ソ連 RankIV 駆逐戦車 ISU-152


KVー2と並ぶ大口径152mm砲を誇る自走砲SUー152の後継車である。
車両情報(v.2.11.0.42)
必要経費
| 必要開発費(RP) | *** |
|---|---|
| 車輌購入費(SL) | 110,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 32,000 |
| エキスパート化(SL) | 110,000 |
| エース化(GE) | 470 |
| エース化無料(RP) | 360,000 |
| バックアップ(GE) | 80 |
| 護符購入費(GE) | 1,200 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | *** / *** / *** |
| RP倍率 | *** |
| SL倍率 | *** / *** / *** |
| 最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
| 砲塔旋回速度(°/s) | **.*⇒**.* / **.*⇒**.* |
| 俯角/仰角(°) | -**/** |
| リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | **.*⇒**.* |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 一軸・二軸・肩当て式・無し/ *** |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | *** / *** / *** |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | *** / *** / *** |
| 船体崩壊 | 有・無 |
| 重量(t) | **.* |
| エンジン出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
| *,***rpm | |
| 最高速度(km/h) | *** / *** |
| 実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
| 視界(%) | *** |
| 乗員数(人) | * |
武装
| 名称(戦車砲) | 搭載弾薬数 | |
| 主砲 | 152 mm ML-20S cannon | 20 |
|---|---|---|
| 機銃 | 12.7 mm DShK machine gun | 250 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 152 mm ML-20S | BR-540 | APHE | 48.8 | 480 | 600 | 170 | 169 | 161 | 152 | 144 | 136 |
| BR-540B | APHEBC | 49 | 480 | 600 | 171 | 169 | 160 | 150 | 141 | 133 | |
| OF-540 | HE | 43.6 | 5900 | 655 | 49 | ||||||
車両改良
| Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | 履帯 | *** | *** | *** |
| 修理キット | ||||
| 砲塔駆動機構 | ||||
| 弾薬開発1 | ||||
| II | サスペンション | *** | *** | *** |
| ブレーキシステム | ||||
| 手動消火器 | ||||
| 砲火調整 | ||||
| 弾薬開発2 | ||||
| III | フィルター | *** | *** | *** |
| 救急セット | ||||
| 昇降機構 | ||||
| 弾薬開発3 | ||||
| IV | 変速機 | *** | *** | *** |
| エンジン | ||||
| 追加装甲 | ||||
| 砲撃支援 | ||||
カモフラージュ
研究ツリー
| 前車両 | YaG-10 (29-K) |
|---|---|
| 派生元車両 | SU-85 |
| 次車両 | SU-85M |
解説
特徴
ソ連のRankIII駆逐戦車。
端的に言えばSU-152の装甲強化版である。
【火力】
主砲はSU-152と変わらないものの、貫通250mmを誇るHEAT弾が追加されているため更なる重装甲車両への対応手段が増えた。
152mmもの大口径徹甲弾は傾斜装甲の見かけ上装甲厚を大幅に相殺する特性を持つため、数値上では際どいパンターの車体正面装甲といった手ごわい相手でも容赦なくぶち抜く事ができる。そのため普段はAPHEBC弾を使用するとよい。
また12.7mm DShK機関銃が追加され、機銃架が全周旋回する上に真上まで向くため事実上の副砲塔のごとく軽装車両、航空機に対して抵抗が可能である。ただし1ベルト50発でたったの250発しかないのでM2のような気分で無駄撃ちは避けたい。
【防御】
