狩りフィールドの一つ。MHP3, MH3G, MHX, MHXXで登場する。
MHP3のメインフィールドでもある。
目次
概要 
- MHP3ではゲームを始めたばかりのハンターが最初に訪れることになるフィールド。
ユクモ村から比較的近いところにあり、川が流れていたり巨大な樹木や洞窟が存在する。
- 渓流と言うだけあって、エリア6には川が流れており、
舞い落ちてくる紅葉と相まって風情を感じられる。
流石「和」をモチーフとしたMHP3が初出なだけある。
同エリア内の滝の裏側は鍾乳洞のエリア8になっており、
ジャギィや飛竜の巣として利用されている。
- ハンターの狩猟だけでなく、林業を主な産業とするユクモ村の住人もよく利用するマップである。
もっとも、ハンターが狩りを行うような危険な日には村人は見つからないが。
このマップでのみ採取できる素材である「ユクモの木」は、
ハンターの武具の材料になるほどの性能を誇る人気商品である。
MHP3のストーリーは、このマップにジンオウガが現れ、林業に支障が出るようになったために、
ハンターが派遣されたことから始まっている。- ただMH3Gでは時系列と月下雷鳴のお陰で、問題が浮上している。
- 一見和の雰囲気に満ち溢れ、風流な印象を受ける渓流であるが、
渓流が登場する全てのシリーズに於いて考えてみると、
5種類もの歴代メインモンスターが生息している危険地帯である。
初登場したMHP3rdでは、当時のメインモンスターであったジンオウガとMHP2Gのナルガクルガ、
MHG及びMH3Uのリオレウス亜種、
MHXでは四大メインモンスターの一角であるタマミツネとMH3のラギアクルスが確認されている。- 尤も、これは『一見穏やかそうでも渓流は危ない』というだけの話であり、
渓流に棲む歴代メインモンスターの総数が特別多いという訳ではない*1。- さらに、イメージ上に限った話で追考するとなれば
二つ名モンスターに至ってはMHXXの時点で6種類が根城にしていると言うのだから、
おちおち、タケノコ掘りやキノコ狩りに出掛けるのも一波乱を覚悟しなければならない
(メタな話、タケノコ掘りやキノコ狩りのクエストで二つ名モンスターに遭遇する事も無いが)。
冷静に考えてみれば、ハンターがクエストを受注しない間には
黒炎王と紫毒姫が仲睦まじく空を舞い、
紅兜がハチミツを貪る背後を白疾風が疾り抜け、
そして、天眼の昼行燈を金雷公が邪魔しに来る、となると
どう考えても、悠久の刻がゆったりと流れる風光明媚でのどかな自然渓谷とは思えない……。
- さらに、イメージ上に限った話で追考するとなれば
- というか廃屋や社跡から察するに、
何かしらの理由で破棄された人の居住地跡がフィールドとして扱われているのである
(様式からして恐らく古代文明ではない)*2。
ユクモ地方の伝承に語られる古龍の存在も踏まえると、断じてのどかな自然渓谷などではなく、IFのユクモ村の姿と言っても過言ではない。 - 渓流に限った話ではないが、世界観的には強大なモンスターはそこまで頻繁に現れている訳ではない。
危険なモンスターがいない時も当然ながら多いため、
安全な時を見計らって村人たちがタケノコ掘りなどに出掛けている、と言う事だろう。
- 尤も、これは『一見穏やかそうでも渓流は危ない』というだけの話であり、
各エリア解説 
ベースキャンプ 
- 抉れたような岩場の陰に隠れるように設置されたキャンプ地点。
岩肌をよく見ると何か描かれているように見える他、何やら資材などが無造作に篭に突っ込まれており、
こう言ってはなんだが、景観としては他のフィールドのキャンプと比べるとちょっとよろしくない。
ただまぁ逆に「ベースキャンプ」っぽさが出ていると言えばそうかもしれない。
遠方にはいくつもの山々が雲を貫いて聳えており、ここが高山地帯のど真ん中であることを意識させられる。
