Leopard 2A4

Last-modified: 2025-12-03 (水) 10:16:50

ドイツ RankVI 中戦車 Leopard 2A4

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履帯モデル更新前

Leopard 2A4.jpg

概要

1.79"Project X"で追加されたドイツ陸軍RankVIMBT。
実装されているレオパルトシリーズの車両では初の本格的に複合装甲を搭載した車両である。

車両情報(v2.3)

必要経費

必要研究値(RP)390,000
車両購入費(SL)1,010,000
乗員訓練費(SL)290,000
エキスパート化(SL)1,010,000
エース化(GE)2,100
エース化無料(RP)900,000
バックアップ(GE)40
護符(GE)2,700

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング10.7 / 10.7 / 10.7
RP倍率400
SL倍率150% / 190% / 230%
最大修理費(SL)4,174⇒ 6,511/ 4,030⇒6,287 / 4,713⇒7,352

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)54.4⇒75.3 / 34.0⇒40.0
俯角/仰角(°)-9/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
7.8⇒6.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 68
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
80 / 65 / 25
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
80 / 80 / 25
重量(t)56.0
エンジン出力(hp)2032⇒2502 / 1327⇒1500
2,600rpm
最高速度(km/h)79 / 72
実測前進~後退速度(km/h)62 ~ -34 / 51 ~ -31
最大登坂能力(°)46⇒60 / 52⇒59
視界(%)94
乗員数(人)4

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器---
車長2.0x-8.0x赤外線-
砲手4.0x-12.0x熱線第一
操縦手1.0x赤外線-

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
主砲120 mm Rheinmetall L44 Cannon142**
機銃7.62 mm MG3A1 machine gun26500-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
120 mm
Rh120 L/44
DM12HEATFS13.52.151140480
DM13APFSDS4.44-1650393390384376367359
DM23APFSDS4.3-1640410408401393384376
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯25000***
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション28000***
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター31000***
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機40000***
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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説明標準カモフラージュ
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条件
説明

研究ツリー

前車両Leopard A1A1
派生車両
次車両Leopard 2A5
 
 

解説

特徴

【火力】
武装および使用可能な砲弾はLeopard 2Kと同じ。このBR帯において貫徹力410mmは平均的な性能で、攻撃力は可もなく不可ないといったところ。敵の弱点を把握して的確に撃ち抜くことが求められる。
また照準器の倍率は低めなので、狙撃はどちらかというと苦手だ。
機銃はお馴染みの7.62mmで標準的な性能だが、2Kに乗っていた人は20mmが恋しくなることもあるかもしれない。

 

【防御】
これも特別優れているとは言えないものの、MBTに求められる最低限の防御力は備えている。砲塔前部の広い範囲を複合装甲ブロックが覆っているほか、車体前部も複合装甲で覆われている。車体が大柄なため貫通弾を貰っても乗員が生き残ることが多く、一撃で即死することは少ない。また砲塔弾薬庫はエイブラムスなどと同じく戦闘室から隔離されたブローオフ式になっており、万が一誘爆が起きても、戦闘室とのあいだの隔壁が損傷していなければ生き残れる。

とはいえ弱点もはっきりしている。
まず砲塔正面の防盾部分。ここは複合装甲と比べて脆弱なうえに面積も広いため、真っ先に狙われる。肝心の複合装甲ブロックも、化学エネルギー弾に対する防御力は十分だが運動エネルギー弾に対する防御力はいまいちであり、相手と距離、そして弾種によっては普通に貫通されてしまう。砲塔と比較して更に脆弱な車体正面や、ペラペラの側面装甲は言わずもがな。
現実世界においては砲塔正面右側にでかでかと設置されている照準器も弱点だとされるが、このゲームでは破壊されても機能し続けるので問題ない。惑星のダメージモデル万歳!

