ドイツ RankV 戦艦 SMS Von der Tann(1914)
概要
アップデート2.3で実装されたドイツ外洋海軍ツリー初の巡洋戦艦。
火力・装甲・機動力の3つが非常に高い性能で纏まっているものの対空性能は極めて低い。
艦艇情報(v2.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 270000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 690000 |
乗員訓練費(SL) | 200000 |
エキスパート化(SL) | 690000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.0 / 6.0 |
RP倍率 | 1.96 |
SL倍率 | 2.5 / 3.2 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 200 / 250 / 25 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 230 / 180 / 230 |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 16 mm |
排水量(t) | 21.300 |
最高速度(km/h) | 44⇒*** / 44⇒*** |
乗員数(人) | 1175 |
レーダー
なし
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 283mm/45 SK L/45 cannon | 連装 | 4 | 656 | 6 |
副砲 | 150mm/45 SK L/45 cannon | 単装 | 10 | 1500 | 1 |
88mm/45 SK L/45 cannon | 単装 | 16 | 3200 | - | |
対空砲 | 7.92mm GM08 pattern 1908 | 単装 | 2 | 3000 | - |
弾薬*1
艦砲
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
小口径砲
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
機銃
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
追加武装*2
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
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魚雷 | *** mm △△ | *** | *** | - |
魚雷
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
主砲は先に実装された弩級戦艦ウェストファーレンと同型の283mm連装砲塔を4基8門搭載。
船体中央の砲塔2基を左右にずらすアン・エシュロン型の配置により全砲8門を1方向に向けられる。
そのため実質的な最大火力はウェストファーレンと同じである。
射撃速度は毎分3発、乗員スキルMax&エース化で装填時間20秒と極めて早い。
使用可能砲弾もヴェストファーレンと同じく弾底信管榴弾と徹甲榴弾の2種類となっている。
副砲はケースメイト式の150mm単装砲が10門・88mm単装砲が16門搭載されている。
150mm砲は榴弾・半徹甲弾・徹甲弾の3種類が使用可能だが全てにおいて弾頭炸薬量がやけに少ない。
88mm砲は後部艦橋に4門だけ砲塔型があるもののウェストファーレンの砲とは違い対空用には使えない。
対空武装は7.92mm機銃を2基、前部艦橋の左右に搭載している。
曳光弾を使用していないため射撃しても目立たない、なんにせよ対空用としては完全な力不足である。
【防御】
巡洋戦艦ではあるが火力だけではなく装甲もまた戦艦として十分な性能を持つ。
船体装甲は舷側部が喫水線上200mm~250mm、喫水線下が250mm~150mmの圧延硬化装甲。
更にタートルバック装甲として船内に傾斜50mm、喫水線下の船内を保護する30mmの均質圧延装甲を持つ。
ケースメイト式150mm砲の搭載部分も150mm圧延硬化装甲で装甲化されている。
内部は20mm~15mmの装甲板で仕切られており破片の飛散によるモジュールの破壊を最小限に食い止めてくれる。
主砲の砲塔は前方・後方が230mm、側面が180mmの圧延硬化装甲となっている。
ただし天板は60mm~90mmと薄いため長距離砲戦により急角度で降ってきた砲弾や爆撃には弱い。
揚弾筒を守るバーベットは1番・4番砲塔が外部230mm、2番・3番砲塔が外部200mmの圧延硬化装甲となる。
更にバーベット内部にも170mmの圧延硬化装甲を持つ二重装甲であり、本艦の最も頑丈な装甲部分だ。
甲板部分は25mm均質圧延装甲の2枚重ね、150mm搭載部分は更に25mmの装甲があるため3枚重ね。
戦艦としては薄い部分であり急角度で降ってきた砲弾や爆弾にはやはり弱い。
補助的な装甲としての役割も持つ石炭庫は船体中央部を覆うように配置されている。
ただし1番・4番砲塔下の弾薬庫までは届いていない。
【機動性】
駆動系パーツ全改修によりRBで51km/h(28kt)もの速度を発揮する。
