イスラエル RankV 中戦車 Magach 3

概要
Update 2.19 “Drone Age”にて追加された。Magach 3 (ERA)が課金ツリーに先行実装されている。
--加筆求む--
車両情報(v2.51.0.36)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 82,000 |
|---|---|
| 車両購入費(SL) | 240,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 68,000 |
| エキスパート化(SL) | 240,000 |
| エース化(GE) | 990 |
| エース化無料(RP) | 620,000 |
| バックアップ(GE) | 50 |
| 護符(GE) | 1,900 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 8.0 / 8.0 / 8.0 |
| RP倍率 | 1.84 |
| SL倍率 | 1.2 / 1.9 / 2.2 |
| 最大修理費(SL) | 3,945⇒5,168 / 4,392⇒5,754 / 6,231⇒8,163 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
| 砲塔旋回速度(°/s) | 22.8⇒45.2 / 14.3⇒24.0 |
| 俯角/仰角(°) | -9° / 19° |
| リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.7 → 6.7 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | なし |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 110 / 76 / 35 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 130 / 76 / 51 |
| 重量(t) | 49.0 |
| エンジン出力(hp) | 1,162⇒1,431 / 663⇒750 |
| 2,400rpm | |
| 最高速度(km/h) | 53 / 48 |
| 最高後退速度(km/h) | 8.9 / 8.0 |
| 実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
| 視界(%) | 115 |
| 乗員数(人) | 4 |
光学装置
| 倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| IR投光器 | - | 無 | - | - | - |
| 車長 | 9.9x-10.0x | 無 | - | - | オーバーライド 砲手気絶時、即座に射撃可 |
| 砲手 | 6.0x-8.0x | 無 | - | - | - |
| 操縦手 | 1.0x | 有 | 赤外線 | - | - |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
|---|---|---|---|---|
| 主砲 | 105 mm M68 cannon | 1 | 57 | 40, 130, 195 |
| 機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun (coaxial) | 1 | 1 000 | - |
| 機銃 | 7.62 mm M73 machine gun (coaxial) | 1 | 6 000 | - |
| 機銃 | 7.62 mm M1919A4 machine gun | 1 | 2 000 | - |
| 機銃 | 7.62 mm FN MAG 60-40 machine gun | 1 | 2 000 | - |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 105 mm M68 | M392A2 | APDS | 4.0 | - | 1,478 | 303 | 302 | 296 | 277 | 257 | 252 |
| M152 | HEATFS | 10.5 | 1.27 | 1,173 | 400 | ||||||
| M156 | HESH | 14.85 | 4.31 | 730 | 127 | ||||||
| M416 | Smoke | 11.4 | 50 | 730 | - | ||||||
車両改良
| Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | 履帯 | 3,600 | 5,900 | 180 |
