概要
絶食厳選とはカビゴンにきのみ及び料理を全く食べさせずにカビゴンのエナジー0を維持して行う厳選のことである。
この方法は、以下の2つの仕様を利用している。
この2つの仕様により、エナジーが0で睡眠計測を行った場合に出るポケモンは同じポケモン3匹で固定される。
普通に睡眠計測を行っても目当てのポケモンが3匹以上出ることはほとんどないため、厳選という観点から見た場合はカビゴンのエナジーを低く保った睡眠計測で目当てのポケモンを仲間にする方が効率がよい。この考え方を元に構築されたのが絶食厳選である。
出現するポケモン
各リサーチフィールド、睡眠タイプごとに出現するポケモンは以下のとおりである。
うとうと | すやすや | ぐっすり | |
ワカクサ本島 | キャタピー | コラッタ | ピチュー |
シアンの砂浜 | キャタピー | ピカチュウ | ププリン |
トープ洞窟 | アーボ | コラッタ | イシツブテ |
ウノハナ雪原 | マンキー | コラッタ | イシツブテ |
ラピスラズリ湖畔 | アーボ | ピカチュウ | ピチュー |
ゴールド旧発電所 | キャタピー | ピカチュウ | ピチュー |
※一部のイベントの「他の睡眠タイプのポケモンも少し出現」効果がある場合、異なる睡眠タイプのポケモンが出現するため注意。
※「とくちょうなし」の場合はすやすやのポケモンが出現する。
メリットとデメリット
本来の遊び方とは大きくかけ離れた手法であるため、メリットがある反面デメリットも多く存在する。
絶食厳選を実行するなら、そのデメリットについても理解しておこう。
メリット
- 特定のポケモンを大量に仲間にできること
絶食厳選の主目的でもある、特定ポケモンの大量入手。1週間絶食厳選を行った場合、理論上は42匹のポケモンを仲間にできる。
- 特定のポケモンのアメの入手
基本的に同じポケモンの寝顔しか観測できないため、必然的に観測によるアメも1種類に偏ることになる。更に博士にポケモンを送ることでもアメを貰えるため、上手くいけば1週間で300個以上のアメを集められる。
デメリット
- リサーチランクがほとんど上がらない
- ゆめのかけらがほとんど入手できない
- 寝顔図鑑が全く埋まらない
- 料理のレシピレベルが全く上がらない
- 睡眠EXPがほとんど獲得できない
- スリープポイントがあまり獲得できない
- 睡眠リズム評価報酬がほとんど獲得できない
- ミッションがほとんど達成できない
簡単に言うと、ごほうびスタンプカードとフィールドボーナス上昇以外のほとんど全ての要素をなげすてることになる。
デメリットが非常に多岐に渡りその影響も大きいため、絶食厳選をするなら短期間に集中して終わらせてしまおう。
補足:PokémonGOPlus+
PokémonGOPlus+を使用する場合、睡眠EXP、スリープポイント、睡眠リズム評価報酬に関しては獲得することができる(使用せず獲得することも可能ではあるが、リスクが大きい)。
そのため、絶食厳選中はできればPokémonGOPlus+を使用するのが望ましい。*1
ナイトキャップをかぶったピカチュウはいつのまに育成を行わないので、何もしないでおけばエナジーには影響しない。
やり方
厳選前の準備
絶食用ポケモン
カビゴンに絶食させるにあたって最大の障害となるのはいつのまに育成によってカビゴンに入ってしまうエナジーである。
これを防ぐために所持数が上限に達しにくいポケモンを1体だけ編成するのだが、これが意外とボックスにいないことが多い。
具体的には、以下の要素を多く満たすほどよい。
これらを全て満たす理想個体は最大所持数アップL、おてつだいスピード↓せいかくのゴクリンやコイルとなる。*2
なお、彼らほど優秀でなくとも、こまめにきのみを破棄(後述)できるのであればそこまで絶食用ポケモンにこだわらずともよい。極論を言えば、破棄さえ十分にできるのならきのみの数S持ちライチュウでも構わない。
絶食を行う前日に、あらかじめ絶食用のポケモンを編成をして元気量を減らすことで、おてつだい効率を悪くするのも有効な手である。
やり方は後述するが、PokémonGOPlus+を持っておらずスマホ計測しかできない人でも、睡眠中にアプリを付けたままにすることで、きのみを破棄することができる。
サブレ等
