モンスター/オロミドロ亜種

Last-modified: 2022-08-05 (金) 11:02:15
種族
海竜種
別名
溶翁竜(ようおうりゅう)
異名
水泥燃やす隠者
英語表記
Magma Almudron
危険度
MHR:S:★7
登場作品
MHR:S
狩猟地
溶岩洞

目次

生態・特徴

火山地帯の溶岩の中に潜む事から「水泥燃やす隠者」という異名でも呼ばれる泥翁竜オロミドロの亜種。
通常種と同様に基本的には滅多に人里に現れる事が無いモンスターだが、
目撃例が絶無だったわけではなく、とある古い伝承にもその存在が仄めかされている。
通常種と比較すると体格はやや小柄だが、戦闘面の実力や危険性は決して引けを取らないほど高い。
通常種と同様に縄張り意識が強く攻撃的な性格の持ち主で、
自分の縄張りへ侵入した者を発見すると積極的に排除しようとする。
身体から溶解液を分泌し、地面を泥のように溶かしながら行動する点も同様。
しかし、その溶解液は通常種以上に強力なものであり、岩石でさえも瞬く間に原型を失っていくほど。
そしてオロミドロ亜種は溶岩地帯に生息しているため、
溶かされた地面や岩は周囲や地下の溶岩と混ざり合い、マグマのような赤い光と高温を有する「泥溶岩」と化す。
この泥溶岩を巧みに操る事から溶翁竜という別名でも呼ばれる。
全身を包む青黒い鱗や甲殻には泥溶岩が沁み込んでおり、
溶岩の中での活動によって受ける高熱や圧力の影響でより密度が増し、非常に高い強度を得ている。
溶岩に浸かるなどして外殻が急激に加熱されると、その影響で頭部や四肢などの一部が赤熱する。
この状態を「溶熱状態」と呼び、熱が保たれている間は高熱により攻撃の危険性が高まるが、
その反面外殻の強度が弱まり、平常時よりも攻撃が通りやすくなる。
また、大量の水や冷気を利用した攻撃は苦手としている模様。
ただし、溶岩洞を流れる川に浸かりながらも平然と行動している姿も確認されており、
浅瀬などで多少濡れてしまうくらいであればそこまで気に留める事も無いらしい。
溶解液を利用して地下へ潜り、泥溶岩を巧みに操り外敵を攻撃する。
火山帯の岩場や洞窟内でも、まるで深みのある水場で戯れるかのように縦横無尽に動き回り、
時には地下から飛び出す勢いを利用して外敵の頭上から襲い掛かる事もある。
また、尻尾を武器として扱う事に長けており、
地面を溶かしながら尻尾を振り上げて相手を足元から直接打ち上げる、
尻尾を盾のように構え、その甲殻を叩きつけるように突進するなど、独特な攻撃を多用する。
特に尻尾で大量の泥溶岩を巨大な岩塊のように纏め上げ、それを尻尾ごと豪快に振り回す攻撃は極めて危険。
この泥溶岩の塊が地面に叩きつけられると、その衝撃で大爆発を巻き起こす事もある。
溶岩に囲まれた極熱の環境によって鍛えられた溶翁竜の素材は取り扱いが難しいものも多いが、
非常に優秀な装備の作成が可能であるとされ、注目されている。
内部に高温の泥溶岩を流す特殊な加工を施した武器は凄まじいほどの熱量を秘め、
湿地帯をも灼熱の環境に変えてしまうとも言われている。
なお、泥溶岩には火山性の貴重な鉱石の成分が含まれているため、溶解液を抜き取る事で新たな利用価値が生まれる。

概要

なにものだ 気を震わせ 熱を帯び 問いが耳に響く
   
なにものだ
   
問いが重なる 灼熱岩塊と共に
答えるゆとりは 与えられることなく   
燃える水泥(みどろ)より現れる の姿は
沸騰するしずくを滴らせ 不敵な笑みを湛える  
浴びせられる炎を受け流し
豪炎を散らしながら 返礼の舞が始まる
   
