モンハン探検記 まぼろしの島およびMHFにおけるモンスターの区分の一種。「れっしゅ」と読む。
目次
概要
- 種の区分としての初出はモンハン探検記 まぼろしの島。
その後、なんとオリジナルシリーズと仕様を同じくするMHFにも同名の種が登場した。
MHF-G2プレビューサイトの「次回予告」で公開された時点では詳細が不明だったため、
「まぼろしの島=スピンオフ作品の要素(種)が輸入された」という認識が広く広まり、大きな話題となった。- その後、MHFの烈種はまぼろしの島のそれとは全く別物と言える存在であることが判明している。
- なお、両者を関連付ける公式アナウンスは無く、
下記の通り、烈種モンスター自体の扱いも2作品では全く異なる。
それでもスピンオフアプリ独自の用語が、ベースとなったシリーズに逆輸入されたのは稀有な事例と言える。
MHF
- G級コンテンツのひとつ。
素材や武具の系統で言えば剛種、覇種の次に相当するクエストランクであり、
一言で言えば「G級における変種ポジション」である。
- 当初はG級における剛種ポジションと捉えられていたが、
通常種に対する剛種、剛種に対する覇種とは異なり、
烈種はあくまでG級システム(G級クエスト)の枠に当てはまる難易度のモンスターとなっている。- これはMHFのG級が既にシリーズでも最高レベルの難易度を有していること、
最終的にG級クエストの枠を超えた世紀末的攻撃力と防御力の双方を併せ持つ、
極限征伐戦が存在している事が理由であろう。
実質的に遷悠種がG級における剛種と言える存在で、
烈種(と始種)はG級における変種・奇種ポジションにあると考えて差し支えないだろう。 - これはMHFのG級が既にシリーズでも最高レベルの難易度を有していること、
- ただし、登場するモンスターはG級クエストにて予め登場するモンスターの強化版ではない。
総勢5体の烈種モンスターが存在するが、いずれもG級ではこの烈種しか存在しないモンスターである。- この烈種モンスター達はいずれもアップデートの目玉である「新モンスター」であり、
非G級のプレイヤーも狩れるよう(および剛種武具の兼ね合いから)剛種ランクも存在している。
これと同じ事は始種にも言える。
- この烈種モンスター達はいずれもアップデートの目玉である「新モンスター」であり、
- 当初は烈種の種類が少ないためか、烈種クエストは覇種クエストと同様、
イベントクエストの項を借りて配信されていた。
MHF-GGアップデートで正式に「烈種クエスト」という枠が登場し、そちらでの配信となった。
G7では始種もこのカテゴリに属するようになり、「烈種・始種クエスト」に改題された。
- 烈種クエストはMHFのG級クエストの1カテゴリーなので、当然G級の各種システムの影響を受ける。
一般G級クエストでは最高難易度となる★7であり、HCクエストではないが難易度の変更は不可能*1。
ただし剛種・覇種とは異なり、受注に際し特別な条件はない。
勝ち目の程はともかくとしてGR1から受注、参加可能である。
剛種というとあのチケットの存在を思い浮かべる人も少なくないだろうが
烈種に関してはその手の受注・参加に必要なアイテムは一切ないのも特徴的。
- 烈種はG級システム(G級クエスト)の枠に当てはまる難易度、と書いたが、
難易度固定以外にも「罠・閃光玉が一切効かない」という特徴を持つ。
ただしこれは烈種の特性というよりは、烈種と認定されたモンスター独自の特性と考えていいだろう*2。
また、覇種同様逃げ場の無い一方通行の(いわゆる闘技場・決戦場型の)地形での戦闘になるのも特徴と言える。
- 剛種とG級モンスターとでは体力や攻撃力に大きな違いが見られるが、
烈種もそれ相応の強化を受けている。
体力や防御力はG級の新モンスター並みかそれ以上にまで引き上げられており、
特異個体ではないものの状態異常耐性も激烈に引き上げられている。
しかし一方で、攻撃力に関してはゼルレウスとメラギナスが僅かに上昇する程度であり、
基本的な攻撃力は剛種の時代とほとんど変化が無い。
烈種は上述したように難易度変更不可のG★7、つまり防御力の減算は-900もある訳であるが、
逆に言えば防御力-900された状態で剛種と戦っていた時代の防御力まで確保する
(具体的な数値を上げると防御力1500以上)ことができれば、
剛種とほぼ同じ痛さで戦える、ということになる。
元気のみなもとや真根性スキルが無いと即死してしまう攻撃は限られており、
