Magach 3

Last-modified: 2025-11-23 (日) 10:04:54

イスラエル RankV 中戦車 Magach 3

War Thunder Screenshot 2025.08.13 - 02.06.33.79.webp

概要

Update 2.19 “Drone Age”にて追加された。Magach 3 (ERA)が課金ツリーに先行実装されている。
--加筆求む--

車両情報(v2.51.0.36)

必要経費

必要研究値(RP)82,000
車両購入費(SL)240,000
乗員訓練費(SL)68,000
エキスパート化(SL)240,000
エース化(GE)990
エース化無料(RP)620,000
バックアップ(GE)50
護符(GE)1,900

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング8.0 / 8.0 / 8.0
RP倍率1.84
SL倍率1.2 / 1.9 / 2.2
最大修理費(SL)3,945⇒5,168 / 4,392⇒5,754 / 6,231⇒8,163

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)22.8⇒45.2 / 14.3⇒24.0
俯角/仰角(°)-9° / 19°
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
8.7 → 6.7
スタビライザー/維持速度(km/h)なし
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
110 / 76 / 35
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
130 / 76 / 51
重量(t)49.0
エンジン出力(hp)1,162⇒1,431 / 663⇒750
2,400rpm
最高速度(km/h)53 / 48
最高後退速度(km/h)8.9 / 8.0
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)115
乗員数(人)4

光学装置

倍率暗視装置種類世代備考
IR投光器----
車長9.9x-10.0x--オーバーライド
砲手気絶時、即座に射撃可
砲手6.0x-8.0x---
操縦手1.0x赤外線--

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲105 mm M68 cannon15740, 130, 195
機銃12.7 mm M2HB machine gun (coaxial)11 000-
機銃7.62 mm M73 machine gun (coaxial)16 000-
機銃7.62 mm M1919A4 machine gun12 000-
機銃7.62 mm FN MAG 60-40 machine gun12 000-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
105 mm
M68
M392A2APDS4.0-1,478303302296277257252
M152HEATFS10.51.271,173400
M156HESH14.854.31730127
M416Smoke11.450730-
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯3,6005,900180
修理キット2,300
砲塔駆動機構3,600
距離測定器
IIサスペンション3,2005,200160
ブレーキシステム
手動消火器2,100
砲火調整3,200
M156(HESH)
IIIフィルター4,5007,300220
救急セット
昇降機構
M416(Smoke)
IV変速機5,8009,500290
エンジン
砲撃支援
M152(HEATFS)

カモフラージュ

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規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両Magach 1
派生車両Magach 6
次車両Magach 6A
 
 

解説

特徴

--加筆求む--

 

【火力】

 

【防御】

 

【機動性】

 

史実

Magach 3はMagach1/2(M48A1/A2/A2C)をA3規格へ改造したものであるが、L7 105mm砲を搭載した本車はアメリカ式に言えばM48A4である。

Magach 3-1.jpg
(Magach 3)

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Magach 3最大の特徴はやはりロイヤル・オードナンスL7 105mmライフル砲であるが、実は機動力も向上している。
パワーパック換装によりカタログスペック上はMagach 2(825hp)→Magach 3(750hp)とダウンしているように見えるが、ガソリンエンジンからディーゼルエンジンへの変更となり実質的な機動力が向上、ウルダンキューポラの採用や新型無線システムの導入なども行われている。
1967年の第三次中東戦争時点ではほんの一個中隊分程しか用意できていなかった105mm砲搭載のMagach 3であるが、ヨルダンの現役M48戦車170両のうち100両を鹵獲改修するなどして1973年の第四次中東戦争の頃にはMagach 3は540両ほどとなり、1971年から導入の始まっていたM60及びM60A1(まだマガフではない無印版)と合わせて800両ほどの戦車を保有していた。
この頃には保有しているほぼ全てのMagachシリーズが105mm砲搭載のMagach 3へと改修が完了している。

第三次中東戦争にて90mm砲の威力不足とその後の改修での105mm砲の驚異的な威力を目の当たりにしたイスラエル兵は「鹵獲したヨルダンのM47に乗ることを嫌がった」とまで言われている。
またMagach 3に搭載されたロイヤル・オードナンスL7は同じく当時主力であったセンチュリオンベースのショット・カルと同じ砲であるため、砂漠における兵站の負担軽減のため弾薬の共通化を急いでいたことが伺える。

1973年の第四次中東戦争にてM60とともに出撃したMagach 3であったが、この戦争においてイスラエルは壊滅的損害を被ることとなる。
イスラエル軍はこの戦争の陸戦において「オールタンク・ドクトリン」を採用し、機甲戦力と空軍の航空戦力が持つ機動性と衝撃力によって敵を圧倒するいわば米帝的戦略を採用していたが、機動力に差がある戦車部隊と歩兵部隊が分離するような陸上作戦となっていた。
しかしMagach 1にて記載の通り、多数の近代的なソ連製装備を受け取っていたエジプト・シリア軍はソ連お得意の対空システムによってイスラエルの航空戦力を撃退。そのため地上では歩兵と分断された戦車部隊が孤立したままの戦闘を余儀なくされる事となる。

Magach 3-2.jpg
(第四次中東戦争でエジプト軍に砲撃を行うMsgsch 3)