高い火力と装甲を持ちながら機動力もまた2.3で実装中の戦艦の中では最高クラスである。
史実
「フォン・デア・タン」はドイツ帝国海軍初の巡洋戦艦(ドイツ帝国海軍での類別は大型巡洋艦)。艦名は19世紀バイエルン王国の将軍ルートヴィヒ・フォン・デア・タンにちなむ。
同型艦はないが、本艦をモデルとして改良する形でその後のドイツ巡洋戦艦は設計されていった。
1906年、ドイツはイギリスが建造しているとされた大型装甲巡洋艦に対抗するため、大型巡洋艦「ブリュッヒャー」(21cm砲8門)の建造を開始したが、このイギリスの大型装甲巡洋艦とは世界初の巡洋戦艦「インヴィンシブル」級(30.5cm砲8門)であった。
建造中の「ブリュッヒャー」では対抗できないことを悟ったドイツ帝国海軍は1907年計画で弩級戦艦並みの主砲を搭載した大型巡洋艦の建造を決定。これが本艦「フォン・デア・タン」である。
仮称「巡洋艦F」として設計が開始されたが、同時期に計画された弩級戦艦「ナッサウ」級と同等の排水量であり、全長はこちらのほうが機関増設の分長かった。
主砲は「ナッサウ」級と同じ28.3cm連装砲を、「ナッサウ」より2基分減らしたような「アン・エシュロン」型配置で搭載。北海など比較的近海での主力艦隊の前衛偵察隊としての運用が重視されたことから、航続距離はそれまでの巡洋艦よりも短縮された。
主砲2基と水線下装甲・航続距離を削減した分を主機の増設・出力強化・上部装甲の強化に用い、最大速力約25ノット(以上)が発揮可能であった。
装甲は最大で水線部250mm、主砲前盾230mmとライバルである「インヴィンシブル」級とその改良型の「インディファティガブル」級を凌駕する厚さとなっている。
1907年6月22日に「フォン・デア・タン」と命名され9月にブローム・ウント・フォス社に発注、翌1908年3月にハンブルグの同社造船所で起工された。
1909年3月20日に艦名の由来になったフォン・デア・タンの甥を招いて進水式が行われ、翌1910年5月にキール軍港に回航されて習熟訓練の後、9月に正式に就役した。
1911年2月から5月にかけて遠洋練習航海と演習を兼ねて南米を巡航。帰国後6月にはイギリスのジョージ5世の戴冠式に出席する皇太子ヴィルヘルムと同妃ツェツィーリエの乗艦となり、戴冠記念観艦式に参加している。
1914年第1次世界大戦が始まると、「フォン・デア・タン」は改良型の「モルトケ」級や「ザイドリッツ」、前級の「ブリュッヒャー」などとともに北海を中心に活動。イングランド東海岸各都市に対する艦砲射撃を行った。
1916年5月30日、フランツ・フォン・ヒッパー提督の指揮する巡洋戦艦戦隊(第1偵察群)の一員として北海に出撃。ユトランド沖海戦が始まる。
31日14時過ぎ、英独の巡洋戦艦戦隊が遭遇し戦闘の火蓋が切られると、「フォン・デア・タン」は「インディファティガブル」と交戦。主砲4発以上を命中させるとそのうちの1弾が弾薬庫を直撃、「インディファティガブル」を轟沈させた。
しかし「インディファティガブル」の砲撃により主砲塔1基が故障。その直後今度はイギリスの超弩級戦艦「クイーン・エリザベス」級3隻*3から砲撃され、そのうちの「バーラム」の15インチ(38.1cm)弾1発を被弾。浸水と舵機装置の故障に見舞われる。更にその後巡洋戦艦「タイガー」の13.5インチ(34.3cm)弾が相次いで命中し砲塔2基が旋回・射撃不能に追い込まれる。
主砲4基中3基が射撃不能の状態になりつつも「バーラム」を砲撃し命中弾を得るが、変針により砲塔の射界外になってしまったので目標を「ニュージーランド」*4に変更しさらに砲撃を続行。18時15分、最後の砲塔が弾詰まりを起こして一時射撃不能となるが、戦列に留まりながら修理を行い機能を回復させる。20時19分には「リヴェンジ」級戦艦「リヴェンジ」からの被弾で後檣射撃指揮所がほぼ全滅した。
戦闘終了までに自艦の主砲を上回る巨弾を複数回被弾し、主砲は損傷・速力は低下したものの、航海自体は可能であった。
ヒッパー戦隊の主力にはついていけないため、同じく損傷し速力の出ない「デアフリンガー」とともに、前弩級戦艦「シュレジエン」「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」*5と臨時に戦隊を組んでヤーデ湾に帰投した。
海戦で負った被害を丸2ヶ月かけて修理した後、再び北海で活動するが戦況の悪化により活動は低下していった。
1918年10月末、ドイツ帝国海軍は最後の総力出撃を計画。「フォン・デア・タン」もヴィルヘルムスハーフェン港に集結したが、戦艦「チューリンゲン」などの水兵による抗命事件が発生し出撃は取りやめとなる。11月、主力艦は一部の旧式戦艦を除いてスカパ・フローに回航。そして翌19年6月21日に「フォン・デア・タン」を含めた戦艦15隻・計52隻が集団自沈した。
「フォン・デア・タン」は1934年に引き上げられ、解体された。
フォン・デア・タン級巡洋戦艦 | ||
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1 | Von der Tann | - |
小ネタ
本艦は主砲射撃後に砲塔後ろからなんと空薬莢が飛び出す。
これはドイツ戦艦の主砲が装薬に薬莢を使用していたためである。
(先に実装されたドイツ弩級戦艦達も薬莢を使用するが薬莢排出モーションがあるのは2.3現在本艦のみ)
外部リンク
コメント
【注意事項】
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