- MHP3、MHX(X)では各フィールドのBCに転がしニャン次郎が待機しているが、
渓流では唯一足元に肉球柄の敷物が敷かれていたりして目立つようになっている。
MHP3からの初心者ハンターにも彼の存在を一目で分かりやすくするためだろう。
- 西側のゆるやかな坂を下るとエリア1に入れる。
一見すると東側にも道が続いているように見えるが、こちらは狩り場の外に通じているようで、
クエスト中にこの道に向かうことはできない。
エリア1 
- 段々になった岩場を清流が流れる長閑なエリア。
MH3G以前のシリーズでは珍しく、多数の段差で構成された特異な地形をしている。
ただし面積的にエリア自体がかなり狭く、仮に戦闘になればハンターもモンスターも満足に動けそうにない。
幸いにも大型モンスターは侵入して来ない安全なエリアとなっている。
- 「大型モンスターが出現しない」ため、ガーグァやケルビなどにとっては楽園とも言えそうな場所である。
しかし悲しいかな、肉や卵、角などを欲するハンターからは逃げられない。
- ただし、ハンターにとっても完全に安全とは言えない。
特定の運搬物を持ってこのエリアに入ると、メラルーが出現する。
- 川面をよく見るとサワガニが歩き回り、カメが泳いでいるのが確認できる。
- 段差を降りずに西側の道に入るとエリア2、段差を降りて北側に抜けるとエリア4に入る。
- 砥石が採集できるため、持ち込み忘れたときは便利。
エリア2 
- 岩棚に広がる平地のエリア。大型モンスターの狩り場の一つとなっているようで、
餌食となった動物の死骸や骨、モンスターが排泄したフンの山などが散在している。
また、モンスターによってはここを寝床としても利用しているようだ。
- 戦場となる可能性も比較的高いエリアだが、決して広いとは言えない。
東部と西部が膨らんだような地形となっており、
狩猟の際には主にそのどちらかの広さを利用して戦うことになる。
位置取りを間違えて中央部に寄りすぎると、行動の幅が狭まってしまうので危険。
かと言ってエリア端に寄りすぎると、モンスターの攻撃で吹っ飛ばされた拍子に
エリア外にまで追いやられてしまったりする。
- 東部にはエリア1及びエリア4、西部にはエリア3及びエリア6へと続く道がある。
また、ジンオウガなどはエリア中央部から北側の崖へ飛び降り、直接エリア5まで移動することがある。
エリア3 
- 3つのエリアと繋がるネコの巣エリア。
かなり高い場所に位置しており、岩棚とちょっとした竹林で辺り一面を占めている。
足場は狭く大型モンスターが侵入できないうえ、好戦的な小型モンスターは一切生息していない。
そのためエリア1同様、一旦このエリアに退避して体勢を立て直すのもアリ。- 獣人族のガラクタ置場にもなっているので、メラルーを取り逃がしたら一先ずこのエリアへ。
また、山菜爺さんもこのエリアに常駐している。
- 獣人族のガラクタ置場にもなっているので、メラルーを取り逃がしたら一先ずこのエリアへ。
- 特産タケノコが入手できる唯一のエリア。それ故にあるクエストでは最重要ポイントとなる。
しかし、それ以外では積極的に立ち入る機会はあまりないだろう。
なお、渓流に於ける秘境はこのエリアにある巨大なネコ地蔵の頭頂部である。- ちなみに夜のクエストで秘境からスタートした場合、振り返ると向かい側の枝に
目を赤く光らせたフクロウのような生物が数体、こちらを見ているのが確認できる。
吊り橋の前に立って視線を上にやるとそちらにも数体いる。けっこう怖い
- ちなみに夜のクエストで秘境からスタートした場合、振り返ると向かい側の枝に
- エリア西部には何本ものツタが絡まり合ってできた天然の橋がある。
これをそのまま進むとエリア9に通じている。
一見するとこれ以外に道は無いようだが、実はこのツタの橋は欄干(?)の無い箇所から飛び降りることができる。