お前たちの繰る炎は児戯にも等しいと嘲るかのように
  • MHR:Sより登場した泥翁竜オロミドロの亜種個体。
    通常種は火が苦手だったが、なんと溶岩洞の環境に完全に適応しており、マグマを使いこなす
    恐らく、地面を溶かす溶解液を使って地下のマグマを掘り出しているのだろう。
    マグマが冷え固まっているのか、甲殻は青黒く染まっている。
    しかし怒り状態になると頭部や四肢の甲殻が赤熱し、見た目の印象が大きく変わる。
  • 通常種は海竜種の中でも非常に大柄なほうであったが、
    こちらは狭めな溶岩洞の環境に適応しているのか体格はかなり小さめ。
    具体的には通常種の最大金冠が3341.18だが、こちらの最大金冠は2784.15であり、
    多くの個体が通常種の最小金冠かそれ以下程度の大きさしかない。
    • これにより通常種で多かった「巨体に画面が覆われ、何をしているのか分からない」という事が少なくなった。
      後述の通り戦法も全く異なるので、通常種とは違った狩りが楽しめるだろう。
    • 本種となにかと共通点が多いアグナコトルにもまた、亜種のほうが小さめという特徴がある。
  • 火属性らしく水属性を弱点としながら、溶岩洞の水場地帯にも平気で出現する
    その上水場からマグマを作り出すというまるで古龍かのような能力も見せる。
    そしてさも当然かのように闘技場でもマグマを作り出す
  • 相変わらず縄張り意識は強いようで、登場ムービーでは縄張りに入ったウロコトル達を一蹴している。
    親玉不在のせいで一方的に追い出される不憫な者達である
  • 大社跡、砂原、水没林と広範囲に姿を見せる通常種とは打って変わって、
    溶岩への適応に特化した為か溶岩洞にしか出現しない*1
    Ver.10.0.3現在、溶岩洞にのみ生息する大型モンスターは本種が唯一である。
    そのせいもあってか狩猟対象のクエストが少なく、少々影が薄い。

戦闘能力

  • 通常種を一応ベースとしながらも多数の新モーションが加えられ、
    もはや元のオロミドロの面影を見つけるほうが困難な仕上がりとなっている。
    ただ、「長めの予備動作から大振りの攻撃を放ち、隙も大きいターン制モンスター」という、
    通常種が持っていたものの大半のハンターに気付かれない調整方針はそのまま引き継がれ、強調されている。
    • また、基本的な部分として行動速度が非常に速く、
      海中を泳ぐ水棲の海竜種並の勢いで地中と地上を行き来する。
  • 非怒り状態ではそこまで大きなモーションの変化はないが、
    怒り状態になると通常種同様、その場で回転した後に溶岩の波を発生させ、尻尾に溶岩塊を付ける。
    ここから行動パターンが大きく変化するようになる。
    なお、この溶岩塊は通常種の泥団子とは異なり弱点ではなく、
    また基本的に付着させたまま戦闘するためか閃光玉等で怯んでも剥がれなくなっている。
    • 尻尾を構えて突進し、最後に素早く叩きつけるという攻撃が追加されている。
      怒り時では叩きつける前の突進が2回になる。緩急のついた動きに惑わされないように。
    • 通常種のように地面から岩を掘り出して足場を作ることもあるが、
      こちらは火薬岩でできているのか少し時間が経つと爆発を起こす。位置取りには注意しよう。
    • また、地面に潜っている時にかなり速いスピードで尻尾を叩きつけ、
      さらに尻尾から溶岩の波が三方向に発射されていく。
      その速さ故の見切りづらさ、溶岩の波による範囲拡大など対処が難しい要素が多く、特に注意したい。
      ある程度距離があると溶岩の波の間隔が空いて避けやすくなる。
    • なお、通常種では泥団子を作るモーション中、周囲にランダムで泥水や足場を噴出させていたが、
      亜種では前方に溶岩の波を生み出すようになっており、攻撃性が増した一方でランダム性を失ったため、
      適切に避けられればそのまま砥石の使用チャンスにもなっている。
  • 一方で、あちらこちらに移動を阻害される泥を置くことはなく、
    溶岩を使いこなす割にスリップダメージも全く発生しない。
    この点では通常種よりも立ち回りやすいと言えるだろう。
  • PVでも見せていた、地面から飛び出して尻尾の溶岩塊を叩きつけ、スーパーノヴァもかくやという程の大爆発を起こす攻撃を持つ。
    こちらは使用時にハンターが警告ボイスを発する。
    一度叩きつけて小爆発が起きた後、続けて広範囲の大爆発が起きるという二段構成になっているが、
    何故か判定は共有されており、一発目をガード等すれば二発目は当たらなくなる。
    見た目はド派手だが大きく距離を取れば回避は容易く、直後に長い威嚇も行うので反撃のチャンス。
    なお十分に距離を取らないと最初の叩き付け自体で直接ハンターを狙ってくるため注意。
    • ちなみに、稀に溶岩塊を持たないままで行うこともあり、
      この時は2回目の爆発が起きないため比較的小規模な攻撃となる。なんとなく物足りない
  • 肉質は通常種から大きく変わっており、全体的に若干硬化傾向。
    ただ、頭部と尻尾先端が弱点である所は変わっておらず、
    さらに通常種では厄介な障壁となっていた前脚が軟化して弾かれるリスクが減っている。
    何より、地面に潜るたびに体が赤熱して強烈に軟化するため、総合的には通常種よりもかなり柔らかい*2
    胴体(と溶岩塊)以外ほぼ全て弱点のようなものであり、通常種より狙える部位は増えている。
    ただし、弾肉質は尻尾は大きく硬化しており、有効な部位はほぼ頭部だけになっている。
    • なお熱軟化の先輩とは違い、赤熱していなくても弾かれるほど硬いわけではなく、
      後ろ脚以外は平時も十分にダメージを期待できる数値となっている。
    • 属性は水属性がもっとも有効。次いで氷属性が弱点なのだが、百竜スロットLv3があるなら水属性武器がおすすめ。
      というのも水属性のみ通常時から尻尾で、赤熱状態では加えて後脚以外の赤熱部位で弱点特効【属性】が有効になる
      丁度良く通常種のオロミドロ武器も百竜スロットLv3を持つので、それがある武器種なら是非用意したい。
    • 通常種は尻尾を狙うことを前提に作られていたためか、
      尻尾の部位耐久値が高く、慣れるまで切断はかなり困難になっていたが、
      赤熱部位が尻尾以上の弱点に変更された亜種では切れやすいように調整されている。
  • 通常種にとって泥を撒く行為は牽制のような軽いものが多く、どちらかと言えば肉弾戦が主体だった。
    尻尾以外に狙える場所があまり無い一方、その尻尾を攻撃のたびに差し出しており、
    相手の攻撃をいなして即座に反撃するという、ハンターから見れば受け身に寄ったターン構造を持っていた。
    一方で亜種は全身ほぼどこでも狙える一方、泥改め溶岩を撒き散らしての攻撃が主力級に強化されており、
    熾烈な攻撃を掻い潜って本体の無防備な懐に潜り込むという、ハンターから見て攻め寄りの戦闘に変わっている。
    「後隙が大きいターン制モンスター」という方針自体は同じでも、実際の感覚は大きく異なることだろう。
    • その性質上、通常種はカウンターを主体とする武器が特に好相性だったが、
      亜種は待ち構えるよりも軽快に動ける武器の方が比較的戦いやすくなっている。