G級クエストにおける重要要素である防御力がしっかり機能するモンスター達であると言える。- それまでのG級モンスターは(公式が認めている調整不足などの理由によって)
防御力を高めてもあまり意味がない、と言われるほど素の火力が高い者が多かった。
烈種は以降に実装されたG級モンスターのほぼ共通則になっている(一部例外有)、
「防御力を高めることで被ダメージが小さくなる技と一撃が非常に痛い大技のメリハリが強い」
という性質の先駆けであると言える。
前者については全ての烈種モンスターが該当し、
ゼルレウス・メラギナス・ヴァルサブロスはその圧倒的手数、
ディオレックスは打ち上げコンボ、ガルバダオラは結晶状態からの追撃によって、
あらゆる攻撃で真根性が発動していてはまともに戦うことができなくなる。
また、ガルバダオラは烈光攻撃によって根性札グレートすらも無力化する。
後者についてはガルバダオラ以外の全ての烈種が、
何かしらのフィールド・モンスター側にギミックを有しており、
それを活用できなければ討伐に時間がかかったり、倒されてしまいやすくなる。
なおこの性質は始種もややマイルドに、一部は極端になって引き継がれている。 - それまでのG級モンスターは(公式が認めている調整不足などの理由によって)
- 素材関係はいわゆるG級用に新たに起こされたものになっており、
入手できるのはいずれもその烈種モンスターの専用素材となっている。
部位破壊限定の素材や、剥ぎ取り1%の素材も存在するが、
いわゆる剛種討伐の証や、覇種専用素材といった特殊な素材は存在しない。- なおこれらの素材は主に烈種武器・烈種防具の作成・強化に使用される。
通常のG級武器やG級防具にも若干量使用することはあるが、少数である。
また、シジル作成時のキー素材として使うことも可能。
剥ぎ取り1%の素材はゼルレウスとメラギナスのもののみ秘伝防具GXシリーズLV7に要求され、
それ以外はシジルとスキルカフの作成のみとなる。
- なおこれらの素材は主に烈種武器・烈種防具の作成・強化に使用される。
- 烈種の素材を用いて、G級覇種武具をそれぞれ烈種武具へ強化することが可能。
防具は剛種防具の特殊効果をさらに強化したものとなっており、
武器は「武器自体にスキルがひとつ付与される」という非常に強力なものになっている。
烈種武器はG級覇種武器までとは異なり、構えると武器のサイズにピッタリ合った赤色の粒子が放出される。- 烈種武具はMHF-G7で登場した「始種」の素材を用いて、
更なる段階である「始種武具」へ強化ができる。
普段見慣れないスキルが存在する。詳しくはこちらを参照を参照されたい。 - 烈種武具はMHF-G7で登場した「始種」の素材を用いて、
- 烈種と他のG級コンテンツ(特に極限征伐戦)の難易度面での立ち位置について言及されることがあるが、
極限征伐戦は序盤は通常のG級クエスト並み、Lv上昇でその枠を超えていくという立ち位置であるため、
烈種は高レベル極限征伐戦と低レベル極限征伐戦の中間に位置する存在、と考えていいだろう。
始種も同列の難易度に該当すると言える。- 遷悠種は★8難易度固定、元気のみなもと使用不可という設定だが、
基本的には防御力のボーダーラインが上がったという感じで、
烈種・始種を一応上回りはするが、基本的性質は烈種や始種に近いものがある。
- 遷悠種は★8難易度固定、元気のみなもと使用不可という設定だが、
- 烈種は通常種に対する剛種、非G級に対するG級の関係同様、ビジュアル面では特に大きな変化は無い。
しかし当初は通常種に対する覇種の関係が想起されていたほか、
元々烈種という名称から「モンハン探検記からの輸入」が想像されていたため、
ビジュアル面で一切の変化が無いことを残念がるハンターも見られた。- 詳しくは覇種の項を参照してほしいが、
当初から言われていた「覇種は本来G級で使うネタだった」という発言から、
本来G級における高難度クエストの名称は烈種ではなく「覇種」にするつもりだった、という可能性がある。
- 詳しくは覇種の項を参照してほしいが、
- なお、烈種モンスターはいずれも直前に実装された烈種の武器に宿る属性を弱点としている。
ただし、ヴァルサブロスに関しては他にも弱点がある。
- 実装から長い間、烈種の素材(特に部位破壊)救済クエストは存在しなかったのだが、
MHF-G9にて初めて他のG級クエスト同様の部位破壊サブターゲットクエストが登場し、
以後ローテーションで配信されるようになった。
