アメリカ Rank V 戦艦 Wyoming-class, USS Wyoming (BB-32), 1927
概要
Update 2.7 “Red Skies”にて追加された待望の2隻目のアメリカ戦艦。ノースダコタから砲塔が1基追加され砲門数は増えたがHE弾が使えないという特徴を持つ。アップデート2.9.0にてHE弾が追加されました。
--加筆求む--
艦艇情報(v2.9.0)
必要経費
必要研究値(RP) | 320,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 790,000 |
乗員訓練費(SL) | 230,000 |
エキスパート化(SL) | 790,000 |
エース化(GE) | 1,800 |
エース化無料(RP) | 780,000 |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 2,200 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 6.7 / 6.7 |
RP倍率 | 2.02 |
SL倍率 | 4.5 / 6 |
最大修理費(SL) | ***⇒40,279 / ***⇒75,360 |
艦艇性能
項目 | 数値 |
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【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 280 / 280 / 88 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 305 / 203 / 305 |
対魚雷防御 | 250 kg |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 16 mm |
排水量(t) | 27680 |
最高速度(km/h) | 33⇒45 / 33⇒39 |
乗員数(人) | 1242 |
レーダー
なし
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 12 inch/50 Mk.7 | 連装 | 6 | 1800 | 8 |
副砲 | 5 inch/51 Mk.7 | 単装 | 16 | 3680 | 1 |
対空砲 | 3-inch/50 Mk.10 | 単装 | 8 | 1600 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
12-inch *2 Mk.7 | 305 mm Mk.15 APC | APC | 394.62 | 11.11 | 884 | 18 | 555 | 495 | 423 | 374 | 337 | 290 |
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
5-inch/51*3 Mk.7 | 5-inch Mk.15 common | Common | 22.68 | 780 | 690 | 4 | 91 | 65 | 47 | 38 | 33 | 31 |
5 inch APC | APC | 22.68 | 770 | 690 | 4 | 152 | 110 | 78 | 64 | 56 | 51 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
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100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
3 inch/50*4 Mk.10 | Mk.23 | HE-TF | 5.9 | 340 | 823 | - | 7 |
追加武装*5
追加武装: なし
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | USS Pensacola (CA-24) |
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派生艦艇 | - |
次艦艇 | - |
解説
特徴
先に実装されていたノースダコタと比較しながら解説していく。
【火力】
主砲は新型の50口径12inch Mk.7砲を連装6基12門装備。砲身を延長したことで初速が増加し貫通力が向上した。リロード速度は最短27.8秒でノースダコタの30秒よりも若干早い。砲塔配置はノースダコタ同様船体の中心線上に全て並び、広い範囲で全門斉射が可能。砲塔旋回速度も変わらず毎秒4°と改修すれば使い勝手は良いだろう。一方使用砲弾は榴弾が装備されておらず徹甲弾のみとなり、敵艦の乗員を削りきろうとすると手を焼くことになる。相手が巡洋艦でも弾薬庫狙撃を心掛けよう。戦艦を相手する場合は砲塔直下の喫水線より下を狙うと弾薬庫を飛ばしやすい。Ver2.9.0アップデートで榴弾が追加された。戦艦相手には非力だが巡洋艦以下に対する火力は十分だろう。