実際に飛び降りると下を流れている川に流され、エリア7の西部に流れ着く。- このルートを利用してエリア7に入った場合、なんとハンターは水辺でうつ伏せになって倒れている。
しかもごく僅かな時間だが、暫くは操作入力を受け付けず、倒れたまま動かない。
あの尋常ならざる身体能力を持ったハンターが、僅かな時間とは言え全く動けないのである。
実はかなり無茶な移動手段なのではなかろうか。
その後、旧砂漠や遺群嶺にも同じようにうつ伏せで倒れる飛び降り箇所が実装された。- まぁ傍から見れば投身自殺にしか見えないであろう方法なので、
当たり前と言われればその通りな気がする。
幸いダメージなどは無いが、それでも体を張りすぎである。
- まぁ傍から見れば投身自殺にしか見えないであろう方法なので、
- MHXでは、橋の外に向かって回避行動を行うことで初めて飛び降りられるようになっている。
走っている時に間違えて飛び降りてしまう事故を防ぐためだろうか。
ちなみにこの橋の上でニャンターを地面に潜らせようとすると、
最初は頭を突っ込むものの、それ以上突き抜けはせずに弾かれるように押し戻される。*3
飛び降りてのエリア移動はニャンターでも可能。そして、エリア移動後はやっぱりうつ伏せで倒れている。
- このルートを利用してエリア7に入った場合、なんとハンターは水辺でうつ伏せになって倒れている。
- 余談だが、このエリアに存在する橋は対人戦の舞台になることが多い。
- このエリアで確認できる竹は一般的なイメージの物と異なるが、架空の物では無く「亀甲竹」と云う
実在の物である(「孟宗竹」の突然変異なのだそうだ)。
エリア4 
- 渓流の中では最も面積の広い広場。打ち捨てられた廃屋が佇んでいるのが大きな特徴。
この廃屋を除けば特に目立った障害物は無く、戦いやすいエリアである。
廃屋を上手く利用して身を隠したり、広さを存分に活かしてモンスターの攻撃を掻い潜ろう。
- 廃屋はかなり大きいが、中に侵入する事はできない。
若干傾いて見えるが、大型モンスターに突進されても簡単には破壊されない。
それでも何度も攻撃を受けると限界を迎え、最終的には大きな音を立てながら崩壊し、瓦礫の山と化す。
この瓦礫は移動や戦闘にはまったく影響が無く、よりフィールドを広く使えるようになるので、
場合によってはモンスターの攻撃を誘導し、破壊してもらうのもあり。
爆弾や竜撃砲を用いれば、ハンター自ら廃屋を粉砕する事もできる。- なお、崩落した瓦礫からは固定の採取ポイントが姿を現し、
支給専用アイテムの投げナイフが採取できる。
MHXでは崩落前から内部にガラクタの採取オブジェクトがあることを確認できるので、
一目見てわかった人もいたかもしれない。
- なお、崩落した瓦礫からは固定の採取ポイントが姿を現し、
- エリア北西部には倒木があり、ここからユクモの木などを「採取」することができる。
たまに虫の死骸が取れたりするのはご愛嬌。- なおこの倒木から採取する際には、通常の採取モーションでは無く「剥ぎ取り」と同じモーションで採取する。
「採取」なのにモーションだけ「剥ぎ取り」に成っているのは、今のところ渓流の倒木だけである。 - MH3Gではユクモの木がアイテムとして存在せず、
それに合わせてか、この倒木から採取を行うこともできなくなっている。
- なおこの倒木から採取する際には、通常の採取モーションでは無く「剥ぎ取り」と同じモーションで採取する。
- エリア南東部の地面には井戸らしき穴がある。
木の板で簡単に覆われているだけなのに、大型モンスターが暴れても壊れない脅威の耐久力を誇る。
落とし穴のように嵌ったりしてくれると戦略的にも面白かったのだが…- ちなみにこの穴、ただの書き割りではなくポリゴンで作りこまれている。
立体視をONにして覗き込んでみよう。 - MH3Gまでは底の見えない真っ暗闇だったが、MHXでは銀色に輝く何かが見える。