また、2016年3月よりスペリアクエストでも登場している。
登場する烈種モンスター
- 烈種モンスターに共通する点として、クエスト名が「○○の○○者」で統一されている。
実装順に並べると以下の通り。- ゼルレウスの「閃槍」以外は一般的に用いられる名詞である。
閃槍はMHFの武器で用いられているが一般名詞ではなく、MHFの造語と考えていいだろう。
- ゼルレウスの「閃槍」以外は一般的に用いられる名詞である。
- この5体は、
- MHを代表するモンスターであるリオレウスに酷似するゼルレウス
- MHFオリジナルモンスター初の飛竜種であるエスピナスに酷似するメラギナス
- シーズン1.5で追加された、MHP2のメインモンスターであるティガレックスの変異種であるディオレックス
- MHFのベースとなったMH2のメインモンスターであるクシャルダオラの近縁種と思われるガルバダオラ
- ディアブロスと共通の祖を持つと思われるヴァルサブロス
これが烈種の方向性であるのかは言及が無いため不明であるが、
烈種が初登場したMHF-G3アップデートのコンセプトとして、
古くからのプレイヤーや復帰したプレイヤーが興味を引きそうな、古くからある要素の復活が挙げられている。- また、PS3/WiiU版のパッケージモンスターであるゼルレウス、
MHF-Gの再スタートを切ったMHF-GGにて登場したディオレックス、
PSVita版のパッケージモンスターであるガルバダオラ、という具合に、
従来シリーズをプレイしていたハンターも興味を引きそうな広告塔としての役割もあるものと思われる。 - その他、19.5回動画版運営レポートによると烈種のコンセプトとして
「メカニカル」というキーワードが挙げられている。
実際にゼルレウスは「メカレウス」、ディオレックスは「メカレックス」という渾名もある。
メラギナスは公式サイトでメカニカルな印象を与える紹介がなされている。
烈種の内ヴァルサブロスについては(他の烈種に比べれば)生物らしさを感じさせるようになっているが、
ガスコンロを髣髴とさせる外見は逆に他烈種モンスターより機械っぽさを感じさせる。
- 烈種モンスターとそのモンスターの剛種ランクでは、根本的な仕様に変化はない。
ただしいずれも烈種で解禁される行動(いわばG級行動)が存在する。
また、初期の烈種であるゼルレウスとメラギナスは烈種で大幅に特性が変化する。
ゼルレウスは形態変化のタイミングが非常に早く、一定ダメージ毎に変化のフラグが立つ仕様になっており、
更に体力減少につれて行動速度が増加していくようになっている。
メラギナスは一度狙ったハンターを怒涛の勢いで攻め立てるため剛種とはかなり印象が異なる。
ディオレックス以降はG級行動の追加に留まっているが、
ディオレックスは上述したようにアーマー再展開の頻度が剛種に比べやや上昇している、
ガルバダオラは烈光or大竜巻攻撃の使用頻度が高い、
ヴァルサブロスはサボテンを奪い取る際にほぼ全モーションを用いてくる程度の変化はある。
ユーザーからの評価
- 第1弾として投入されたのは烈種ゼルレウスであるが、実装直後の評価は芳しくなかった。
受ける印象は人によって当然違うが、多くのG級ハンターが口にしたのは- ビジュアル面の変化がない
- 攻撃力が低すぎてぬるい
- タフすぎる
- ビジュアル面については最初に述べた通りであるので割愛するが、
攻撃力に関しても、いわゆる「覇種」のイメージが強すぎたが故に引き起こした事象であるといえる。
- 今まで一般的にMHFの高難度クエストと言えば剛種・覇種に代表される
「超絶的な攻撃倍率を持ち、どんな防具でも被弾すると一撃死が免れない」というものであり
それはG級システムを利用した極限征伐戦でも例外ではないのだが、
烈種はG級の最重要要素である「防御力を高めている場合とそうでない場合で難易度が極端に変わる」
という設定になっている。
このため、烈種は「G級システムを上手く活かした高難易度コンテンツ」とも言える訳だが、
「烈種は覇種をも超える超攻撃力であろう」というイメージから、
GX防具等を相応に鍛えこみ(つまり非常に高い防御力の装備を持つ)、万全の準備をしていた
ハンターにしてみれば肩透かしを食らった格好になったのである。
これは上述したように、それまでのG級モンスターが基本的に素の火力が極めて高かったことにも一因がある。
- タフであるという点については、実は剛種ゼルレウスと烈種ゼルレウスはそこまで耐久力に差はない。