副砲は5inch砲をケースメイト方式で16門装備し、片舷に8門を斉射可能。連射速度も毎分7発から9発に向上し使いやすくなった。
対空砲火は3inch砲を艦橋を取り囲むように8門配置。改修せずとも時限信管榴弾が使用可能で、不用意に近づいてくる爆撃機程度なら落としてくれる。
【防御】
舷側装甲は喫水部分で280mmの圧延硬化装甲と弩級戦艦としては平均的な厚さを持つ。主砲周りも砲塔正面が305mm、側面が203mm、天板は196mm、バーベット部254mmと十分な値。艦橋も292mmあり撃ち抜かれることは少ないだろう。
内部装甲としては石炭庫がなくなった代わりに38mmの均質圧延装甲が水線下に伸びており、機関部では更に38mmと25mmの二重装甲となっているが、第1、第5、第6砲塔下部まではカバーされていない。
そして戦艦として、またアメリカ海軍ツリーとしても初の魚雷バルジを備えた艦艇となっている。炸薬量TNT換算250kgまでの魚雷を受け止めてくれる。また艦砲に対しても空間装甲として機能し、砲撃を吸収する可能性がある。
また隠れた長所として水平装甲が76mm+88mmの164mmもあり、弩級戦艦としてはかなりの厚さを誇る。BR6.0の戦艦の中にあってぶっちぎりのトップクラス。次点で厚いのが同時実装されたRN ダンテ・アリギエーリの82mmであることを考えると破格の厚さと言える。
【機動性】
砲塔が1基増え、更にバルジを装備した影響か排水量は5,000t増加し、最高速度がノースダコタから更に遅くなってしまった。スポーン地点の選択は慎重に。
史実
ワイオミング級戦艦について
デラウェア級の後、その改良型として大型化したフロリダ級戦艦を建造したが、主砲はデラウェア級の12インチ(30.5cm)連装5基10門から据え置きのままだった。そこで更に艦体を大きくし主砲を1基増やした戦艦を計画する。これが本級である。
艦体の全長全幅は当時アメリカ海軍が保有したドックの限界に近いサイズでまとめられ、前級の1割増しとなった。
設計はフロリダ級建造中の1908年7月から開始。フロリダ級で採用された全蒸気タービン・4軸推進はそのまま採用された。
ボイラーは石炭石油混燃式だったが、1920年代後半に重油専燃式に換装された。ゲーム内の「ワイオミング」はその後の姿であるため、石炭庫がない。
主砲は14インチとする案も出たが、まだ開発中だったため12インチで据え置いた。代わりに50口径に長砲身化された新型Mk.7砲を採用した。
前2級と違い艦内容積確保のため後部の甲板を上げたことで平甲板型になったが、これによって凌波性が低下してしまった。
これによって割りを食ったのが12.7cm単装速射砲21基搭載した副砲で、波浪を被って使用不能となるために艦首両側面の2基は上部に移設、2番主砲横の2基と艦尾の3基は撤去され計16基となった。
装甲は主装甲帯で280mm、司令塔で292mm、主砲正面で305mm。さらに日露戦争の戦訓*6から石炭庫をバルジとする形で水線下防御を取り入れた。
水平装甲は38~76mmと薄かったため、第一次大戦後にユトランド海戦の戦訓から装甲が追加された。
竣工時は籠マスト2基と中央部に煙突2基という出で立ちだったが、近代化改装時に後方のマストは撤去、煙突も1本となり、更に第二次大戦中に前部籠マストも撤去された。
「ワイオミング」について
「ワイオミング」は1910年2月起工、1911年5月に進水、1912年9月に就役。大西洋艦隊の主力として活動した。
1914年にはタンピコ事件に対する報復としてメキシコ・ヴェラクルス占領のために展開。
1917年、アメリカが第一次大戦に参戦するとフロリダ級・ニューヨーク級とともに欧州に派遣され、北海の哨戒や船団護衛に当たった。
戦間期には新編成された太平洋艦隊の第6戦艦部隊旗艦となったり欧州巡航艦隊の一員となったり広く活動した。
1925年、フィラデルフィア工廠で近代化改装に入る。前述した水平装甲の追加、ボイラーの換装と煙突の撤去、後部籠マストを新しい三脚檣へ換装などを行い、上部構造物が大きく変化した。ゲーム中の姿はこの近代化改装後の姿に準拠している。
1931年、ロンドン海軍軍縮条約の発効によって「ワイオミング」は練習戦艦化され、主砲の半分を撤去、装甲の削減などが行われ、艦種記号もBB-32からAG-17に変更された。
練習艦隊として1937年にはドイツのキールに親善訪問し「グラフ・シュペー」と交歓している。
1941年11月、練習戦艦から砲術練習艦に類別変更。第二次世界大戦の推移に伴って装備を幾度も変更しながら、大戦を通じて練習艦として艦隊乗組員を育成し続けた。最終的には主砲を全て撤去し各種対空砲の練習艦として活動し、1947年7月に解役。売却され、ニューヨークで解体された。
姉妹艦の「アーカンソー」はロンドン海軍条約での廃艦・類別変更を免れ、戦艦の登録のまま大西洋艦隊で演習及び練習艦任務についていた。第二次世界大戦では北アフリカ、ノルマンディー、南フランス、硫黄島、沖縄の各上陸作戦で12インチ砲12門の全力を活かした火力支援を行い、各戦場での勝利に貢献。復員任務に用いられた後、1946年7月クロスロード作戦で原爆実験標的艦となり、ビキニ環礁に沈んだ。
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