本車の装甲は積極的にアテにできるものではなく、基本的に被弾は避け、立ち回りでカバーする必要があると肝に銘じておこう。

 

【機動性】
最高速、加速ともに優秀で、非常に軽快に動いてくれる。後退速度も速いので、不自由なく戦場を駆け巡ることができるだろう。

 

【総評】
防御を捨てて速度を武器にしたLeopard1のコンセプトはそのままに最新技術でアップグレード。そういう味付けの車両だと思おう。複合装甲こそあるものの、敵と正面から殴り合えるようなタイプではなく、あくまで脚を活かして戦う車両だ。
敵と撃ち合う時はハルダウンできる地形を探したり、すぐに逃げ込める障害物の近くに陣取る。これは戦車戦の基本だが、装甲が頼りない本車では特に重要になる。

優れた機動性は、防御力と火力が平凡なこの車両の最大の武器となる。せっかくの脚なんだから活かさないのはもったいない。開幕でダッシュし、有利な地形にいち早く辿り着き、待ち伏せして不意の一撃をお見舞いし、接敵時にもこまめに動いて敵の狙いを狂わせ、弱点への被弾を避けるのだ。大回りして敵の不意を突く。あるいは戦線の穴を突いて一気に浸透する。味方が溶けて孤立したので一目散に逃げる。そういう時にこそ、この車両は真価を発揮する。

史実

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Leopard2は1979年に西ドイツで生産された第三世代主力戦車であり、その中でもLeopard2A4は第5~8バッチにて生産されたものでA5以前の古い型に当たる車輌である。A4以前の車両も無論存在しており、現在は存在する全ての車輌がA4仕様に改修されている。

西側諸国としては当時の最新鋭の技術を盛り込まれており、120mm滑腔砲や複合装甲、高出力のエンジン等と現在の西側諸国の第三世代主力戦車の基礎とも言える性能を有しており、現在でも改良型を含め多くの国で採用されているベストセラー戦車である。

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Leopard2開発前の前日談

Leopard2が開発されるまでアメリカと共同開発していた次世代戦車であるMBT-70(KPz-70)が計画されていた。MBT-70(KPz-70)はアメリカと西ドイツが共同開発した意欲作であり、当時の新機能も積極的に盛り込まれていた。しかし高性能最新機器故のコスト面の増加やお互いに要求する性能に違いがあったことから結局、お互いの試作車はそれぞれ自国製のものを使用して、最早共同開発の意味が無くなってしまったことで西ドイツは同プロジェクトから離脱し計画が中止になってしまった。
しかし、その裏では新型戦車を欲していたドイツ連邦国防軍は国内メーカーに別の新型戦車の開発を秘密裏で指示をしていた。秘密裏の理由はアメリカとの契約でMBT-70(KPz-70)の開発に伴い他の新型車輌の開発を禁じてたからである。西ドイツ側としてはMBT-70(KPz-70)は野心的な作り且つ、性能の要求で開発段階でアメリカと揉めている故に失敗して破綻するリスクに対する予防案として開発した模様である。
最初はLeopard1を改良するフェルゴルデーター・レオパルト(日本語で金メッキのレオパルト)という名称にて開発されることとなる。MBT-70(KPz-70)の開発している間は最初こそLeopard1の改良という名目で研究してたものの、やはりLeopard1では大規模な改良には限界を感じたのか新プロジェクトとしてカイラー計画を発足、Leopard1をベースとした新型戦車の研究を進め、試作車ET 01とET 02を作製する。その後、MBT-70(KPz-70)の計画が終了するとMBT-70(KPz-70)で得た技術を使い、本格的な50t級の新型戦車の開発をする事となる。これにより新型の戦車の名称はLeopard2となり既存のLeopardはLeopard1に名称変更することになる事となった。

試作での道のり

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↑試験中のLeopard2の試作車の1両

本格的に新型戦車を研究を進める様になり、いくつかの試作車両が作られることとなった。車体、砲塔とそれぞれにバリエーションに溢れており各性能の確認の為に車体は16両(名称はPTシリーズ)、砲塔は17基(名称はTシリーズ)製造された。その中には油圧式サスペンションといったKPz-70で培った技術を元とした機構も作成されており、105mm滑腔砲など現代では見られない兵装も試作された。但し、初期の試作車はいずれも重量を抑える為に重装甲化せず、複合装甲もまだ研究段階だった故に採用していなかったため、良くても空間装甲を採用する程度と防御面ではお世辞にも優れているとは言えない状態であり、この段階ではあくまでもLeopard1を延長した性能とも言える状態であった。現にここまでに制作された全ての試作車はLeopard1A4の様な見た目であり(A4自体は1974年から生産開始されたものなので参考にした訳では無い)、この段階ではまだLeopard2の面影はあまりなく、防御に対してはLeopard1同様妥協している状態であった。
それでも重量に関しては問題があったようで試作車の重量が50tを超えた状態であり砲塔の軽量化が求められた。これらはヴェクマン社の新型砲塔のスピッツモイゼ(日本語でトガリネズミ)によって従来の砲塔の1.5t減量され解決されることとなった。

