イギリス RankIV 重巡洋艦 HMS York (90), 1941
概要
アップデート1.99で実装された英国海軍の重巡洋艦。
ランクVのケントやロンドンに比べ主砲が2門少ないがその分装甲は洗練されている。
--加筆求む--
艦艇情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 120,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 360,000 |
乗員訓練費(SL) | 100,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 5.3 / 5.3 |
RP倍率 | 1.84 |
SL倍率 | 1.5 / *** |
最大修理費(SL) | 3,380⇒*** / ***⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 25 / 76 / 38 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 25 / 25 / 25 |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 8 mm |
排水量(t) | 10350 |
最高速度(km/h) | 51⇒*** / ***⇒*** |
乗員数(人) | 623 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 8 inch/50 Mark VIII | 連装 | 3 | 900 | 3 |
副砲 | 4 in QF Mark V | 単装 | 4 | 800 | 2 |
対空砲 | 20 mm Oerlikon Mk.II | 単装 | 3 | 5400 | - |
12.7 mm Vickers Mk.V | 四連装 | 2 | 16000 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
8 inch*2/50 Mark VII | 8 inch HE | HE | 116.1 | 10000 | 855 | 0.4 | 62 | |||||
8 inch Mark I.B. SAPCBC | SAPCBC | 116.1 | 5200 | 855 | 9 | 263 | 237 | 205 | 182 | 165 | 143 |
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
4 inch *3 QF Mark V | 4 inch | HE | 14.06 | 721 | 805 | 0.3 | 11 | |||||
4 inch SAP | SAP | 15.2 | 520 | 805 | 6 | 90 | 75 | 60 | 52 | 46 | 40 | |
4 inch HE-DF | HE-DF | 15.88 | 1550 | 811 | - | 20 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
20 mm Oerlikon SS | 規定 | HEF-T/AP-T | 39 | 36 | 29 | 23 | 20 | 17 |
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm Vickers Mk.V | 規定 | AP/I/T | 27 | 26 | 23 | 20 | 18 | 16 |
追加武装*4
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
魚雷 | 533 mm Mk.IX | 6 | 220 | - |
魚雷
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量(kg) | 水中最大速度 (km/h) (初期⇒改修) | 射程 (km) (初期⇒改修) |
---|---|---|---|---|
533 mm Mk.IX | 1693 | 340 | 67⇒56 | 9.60⇒12.35 |
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | HMS Hawkins (D86) |
---|---|
派生艦艇 | - |
次艦艇(右) | HMS Kent (54) |
次艦艇(下) | - |
解説
特徴
英国海軍ツリーとして最も早く手に入る8インチ砲搭載重巡。
次に開発できるケントやロンドンと同じ主砲を搭載しておりその性能は非常に優秀。
船体装甲に関しても英海軍ランクVで最も洗練されていると言える機能的な配置をしている。
--加筆求む--
【火力】
主砲は50口径8インチ(203mm)連装砲を前方に2基・後方に1基、合計3基6門搭載する。
英国の8インチ砲は日独と共に8インチ砲最速砲装填組であり素早いリロードが可能となっている。
使用可能な砲弾はHE・SAPBCの二種類。
HEは各国の8インチ砲弾で最も炸薬量が多く敵艦に高確率で火災をもたらす事ができる。
SAPBCは英国8インチ砲弾で最もお世話になる優秀な砲弾である、
5.2kgと大炸薬量でありながら史実のデータに沿った高い貫徹力を併せ持ち敵艦の船内をズタズタに破壊可能だ。
弾薬庫狙撃や乗員削り&区画破壊を一度に狙えるので基本的にはこのSAPBCがメインとなる。
対空性能は1941年時の兵装なのでそこそこ止まり。
対空砲は旧式の4インチ(102mm)単装砲が両舷2門で合計4門、古い砲なので残念ながらVT信管HEは使用できない。
機関砲としては連合軍でおなじみとなる20mmエリコンMk.IIを3門だけだが搭載する。
高レート高初速の優秀な20mm機関砲なので数こそ少ないが非常に頼りになる。
4連装12.7mm機銃も2基8門搭載する。
魚雷は新型のMk.IXを搭載、3連装発射管を両舷に2基し合計6基備える。
ただし重巡なので砲戦距離が比較的長いため誘爆の危険性も考えるとあえて搭載しないのも手だ。
【防御】
ボックス・シタデルと燃料タンクを組み合わせた非常に合理的な船体防御が特徴。