水面っぽくはないが、シリーズ間の時間経過により埋まってしまったのだろうか? - MHX(XX)ではニャンターの潜航不可区域に指定されており、井戸の中に潜り込む事が出来ない。
また、地中潜航状態で井戸に接近すると唐突に地上に弾き出される。
まあ潜れるような地面がないので仕方ないだろう。
- ちなみにこの穴、ただの書き割りではなくポリゴンで作りこまれている。
- 他のエリアに続く道が4つあり、南部の道はエリア1、南西部の道はエリア2、北西部の道はエリア5、
そして北部の道はエリア7へと通じている。
- 破壊された廃屋の残骸やユクモ村にいる女性ハンターの話と総合すると、
このエリアにはかつて集落が存在していたらしい。
しかし大昔に発生した巨大な嵐により、集落は一晩にしてこのような廃墟と化してしまったという。- 遠方には、打ち捨てられた棚田が広がっている。この集落がかつて使っていたものだろうか。
エリア5 
- 周囲を木々に囲まれた薄暗い森のエリア。エリア4とエリア6の間に位置している。
明るくはないが、視界はそれなりに確保できており、それほど戦いづらくはない。
- それなりの太さがある立木は障害物になっており、ハンターの進行や攻撃に多少ながら影響を与える。
また、巨大な切り株が高台のようになっており、その上によじ登ることができる。
双方ともにモンスターの攻撃によって破壊されることがある。
ドボルベルクやナルガクルガなど、機動力や攻撃範囲に長けるモンスターとの戦闘では
バキバキと音を立てながら木々を薙ぎ倒す、生態設定に近い姿を観察できる。- 因みに立木のうちの一つは内部に蜂の巣が隠されており、へし折られた後は固定の採取ポイントになる。
ハチミツが入手できるかもしれないので、必要なら誘導してみるのもいいだろう。
なお、この立木は小タル爆弾1個でもへし折る事が可能。
- 因みに立木のうちの一つは内部に蜂の巣が隠されており、へし折られた後は固定の採取ポイントになる。
- エリア2の崖からジンオウガが侵入してきた場合、エリア中央の辺りに空からジンオウガが降ってくる。
突然の来襲に初見では驚かされるだろう。
- エリアの北西に有る倒木からはユクモの木を採取できる。
また、この倒木はドボルベルクの疲労時の食事場所にも成っている。
- エリア北西部をよく見ると、モンスターの死骸と思わしきものが散乱している。
全長や皮膚の色からして、ジャギィ辺りかもしれない。
骨が剥き出しになっており、痛々しい見た目である。
- エリア北部を見上げると、モンスターの図体を
ゆうに超える巨大な樹木があるが、なぜか大きく裂けているのが分かる。
裂け方や範囲から、ドボルベルク、ジンオウガなどモンスターの攻撃によるものとは考えづらい。
となると、かつて嵐が襲来した際に、発生した雷が落ちたことで作られた傷と考えるのが妥当か。
- MH3G、MHXでは、切り株付近に当り判定のないカタツムリが地面を這っている。
また、エリア北西の端にある小さな木にはカブトムシが止まっている。
- ムービー等でのタマミツネはエリア7にて安穏と昼寝を決め込み
アイルーやジンオウガに邪魔されて辟易する模様がコミカルかつスタイリッシュに描かれているが、
実際の狩場でタマミツネが瀕死時に休眠する場所はエリア7では無く、このエリア5である。
不思議な事に、このエリア5で休眠するのはタマミツネ(天眼も含む)のみである。
……と言いたい所だが、地味にドスファンゴの寝床でもある。
クエストによってはドスファンゴと一緒に登場する場合もあり、
ジンオウガよろしくタマミツネに果敢に突進して昼寝を邪魔するドスファンゴ
と言う、極めて珍しい光景も目にする機会があるかも知れない。
エリア6 
- 比較的南北に広く、エリアを縦断するように小川が流れているエリア。
見た印象はこれぞまさしく「渓流」といったところである。