しかし、1973年に勃発した第四次中東戦争によってイスラエル軍の戦車部隊がエジプト軍の歩兵の対戦車火器に対して大損害を被ることになったことで開発状況は変化することになる。歩兵の武器で容易に戦車を撃破される事は世界に衝撃を与え、世論は一時期戦車不要論が出る事になるほどであった。
だがこれらの報告で西ドイツが得たものは形成炸薬弾(HEAT)に対する防御力強化であり、重量を気にして装甲を割くのは得策ではないと判断したのか以降は重量をある程度許容するようになり複合装甲を含んだ試作車を開発する事になる。
複合装甲を含んだ初めの砲塔はT14砲塔を改造して制作され、それがWTにも実装されているPT-16/T14の砲塔である。

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↑120mm滑腔砲を搭載したLeopard2AV

試験は順調に進み、そのまま進むかと思われた計画だがここでLeopard2の開発に影響を及ぼす出来事が起きる。アメリカが再びMBT共同開発について提案したのである。とゆうのもアメリカで開発されていた同じくMBT-70が破綻し、西ドイツ同様新型戦車を欲して新規開発されていたXM1(後のM1エイブラムス)の開発が遅れ、コスト面も抑えきれおらず、計画が難航している状態でありドイツの助力を得ようと考えていたとも言われている。
1973年中に両国間で、新型MBTのコンポーネント共通化に関して意見が交換され、1974年には新型MBT開発に関する政府間協定が結ばれることとなりLeopard2の試作車(TPシリーズが19と20、Tシリーズが19~21が追加で作成)とXM1の試験がアメリカ軍によって行われることとなる。
その結果、装甲の防御力の不足とFCS(射撃統制システム)の複雑さやコスト面を指摘される事となり、アメリカからの指摘と以前から試験していた試作車によって得た西ドイツの要求も含めて合わせて作られたのがLeopard2AVである。
しかし結果としては、アメリカ国防省は最終的にXM1を時期主力戦車として選定。MBT共通化はまたしても白紙となってしまった。試験ではMX1が有利な条件で行われていたとドイツ側が批判したりと色々と問題が露見したが結局、西ドイツ側はLeopard2AVを時期主力戦車として決定する事となる。
その後、Leopard2AVをベースに更に改良を施し、1979年に最初の量産車両であるLeopard2が西ドイツに納入された。

兵装の内訳

最終的に主砲はラインメタル社製44口径120mm滑腔砲を採用される事となった。この砲は元々KPz-70に搭載予定であったものの、アメリカとのいざこざの影響により遂に載せることがなかったものであり、性能面は当時西側諸国のメインであった105mmライフル砲を凌ぐ性能であり、現代の多くの西側諸国の第三世代主力戦車の戦車砲の基盤を作った名砲である。
滑腔砲は当初、性質上ライフル砲と比較すると命中率に難があるとされていたが(初期のM1エイブラムスが105mmライフル砲を敢えて採用したり、チャレンジャー1が120mmライフル砲を採用した理由の一つが滑腔砲の命中率に懸念があったためである)優れたFCSや砲弾の改良により、従来のライフル砲と遜色のない命中率を実現できた。
またレーダーレンジファインダーも装備され、9990mまで測定が可能で熱線装置もA1以降から装備されるようになり、Leopard1とは一線を超えた攻撃性能へと昇華した。