だがゼルレウスは適応変化という独自ギミックを烈種では剛種より早く展開するため、
攻撃系統を分散させないと討伐に非常に時間がかかってしまうのだが、
当時は単一武器種4名でPTを組むのが大流行していたため、
多くのプレイヤーが討伐に時間がかかる=タフすぎる、と感じたというのが実情である。
- 上記の点から当初の烈種ゼルレウスへの評判はあまり芳しいとは言えなかったのだが、
一方で上記の設定を評価する向きも出てくるようになった。- 例えば、上述した「攻撃力が低すぎる」という点に関しては、
烈種ゼルレウスの仕様や次の烈種メラギナスの行動パターンから、
「防御力が無意味ではなく、低い防御力の装備では烈種に対抗することが厳しくなる」
「秘伝防具+G精錬装飾品による真根性発動でも烈種に対しては万能ではない」
という風に認識されるようになった。
- また、近年では別の見方もされるようになった。
つまり「烈種ゼルレウスは攻撃力が低く温かった」という評価を下したハンターが多い、ということ自体が、
かつて優勢であった「秘伝防具がPTの絶対条件」という考えが多数派ではなくなった、
つまり秘伝防具一強状態が瓦解されたことの最大の証明である、というものである。
確かに、当時のG級秘伝防具では上で挙げた最低限の防御力である1500に到達させることも難しく、
もし烈種に挑戦したハンターの大多数が秘伝防具であったなら、
「烈種ゼルレウスの攻撃力が低すぎる」という批判はでなかったであろう、ということである。
- 例えば、上述した「攻撃力が低すぎる」という点に関しては、
- ゼルレウスに対する有効な対策である「攻撃系統分散」も浸透するようになってからは、
烈種ゼルレウスの評価も見直され、2014年9月にファミ通が行ったアンケート調査において、
攻撃系統を分散させることの面白みなどが評価されて第5位にランクインしている。
また、G5で登場したガルバダオラに関しても登場早々から第4位に入り、
ガルバダオラに関しては後述の点からMHF-G9現在でも堅実な評が成されている。
- 上述した烈種の方向性の内「低防御を真根性でカバーする戦い方では厳しい」に関しては、
G級ハンターの防具環境が大きく改善されてきたことで妥当と考えられるようになっていったが、
一方で後者の「無策のごり押しが通じにくくなるようギミックが施されている」点については、
プレイヤーの装備が充実したG8.1時点では否定的な考えを持つプレイヤーが非常に多い。
GG以降発生した穿龍棍の一強状態に伴って攻撃系統分散が鑑みられなくなった、
ゼルレウスの評はやや微妙(穿龍棍4でもそこそこ早いため極端に問題視はされなかったが)
なことになってきており、基本プレイヤーに有利でしかないギミックである烈種メラギナスと、
その気になればごり押し可能な烈種ディオレックスはともかく、
戦闘とはほぼ無関係なギミックを用いないと圧倒的タフネスを発揮されるヴァルサブロスに関しては、
悪い印象が強く残ることになった。- この烈種モンスターの設定が、MHFにおける(その時点での)効率狩り主流PTに対する対策ではないか、
と見られているのも、上記評を後押しする理由の一つとなっている。
特にヴァルサブロスはそれが顕著*4であり、
ガルバダオラに関しても当時の流行である地ノ型穿龍棍で劇的なダメージが通じにくくなっている他、
当時はあまり気にされていなかったが徹底的なガンナー対策
(プレイヤー側の防具スキルで一応対処は可能)が施されており、
何かしらの対策が施されていると言われても否定しづらくなっている(公式で明言されたわけではない)。
- なお始種に関しても、
コンセプトこそ違うもののMHFにおける(その時点での)流行PTに対する対策と思わしきものが設定されており、
モンスターやプレイヤーのメイン武器種などによってその賛否が極端に割れる事態が起こっている。
当時のプレイヤーのスタイルがまともに噛み合わなかった(選択肢も乏しかった)故の評価である事が分かり、
「張り付いてのごり押し一択」が完全に瓦解したMHF-Zでは、
烈種の方向性自体を取り上げて問題視する向きは見られない。 - この烈種モンスターの設定が、MHFにおける(その時点での)効率狩り主流PTに対する対策ではないか、
- なお、烈種は元から極限征伐戦高LV以下低LV以上という設定(PV時点で明確であった)、
覇種は「ハンターの屍を累々と積めるような強さ」(つまり方向性としてはあの赤き金獅子と同じ)