実際、ギルドカードの背景などで「渓流」を選択すると、このエリアを少し見上げた情景が背景として設定されている。
- 川幅が非常に広く、リオレイアなどに燃やされてもすぐに消火できるのはありがたい。
この川には魚も泳いでおり、アオアシラはこの川で餌となる魚を捕ることもあるようだ。
しかし、ハンターはこの川で釣りをしたり、採取で魚を捕ったりはできない。
釣りをするならエリア西部にある池に釣り糸を垂らそう。- ハンターが普通に移動できる辺りからも分かるように川の水深はかなり浅いが、
寝そべったジャギィノスや腹ばいになったアイルーなどは顔面が水没してしまう。
ハンターは走りにくくないのだろうか
- ハンターが普通に移動できる辺りからも分かるように川の水深はかなり浅いが、
- このフィールドのちょうど中心に位置しており、尚且つ他のエリアへの道が4つも存在するため、
最も大型モンスターが出現しやすく、そして戦場になりやすいエリアである。
ジャギィやメラルーなども同時に出現することがあるので、見た目ほどのどかな場所ではない。
ただ、特にギミックや遮蔽物も無いので、どちらかと言えば戦いやすいフィールドではある。
- エリアの南東部はエリア2、北東部からはエリア5、北西部からはエリア7に続いている。
道はこれだけかと思いきや、南東部にある大きな滝の裏が鍾乳洞への入り口となっており、
ここからエリア8へ入ることもできる。
エリア7 
- エリアの総面積のおよそ半分は水浸しになっている水辺のエリア。
それなりに広く見えるが、一部に背の高い草が群生しており、若干視界が悪い場所がある。
エリア3の架け橋から飛び降りると、このエリアの北西部に流れ着く。
- 北側が大きな湖に面したいわゆる湖畔となっており、
MHXではガノトトスやラギアクルスといった水棲のモンスターはこの湖から上陸してくる。
また、その湖の片隅には釣り場も設けられている。
- エリア6と地続きなので大型モンスターが現れやすい。
エリア自体はそれなりの広さがあるが、前述した背の高い植物に視界を遮られないように注意しよう。
気刃大回転斬りなどで薙ぎ払えそうな気がしなくもないが、
そもそも当たり判定が無いのでやるだけ無駄である。
- MHXのOPでは、このエリアでジンオウガとタマミツネの決闘が行われている。
エリア8 
- エリア6の南西、滝の裏にある鍾乳洞。
光の入り具合によるものか、奥部は幻想的な雰囲気に包まれている。
このエリアでは旧沼地のエリア3のように、特殊なSEが流れる。
ただし探索目的で深入りしたりはできない。
- 飛竜の巣になっており、ここでもフンや獲物の骨などが散乱している。
巣の主の卵が採取できることも。
出入りするモンスターはやや限られるが、ジャギィやブナハブラなども一緒になって出現することが多く、
単純に大型モンスターとタイマンを張るのは難しい。
なお、2本の石柱が聳え立っており、動ける場所が若干制限されている。
邪魔に感じるようなら大型モンスターの突進を誘導して突き崩してもらおう。- 飛竜の巣ではあるが、海竜種のラギアクルスとロアルドロスの寝床でもあり、
さらに魚竜種のガノトトスもこの洞窟を寝床としている。
- 飛竜の巣ではあるが、海竜種のラギアクルスとロアルドロスの寝床でもあり、
- 飛竜達は洞窟の上部に空いた穴から出入りしており、
エリア移動の前には穴の真下に移動する。
- 南東部にはちょろちょろと水が流れている。こんな僅かな水でも火属性やられの回復には役立つ。
- 南西部に出口があり、エリア9の南西部に繋がっている。
- ちなみに、背景に見える棚田のような地形は「石灰華段丘」と呼ばれるカルスト地形の一種である。
石灰岩地帯の水に含まれる炭酸カルシウムが水の蒸発によって沈殿し、
長い年月をかけて階段状になった地形である。
日本では秋芳洞の「百枚皿」や宮古島の「保良石灰華段丘」が有名。