装甲は拘束式セラミック装甲を搭載した複合装甲を採用し、砲塔は従来の避弾経始を意識した形状のものから一変し垂直に近いものになっている。これには当時一部から批判があったものの、当時歩兵用対戦車兵器としても高い性能として台頭しているHEAT弾に対しては従来の傾斜装甲だけでは対処できず、戦車砲として主力になりつつあるAPFSDSには高い貫通力と傾斜に対して非常に強く、避弾経始による跳弾の期待が殆ど意味をなさない事や、使用していた複合装甲自体が湾曲に曲げるのが困難であったりと様々な要因により複合装甲を垂直に設置し容量を増やして防ぐ事に特化した為、この無骨な見た目となった。(但しA5以降は砲塔前面に楔型の増加装甲のショト装甲が追加されている。これは一時期はAPFSDSの軌道を曲げて貫徹力を下げるという説があったのだが実際にはそのような効果は皆無の様で主に化学弾の防護や機関砲などの連続して衝撃を受けた際の複合装甲の劣化の防止、装甲の繋ぎ目の弱点を隠す等が主のようである。)しかし複合装甲のおかげで正面の防御力はLeopard1の100mm前後しか無かったものが大幅に強化され、正面装甲は当時のほぼ全ての対戦車砲弾を受けきれる程だったとされている。

車内の弾薬庫は42発まで搭載可能であり砲塔後部に15発、残りが車体操縦席隣のラックに27発積載できるようになっている。特に砲塔後部にはエイブラムス同様のブローオフパネルを備えている為、砲塔後部で誘爆しても搭乗員に爆風が行かないような構造となっている。ただ、エイブラムスと違い操縦席隣のラックに弾薬を備えている為、弾薬による誘爆の安全性で言うとエイブラムスに劣るとも言える。*2
あくまで正面から受け止める前提であるなら車体にも複合装甲がある為、理にかなってはいるが側面に攻撃される等のゲリラ的攻撃は誘爆の危険性が高いとも言える。(現に2016年にトルコで運用された本車が車体ラックの弾薬庫が側面から攻撃されて誘爆してしまう事例が発生している)とは言え、これらの側面攻撃も近年は対戦車兵器対策による増加装甲やAPS(アクティブ防衛システム)等を付ける国も多くなっており、この欠点はある程度解消されているとも言える。

エンジンはMTU製MB873KaM-501V型12気筒水冷ターボチャージャー付ディーゼルエンジンが採用され、強力な1500馬力を実現し、A4では出力重量比は27hp/tであり最高速度も68km/h、リミッターを外すことで90km/hを出すことが可能であると機動力が当時売りであったLeopard1を上回る性能であった。またエンジンは信頼性、耐久力も高基準であり変速機と一体化したパワーパックであるため、比較的にコンパクトにまとまっているので整備性も良好なのもポイントである。

こうして生まれた本車は西側諸国の第三世代主力戦車として標準的戦車の地位を確立した現在でも改良型含め多くの国が採用しているが、配備された始めた当初はそこまで他国に輸出は進んでなかったようであり、自国及び隣国であるオランダやスイスをメインで配備されていたようである。他国に多く輸出されるようになったのは1990年代のソ連崩壊からであり、冷戦終結に伴うドイツとオランダが余剰となった本車を安価な価格で輸出した事により多くの国に採用され成功を収めた。
本車のA4は第三世代主力戦車では古い部類であり、性能面も昨今の最新主力戦車達には遅れはとるものの、ポーランドのLeopard2PLやカナダのLeopard2A4Mのように改修で最新レベルにする事やA7等の最新型に更新が可能であり、充実したメーカーサポートや最新型よりも安い中古品が放出されている事もある上、元々完成された性能故に現在でも運用している国は少なくは無い。

小ネタ

実践

ほぼ同期であるエイブラムスは湾岸戦争にてイラク軍の戦車を圧倒してその性能と強さを見せつけたが対して本車(A5以降も含む)は実は評価に対して近年まで対戦車戦の交戦機会は皆無であった。
一応KFOR(コソボ治安維持部隊)やISED(国際治安支援部隊)といった治安活動に参加しており、即席爆発装置による損害こそ出ていたが対戦車榴弾用の増加装甲を施していた為、高い生存性を持ち評価されていた。