前置きとしてベース車体がIS-1になったためシャーシ自体の背は低くなっているが戦闘室が大型化し、主砲取り付け位置が右側に寄っているため弱点である左側正面装甲の範囲が広くなっている。そのため使用する際にはなるべく左側戦闘室を隠すように心掛けよう。
SU-152から15mmほど装甲が強化されたが、このBRではまだまだ足りない部類のため、自分から飛び出していくのは控えよう。車体側面も同様に強化されており、昼飯の角度がなかなか有効な場面も多いので覚えておくとよい。また砲基部の装甲も地味にSU-152より強化されており、撃ち抜かれても被害は少ないケースが多い。
【機動力】
KV-1SからIS-1にベース車体が変更となっており80馬力も下がった上に、SU-152より少し引っかかる様に曲がる為、旋回性が劣化している。元より前線に出ることは不向きであるが、まだ後退速度が速いため前後動作での飛び出し撃ちからの離脱が可能である。
【総論】
もともと飛び抜けていた火力面で更なる強化を得たものの、機動力では逆に劣化しているのが難点である。SU-152以上に射撃時のポジション取りに注意が必要。
その巨砲さえ当てれば、格上食いが当たり前のように行える点では依然として優れた部分を持つ車両であるため、興味が湧いた御仁であれば使いこなす事が可能だろう。
史実
1943年12月にKV-1SとともにSU-152の生産が終了するのを前に1943年9月4日、国家防衛閣僚会議決議第4043号によりズヴェルドロフスク第100工場に対し赤軍機甲機械化総局技術管理本部と協同して11月1日までにIS重戦車をベースとした重自走砲の開発と試験が命じられた。第100工場設計局では6~9月にかけて既にISベースの重自走砲の設計を進めていたため10月には試作車輌が完成し、数週間後にクビンカの戦車機甲技術研究所試験場とゴロホベツ砲兵試験場で行われた試験に合格した。
11月6日、国家防衛閣僚会議は新型重自走砲をISU-152と命名し、12月からチェリャビンスク・キーロフスキー工場(ChKZ)での量産を命じた。しかし主砲のML-20Sの数が不足しており、122mm加農砲A-19Sを搭載したISU-122の開発が決定される。なお1944年10月から一部車輌には装填手ハッチの周囲に12.7mm重機関銃DShK-38が装着された。
ISU重自走砲はSU-152と同じ独立重自走砲連隊には配備されず、ISUのみで編成された独立親衛重自走砲連隊に配備された。当初ISU-152と122は別の連隊に配備されていたが1944年秋からは混在するようになった。ソ連版電撃戦と言われる1944年6月のバグラチオン作戦で14個連隊が初陣を飾り、特に重要な突破戦区に配備されベラルーシの首都ミンスクを攻撃する第5軍戦区には3個、第49軍戦区には2個連隊が配備された。バルト海沿岸ではかのオットー=カリウスが所属していた第502重戦車大隊と交戦し6月24日~7月20日に2輌のISU-152と引き換えに8~12輌のティーガーを撃破した。
ISU-152は時に迅速に移動できる砲兵としても活躍し、1945年1月12日にはサンドミル・シレジア攻勢で第1ウクライナ戦線所属の第368独立親衛重自走砲連隊が21輌のISU-152で全力をもってドイツ軍陣地を107分に渡り砲撃。980発の152mm砲弾を叩き込み2個迫撃砲中隊、野砲と対戦車砲8門、1個歩兵大隊を撃滅した。(この際車輌の側に大量に砲弾を集積させていた為このような長時間大規模な砲撃ができた。)
また防衛戦でも十分に活躍し、1月15日には東プロイセンのヴォロフェ市近郊で第390独立親衛重自走砲連隊がパンターやⅣ号戦車、突撃砲の支援を受けた1個自動車化歩兵連隊を撃退した。4月7日には東プロイセンから逃れたドイツ軍が最後に追い詰められたザムラント半島に於いて第378独立親衛重自走砲連隊のISU-152が250mの長さに渡って半円状に並び、反撃してきた30輌の戦車のうち6輌を撃破した。この時友軍の損害は2輌が走行装置に軽微な損傷を負っただけであった。この対戦車能力はベルリンでも発揮され、4月19日には第360独立親衛重自走砲連隊が15輌の戦車の支援を受けた1個連隊規模の歩兵の反撃を撃退、10輌の戦車を撃破した。
攻勢でも申し分ない戦果をあげ、1945年2月20日、ポーランド西部のポズナニの戦いで第1白ロシア戦線第8親衛軍の第74突撃集団(第394独立親衛重自走砲連隊のISU-152を2~3輌装備)はISU-152が破壊した家屋を歩兵が占領する戦法でポズナニの南にあるシタデラを制圧した。
少し変わった運用としてはドイツが要塞化したポーランド西部からオーデル川にかけての都市の攻略のため、歩兵師団か軍団に自走砲兵旅団(3個連隊)を加えた直接支援歩兵集団が直線照準で敵の火点に砲弾を叩き込むものがあった。
因みに、よくSU/ISU-152の榴弾はその威力で敵戦車の装甲に内面剥離を起こしたと言われるが内面剥離は大威力で砲弾が命中した時に起こるものであり、榴弾よりもむしろ徹甲弾で発生しやすく152mm砲弾に限った話ではない(赤軍がティーガーⅡに対して行った射撃試験では122mm徹甲榴弾で内面剥離を起こしている)。
小ネタ
⚫射手視点にした際に、画面右半分が主砲の砲身で遮られ、死角となるので注意しよう。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- もうちょっと装填速度上げてSU-152やISU-122との差別化してほしい -- 2015-10-02 (金) 22:38:31
