封じられた術を用い作られたと
いう、重厚かつ精巧な剣斧。
振るうには力と知恵を要する。
(フー=D)
泥翁竜の剣斧は、数々の強化を
経てより強化された。剣から
斧へと変形する姿も美しい。
(D=ビジョン/ボオル=D)
精巧さに磨きがかかった剣斧。
真っ直ぐに伸びた剣身と、優美な
斧頭の曲線がより洗練された。
(D=イレクトロ)
MHRiseに登場する、オロミドロの素材を用いたスラッシュアックス。
目次
概要
- オロミド武器の例に漏れず、あまり本体の面影を感じさせないメカニカルなデザインで変形がよく似合う。
納刀時は赤いラインが入っているのみだが、抜刀時はその内側に黄色く光るラインが現れる。
剣モードにチェンジすると黄色く発光するライン多めの剣刃が顔を出す。 - 抜刀時にライトセーバーの起動音を思わせる独特のSEが鳴るギミックがある。
これは納刀中にポーズ「武器構え」を行う事でも鳴るため、
武器構え→キャンセルを連打しているとSEが何重にも重なり非常に賑やかなことになる。
ブォンブォンと音を鳴らしながら高速で武器を出し入れする絵面にはなんとも言えない面白さがあり、
クリア後の待ち時間にこれで遊んでいる剣斧使いも多い。
うるさくし過ぎてPTメンバーの顰蹙を買わないようにしよう。
フー=D
MHRise
- 初期段階のフー=DIの時点でそこそこの緑、上位上がってすぐフー=DIIに強化でき、青ゲージを手に入れる。
- その後は上位最終盤まで強化はお預けとなり、最終強化のD=ビジョンでは
- 並みの攻撃力180
- 非常に高い水42
- 強属性ビンがそれをさらに伸ばす
- 斬れ味は青40、匠では青が延長されるのみ
- スロットはLv2-Lv1
スラアク使いは下位、上位問わずオロミドロと嫌でも連戦するため、気付けば素材が集まっているなんてことも。
- 百竜スキルは「攻撃力強化III」「属性強化【水】II」「弱点特効【属性】」の3つ。
ボルシュレッドから強化する場合は「操竜の達人」を引き継げる。
無難なのは攻撃力強化だが、せっかく強属性ビンなので属性値を伸ばすのも悪くない選択肢である。
- ライバルのリムズバロチェットには物理性能で大きく差を付けられているが、逆に属性値では圧倒している。
とはいえ相手の水属性値も低いわけではなく、最大火力は一歩譲ることになるだろう。
しかし、あちらは鈍器や心眼などの発動が必須であるのに対し、こちらに必須スキルは少なく、しかもスロットでは勝っている。
浮いた分を快適スキルや立ち回りの補強に使って差別化していきたい。
- 他のオロミドロ武器も該当するが、USJ装備が登場したことで属性特化剣斧として磐石の状態となった。
属性系スキルを取りそろえながら弱点特効を持ち、体術と納刀を併せるという魅力的なこの装備。
回避距離と高速変形を護石等でくっつければもう完成となる。
不満がある場合は属性スキルを中心に欲しいスキルを見直せばいい。
まずこの装備のどこかしらが飛んでくるだろう。- 水強化Lv5を発動すると脅威の54。百竜強化込みで61。
属性会心が乗ればその瞬間は70にまで到達し、ご自慢のビンの効果でもっと伸びる。
もはや水の魔物と呼ぶべきとんでもない本性を隠し持っている。
- 水強化Lv5を発動すると脅威の54。百竜強化込みで61。
MHR:S
- MRで最初の強化はボオル=D。そこからテオ・テスカトル素材を使用するボオル=D改を経て、
傀異化素材を使用することで最終強化のD=イレクトロとなる。 - その性能は
- 若干低めの攻撃力320
- 他の水属性スラアクを圧倒する水74
- 斬れ味は白50。匠で最大紫30
- ビンは据え置きの強属性ビン
- スロットはLv2*1、Lv1*1
- 百竜装飾品スロットはLv3
