モンスター/ナバルデウス亜種

Last-modified: 2024-09-13 (金) 00:14:27
種族
古龍種(古龍目 深龍亜目 ナバルデウス科)
別名
皇海龍(こうかいりゅう)
英語表記
Goldbeard Ceadeus
危険度
MH3G:★6
登場作品
MH3G
狩猟地
海底遺跡

目次

生態・特徴

モガの村の近海にある海底遺跡の調査中、その奥深くにて確認された大海龍ナバルデウスの亜種。
光の届かない深海でも判別できる黄金色の巨躯を誇り、その佇まいは正に「伝説」と呼ぶに相応しい。
その威容から「荒ぶる神を超えるもの」「深海に潜む光る巨人」とも称され、ギルドでは《皇海龍》とも呼んでいる。
通常種と体表の色が異なる秘訣は現在も明らかになっていないが、
一説では体表に棲むバクテリアの影響ではないかと言われている。
通常種と同じく全身に発光器官をもっており、興奮すると赤く光る。
全身を覆う鱗や甲皮、そして鎧毛は通常種よりも遥かに頑丈。
頭部の角も通常種以上に大きく発達しているが、両方の角が同じように巨大化しており、
それ故に両目の視界を大きく制限してしまっている。
また、性質も通常種と比べて攻撃的で、外敵に対しては視認するなり積極的に攻撃を仕掛けてくる。
確認された個体数そのものが非常に少なく、通常種との関係性についてもまだ不明な点が多い。
ただ、亜種は通常種以上に長寿であり、さらに養殖している発光バクテリアや共生藻の量も通常種より多く、
これ等により全身をより強く輝かせたり、より深い水深に生息することが可能である。
このことから、年を経た通常種の個体が藻およびバクテリアを大量に養殖することで
空気呼吸をほとんど必要としなくなり、さらに深い水深へと住処を移した結果、
この亜種の姿になるのではないかとする仮説も出されている。

概要

  • MH3Gにて初登場となった、大海龍ナバルデウス亜種
    通常種がMH3のストーリー上のラスボスとしてハンターの前に立ち塞がったのに対し、
    ナバルデウス亜種はMH3GのG級ハンター昇格直前の関門として君臨している。
    地味とも言える白銀色だった通常種と対照に、こちらの体色は豪華な金色である。
    • 余談だが、ナバルデウス亜種を15体狩猟すると「金箔」という称号がもらえる。
  • 存在自体は、村クエストでナバルデウス通常種を倒した直後から購入可能となる
    古龍の書」に書かれており、いつ登場するのかワクワクしながら
    ゲームを進めていたプレイヤーも多かっただろう。
    ところがどっこい、姿を現すのは村上位ではなくG級昇格緊急クエスト
    MHP2Gで言うアカムトルムのようなポジションと言える。
    港クエストとなるので、亜種という形でPTプレイでナバルデウスとの戦闘が実現した。
    • 従来シリーズとやや異なり、G級昇格緊急クエストであるがこのクエスト自体G級扱いである。
      前作以前では、クエストランクが昇格する際の緊急クエストとして依頼されるのは、
      上位に昇格する際は下位、G級に昇格する際は上位ランクの、
      すなわち昇格する前の時点でのランクのクエストであった。
      その点も考慮されてか、このクエストに登場するナバルデウス亜種は
      上位より若干強め程度の攻撃倍率3.60に設定されている。
      さすがにG級終盤クラスの攻撃倍率の古龍がこの時点で登場したらあまりにも脅威だろう。
      • 余談だが、MHP2Gと今作MH3G、そしてMH4Gに登場する村上位の昇格クエストは例外で、
        同じように上位クエストが依頼される。
  • 通常種は右角が異常発達してほとんど右目を覆い隠してしまっているが、
    なんとナバルデウス亜種は両角が異常発達して両目を隠してしまっている。
    完全に目が潰れている訳ではなく、よく見ると角の付け根の近くに小さな目が残っているのが分かる。
    が、異常発達した角が完全に視界の邪魔をしており、視覚は皆無に近いと言ってもいいだろう。
    にも拘らず、ナバルデウス亜種は正確にこちらに狙い定めて水ブレスや突進を繰り出してくる
    特に後述の大激流ブレスなんぞは全力で泳いでも躱せないほどの恐るべきホーミング力を持つ。
  • 通常種とは異なり、最初からエリア3で待ち構えており*1潜航パートが存在しない。
    いきなりエリア3からのスタートとなり、クエスト開始直後に登場ムービーが流れる仕様となっている。
    • なお、モドリ玉でBCに戻ることは可能。
      ただし、BCからの通路はエリア2行きの2つ目のショートカットのみ使用可能で、
      他の2つの通路は岩で塞がれてしまっている。
    制限時間は50分。
    撃退することは出来ず、討伐しなければ問答無用で失敗となり、最初からやり直しである。
    • 時間制限の関係で、撃龍槍を最大4回まで当てるチャンスがある。
      深く潜ったら槍の近くで待機し、必ず命中させるようにしたい。
  • 全体的に通常種と比べ攻撃的になっており、恐るべき威力を誇る激流ブレスを多用する。
    また、G級古龍ということでか体力がズバ抜けて高い。
    攻撃力は他のG級古龍と比べ控えめに収まっているが、初見時は上位装備までという縛りもあるため、
    結局かなりキツい戦いを強いられる。
    • 通常種は部位破壊達成条件が特殊なものとなっていたが、
      亜種は通常のモンスター同様一定回数部位耐久値を0にするという仕様に変化しており、
      当然ながら髭や角を破壊せずに倒すことも可能。
      もっとも、部位破壊報酬が減るだけなので何の旨味も無いが。
  • 新たに追加されたモーションの内、急上昇ないし急降下してからの大激流ブレスが大変曲者。
    即死級の威力は勿論のこと、妨害する手段がない上に、ガード完全不能かつ回避が非常に難しい。
    この攻撃を避けるためだけにモドリ玉を持参するハンターもいる。
    余裕を持って躱しても、この攻撃の後は「確定で定位置に移動する」といったことがないため、
    場合によっては最上部ないし最深部に留まり固定砲台化することがあるのも悩み所である。
    • 一応、ドボルSなど水耐性の高い防具に水耐性UP【大】があれば、上位武具でも一発は耐えられる。
    • 爆弾を起爆し被弾中の無敵時間を利用して回避するのもおすすめである。
      というかモドリ玉を使わない場合基本的にこの方法しか安定しない。
      この場合、キックで即起爆できる大タル爆弾の方がタイミングを計りやすいが、
      爆弾によるダメージを受けてしまう点が欠点である。
      尤も、上位後半以上の装備であればブレスに被弾するより遥かにマシなダメージではあるが。
  • パーティープレイの場合、2人の場合はモガの村と同様に古代のお面を用意すればよいが、
    オトモが使えない3人以上の場合は酸素補給手段が文字通りの死活問題となる。
    わざわざ酸素補給ポイントに向かわなくても済むよう、あらかじめ酸素玉増息薬などを用意しておきたい。
  • 作成できる防具はヘリオスX/Z・セレネX/Z
    ヘリオスXの場合、上位以上に通常種が登場しないため、この亜種の素材に下位の通常種素材を組み合わせることで作成可能。
    • 亜種防具であるヘリオスZもやっぱり優秀。
      一式で高級耳栓斬れ味レベル+1、水属性攻撃強化+1、なまくらが発動。
      スロット数も豊富(頭と腰がスロット3)で、柔軟なスキル構成が可能である。
      各装備ごとにG級の大連続狩猟クエストの報酬である「覇王の証」が1つ、
      そして「皇海龍の豪鎧毛」が9つも必要で作成には非常に苦労するが、
      スキルやスロット数が優秀な上に鎧玉で強化できる防御力の上限値も高く、
      一式揃えればG級を楽に突破できると言っても決して過言ではない。
      なお、「なまくら」は腰をヘリオスXか、胴系統倍化をもつバンギスコイルにすれば
      護石が無くとも「斬れ味レベル+1」を残したまま消すことができる。
      ただ、雷属性と龍属性には滅法弱い点には注意。
      特に、中盤以降は雷属性や龍属性を操る猛者が大勢登場してくるので、
      ネコの雷or龍属性得意などでカバーしたい。
    • レア素材に深淵の皇龍玉が存在するがアイコンが深淵の龍玉と全く同じなので
      報酬で出た場合どっちがどっちかわからない。後者だった場合テンションはガタ落ちするだろう。
      また、通常種は角を集めにくいが亜種は両方の角を折れる関係上集まりやすい。