| 修理キット | 2,300 | |||
| 砲塔駆動機構 | 3,600 | |||
| 距離測定器 | ||||
| II | サスペンション | 3,200 | 5,200 | 160 |
| ブレーキシステム | ||||
| 手動消火器 | 2,100 | |||
| 砲火調整 | 3,200 | |||
| M156(HESH) | ||||
| III | フィルター | 4,500 | 7,300 | 220 |
| 救急セット | ||||
| 昇降機構 | ||||
| M416(Smoke) | ||||
| IV | 変速機 | 5,800 | 9,500 | 290 |
| エンジン | ||||
| 砲撃支援 | ||||
| M152(HEATFS) | ||||
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
【防御】
【機動性】
史実
Magach 3はMagach1/2(M48A1/A2/A2C)をA3規格へ改造したものであるが、L7 105mm砲を搭載した本車はアメリカ式に言えばM48A4である。
Magach 3最大の特徴はやはりロイヤル・オードナンスL7 105mmライフル砲であるが、実は機動力も向上している。
パワーパック換装によりカタログスペック上はMagach 2(825hp)→Magach 3(750hp)とダウンしているように見えるが、ガソリンエンジンからディーゼルエンジンへの変更となり実質的な機動力が向上、ウルダンキューポラの採用や新型無線システムの導入なども行われている。
1967年の第三次中東戦争時点ではほんの一個中隊分程しか用意できていなかった105mm砲搭載のMagach 3であるが、ヨルダンの現役M48戦車170両のうち100両を鹵獲改修するなどして1973年の第四次中東戦争の頃にはMagach 3は540両ほどとなり、1971年から導入の始まっていたM60及びM60A1(まだマガフではない無印版)と合わせて800両ほどの戦車を保有していた。
この頃には保有しているほぼ全てのMagachシリーズが105mm砲搭載のMagach 3へと改修が完了している。
第三次中東戦争にて90mm砲の威力不足とその後の改修での105mm砲の驚異的な威力を目の当たりにしたイスラエル兵は「鹵獲したヨルダンのM47に乗ることを嫌がった」とまで言われている。
またMagach 3に搭載されたロイヤル・オードナンスL7は同じく当時主力であったセンチュリオンベースのショット・カルと同じ砲であるため、砂漠における兵站の負担軽減のため弾薬の共通化を急いでいたことが伺える。
1973年の第四次中東戦争にてM60とともに出撃したMagach 3であったが、この戦争においてイスラエルは壊滅的損害を被ることとなる。
イスラエル軍はこの戦争の陸戦において「オールタンク・ドクトリン」を採用し、機甲戦力と空軍の航空戦力が持つ機動性と衝撃力によって敵を圧倒するいわば米帝的戦略を採用していたが、機動力に差がある戦車部隊と歩兵部隊が分離するような陸上作戦となっていた。
しかしMagach 1にて記載の通り、多数の近代的なソ連製装備を受け取っていたエジプト・シリア軍はソ連お得意の対空システムによってイスラエルの航空戦力を撃退。そのため地上では歩兵と分断された戦車部隊が孤立したままの戦闘を余儀なくされる事となる。
敵の航空攻撃を受けず、しかも塹壕にて待ち伏せの形となったエジプト軍歩兵部隊は9M14マリュートカにより侵攻してくるイスラエル軍戦車部隊を攻撃、結果として孤立した戦車部隊は大量の対戦車ミサイルの飽和攻撃を受けた。
またMagach 2でもあった可燃性の非常によく燃える作動油という特性も相まって人的被害も非常に多くなった。
この問題がある作動油は終戦後に難燃性の作動油へと交換されることとなる。
この戦争により合計で800両程度いたとされるMagach 3とM60は終戦時に合計200両程度まで数を減らし、世界中で「戦車不要論」を巻き起こすほどの大敗となった。

(被弾炎上したMagach 3)

(マリュートカに被弾したM60、砲塔側面だけで3発もの被弾痕が見られる)
六日間戦争と呼ばれた第三次中東戦争にてその名の通り六日で電撃的勝利を収めたイスラエルの不敗神話が崩れる戦争となってしまった。
しかし数的、地理的有利の状態で大量の高額なミサイルを消費して戦車を倒したこととは対照的に、ゴラン高原でのシリア戦車部隊との防衛戦闘では優位な地形ではあったものの数両しかいないショット・カルが多数のシリア軍戦車を正面から撃破するなどして105mm砲と戦車の有用性を示しており「戦車を撃破/足止めできる最も有用かつ安価な手段はやはり戦車である」と捉えることもできる結果となった。
当然ながら周囲が陸続きで敵に囲まれているようなイスラエル軍は戦車戦で大敗したからと言って戦車削減へ至るようなことはなく、むしろ戦術研究と戦力増強が加速していくこととなる。
