MHP3で初登場した狩猟フィールドのひとつ。
MHXまではアマツマガツチ専用フィールドだった。
目次
概要
- BCからは滝が見え、その下は雲に覆われていて下の様子は見えない。
雲より高くにBCがあるため、恐らくユクモ村周辺では一番標高の高いBCだろう。
またBCは全面水浸しで、支給品ボックス以外には簡易テントしか見受けられない。- ちなみに、何故か霊峰のBCは渓流のものと似ている。
たとえば、霊峰エリア1に続く道は、渓流で転がしニャン次郎がタルを転がしていく道と、
BC内における位置関係がほぼ同じである。
もしかすると、モデルの一部を流用しているのかもしれない。 - クエスト開始時にムービーが流れ終わった後、急いで右を見ると
アマツマガツチが一瞬だけ確認できる。
すぐ消えてしまうが、これはエリア移動したものと思われる。
- ちなみに、何故か霊峰のBCは渓流のものと似ている。
- 霊峰自体山岳地帯の一画であるが、戦闘地帯となる嵐が吹き荒れる高台は平坦な土地である。
また、ムービー「アマツマガツチの生態」で描かれた場面と連動しており、
ムービー中で撃墜された飛行船がこのフィールドに墜落している。
飛行船に取り付けられていたバリスタは地面に設置してあり、各種専用弾を使用できる。
周囲には積荷であった木箱が落ちており、限りはあるがバリスタの弾を採取できる。
- 元々この地にはジンオウガが住んでいたが、
アマツマガツチにより追い出されて、渓流に姿を現すようになった。
その為MHXまでは、アマツマガツチ専用の狩猟フィールドであった。
またこの設定から、霊峰は渓流及びユクモ村にほど近い位置に存在すると思われる。
- 空はアマツマガツチの力で常に雲が渦巻き、雨が降り、雷が鳴り続けている。
雲は赤紫色に黒と灰色を混ぜ込んだかのような超常的な色合いを呈しており、
上空には山吹色の帯のようなものが浮き上がっている。
これだけでも相当異様な空模様だが、アマツマガツチが本気を出すと天候はさらに悪化し、
雨がよりいっそう酷くなるばかりか、空が赤く光りだすようになる。- 演出面ではハンターが吹き飛ばされそうな嵐が発生しているものの、
フィールドギミックとして風圧や強風が発生するようなことはないため安心していい。
- 演出面ではハンターが吹き飛ばされそうな嵐が発生しているものの、
- 地形効果はなく、ハンターにとってはまだ快適な環境だろう。
ただし、プレイヤーハンターにとっては、である。
MHP3のゲーム開始時に挿入される映像やアマツマガツチの生態ムービーを見る限り、
狩猟時点の霊峰一帯は凄まじい暴風雨と落雷の雨に見舞われており、
とてもではないが一般人やそこいらのハンターが踏み込める環境ではない。- フィールドのほぼ全域が水に覆われているため、火属性やられを簡単に解除できる。
ただし、このフィールドに出現するモンスターで火属性を使う可能性があるのは天眼タマミツネのみ。
- フィールドのほぼ全域が水に覆われているため、火属性やられを簡単に解除できる。
- 本フィールドではシリーズを通して初、そして今なお珍しい、
モンスター討伐後にフィールドの情景が変化する特殊演出がある。- それまで空を覆っていた積乱雲は掻き消え、フィールドは朝日に照らされる。
この時に流れるBGM名も相まって、正に「(嵐龍との死闘を制した)生者を照らす朝日」である。
やっとの思いでアマツマガツチを討伐したハンター達は、その粋な演出に感動するに違いない。
空には虹がかかっているのが見えるため、剥ぎ取りが終わったら探してみるのもいいだろう。
- それまで空を覆っていた積乱雲は掻き消え、フィールドは朝日に照らされる。
- 上述したようにジンオウガ本来の生息地であることから、
ファンからは続編で「ジンオウガと霊峰で戦う」展開の実現が期待されていた。
アマツマガツチと霊峰そのものがMH3G・MH4(G)では登場せず、
MHXでは両者が復活したものの霊峰自体はアマツマガツチ専用フィールドのままだったが、
続編のMHXXにて遂にジンオウガの霊峰での狩猟が実現した。- …しかしそれと同時に、同作ではタマミツネとその二つ名個体、紅兜アオアシラ、白疾風ナルガクルガ、
果てはラージャンまでもが霊峰に出現し、一転してカオスの様相を呈することに。
この状況に関する余談は後述する。
- …しかしそれと同時に、同作ではタマミツネとその二つ名個体、紅兜アオアシラ、白疾風ナルガクルガ、
余談
- 登場するモンスターがアレなだけあって、フィールドの空模様が尋常ではない。
ラスボス固有のフィールドの中でも飛び抜けて物騒である。
特に公式イラストが分かりやすいが、赤紫の妖雲に覆われた空、頻発する雷、吹き荒れる暴風雨と、