余談

  • 英語名に付けられた「Goldbeard」は「黄金」を意味する「Gold」と
    「髭」を意味する「beard」を組み合わせた造語と思われる。
    「金髭の海の神」と言ったところか。
    どうでもいいが鬣(たてがみ)ではなく髭(ヒゲ)である。鬣だとアイツになってしまう。どちらも金ピカで角はあるけども。
  • 何故か肉質的には通常種よりも亜種の方が角を破壊しやすくなっている。
    亜種の角は斬れ味青でも弾かれないのに、通常種の角は白で弾かれる。
    恐らくゲーム的な事情として、通常種と違って2本ともへし折る必要があるので柔らかめにした可能性が高い。
    • 余談の中の余談だが、金は金属の中ではかなり柔らかい部類である。
      まさかこれを再現したわけではあるまいが(というかそもそもナバルデウス種の角は金属でもなんでもない)。

素材

皇海龍の厚鱗
大きく分厚く発達した、ナバルデウス亜種の金色の鱗。
通常種の鱗と比べて硬度も高く、あらゆる意味で最上級の鱗と言われる。
皇海龍の重甲皮
非常に分厚く、驚くほどの強度を誇るナバルデウス亜種の甲皮。
その強度故に加工には手間がかかるものの、作成される武具はそれを補って余りある性能を得る。
皇海龍の豪鎧毛
ナバルデウス亜種の首元を覆う金色の鎧毛。
体毛というより最早針のような硬さを誇っており、武具用の素材としては期待大。
入手の難しさと割に合わない必要個数で、幾多ものハンターを苦しめた。
湾曲した剛龍角
あまりにも巨大な皇海龍の角。
強大無比な力の象徴とされ、まるでこの世の全ての歴史を見てきたかのような圧倒的な存在感を放つ。
部位としては両方とも破壊し、その両方からそれぞれ剥ぎ取りが可能なので
相対的に通常種の角よりも入手しやすい。
深淵の皇龍玉
ナバルデウス亜種の体内から発見された、非常に貴重な玉石。
覗き込んだ者はそこに見える深淵の如き深い闇に囚われるという。

関連項目

モンスター/ナバルデウス
武器/ナバル武器 - ナバルデウス亜種の素材を用いた武器へのリンクあり。
防具/ヘリオス・セレネシリーズ
BGM/ナバルデウス戦闘BGM


*1 海底遺跡深奥で発見されたという設定であるためと推測される。