絶食厳選では同じポケモンが3体出てくるので、ボーナスサブレだけでは間に合わない。そのため、追加でサブレを購入することになる。
サブレの購入数は何匹を目標にするによって変化するが、基本的には一日2体以上仲間にするためプレミアムパスに加入していることを前提とする。
3体全て仲間にする場合、1日あたりスーパーサブレx8、なかよしのおこうx2、ポケサブレx1。1週間だとスーパーサブレx56、なかよしのおこうx14、ポケサブレx7。
なかよしのおこうはスーパーサブレより価格が安いので、スーパーサブレx2よりなかよしのおこう+スーパーサブレの方が安く済む。
スーパーサブレはグッドスリープデーパックやお得なパックを購入した方が割安になる。
ハイパーサブレは使わない方がよい。絶食厳選のポケモンはFPが5なのでスーパーサブレ2個でも確定捕獲でき、ハイパーサブレを高いFPのポケモン捕獲に回した方が効率的であるため。
妥協する場合、3体目はスーパーサブレ+ポケサブレでもよい。仮に満腹になっても、次の睡眠計測でポケサブレ1個で仲間にできる。
目的と逆の睡眠タイプを出す
このゲームの睡眠タイプは、長期的に見ると偏りが出ないようになっている。そのため、絶食厳選中に出したい睡眠タイプと反対の睡眠タイプを前の週に多く出しておくことで、絶食厳選中に狙った睡眠タイプを出すことができる。
例えば絶食厳選でぐっすりを出したい場合、反対のうとうとを前の週に出しておくことで絶食厳選中にぐっすりを多く出すことができる。
厳選中にすること
チーム編成
手持ちの中で最も絶食厳選に向いているポケモン1体のみをチームに編成するのが、リスクケアとしては最も有効である。普通のポケモンを編成したまま絶食厳選をすることはもちろん可能だが、いつのまに育成事故率はそのぶん高まる。
きのみ、食材の破棄
チームを変更すると、現在チームに編成されているポケモンの持っているきのみと食材はどこにもいかずに破棄される。
この仕様を利用し定期的にチームを変更することで、いつのまに育成の発生を防ぐことができる。破棄する間隔は編成しているポケモンによるが、サボりすぎるといつのまに育成が発生してしまうので、無理のない範囲でこまめに破棄しておこう。
なお、このときメインスキルがエナジーチャージやゆびをふる等のポケモンはタップしないようにしよう。メインスキルが料理パワーアップのコイルや、ゆめのかけらゲットのゴクリンを使っている場合、タップしてスキルを発動させた方がお得なので、きのみを拾わないように気を付けながら1回だけタップしてスキルを発動させた方が良い。
目的の睡眠タイプを出す
ねむけパワーが低くても、睡眠タイプが目的のものでなければ目当てのポケモンは出現しない。なるべく目的の睡眠タイプが出るように計測器周辺の環境を調整しておこう。
具体的にやるべきことは狙った睡眠タイプにするには?参照。
なお、特筆すべき事項として絶食厳選においてとくちょうなしタイプで出てくるポケモンはすやすやタイプで出てくるポケモンと同じである。とくちょうなしタイプを狙って出すことは難しいが、覚えておくと役に立つかもしれない。
分割睡眠
当然だが、睡眠リサーチを2回発生させれば3体x2回で6体仲間にできる。
エナジーが0ならたとえ睡眠スコアが90近くでも目当てのポケモンが出るため、理論上は2回の睡眠計測で100点を取ることもできる。しかし誤って1回目の睡眠で100点を取ってしまったり、いつのまに育成が発動してしまう危険性を考えると、数時間x2回の睡眠計測にするのがよいだろう。
理想的には(特に無課金)、1回目の睡眠(時間の微調整が可能な偽装昼寝)で計測OKとなる1h30minちょい、
2回目の睡眠で6h48min~7h(以上)という分割の仕方がよい。
(6.8×60)/510×100=80という睡眠スコアで「睡眠スコア80点以上」アチーブメントを達成できるからである。
1回目の睡眠でオーバーしていいのは12minだけなので要注意。1h30min経過後にこまめに計測終了を試みよう。
1回目の睡眠中にスマホ等を揺らして「計測時間中の、寝ていたとみなされる時間」を減らすテクニックもあるが、
それはそれで振動が多すぎて睡眠タイプを「特徴なし」とされかねないという大きなデメリットがある。
就寝中のアプリ放置
ここでの就寝とは私達が本当にする就寝のことである。