上位から押し上げる形で水属性特化として完成された性能を誇る。
他の水属性スラアクとの差別化も含めて、属性特化の運用で間違いないだろう。
スラアクにとっては百竜スロットがLv3なのも大きく、変撃竜珠【3】がセット可能。
肉質や戦術によっては属痛竜珠【3】も選択肢に入るので状況に応じて使い分けても良い。
- Ver.13までは水属性を暴力的に押し付けることにおいては間違いなく群を抜いてはいたのだが、
紫ゲージを出しにくい環境や強撃ビン水属性剣斧の傀異錬成によるテコ入れ、
そして傀異化モンスターに物理は効きにくいが水はよく通るという性質のものがあまり配置されておらず、
水属性弱点モンスターと言えど最優先で担がれるほどの特筆性が薄まりつつあった。
だがVer.14にて錬成、スキルの双方で属性のテコ入れが可能になり、
限界まで属性を高めるとスキルなどの補填無しで水119という極地に到達、
そこから更にスキルでブーストしてやると水200を超える属性値が得られるようになった。
錬成スロット拡張で斬れ味+10を得られるのも追い風であり、
匠Lv2から紫が出るようになったことでスキルを構築しやすくなった。
- Ver.15では更に斬れ味が強化できるようになったため、匠Lv1より紫ゲージが発生するように。
これは他の属性特化スラアクのいずれにも言えることだが、スキル構築は各段にしやすくなったと言える。
ただしLv3スロットが無いので、武器単体で紫ゲージを出すことまではできない。
Lv2スロットもLv1スロットもスラアクにとっては重要なスロットなので、この点はむしろメリットではあるが。
Y=ユウ
極熱の素材から生成された、
神秘的な剣斧。見た目に反して
繰り出される攻撃は熱く重い。
(Y=ユウ)
破壊力が飛躍的に向上した
Y=ユウ。烈火の如き衝撃が
塵も残さず獲物を消し飛ばす。
(デストロ=Y)
MHR:S
- MHR:Sで新たに追加されたオロミドロ亜種素材のスラッシュアックス。
一発生産かD=ビジョンからの派生で入手できるY=ユウから、Y=ユウ改を経て最終強化はデストロ=Y。
由来、読み方は破壊を意味する『デストロイ』(destro+y)。 - 気になるその性能は
- 通常種派生と同じ攻撃力320
- やはり圧倒的な火78
- 素で白50に匠で最大紫30と斬れ味も通常種と同じ。
- 当然の強属性ビン
- スロットはLv3×1
- 百竜装飾品スロットはしっかりLv3
D=イレクトロをほぼそのまま火属性へ移してきたような性能で、相変わらずの属性特化。
ちなみに、78という属性値は他の属性まで含めても全スラアク中第一位である。
- こちらもVer.14にて属性値を更にテコ入れ可能になったことや、
傀異討究クエスト(エンドコンテンツ)に傀異克服オオナズチが登場したことで有効に活用できる局面が増えた。
氷の古龍にも勿論すさまじいダメージを出すことができる。
炎鱗の恩恵が乗ることや素の属性値の高さから、第一弱点が雷か龍、第二弱点が火と言ったモンスター相手にも、
攻撃対象部位の属性肉質次第ではそれぞれの専門家を上回るダメージを発揮できる可能性がある。
Ver.15のエンドコンテンツ事情においては、ぶっちゃけコレと物理特化の一本があればどうにでもなるとまで言われたほど。
流石に火が全く通らない相手が多くなる特別討究クエストを攻略していくのであればその限りではないが、
スキルと武器の強化を突き詰めれば、強撃ビンも含めた全ての火属性剣斧を過去のものにする
ぐらいの破壊力は手に入ったと言ってよい。
火が通るモンスターを存分にデストロ=Y…もとい、燃やし尽くしてやろう。
- 唯一の弱点はスロット。Lv3が1個あるので匠珠を搭載して素紫にできるのは利点だが、
