーズの大まかな性能は以下の通り。 参考までに、全部位装備時の発動スキルは以下の通り
    (覇種防具の特殊効果によるスキルレベルランクアップ補正を含めて記載する)。
    • ガード性能+2
    • 砥匠(←砥石使用高速化)
    • 攻撃力UP【中】(攻撃力UP【小】)
    • 業物+2(←業物+1)
    • 砲術王(←砲術師)
    ガード性能や業物、砥石関連、さらには砲術スキルなど、
    完全にガンランス向けのスキル構成であることがわかる。
    腰の「武器捌き」も、抜刀/納刀をスピードアップさせるという効果でやはり銃槍と相性が良い。
    火属性や龍属性にやや弱く、水属性や氷属性に強い点も相変わらず。
  • 日光FXシリーズに限ったことではなく、ガンナー用覇種防具全般に言えることだが、
    秘伝防具の勢力が強力すぎるため、ガンナー防具の需要はほとんどない。
  • 覇種防具への強化には、覇種テオ・テスカトルの「炎王龍の灼翼」が必要となる。
    フォワード.5下ではフレイムFXシリーズと並んで最後に解禁された覇種防具の一派。

凛猫シリーズ

  • MHXXにてラオシャンロンの復活に伴い登場した、老山龍素材のオトモ用装備。
    "凛"の銘を冠していることから分かるように、デザインは女性用剣士防具の凛シリーズがベースとなっている。
  • 老山龍の素材を用いて作られた薙刀型の武器「封龍薙刀【老猫龍】」は、
    ラオシャンロンの鱗を容易く断つとされる大業物。
    「老山龍」と書いてラオシャンロンと読むので、こちらはさしずめラオニャンロンとでも読むのだろうか?
    その性能は同ランクの武器と同レベルの攻撃力、G級攻略途中では貴重な龍属性、
    さらに、あって損はない防御+15のボーナス、斬れ味白とまずまずの性能。
    なおオトモ用装備では珍しく、生産に端材だけでなく重殻が要求されるのでうっかり消費しすぎないように注意。
    • 薙刀というとコレコレを思い浮かべる方もいるかもしれないが、
      現状薙刀型の老山龍武器は登場していないため、オトモ武器オリジナルのデザインとなっている。
    • 老を「ラオ」龍を「ロン」と読むなら、厳密には猫は「マオ」となるため、
      語学的にはラオマオロンと読む方が正しくはある。
      しかし、如何せん、オトモ装備なので、その辺は正しくこだわる必要など無く
      語呂が良いからラオニャンロンでも一向に問題は無い。オトモ装備だから。
  • 額当てのような頭用防具「凛猫【鉢金】」には老山龍の角を模した装飾が施されており、勇ましい雰囲気が漂う。
    後頭部には白いポニーテール状の付け毛が付属している。
  • 胴用防具の「凛猫【鎧】」は凛シリーズ同様、和装の上に老山龍素材の鎧を着用したようなデザイン。
    たださすがにオトモ用防具でパンツ丸出し行縢(むかばき)のデザインを取り入れるのは色々厳しかったのか、
    彼方とは異なり此方はスタンダードな袴を着用している。
  • 防具の着彩設定は赤色の紐の部分が対応している。

余談

  • 女性剣士用は、ナルガシリーズ等と同様、脚防具の股間周辺に大きな空間が設けられており、
    ふとももと袴の下にはいているパンツ(?)が丸見えになってしまっている。
    せっかく重厚な鎧を着ているのに、肝心なところが守れていない気がするのだが…。
    • 実はこれは、行縢(むかばき)という乗馬の際の防具である。
      西洋ではチャップスといい、その意匠はフロギィシリーズにも取り入れられている。
      しかし他の装備にもいえることだが、
      こんな格好でも普通に外を出歩ける女性ハンターたちの精神力はある意味凄まじいものがあるといえる。
  • MHWorldではこの防具に酷似した重ね着装備として「暁ノ武者シリーズ」が大型アップデート第2弾から登場。
    新品のように綺麗な【誉】と、歴戦を思わせる傷が沢山付いた【寂】の2系統があるのが特徴。
  • 2018年放送のテレビアニメ「オタクに恋は難しい」では主人公の一人であるゲームオタクの二藤宏嵩が
    XXをプレイしているシーンが度々あり、よく老山龍装備で弓を使用していた。
    おそらくはP2G時代からのベテランプレイヤーであるという演出なのだろう。

関連項目

モンスター/ラオシャンロン
モンスター/ラオシャンロン亜種
武器/ラオ武器


*1 レア9でもこれ以上の防具は多い