就寝中は当然ポケモンスリープを操作できないため、上述したきのみ・食材の破棄ができない。そこで、就寝中はアプリを開いてホーム画面(「タップではじめる」の画面から進んだ画面)を開いた状態で放置しておくことをおすすめする。この状態だとポケモン達はおてつだいこそするものの、いつのまに育成は発生しなくなる。
ただし、起床したあとはすぐにチーム編成を変更するようにしよう。ホーム画面で長く放置していると、いつのまに育成がスタックした状態になり、リロード等を挟むと即座にいつのまに育成が発生する。
具体的には、チーム編成を変更しないまま戻る、タスクキルして再起動する、メニューを開く、ミッションを確認する等々...大抵のことはトリガーとなりうるため、すぐにチーム編成を変更することでいつのまに育成の発生を予防しよう。
PokémonGOPlus+を使用する場合、実際の就寝をしているときに睡眠計測を行いながら上記のやり方ができるので、かなり負担が少なくなる。
カビゴンにエナジーが入ってしまった場合
誤ってカビゴンにエナジーを入れてしまうことは絶食厳選においてはよくあることである。このような場合、フィールドいどうチケットを使用すればカビゴンのエナジーを0に戻すことができる。
また、週の最初であれば割り切って通常の育成に戻すことも考えられる。来週を絶食厳選に回すのであれば、睡眠タイプを偏らせる準備も忘れずにしておこう。
逆に週の終わり際にミスをしたのなら、そこで絶食厳選を終えるという選択肢もある。
もちろん、どの選択をするかは個々の妥協ラインによって変わる。
その他
- いいキャンプチケット
- 基本的には使わない方が良い。いいキャンプチケットのリサーチ時ポケモン+1効果で出てくるポケモンはねむけパワーが極低でも1種類ではないので、目当てのポケモンが出てくるとは限らない。
更におてつだいスピード1.2倍の効果はいつのまに育成による事故を誘発しやすくさせる。
- 基本的には使わない方が良い。いいキャンプチケットのリサーチ時ポケモン+1効果で出てくるポケモンはねむけパワーが極低でも1種類ではないので、目当てのポケモンが出てくるとは限らない。
ボーナスサブレ絶食厳選
ボーナスサブレ絶食厳選とは、1週間ずっと1日2回の睡眠計測を行うが、
ボーナスサブレが与えられる1回目のみ目当ての絶食厳選を行い、2回目は正反対の睡眠タイプを目指す厳選である。
重課金者でもないかぎり、もともと6匹/日×7日=42匹分も仲間にできることはほぼなくどこかでサブレが尽きる。
無理をしてスリープポイントやダイヤをはたいたとしても、次週以降に苦労することになる。
「そこまで厳選を急がない、効率が落ちない範囲で沢山仲間にしたい」という場合は半分の21匹をMAXとみなせば、
ボーナスサブレ抜きの厳選リサーチがなくなってサブレ効率が落ちない、という寸法。
いわゆる捨て回となる2回目の測定は絶食厳選とは逆の睡眠タイプを記録することで、偏りが抑制され
絶食厳選自体を毎週繰り返したとしてもそれが成功しやすくなる。
なお、真逆の睡眠タイプであるうとうと⇔ぐっすりでお目当てになり得る強いポケモンが揃うのは
ワカクサ本島(キャタピーとピチュー)くらいなので、ワカクサ本島向きの絶食厳選といえる。
ボーナスサブレ絶食厳選のやり方
- チームを絶食用チームに変更する
- いつのまに育成が発生しないようにきのみ・食材は都度破棄する
- 1回目の睡眠計測を短時間行い、厳選リサーチ
- 2回目の睡眠計測は厳選リサーチの睡眠傾向から離れた傾向を、制御できる範囲でできるだけ長く行う
ボーナスサブレ絶食厳選のメリット
- 目当てのポケモンを21匹仲間にできる
- 2回目もお目当てでないにせよ出現ポケモンが限定されているので、
そちらでも欲しいポケモンがいるならばチャンス時のみサブレを投げるなどの応用が利く - 事前の睡眠タイプ調整をしなくてよいどころか、この厳選自体が睡眠タイプ調整になる
- サブレ類効率を落とさない
- スリープポイントを通常通り獲得できるケースがある
- 睡眠リズム評価報酬を通常通り獲得できるケースがある
- 2回目を計測し忘れたとしてもそこまで痛手にならないので臨機応変に動ける
ボーナスサブレ絶食厳選のデメリット
- リサーチランクがほとんど上がらない
- ゆめのかけらがほとんど入手できない
- 寝顔図鑑が全く埋まらない