炎鱗の恩恵や火属性強化が積みにくく、Lv2スロもないのでD=イレクトロの装備を(属性だけ替えて)使いまわす事もできない。
シルバーソル胴やリバルカイザー脚のおかげで火属性特化装備は組みやすいが、
限界まで突き詰めるとこれらを使用できなくなってしまう。
紫ゲージを維持する事を考えると紫10をカバーするスキルも必須になってくるため、
性能を極限まで発揮するにはかなりのやり込みが必要となってくるだろう。
勿論それに応えてくれるだけの性能はあるのだが。- また、流石に錬成や装備の開拓が進んでいない(要するにVer.13以前の環境)時点では、
火属性がかなり通る相手でないとダメージが発揮しづらい。
素白・攻撃力320は過去作から見れば高いとは言えスラアク全体で見ると最下位に近く、
ソロ(或いはカウンターを決めやすい相手)ならハイ=リュビリオン辺りが万遍なくダメージを出せ、
尚且つレア素材を必要としない強豪として立ちはだかる。
- また、流石に錬成や装備の開拓が進んでいない(要するにVer.13以前の環境)時点では、
- 最低でも紫ゲージは出せる装備を構築してから投入しても遅くはないだろう。
その時には、モンスターを破壊し尽くす紅蓮の怪物となっていることであろう。
余談
- MHRiseにおけるスラッシュアックスを装備したハンターの公式CG、体験版のスラッシュアックス装備のハンターなどは
オロミド一式にこの武器の見た目となっている。
どうやら開発としてもオロミド装備がスラッシュアックスの正装らしい。
体験版をやりこんだ人なら見慣れた武器となっているはずである。
しかし、体験版の武器は無属性、強撃ビンであるため、この武器の実態とは大きく異なる。
- フー=Dは日本語の封泥、D=ビジョンは英語のdivisionから取られた名前と思われる。
女性用ヘルムのデザインがネコミミフードに見えるがおそらく関係あるまい- 【封泥】とは、2000年前の中国で用いられた重要書類などに封緘するための粘土のこと。
開封するには割るしかないため、自分の手元に来るまでに誰かが開封して中身を改竄していないか、
ひと目で判断することができる。
現代では流石に使われることは無いが、芸術性を見出され愛好家もいるようだ。- ヨーロッパにおける封蝋とシステムが非常に似通っており、その原型といっても良いだろう。
封蝋の方は現代でも映像作品中に用いられていたり、贈答品に付属する装飾品として見られるなど
時代を象徴するアクセサリーとして親しまれる傾向にある。
また、この作品の招待状で見かけた方も多いのではなかろうか。
- ヨーロッパにおける封蝋とシステムが非常に似通っており、その原型といっても良いだろう。
- 【封泥】とは、2000年前の中国で用いられた重要書類などに封緘するための粘土のこと。
- "division"はdivideの名詞形で、分割、分配、境界といった意味を持つ。
元となった英単語が太刀と被っている*1が、
「変形する姿」という記述からして、ここでは異なるモードの「境界」の意味で用いられていると考えられる。 - MRでの銘のボオル=Dは英語のboldから取られていると思われる。
- boldとは大胆を意味するが、一方で厚く太い線の書体を意味する語でもある。
素材の主であるオロミドロの性質を考えるとこちらが近いか。 - 一方でD=イレクトロについては不明。近いものではdirectoryが考えられるが、
住所録やコンピュータ上での階層を意味するため、いまいち当てはまらない。
- boldとは大胆を意味するが、一方で厚く太い線の書体を意味する語でもある。
- Y=ユウは日本語の余裕……ではなく溶融、デストロ=Yは英語のデストロイから来ていると思われる。
過剰なまでの火属性を解放し、火弱点の連中を余裕で溶融してデストロイしよう。