装備

  • 通常種の武器はD=○○、あるいは○○=Dという非常に特徴的なネーミングを持っていたが、
    こちらはY=○○、あるいは○○=Yになっている。恐らくYは溶岩のYか。
    見た目は通常種武器を青黒くしたもので、黄色く光っていた部分は赤色になっている。
    非常に高い火属性値を持つため、MHRiseでは足りなかった火属性特化武器を補うものになっている。
  • 防具はオロミドZシリーズ。
    先行体験版でのガンランスのハンターは本装備の女性用防具だった。
    オロミドXシリーズとの形状自体は特に変わらないが
    カラーリングが大いに異なり、オロミドXシリーズでは
    黒、赤、ガンメタのボディに黄色く発光する箇所など
    Riseで登場していたオロミドシリーズ及びオロミドSと差異は挙げられない。
  • しかし、本装備はオロミドロ亜種の素材を扱い、作成するため
    青みががかったグレー、ワインレッド、シルバーのボディと
    印象がガラリと変わっている。全身の発光部分には
    オロミドロ亜種が生み出す炎熱の溶岩泥土を用いているためか
    燃えるようなオレンジ色に発光しているのだが、何と微妙にだが脈動している
    ちなみに、カラーリングの変更で発光部分の色とシルバーの部分が変更可能。
  • スキルは火属性攻撃強化やガード強化の他、逆恨み、火事場力、死中に活など
    相手の攻撃を受けることで強化される攻撃系スキルが多く発動する。
  • ちなみにオロミドロ通常種の防具はスラアク使い垂涎の代物であり、
    マスターランクでも大きくは変わらない上に盟勇クエストでも何かと縁のある存在である。
    亜種防具は別にスラアク向きという訳ではないのでスラアク使いと無縁な存在かと思いきや、
    ビン変形強化という強力な百竜スキルを付与できる変撃竜珠【3】の生産にオロミドロ亜種の素材が必要となる
    スラアク使いはオロミドロ一族からは逃れられないのだ。