という設定である。
つまり○種という名前こそ同じだが、方向性自体が大きく異なっている。
しかし、やはり覇種のインパクトがあまりに強すぎたためか、
実装前には烈種の方向性も覇種と同様と考えるハンターが少なくなかったり、
人によっては「極限征伐戦のレベル500すらも上回る難易度」と予想した人もいたようである。- そのため、至天征伐戦実装までは、
「覇種のような凶悪なコンテンツ」を烈種に求めるハンターも少なくなかった。
ただし運営としては烈種を覇種のような強烈な難易度を有するコンテンツにするつもりは無いようで、
上記の要望はMHF-G5.1で実装される、至天征伐戦にて反映された。
また、天廊遠征録に登場する番人は至天征伐戦も超えかねない難易度を持つが、
その攻撃力設定は一区では烈種に近いものとなっている。 - MHF-G7で烈種の上位となる始種が登場したが、
公式より始種の難易度は「烈種と同等」「コンセプトの違いなので人によっては烈種より簡単かも」
と明言されている。
これは始種武具の実装コンセプト*5から妥当なものと思われる。
元々、既にMHF最高難易度と銘打たれた至天征伐戦が存在していることや、
モンスターが強すぎると倒せる人とそうでない人で武具作成環境に格差が生まれてしまうことから、
覇種や至天征伐戦のように従来の基準をはるかに凌駕するほどの難易度ではないであろうという見方が強かった。
- G8の遷悠種も防御力のボーダーラインが上がり大技のメリハリが更に強くなっただけで基本は同じであり、
上述したように烈種の登場によってG級クエストの方向性が明確になったと言えるだろう。
- そのため、至天征伐戦実装までは、
- ちなみにG5までは烈種クエストは難易度変更可能であったが、
これが不可能になった理由として、素材入手ペナルティはあるとは言え、
難易度を減らすことで討伐難易度が劇的に下がるという事態が起こっていたためと思われる。
- 烈種モンスターに対する評判は上記の通りであるが、
MHFはモンスターそのものよりも作れる装備の性能(と、コストパフォーマンス)で、
コンテンツの良否を決める傾向が非常に強く、その点で言うと烈種に良い評価を下す人は少なかった。
その最大の原因は烈種武器が「狩りで使えない」と多くのハンターが認識していることにある。- その理由は初期の烈種武器が、烈種防具5部位でようやくGLv50と対等、という状態であり、
「作りやすくなったG級武器があれば烈種武器は必要ない」と判断するハンターが非常に多かったためである。
穿龍棍など、烈種防具2部位でGLv50以上のスペックを有する烈種武器は複数存在しているのだが、
ゲーム内のG級クエスト指定の9割以上が「G級武器のレベル」を指定したものに変わっていることから、
レベル表記のない烈種武器ではそれに乗れない=烈種武器は必要ない(もしくは弱い)、と判断する人は多い。
これについては運営側も認知しているようで、MHF-G5にて追加された穿龍棍以外の烈種武器にも、
烈種防具2部位だけでG級武器LV50クラスのスペックになるものが多く確認されている。
ただしG級武器レベル指定が圧倒的に多いという状況に変化はなく、
烈種武器はG級武器に比べ弱いという認識を持つ人が非常に多いという状況は覆らなかった。
- 烈種防具についても当初の評判はともかく、MHF-G5初期の評判はあまり芳しくなかった。
これは烈種防具が全て大量のHC素材を必要とする天嵐・覇種防具からの派生であり、
更に烈種防具のアップデート対象外であるG級スキルが大量に発動できるようになってからは、
労力がかかる烈種防具(正確にはその前段階である覇種防具)を作らなくても、
GP防具などでどうにかなってしまう、とする人が増えていること、
そして烈種防具の多くに
『G級スキルが充実すると却って邪魔になる既存スキルが存在する』ことが挙げられる。
これの問題については運営側も運営レポート動画版にて触れており、
烈種防具の「聴覚保護等のスキルを別スキルに変える」対策、予定を打ち出している。
オディバGFグリーヴなど、実際にこの効果が現れて希少スキルの存在で再び使われるようになった防具もあり、
防具に関してはGG・G5初期に比べれば相応に普及しているといえる。
それぞれ既存の武具を亡き者にしてしまったという批判が絶えなかった。
また、どちらのコンテンツにおいても
「剛種クエストに剛種武器指定」「覇種クエストに覇種武器指定」という問題が発生することがあり、