渓流のものは秋芳洞の百枚皿によく似ているため、モデルにしたのだと思われる。
エリア9 
- 狩りフィールドとしての渓流の最西端にして最奥部。
比較的広い空間が広がっており、視界もかなり開けている。
意外と高所に位置しているらしく、北東部は切り立った崖になっている。
- エリア北東部に大きな倒木があり、ここからもユクモの木を採取できる。
- エリアの西側には倒木と崩れた社があり、ハチミツ採取や虫取りができる。
なお、ここのハチミツはオルタロスの絶好の餌場になっており、
オルタロスの特性を利用すれば持ちきれないほどのハチミツを簡単に入手することも可能。- 一部のモンスターは瀕死になるとこのエリアで休眠に入るが、
その際にほとんどのモンスターはこの社の前辺りで眠りにつく。
しかしナルガクルガとクルペッコだけは社のさらに奥にある樹の上に降り立ち、その場所で休眠に入る。
勿論ハンターは登る事はおろかモンスターに接近する事さえできないが、
根元の辺りまで近付くと外敵の気配を察して目覚め、直後に樹の上から飛び降りてくる。
- 一部のモンスターは瀕死になるとこのエリアで休眠に入るが、
- MHX系列ではエリア中央あたりを横断するように大きな段差が配置されており、
モンスターの攻撃を回避しようと思ったらジャンプに化けてそのまま被弾…という事態になりやすい。
変遷 
MH3G 
- 元々MH3に登場しなかったマップであるためか、村も港も上位に入ってからと、行けるのが比較的遅い。
- 山菜ジィさんの活動地がエリア3の高台からベースキャンプに変更されている。
今作では、クエスト対象でない運搬アイテムは納品できず、
山菜ジィさんにしか渡せないので、親切設計である。
- 倒木のオブジェがあるのに、何故か特産品であったはずのユクモの木は採れなくなってしまった。
- MH3未登場のガーグァは、ここにのみ登場する(元々MHP3でもここしか見かけないが)。
当然のごとくブルファンゴも登場。ただし、ドスファンゴは登場しない。
大型モンスターではロアルドロス亜種等も登場するようになった。
また、リオス希少種は塔に出現するようになったため、今作では渓流に姿を見せない。
その代わり、リオス亜種が出現するようになっている。
そして、餌を求めてか遂にイビルジョーも出現するようになった。
MHX 
- MHXではユクモ村に赴くことができるようになり、それに合わせて久々の復活。
ジンオウガ、アオアシラ、ナルガクルガ、そしてドボルベルク等と久々に戦闘することができる。
また、今作の4大メインモンスターの1つである海竜種モンスター:タマミツネが姿を現す事も判明しているほか、
これまで姿を見せなかったロアルドロス(通常種)やラギアクルス等が現れるようになっているなど、
現時点で3種類もの大型海竜種の進出が確認されている。
また、MH3Gの時には姿を見せなかったガノトトスも出現するようになった。
- MH3Gではオミットされたユクモの木の採取が復活。再び武具の素材として要求される。
出現モンスター 
- 大型モンスター
- ドスファンゴ
アオアシラ(通常種/紅兜)
ドスジャギィ
クルペッコ
リオレイア(通常種/亜種/希少種/紫毒姫)
リオレウス(亜種/希少種)
ナルガクルガ(通常種/亜種/白疾風)
ガノトトス
ロアルドロス(通常種/亜種)
ラギアクルス
タマミツネ(通常種/天眼)
ドボルベルク
イビルジョー(通常種/特殊個体)
ジンオウガ(通常種/金雷公)
余談 
- 他作品のメインフィールドは、初めて訪れた際にはBCを出てエリア1に入ってからデモが流れる。
だが、この渓流ではBCでデモが流れテーマBGMが流れるようになっている。
他にこの仕様を持つのはMH2のテロス密林とMH4の遺跡平原。
続編を考慮するのであればMHXXの遺群嶺も含まれる。- このうち、テロス密林と遺群嶺はBCへの出入り口が複数あるためだと考えられる。