- 態々HEAT使わなくても大抵の相手は殺れるしなぁ -- 2015-10-11 (日) 11:15:06
- ソ連の駆逐戦車って難しいな。やんなったよ、まったく。 -- 2015-12-04 (金) 01:41:42
- RANKIIIまではバ火力で強いけど、RANKIVは砲威力がそこまで高くない(重戦車とあまり変わらない火力)、装甲薄い、俯角も射角も狭くて射撃しづらいっていう欠点が足を引っ張ってなかなか活躍できない -- 2015-12-04 (金) 02:04:46
- 史実だと射程は何kmあったんだろうか… -- 2016-01-03 (日) 01:11:21
- 弾が重いからそこまでだよ。Wiki情報だと17,230m -- 2016-01-03 (日) 01:15:20
- 結構飛ぶんだ(驚愕) -- 2016-01-10 (日) 14:29:26
- IS-2の122mmは約20㎞飛びます(真顔 -- 2016-01-11 (月) 03:07:43
- まァ飛ぶのと狙えるのじゃちょっと違うからな。レオとかのL7砲で有効射程が4kmぐらいらしいから、この辺の152㎜とかじゃたかが知れてるぐらいだとは思う。 -- 2016-01-11 (月) 03:14:16
- 師団砲兵と同じ、重榴弾砲だからその用途の砲撃に転用することは十分に可能、俯仰の確保や発射速度や間接射撃諸元の計算入力とか問題はあるけど、長射程の重榴弾砲としては使える。てか砲が同じやんけ -- 2016-01-11 (月) 05:00:05
- というか当時から今日まで戦車ですら間接射撃能力をつけるというのは大して珍しいことでも無いという説が某所で… -- 2016-01-11 (月) 09:02:18
- ゲームやってると戦車の意義に少々麻痺を覚えるが根本的なところは動くトーチカ、砲台やしな -- 2016-02-02 (火) 23:12:39
- そもそも戦車砲では仰角がとれないのと間接照準気機器一式が搭載されてない(例外あり)からどうしても有視界による砲撃が限界よ。それ無しでやってもめくら撃ちと変わらん。 -- 2016-01-11 (月) 09:33:39
- 赤軍(と米軍)は戦車砲による間接射撃を多分に行っていたって聞くんだけど、そこらへんどうなんだろうね。赤軍の砲兵火力の必要度的には使える重榴弾砲は使う気もするし -- 2016-01-11 (月) 10:10:08
- すまん。調べてみたら、別に出来なくは無いみたいだ。精度は疑問だけど。 -- 枝主 2016-01-11 (月) 15:22:25
- 攻勢時の赤軍の砲の使い方からして自走砲も数を揃えて制圧する感じだろうね。そもそもこの系統は対戦車戦の方が珍しいくらいじゃなかったか -- 2016-03-28 (月) 13:51:20
- 弾が重いからそこまでだよ。Wiki情報だと17,230m -- 2016-01-03 (日) 01:15:20
- こいつの1945年型は形が気持ち悪くなってるな... -- 2016-02-02 (火) 21:26:10
- ISU-152Mのこと?装甲は厚くなってるぞ -- 2016-02-02 (火) 21:47:58
- 末期には戦線こじ開け用の切り札として軍集団直轄でISUだけで編成された独立重自走砲連隊とかいう火力バカ部隊が存在していた -- 2016-03-23 (水) 17:52:02
- なにそれ強そう(小並感) -- 2017-03-10 (金) 13:43:04
- ISU-152は、ステージを選ぶね。後、砲塔関係と戦車榴弾の改造が終われば、スナイパーで相手を倒せる。ただ……立ち回りをミスれば、即死。 -- 2016-04-15 (金) 13:07:13
- HEAT強いけど、障害物を気にしなきゃいかんから扱い難しいな -- 2016-06-29 (水) 18:55:28
- ウォッカを飲み、Катюша合唱Ve☭聴きながら操作してたらT293台も喰えたわw -- 2016-11-13 (日) 00:50:04
- ウォッカを飲み、Катюша合唱Ve☭聴きながら操作してたらT293台も喰えたわw -- 2016-11-13 (日) 00:50:06
- 連投すまぬ・・・ -- 2016-11-13 (日) 00:50:27
- やるやんけ(米戦車乗り感 -- 2016-11-13 (日) 00:53:31
- 余談だけどあっちだとあまり今はウォッカを飲まない -- 2017-01-19 (木) 23:13:23
- 293台破壊に見えて草 -- 2017-01-20 (金) 07:47:25
- 今まで苦しめられてきたティーガー2を難なく撃破出来る様になった、凄いなコイツ -- 2016-12-17 (土) 16:55:40
- そりゃ野獣ハンター書記長やからな -- 2017-01-20 (金) 07:56:00
- 野獣ハンターw 猛獣でなくて? -- 2017-03-10 (金) 13:45:55
- そりゃ野獣ハンター書記長やからな -- 2017-01-20 (金) 07:56:00
情報提供
車輌データ提供・ページ編集などについての話題はこちら