武具の性能が微妙という理由ではあるが、
上記の問題が一切発生しなかったというのは非常に珍しく貴重なケースであると言えよう。 - その理由は初期の烈種武器が、烈種防具5部位でようやくGLv50と対等、という状態であり、
- また、G7で実装された烈種の上「始種」の素材で強化できる始種武器については、
公式によるとその実装理由が「G級武器の一強状態の解消が目的」とのことで、
上記問題に対する解と見られていた。
実際に実装された武具の性能はG級武器の一強を覆すに足るに十分なものであり、
その段階が存在する烈種武器、及びその素材元である烈種についても再び注目が集まった。
- パローネ大航祭では、主に週末限定航路として烈種のみが登場する航路が存在した。
当初はかなり不評だったが、ガルバダオラが追加されたことで入手スコア効率が非常に良くなり、
クエストの高速回転と累積スコア稼ぎを両立できる航路として人気だった。
- MHF-Z以降は「辿異種」および辿異武具の登場に伴い、始種共々需要が減少傾向にあり、
特にご無沙汰もないまま「2019年12月18日にサービスが終了」する事が発表され、
事実上の打ち切りを迎える事になってしまった。
ただし狩煉道にて一部モンスターが登場するため、相対する機会自体にはそこそこ恵まれており、
第一号であるゼルレウスに関しては事実上最後の極み個体として、
大幅にパワーアップを遂げた姿をハンター達に明かしている。
まぼろしの島
- 初出。その名のとおり、実装当時は非常に強力なモンスター群として扱われた。
最終的には60種類以上が実装されたと言われている。
- エスピナス、ティガレックス、アクラ・ジェビアなどのもとから強力だったモンスターが、
紅い電撃らしきオーラを纏って帰ってきた。
攻撃力もSレアで15000を超えるなど、尋常ならざるパワーである。
- 「色違い」程度であった特種と違い、こちらは完全に強化されている。
というより上記のような攻撃力だけでなく、非常に強力なスキルまで引っさげてきた。
歓迎の声が上がる一方で、今後のバランスブレイカーになるのではないかと当初は懸念された。- もちろん攻撃力が並の烈種もいるが、やはりスキルはぶっ飛んでいる。
- ちなみに、ここでいうスキルとは、対応した属性の自モンスターの強化、
相手モンスターの弱体化などを引き起こすものである。
- ちなみに、ここでいうスキルとは、対応した属性の自モンスターの強化、
- もちろん攻撃力が並の烈種もいるが、やはりスキルはぶっ飛んでいる。
- 紅い電撃と言えば、真っ先にコイツやコイツの名が挙がるが、
案の定、真っ赤なオーラと壊れかけた攻撃力を引っ提げて烈種へとやって来たのであった。
- なお、その後に高スキル高ステータスのUレアに加え
更なる上位レアであるXUレアまでもが登場、インフレの極致に至ったサービス末期においては、
Sレア+を以てしても上記のレアとのステータスの価値は差は埋め難く、
更にガチャでの出現確率が大幅に上昇したことも手伝って、
烈種の価値は往時からは考えられないほど下がってしまっていた。
ただしSレア+の中では最高クラスのステータスを持つので、
訓練によってレベル上限を引き上げてやれば、Uレアに勝るとも劣らない活躍ができたのだろうか。
余談
- 先述したようにMHFにおける「烈種」の呼称はMHF-G2プレビューサイトの「次回予告」が初出で、
多くのプレイヤーに衝撃を与えることになったが、
この時点では開発スタッフにすら「烈種」の存在は知らされておらず、
開発スタッフにも衝撃が走ったことが、10周年メモリアルブックの対談にて回顧されている。- 烈種が登場したMHF-G3は、通称G1ショックと呼ばれる大問題からの立て直しの真っ最中で、
本来のアップデート計画には無かったものが、突貫作業で前倒し・アレンジされて多数登場することになった。
上記の証言から、MHFにおける「烈種」もその一つであると思われる。
- 烈種が登場したMHF-G3は、通称G1ショックと呼ばれる大問題からの立て直しの真っ最中で、
関連項目
シリーズ/モンハン探検記 まぼろしの島
システム/特種 - 「まぼろしの島」オリジナルのモンスター区分。
システム/剛種 - HRでの高難易度クエストポジション。
システム/覇種 - 剛種を更に上回る高難易度クエストポジション。
システム/始種 - 武具強化の上では烈種の上位区分(クエスト難易度は烈種と同区分)