出入り口が一つしか無い渓流と遺跡平原で、何故この様な仕様がとられているのかは謎。
エリア1よりもキャンプから見える背景の方が渓流や遺跡っぽいからだろうか。
- このうち、テロス密林と遺群嶺はBCへの出入り口が複数あるためだと考えられる。
- 渓流には背景としての生物が多い。
エリア1にはガーグァとカエル、エリア7には川面を滑るカモ、
エリア5には大きなカタツムリや木々に止まった橙色の羽を持つ蝶、
エリア6の滝付近ではたまにとび跳ねる魚なども見ることができる。
BCでは飛竜とおぼしき巨大な影も確認できる。- ちなみに、BC近くで飛んでいる背景としての生物は例外なく羽ばたかない。
上手く強風にのっているのだろうか。 - 後の霊峰めいた場所のキャンプでも同じ様な光景が見れる。
- ちなみに、BC近くで飛んでいる背景としての生物は例外なく羽ばたかない。
- MH3Gでは浅瀬を好むロアルドロス亜種が進出し、
MHXでは四大メインモンスターの一体であるタマミツネを筆頭に、
仕様の関係で水中戦を封印されたラギアクルスやロアルドロス(通常種)といった多くの海竜種の進出が確認され、
現在では第二の水没林かと思ってしまうような海竜種達の憩いの場となっている*4。
渓流は気候が安定している上に、資源豊かで水辺が多いため水棲動物でも比較的活動しやすいなど、
海竜種にとっては理想的な環境なのだろう。- ただシリーズを経るごとに食物連鎖の上位層がどんどん進出して来ているので、
ガーグァ達は内心穏やかでは無さそうである。
居ても不思議ではないオオナズチを含め古龍は一切登場しないので、そう言う意味ではまだ安心出来るか。 - 登場モンスターの殆どが雷属性を苦手としている。
霊峰を逐われたジンオウガが移住して来たのも無理は無い話だろう。
- ただシリーズを経るごとに食物連鎖の上位層がどんどん進出して来ているので、
- 夜にエリア3に行くと、エリア9付近の巨大な切り株や、ネコ地蔵の上から
複数の光る目がこちらを見ているのが確認できる。
こちらが動いても、ずっと視線は追いかけてくる。なかなかにホラーである。
ネコ地蔵の上の影の形からしてフクロウなのかもしれない。- ちなみに、耳を澄ますと、どのモンスターとも似ても似つかぬ鳴き声が聞こえる。
- エリア3のハシゴ周辺のオブジェクト判定が複雑なためか、
MHP3ではオブジェクトをすり抜けてしまうバグが有名。
再現も簡単*5なため、
あまりグリッチやバグに詳しくないハンターも、これだけは知っているということも多い。
操作を工夫すればステージ外にも行けてしまうが、エリア3は戦闘エリアではないため、
高台ハメや裏世界ハメのような「地形を利用して一方的に攻撃できる」ような戦法には使えない。- 後発のMH3Gではさすがに修正されたかに思われたが、ハシゴではなく橋から同様のバグが発生するように。
しかし3rdよりも再現難易度が格段に上がっている*6ため、単なる遊びとして使うのも難しい。
まあ、狩猟に飽きたら暇つぶしにでもやるといいのではなかろうか。- MHXXではハシゴ、橋ともに修正されている。
- 後発のMH3Gではさすがに修正されたかに思われたが、ハシゴではなく橋から同様のバグが発生するように。
- ノベル版第5弾での記述によればユクモ村から渓流までは歩いて4、5日かかるらしい。
何だかいつも村から出て1分もかからずに渓流に到達しているプレイヤーから見ると変に感じるが、
逆にすぐ着いちゃう程近くにあったら大変である。
エリア4の元集落は狩場のすぐ近くということになるが...二つ名モンスターによってではなくあくまでも嵐で壊滅した設定である
関連項目 
BGM/渓流戦闘BGM
フィールド/霊峰 - この地の深奥に当たる、山の頂。
フィールド/大社跡 - 同じく「和」をモチーフとしたフィールド。地理的にも近く、生息するモンスターも似通っている。