この戦争で対戦車ミサイルの脅威度の高さを認識したイスラエルはすぐ後に開発されるMagach 5などに搭載されたブレイザーERAや後のRaam Segol、そしてMerkava Mk.4MのトロフィーAPSなど今日まで続くイスラエルの対戦車火器に対する異常なまでの防御力の高さへと進化していくこととなった。
見かけ上Magach 1/2と見間違うことはなくなったが今度は無印Magach 5と酷似している。搭載している砲がL7とM68という違いがあるため主砲エバキュエーターの形状(角ばっているかなだらかか)やキューポラ形状、車長機銃の種類などで見分ける事が可能だが、ヨルダンにて鹵獲されたバージョンやM48A3(Mod.B)に105mmM68を搭載した例外個体などが存在し、ちゃんとした識別をするにはシリアルナンバーの頭3文字(821xxxなら5、819xxxなら3…)なども含め総合的に判断しなければならないため特にMagach 3の細かなバージョンの違いの判別難易度は上がっている…。
小ネタ
"ランクVのマガフ達(3,3ERA,6,6A,5)の違い"
マガフ地獄の続きへようこそ。本車マガフ3はランクVに5両いるマガフの最初の車両であり、イスラエル戦車兵諸君がそろそろ"どれも変わらなくね?"と悩みだす最初の車両になるだろう。
そこで公式フォーラムに投稿されたA guide to distinguish Magach tanksをもとに、ランクVマガフ達の比較表を示す。
| 項目 | Magach 3 | Magach 6 | Magach 6A | Magach 3 ERA | Magach 5 | 備考 |
| ベース車体 | M48 | M60 | M60A1 | M48 | M48 | 素の装甲の厚みではM48<M60≦M60A1 |
| キューポラ | 低姿勢 | 低姿勢 | ノーマル | 低姿勢 | 低姿勢 | 低姿勢キューポラ:ウルダン社製のアレ。 ノーマルキューポラ:APCBCを食らって車内に断片が降り注ぐor過圧される大きな弱点。 |
| 12.7mm機銃の数 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 基本は主砲上に搭載しており、砲手が生きていれば発射できる。6Aは加えてノーマルキューポラに車長機銃として搭載。 |
| 7.7mm機銃の数 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 主砲同軸+車長機銃(低姿勢キューポラ車)+装填手機銃 |
| PWR | 15.3 hp/t | 16.2 hp/t | 15.6 hp/t | 15 hp/t | 15 hp/t | 参考: Tiran 4 (14.6 hp/t), Sho't Kal Alef (14.5 hp/t) |
| スモーク発射機 | スモークモーター | なし | なし | スモークランチャー | スモークモーター スモークランチャー | スモークモーターは砲塔右側に搭載し、ちょっと右よりに1発ずつ射出し、合計10回発射可能。スモークランチャーは主砲両脇に搭載され、車両前方に2発ずつ射出し、合計10回発射可能。 |
| ERA | なし | なし | なし | あり | あり | |
| 車長照準器 | あり | あり | あり | あり | なし | マガフ5のみ車長照準器が無いのは設定忘れか?車長射撃は全車可能。 |
| 主力KE弾 | M392 | M392 | M728 | M392 | M111(APFSDS) | 一般に60°傾斜装甲への貫徹からM392<M728<M111の順に良いと言われる。ただし、垂直~30°傾斜まではM392とM728の性能が逆転する。 |
| 車両ごとの備考 | 派生車両(畳み) | 課金 | 派生車両(畳み) |
イスラエル独自改修の主砲上12.7mm、低姿勢キューポラ、ERAと各車両の微妙な重量差をもとに、どれも優劣つけがたい絶妙な設定になっていることがわかる。
格下のAPCBC弾を相手にするのであればM60ベースでキューポラが改善したマガフ6、軽戦車を相手にするのであれば12.7mmがあるマガフ3,6A、HEATFS持ちを相手にするのならばERAを持つマガフ3(ERA),5が、格上の複合装甲持ちを相手にするのであればAPFSDS持ちのマガフ5がそれぞれ向いている車両ということになるだろう。
とはいいつつも、APFSDS以外は些細な差なので、不得意な分野が致命的ということでもない。好みで選べば良いだろう。
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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