もはや嵐というより、この世の終わりすら彷彿とさせる。
極めつけにアマツマガツチの激昴により更に激化する。
赤衣の男はアマツマガツチ出現に際し、「終焉の鐘は鳴らされた!」などと言っていたが、
正しくそれに相応しい光景である。- 空模様が異質なフィールドといえば他にシュレイド城が挙げられる。
霊峰の空は自然の荒々しさが極まった凄まじいものとなっているが、
シュレイド城のそれは異質さを追求したファンタジーのそれであり、また違ったインパクトがある。
- 空模様が異質なフィールドといえば他にシュレイド城が挙げられる。
- 上述の通り、MHXXではジンオウガと霊峰で戦える機会が訪れた。
ただし、その実態はMHP3を経験したプレイヤーの多くが期待していたであろう
「嵐が去って晴れた霊峰で改めてジンオウガと戦う」という展開とは掛け離れており、賛否は割れている。- 『霊峰でジンオウガと戦える』と言えば聞こえはいいが、
実際のところジンオウガ自体は天眼タマミツネ狩猟クエストにおける前座であり、
言ってしまえば二つ名モンスターのオマケとして登場するに過ぎない。
このため、従来のファンからの期待に応えたというよりは、
むしろ特殊許可クエストで恒例の「二つ名個体に触発されておかしなフィールドに現れたモンスター」として
天眼タマミツネと因縁のあるジンオウガに白羽の矢が立っただけ、という印象も強い。
- また、二つ名個体や通常モンスターとの戦闘時において、霊峰は嵐の真っ只中である。
当然クエストが終了後に空が晴れたりもしない。
改めて確認するまでもなく、嵐龍戦での霊峰が嵐に包まれているのはアマツマガツチの影響下にあるからであり、
他のモンスターの狩猟中に嵐が発生しているのはどう考えてもおかしい
(他のモンスターが霊峰に上がりこむことをアマツマガツチが許すはずがないのは、
ジンオウガが霊峰から追い払われたという設定や生態ムービーからも明らかである)。
霊峰のマップデータをそのまま流用したことによる弊害だろうが、
この辺りのあからさまな矛盾点も不満や違和感に拍車をかけていると言えるだろう*1。- この演出のせいで、アマツマガツチの影響で霊峰から逃げ出したはずのジンオウガが、
他ならぬアマツマガツチが起こした嵐の中で平然としているという珍妙な現象が発生してしまっている。
これでは釈然としないハンターが現れるのも無理のない話と言えよう。
- この演出のせいで、アマツマガツチの影響で霊峰から逃げ出したはずのジンオウガが、
- ついでになぜかバリスタとその弾丸は無造作に置かれたまま、使用可である。
これらの兵装はアマツマガツチに撃墜された飛行船が搭載していたという設定であり、
こちらも違和感がないでもない。
霊峰の雰囲気が大きく崩されたわけではない。
ただ、元を辿れば超大型古龍種の専用マップだったことに加え、
MHP3のストーリーにおいて大きな存在感を放ったラスボス戦フィールドだったという経緯、
上記の矛盾点や違和感などもあって、雑に扱われているという印象を持ったファンは少なくないようである。- なお、渓流に関連した二つ名が3種も登場するにもかかわらず、
何故か大本命の金雷公ジンオウガを霊峰で狩猟するクエストは存在しない。
金雷公だろうがアマツマガツチの嵐の真っ只中に出現されては親和性もへったくれもないが、
(前向きに考えるのであれば)霊峰を追い出されたジンオウガが
黄金の姿となりリベンジしに帰郷したと捉えることも出来る為、
やはり他のモンスターを出すのならば真っ先に出すべきモンスターだったようにも思える。
- 『霊峰でジンオウガと戦える』と言えば聞こえはいいが、
- MHF-Zでは、遷悠種アマツマガツチの輸入に伴い実装された。
3以降のフィールドとしては禁足地に続いて2つ目の導入フィールドとなる。
基本的な仕様はMHP3の時とほぼ同じだが、バリスタがなくなっている他、
G級遷悠種は第3形態が追加された関係で、天候悪化のタイミングが第3形態移行後に変更されている。- また、雨が降り続いている関係で爆雷針が使用可能となっている。
MH3以降に初登場したフィールドで爆雷針が利用可能なのはここが初である。
非G級帯のアマツマガツチであろうとダメージは雀の涙程度にしかならないが、
小タル爆弾のようにプレイヤー側の隙潰し用に持ち込むのも面白いかもしれない。
- また、雨が降り続いている関係で爆雷針が使用可能となっている。
登場モンスター
- MHP3
- アマツマガツチ
関連項目
モンスター/アマツマガツチ
モンスター/ジンオウガ - 本来この地に生息していたモンスター。
世界観/ユクモ村
フィールド/渓流
フィールド/雨