- 料理のレシピレベルが全く上がらない
- 睡眠EXPがほとんど獲得できない
- ミッションが達成しにくい
- 睡眠タイプの調整は絶食厳選のなかで一番面倒くさい
一日絶食厳選
一日絶食厳選とは週始めの月曜日のみ絶食し、それ以降は通常通りプレイすること。いわば簡易版絶食厳選である。
期間が短いため、デメリットを抑えて目当てのポケモンを6匹仲間にできる。
準備も大掛かりにする必要はなく、1周回通しでやるよりハードルの低い絶食厳選だといえる。
一日絶食厳選のやり方
- 日曜日は通常通り睡眠計測を行う
- 起床したらポケモンをタップしないまま、チームを絶食用チームに変更する
- いつのまに育成が発生しないようにきのみ・食材を破棄する
- その日中に1回目の睡眠計測を行う
- 就寝直前になったら通常のチームに変更し、2回目の睡眠計測を行う
ねむけパワーは「ねむる」を押したときのエナジーを参照するため、2回目は通常のチームと寝てOKである。
一日絶食厳選のメリット
- 目当てのポケモンを6匹仲間にできる
- 事前の睡眠タイプ調整をしなくてよい
- サブレ類を大量に必要としない
- 料理のレシピレベルを通常通り上げられる
- 睡眠EXPを通常通り獲得できる
- スリープポイントを通常通り獲得できる
- 睡眠リズム評価報酬を通常通り獲得できる
- ミッションを通常通り達成できる
一日絶食厳選のデメリット
一回だけ絶食厳選
一回だけ絶食厳選とは週始めの月曜日の朝に即座に睡眠計測を開始することでエナジー0の睡眠リサーチを1回だけ実行することである。
それ以降は通常通りプレイするので、簡易版の簡易版いわば超簡易版絶食厳選と言える。
睡眠リサーチ終了後にいつのまに育成によってエナジーを獲得してしまうため1回/週しか実行できないが、ほぼデメリット無しで目当てのポケモンを3匹仲間にできる。
準備も一切不要であり、圧倒的にハードルの低い絶食厳選と言える。
一回だけ絶食厳選のやり方
ねむけパワーは「ねむる」を押したときのエナジーを参照するため、タップさえしなければエナジーを獲得することなくエナジー0での睡眠リサーチが可能となる。
起床後、睡眠計測を開始するまでにもたつくといつのまに育成によるエナジーを獲得してしまう可能性があるため、睡眠計測を開始するタイミングはできる限り早い方が望ましい。
一回だけ絶食厳選のメリット
- 事前の準備が一切不要
- 目当てのポケモンを3匹仲間にできる
- 事前の睡眠タイプ調整をしなくてよい
- サブレ類を大量に必要としない
- 料理のレシピレベルを通常通り上げられる
- 睡眠EXPを通常通り獲得できる
- スリープポイントを通常通り獲得できる
- 睡眠リズム評価報酬を通常通り獲得できる
- ミッションを通常通り達成できる
一回だけ絶食厳選のデメリット
完全絶食厳選
雑談板98898の発言により可能なことが判明した絶食厳選法*3。
その手法は、週替りのフィールド移動画面にいるあいだはポケモンのおてつだいが完全に止まるという仕様を逆手に取ってエナジー0を維持し続けるというもの。
Pokémon GoPuls+が必須だが、誤ってエナジーが入ってしまうといった事故が起こる確率は完全に0%である。
一方で、ポケモンがおてつだいをしないので、食材をわずかながらでも集めたり、ついでにゆめのかけらゲットでかけらを稼ぐといった副産物は得られない。
完全絶食厳選のやりかた
- 前の週のうちに絶食厳選をしたいフィールドを選んでおく(チームメンバーも睡眠EXPを入れたいポケモンにしておく)
- 週が終わってフィールドを選択する画面で止めておく
- その状態でGoPuls+を使い睡眠計測を行う
- 前の週のフィールドでエナジー0の睡眠リサーチが始まる
完全絶食厳選のメリット
- 従来の絶食厳選と違い、操作ミスも含めた事故の可能性を完全に排除できる
- 事前準備がほぼ不要
- 日数も任意
- きのみ・食材を破棄する手間がない
- ポケモンのげんきが減らない
- 一日絶食厳選や一回だけ絶食厳選とも併用可能であり、メリットをほぼそのまま受け継ぐ
完全絶食厳選のデメリット
- GoPlus+がないとそもそも実行できない。
- 複数日に渡って行う場合は前の週から計画しておかないとできない*4
- 複数日に渡って行う場合は食材集めやメインスキルの発動が全くできない