2016年にトルコがシリア内戦に介入する際に本車は導入されたがシリア反政府組織によって破壊されたA4が戦車・装甲戦闘車両専門誌「PANZER」にて掲載された。原因としては対戦車ミサイルが後方から車体右中央部に命中しメタルジェットが前部左側にある砲弾ラックに到達、誘爆したためされている。WTでやっている人なら頭を抱える内容だろう
トルコはこの介入でいくつかのレオパルト2を失っており、一部はISILに鹵獲されてしまっている。運用していたのはほぼ強化していないA4であった為、対戦車榴弾用の増加装甲を施していないレオパルト2の歩兵火器に対する脆弱性が露呈したと言えるだろう。

2023年にはロシアのウクライナ侵攻によりウクライナの支援として他国から本車も供与され戦場に導入された。ウクライナの戦場に合わせてコンタークト1を貼り付けたりと西側諸国では見ないようなカスタムも確認されている。T-80を撃破する等戦果も報告されている一方で損耗も激しく、砲塔がもげ、スクラップになってしまったものやロシア軍に鹵獲されているのも報告されている。撃破のされ方も地雷原によるものや対戦車ミサイルによる攻撃、無人機によるものであったりと多種多様であり、特に正規軍相手の現代戦場の複雑さと高性能化した対戦車兵器の前ではレオパルト2も対応するには困難である事が示されたとも言えるだろう。
因みにレオパルト2は東側諸国製戦車を今回で初めて撃破したことになるとのことで1979年に配備されて実に44年の年月でようやく本来想定されていた東側勢力製戦車との戦車戦を従事する事となった。しかし残念ながら最初にT-80を撃破したのはA4ではなくA6である模様

拘束式セラミック装甲て何?

簡単に言えばセラミックプレートを金属等の構造体でサンドイッチして強固に固定、拘束した装甲を指すものである。

セラミックは非常に硬く、高速で侵入する弾頭をその硬さで逆に破壊して威力を減衰させる事ができるのだが、脆い上に割れやすいという欠点を抱えている。その為、そのままだと1発被弾する度にセラミックが割れて防御力が大幅に低下してしまう。そこでセラミックを他の金属板で挟んで拘束する事で破壊拡大を防ぎ、エネルギー吸収能力を高めることができるのである。これにより被弾時のセラミックの割れを抑制し、結果として複合装甲の強度の低下を抑えて複数回の被弾に耐えられるようになるという仕組みである。複合装甲といえば思いつくであろうチョバムアーマーも拘束式セラミック装甲の一種である。

ちなみに拘束式セラミック装甲があるなら非拘束式セラミック装甲はあるのかと思うだろう。勿論存在しており、その名の通り金属板等で拘束せずに使用するものである。拘束していない為、複数回被弾した場合の強度は大幅に低下する為、戦車や装甲車には向いてないがこちらは代わりに軽量であり、コストが安く交換しやすいというメリットがあり、防弾ベスト等の携帯できる装甲に採用されることが多い。