弾薬庫は前後とも側面114.3mm・上面50.8mmの船内格納式装甲であるボックス・シタデルで守られている。
前部弾薬庫の後ろ側は88.9mm装甲だが燃料タンクに覆われており実質二重の守りとなっている。
船体中央の機関部は76.2mmの装甲と燃料タンクが組み合わされており非常に堅牢。
砲塔及び揚弾筒を守るバーベットは25.4mmと破片避け程度。
これは現在実装されている8インチ搭載英重巡の全てがこの装甲形式なのでそういうものだと慣れておこう。
英国巡洋艦の多くが抱える艦橋モジュールの装甲問題だがこの船もしっかり当てはまっている。
軽巡は多少艦橋を装甲化している艦もあったがこの船は艦橋に一切の装甲が無い、
更には艦橋モジュール自体も大きいため榴弾が降ってくると高確率で艦橋が破壊され操艦不能に陥ってしまう。
この欠陥は次のケント・ロンドンもしっかり持っており、英8インチ搭載重巡共通の弱点である。
船体装甲こそ優秀なので弾薬庫誘爆リスクは低いものの乗員数は英重巡で最も少ない、そのためタフネスさに欠ける。
【機動性】
駆動系パーツ全改修によりRBでの最高速度は60km/h(32kt)。
同じ英海軍8インチ砲重巡の中ではケントを上回りロンドンと同速である。
史実
「ヨーク」はヨーク級重巡洋艦の1番艦。当初5隻が計画され、予算縮小で「ヨーク」と2番艦「エクセター」で打ち切られた。
史実のヨーク級重巡はゲームのツリー上では右側にあるカウンティ級より後に建造されたが、(軽巡ツリーと同様に)サイズの小さいヨークのほうが先に開発できるようになっている。
イギリス海軍はまず、ワシントン海軍軍縮条約の規定の中でできるだけ大きな重巡を作ろうと「A案」=のちのカウンティ級を作成した。
しかし1920年代のイギリスは軍事予算を縮小しており、よりコンパクトでローコストな重巡洋艦を作る必要があった。
そのため、カウンティ級を基にしてサイズを一回り小さくした縮小型の重巡「B案」を建造することになる。これがヨーク級である。
設計A案(カウンティ級)が排水量1万トンであるのに対し、B案(ヨーク級)は8500トンとされた。
具体的にはカウンティ級から砲塔を一つ減らし、全長を50フィート(約15m)・全幅を9フィート(約2.7m)縮小した。
船体は乾舷の高い平甲板式から、艦首~艦橋付近が高い短船首楼型として、凌波性を保ちつつ鋼材を節約した。
機関はそのままで速度性能の維持を図った。排水量とサイズは小さくなったが出力据え置きなので、実際は速力が向上した。
更にカウンティ級(特に初期型のケント)で装甲の薄さが問題視されていたため、砲塔及び弾薬庫の装甲を増加した。
弾薬庫は中央部から前後に分散され、各々ボックス・シタデル式装甲で防御される。また弾薬庫と機関部に水線装甲も追加した。
雷装は左右舷に1基ずつの4連装発射管が3連装に削減されたのでやや減っている。
外見上の違いとしては他に、全長短縮と艦橋の設計変更・それと水上機用カタパルトのクリアランスを取るために煙突が3本から2本に減らされた。この時前の煙突は煙突2本分の煙路をまとめたために太くなった。
総じてみると、主砲こそ3基6門とやや非力ではあるが、防御・速力面ではバランスの取れた艦として仕上がった。
しかし建造予算は10%しか削減できないなど、当初の目的であったコスト削減としては不十分で、費用の割に非力な艦、と判断されてしまう。
イギリス海軍ではこれ以降重巡洋艦を建造せず(計画だけはあったが)、重巡洋艦を艦隊決戦の補助兵力として重視した日米とは別の道を進むことになる。
ヨークは1925年頃から設計が開始され、ヤーロウのパルマ―社で1927年5月起工、1928年7月進水、1930年5月1日に竣工する。
竣工後は本国艦隊第2巡洋艦戦隊の旗艦となる。1931年から34年にかけてアメリカ西インド艦隊第8巡洋艦戦隊に配置換え。
第二次エチオピア戦争時には増援として地中海艦隊に送られ、その後第二次大戦勃発までアメリカ西インド艦隊に戻った。
大戦が始まると大西洋上で船団護衛や哨戒・封鎖突破船狩りに従事する。1940年のノルウェー侵攻作戦では増援部隊をノルウェーのオンダルスネスとモルデに輸送するがこれらの作戦は失敗に終わり、一週間後には逆にナムソスから撤退する部隊を収容して帰投した。
その後地中海艦隊に配属され、喜望峰周りの輸送船団を護衛してエジプトに到着。東地中海で船団護衛およびイタリア軍への攻撃を行う。
1940年10月。マルタ島への輸送作戦MB6作戦に間接護衛部隊の一員として参加。輸送に成功した帰路、艦隊外周で警戒に当たっていたリアンダー級軽巡「エイジャックス」がイタリア水雷戦隊と交戦(パッセロ岬沖海戦)。救援に向かい、「エイジャックス」との交戦で大破したソルダティ級駆逐艦「アルティリエーレ」にトドメを刺した。
東地中海で船団護衛や空母の護衛を重ねるが、1941年3月26日、クレタ島北岸のスダ湾で停泊中にイタリア軍MAS爆装艇*5の攻撃を受け、2隻が艦中央部に命中。
ボイラー室と機関室が浸水し、沈没を阻止するため「ヨーク」は浅瀬に座礁させられた。その後潜水艦「ローバー」から最低限の電力供給を受けて主砲・対空砲を使って対空戦闘を行うが、空襲で「ローバー」が損傷して撤退。更に空襲を受け続けてついに戦闘能力を喪失する。断続的に攻撃を受ける戦況では浮揚・修理も難しく、その上5月20日にはドイツ軍がクレタ島に侵攻を開始したため、22日に艦主要部を爆破して放棄された。
艦体はクレタ島が奪回された後も放置されていたが、1952年に浮揚されてイタリアのバーリに曳航され解体された。
2番艦「エクセター」はラプラタ沖海戦でドイツ装甲艦「アドミラル・グラフ・シュペー」と交戦したが装甲のおかげで沈まず持ちこたえた。
しかし修理が終わった後の1942年3月、スラバヤ沖海戦で日本艦隊と交戦し3倍近い戦力差に抗せず撃沈された。
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ヨーク級重巡洋艦 | ||
---|---|---|
1 | York | - |
2 | Exeter | - |
小ネタ
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外部リンク
コメント
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