敵の航空攻撃を受けず、しかも塹壕にて待ち伏せの形となったエジプト軍歩兵部隊は9M14マリュートカにより侵攻してくるイスラエル軍戦車部隊を攻撃、結果として孤立した戦車部隊は大量の対戦車ミサイルの飽和攻撃を受けた。
またMagach 2でもあった可燃性の非常によく燃える作動油という特性も相まって人的被害も非常に多くなった。
この問題がある作動油は終戦後に難燃性の作動油へと交換されることとなる。
この戦争により合計で800両程度いたとされるMagach 3とM60は終戦時に合計200両程度まで数を減らし、世界中で「戦車不要論」を巻き起こすほどの大敗となった。
Magach 3-Destroyed.jpg
(被弾炎上したMagach 3)

M60-9M14.jpg
(マリュートカに被弾したM60、砲塔側面だけで3発もの被弾痕が見られる)

六日間戦争と呼ばれた第三次中東戦争にてその名の通り六日で電撃的勝利を収めたイスラエルの不敗神話が崩れる戦争となってしまった。
しかし数的、地理的有利の状態で大量の高額なミサイルを消費して戦車を倒したこととは対照的に、ゴラン高原でのシリア戦車部隊との防衛戦闘では優位な地形ではあったものの数両しかいないショット・カルが多数のシリア軍戦車を正面から撃破するなどして105mm砲と戦車の有用性を示しており「戦車を撃破/足止めできる最も有用かつ安価な手段はやはり戦車である」と捉えることもできる結果となった。
当然ながら周囲が陸続きで敵に囲まれているようなイスラエル軍は戦車戦で大敗したからと言って戦車削減へ至るようなことはなく、むしろ戦術研究と戦力増強が加速していくこととなる。

この戦争で対戦車ミサイルの脅威度の高さを認識したイスラエルはすぐ後に開発されるMagach 5などに搭載されたブレイザーERAや後のRaam Segol、そしてMerkava Mk.4MのトロフィーAPSなど今日まで続くイスラエルの対戦車火器に対する異常なまでの防御力の高さへと進化していくこととなった。

SA-2_missile_system_and_Magach_3_in_Orcha_complex_Yom_Kippur_War_1973.jpg
(SA-2地対空ミサイルとMagach 3)

見かけ上Magach 1/2と見間違うことはなくなったが今度は無印Magach 5と酷似している。搭載している砲がL7とM68という違いがあるため主砲エバキュエーターの形状(角ばっているかなだらかか)やキューポラ形状、車長機銃の種類などで見分ける事が可能だが、ヨルダンにて鹵獲されたバージョンやM48A3(Mod.B)に105mmM68を搭載した例外個体などが存在し、ちゃんとした識別をするにはシリアルナンバーの頭3文字(821xxxなら5、819xxxなら3…)なども含め総合的に判断しなければならないため特にMagach 3の細かなバージョンの違いの判別難易度は上がっている…。

小ネタ

ランクVのマガフ達(3,3ERA,6,6A,5)の違い

"ランクVのマガフ達(3,3ERA,6,6A,5)の違い"
マガフ地獄の続きへようこそ。本車マガフ3はランクVに5両いるマガフの最初の車両であり、イスラエル戦車兵諸君がそろそろ"どれも変わらなくね?"と悩みだす最初の車両になるだろう。
そこで公式フォーラムに投稿されたA guide to distinguish Magach tanksをもとに、ランクVマガフ達の比較表を示す。

項目Magach 3Magach 6Magach 6AMagach 3 ERAMagach 5備考
ベース車体M48M60M60A1M48M48素の装甲の厚みではM48<M60≦M60A1
キューポラ低姿勢低姿勢ノーマル低姿勢低姿勢低姿勢キューポラ:ウルダン社製のアレ。
ノーマルキューポラ:APCBCを食らって車内に断片が降り注ぐor過圧される大きな弱点。
12.7mm機銃の数10200基本は主砲上に搭載しており、砲手が生きていれば発射できる。6Aは加えてノーマルキューポラに車長機銃として搭載。
7.7mm機銃の数33223主砲同軸+車長機銃(低姿勢キューポラ車)+装填手機銃
PWR15.3 hp/t16.2 hp/t15.6 hp/t15 hp/t15 hp/t参考: Tiran 4 (14.6 hp/t), Sho't Kal Alef (14.5 hp/t)
スモーク発射機スモークモーターなしなしスモークランチャースモークモーター 
スモークランチャー
スモークモーターは砲塔右側に搭載し、ちょっと右よりに1発ずつ射出し、合計10回発射可能。スモークランチャーは主砲両脇に搭載され、車両前方に2発ずつ射出し、合計10回発射可能。
ERAなしなしなしありあり
車長照準器ありありありありなしマガフ5のみ車長照準器が無いのは設定忘れか?車長射撃は全車可能。
主力KE弾M392M392M728M392M111(APFSDS)一般に60°傾斜装甲への貫徹からM392<M728<M111の順に良いと言われる。ただし、垂直~30°傾斜まではM392とM728の性能が逆転する。
車両ごとの備考派生車両(畳み)課金派生車両(畳み)

イスラエル独自改修の主砲上12.7mm、低姿勢キューポラ、ERAと各車両の微妙な重量差をもとに、どれも優劣つけがたい絶妙な設定になっていることがわかる。
格下のAPCBC弾を相手にするのであればM60ベースでキューポラが改善したマガフ6、軽戦車を相手にするのであれば12.7mmがあるマガフ3,6A、HEATFS持ちを相手にするのならばERAを持つマガフ3(ERA),5が、格上の複合装甲持ちを相手にするのであればAPFSDS持ちのマガフ5がそれぞれ向いている車両ということになるだろう。

とはいいつつも、APFSDS以外は些細な差なので、不得意な分野が致命的ということでもない。好みで選べば良いだろう。

--加筆求む--

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

【注意事項】

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*1 爆薬量はTNT換算