実装されているLeopard 2シリーズの一覧
車両ランクツリー入手方法概要国家
Leopard 2KVII通常研究Leopard 2の試作車の一両。最低限の装甲に優れた主砲、素早い機動力とLeopard 1の強化版と言える性能となっている。ドイツ
PT-16/T14 mod.VIIプレミアムイベントLeopard 2の試作車の一両。自動装填装置を備えており、4秒間隔という素早い発射速度を持っている。
Leopard 2AVVIIアメリカでの性能テストのために製造された試作車。 Leopard 2シリーズでは現在唯一である105mm砲を搭載している。
Leopard 2 (PzBtl 123)VII課金PzBtl 123部隊にて運用されていたLeopard 2A4。基本性能はLeopard 2A4と変わらず、ドーザーブレードが使えない代わりに偽造網が使用できる。
Leopard 2A4MVIIカナダ軍で使用されているLeopard 2A4近代化改修型。歩兵対戦車兵器対策の増加装甲を装備しており、米国産の砲弾であるKE-Mを使用できる。
Leopard 2A4M (Senrai Maidens)VII戦雷乙女(Senrai Maidens)の特殊な迷彩が使用できるLeopard 2A4M。性能は同じだがこちらはカモフラージュが使えなくなっている。
Leopard 2 PLVIII部隊兵器ポーランドで近代化改修されたLeopard 2A4。高画質の熱線暗視装置と時限信管榴弾のDM11を使用できる。
Leopard 2A5VIII通常研究Leopard 2A4の改良計画のKMS*3で得たKWSⅡをもとに作られた。砲塔の防御力が飛躍的に強化されている。
Leopard 2A6VIIILeopard 2A5に55口径120mm滑降砲を搭載した車両。貫徹力は同BR帯では最高クラスの運動弾を使用できる。
Leopard 2 PSOVIII市街地戦を想定として設計された型。44口径に戻っているが歩兵対戦車兵器対策の増加装甲と重量増加に伴うエンジンの強化がされている。
Leopard 2A7VVIII実装されているLeopard 2シリーズの中でも最高クラスの戦闘力を持つ。3世代熱線暗視装置と車体上部に増加装甲が追加されたが機動力は逆に低下して最低クラスになった。
Vickers Mk.7VIILeopard 2の車体にヴィッカーズ社製の砲塔と120mmライフル砲を乗せた試作車。Leopard 2A4と比較すると貫徹力、発射速度に優れているが砲塔の防御力がやや低め。イギリス
Leopard 2A4 (HU)VIIハンガリーで採用されたLeopard 2A4。性能は本家と同じだが本家との違いは砲塔上部の機銃がFN-MAG60-40に変更されている点である。イタリア
Leopard 2A7HUVIIIハンガリーで運用されているLeopard 2A7。Leopard 2A7Vとの違いは砲塔上部に増加装甲が追加されていることと12.7mm機銃の遠隔操作銃塔になっている点であり単純な性能ならA7Vを超える性能をしている。
Leopard 2A4NLVIIオランダで運用されていたLeopard 2A4。本家との違いはスモークディスチャージャーの配置が変更されている点と機銃がFN-MAG60-40に変更されている点である。フランス
Leopard 2 (OTCo) (NL)VIIプレミアム課金オランダ王立陸軍内の教育と訓練を担う教育訓練司令部にて使用されたLeopard 2A4。Leopard 2 (PzBtl 123)とは異なる偽造網を使用できる。
Leopard 2A5NLVIII通常研究オランダで運用されていたLeopard 2A5。本家との違いはLeopard 2A4NLと同じ。
Leopard 2A6NLVIIIオランダで運用されていたLeopard 2A6。本家との違いはLeopard 2A4NLとやはり同じ。
ItPsV 90VILeopard 2の車体にワークスマンシステムを乗せた対空砲。Leopard 2の車体をそのまま使用している為、対空砲あるまじき車体正面防御力と高い機動力を有している。スウェーデン
Strv 121VIIスウェーデンで採用されたLeopard 2A4。本家と大きな違いはないがこちらは初期砲弾でAPFSDSが使用できHEATFSの代わりに破砕榴弾を使用できる。
Leopard 2A4 (FI)VIIフィンランドで採用されたLeopard 2A4。本家と性能は同じ。
Christian IIVIIプレミアム課金スウェーデンで採用されたLeopard 2A4の課金車。Strv 121とほぼ同じ性能だが差異としてはスモークディスチャージャーの数が減っており偽造網をつけている。
Strv 122AVIII通常研究スウェーデンで運用されているLeopard 2A5の改良型。砲塔上部と車体上部に増加装甲が付いたおかげで本家よりも防御力が上がっているがAPFSDSの貫通力は600mm未満の為火力はやや控えめ。
Strv 122B PLSSVIIIStrv 122Aの改良型。車長用ヘリスコープが上下に伸びるようになりさらに車長視点では3世代熱線暗視装置となった為、索敵能力が向上した。
Strv 122B+VIIIStrv 122Aの改良型。車長用ヘリスコープの上下機能はなくなったが複合サイドスカートのおかげで防御力が上がり、実装されているLeopard 2シリーズの中でもトップクラスの防御力を誇る。
Leopard 2A6 (FI)VIIIフィンランドで運用されているLeopard 2A6。オランダの中古品を購入した物の為性能はLeopard 2A6NLと同じ。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

●DMM公式
レオパルト2A4:標準設定

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 操縦席横に配置するのは別に珍しい事ではなくエイブラムスを除けば西側第三世代主力戦車では寧ろポピュラーな配置である
*3 Kampfwertsteigerung=戦闘能力強化