余談

  • オロミドロ亜種のモデルとなった妖怪(魔物)であるが、
    マグマの中を泳ぎ回るという特徴から見て、
    トカゲやイモリの姿をした西洋の火の精霊「サラマンダー(火トカゲ)」、
    もしくは北欧に伝わるマグマや炎の中を泳ぎ回る竜「ファイアードレイク」あたりが
    モチーフではないかと推測される。
    前者だとアグナコトルがますます不憫に感じられる。サラマンダーだけに。
    • サンショウウオやイモリの一部は山火事などに遭遇した際に湿った地面に潜り、表面の粘液で火傷を治す習性を持つ。
      また、イモリなどが隠れたままの木を薪として使った際に薪(=火)からイモリが出てきたといったこともあったようだ。
      こういった場面を目撃した古代ヨーロッパの人々が「炎からトカゲが生まれた」と勘違いしたのがサラマンダー伝承の由来である。
      体の冷たさ故に火を寄せつけない、あるいは火を強く燃え上がらせる力があるなどの迷信が信じられていた。
      またサンショウウオ類に有毒種がいるからか、「パンを石にする」、「果樹に宿って毒の果実を成らせる」など猛毒についての伝承もある。
      火のように燃え盛る「勇猛や豪胆」の象徴として紋章にも用いられ、フランス王フランソワ1世は「Nutrico et extinguo(我は育み、我は滅ぼす)」というモットーと共にサラマンダーを己の紋章とした。
  • MHR:Sから新登場した亜種の中で唯一別名が漢字4文字ではなく3文字である。
    他のモンスターはモチーフとなった妖怪等の名前を崩せず、仕方なく4文字になっている面がある一方、
    こちらは「泥」を使う訳では無いため、「泥」の文字が消されたのだろう。
  • 前評判では通常種の世間での評価から亜種も面倒くさいモンスターなのでは?と思われていたが
    総じて通常種が持っていた絡め手や肉質の硬さ等をハンターへの殺意に変換したような仕上がりとなっていて
    メリハリのある戦闘ができることからハンターからの評価はなかなか高い。
    ただし初登場が選択式のキークエストであるため前評判から敬遠され戦ってもらえないことも…

素材

溶翁竜の厚鱗
オロミドロ亜種の一際厚みがある鱗。
染み込んだ泥溶岩が緩衝材となり、強い衝撃も和らげる。
溶翁竜の重殻
オロミドロ亜種の頑丈な甲殻。
溶岩の中で熱と圧力を受け続け、密度が増して堅牢になっている。
溶翁竜の剛爪
オロミドロ亜種の強靭な爪。
粘液で溶かした地中を泳ぐ際に砂利などで磨かれ、非常に鋭利になっている。
溶翁竜の豪毛ヒレ
オロミドロ亜種のヒレ状の太い毛束。
毛束内にある粘液腺が砂利を絡め溶かし、泥溶岩を作る。
溶翁竜の剛靭髭
オロミドロ亜種の髭。
岩をも溶かす粘液腺が存在するため、取り扱いには注意が必要。
溶翁竜の鞭尾
オロミドロ亜種の剛健な尻尾。
泥溶岩を大量に絡めて振り回せるほど、驚異的な強度と耐久性を持つ。
炎熱の溶岩泥土
オロミドロ亜種が作り出す溶岩泥土。
硬い鉱物が溶けており、粘液を抜き固めると非常に硬くなる。
通常種の泥と同様、アイコンはモンスターのフンと同じで、赤色となっている。つまり、灼熱のウ〇コ…
溶翁竜の天鱗
古い伝承の中で語られてきたオロミドロ亜種の天鱗。
煮え滾る溶岩のような熱量を秘めている。

関連項目

モンスター/オロミドロ
システム/亜種
武器/オロミドロ武器 - 亜種武器についても記載。
防具/オロミドシリーズ - 亜種防具についても記載。
モンスター/アグナコトル - 立場を奪われた炎タイプ海竜の先輩


*1 例外的に闘技場にも一応出現する。
*2 体力は2割強増えているが、肉質軟化の分で十分に取り戻せる