モンスター/オロミドロ亜種

Last-modified: 2024-10-20 (日) 04:11:34
種族
海竜種(海竜目 海獣竜亜目 泥翁竜下目 オロミドロ科)
別名
溶翁竜(ようおうりゅう)
英語表記
Magma Almudron
危険度
MHR:S:★7
登場作品
MHR:S
狩猟地
溶岩洞, 獄泉郷,

目次

生態・特徴

火山地帯の溶岩の中に潜む事から「水泥燃やす隠者」という異名でも呼ばれる泥翁竜オロミドロの亜種。
通常種と同様に基本的には滅多に人里に現れる事が無いモンスターだが、
目撃例が絶無だったわけではなく、とある古い伝承にもその存在が仄めかされている。
身体から溶解液を分泌し、地面を泥のように溶かしながら行動する点は通常種と同様だが、
しかしその溶解液は通常種以上に強力なものであり、岩石でさえも瞬く間に原型を失っていくほど。
そしてオロミドロ亜種は溶岩地帯に生息しているため、
溶かされた地面や岩は周囲や地下の溶岩と混ざり合い、マグマのような赤い光と高温を有する「泥溶岩」と化す。
この泥溶岩を巧みに操る事から溶翁竜という別名でも呼ばれる。
隠者にも喩えられる穏健な性質の持ち主である通常種とは異なり、その性格は苛烈にして攻撃的
通常種以上に縄張り意識が強く、不用意に縄張りを踏み荒らすウロコトルなどの外敵に対しては激しく荒れ狂い、
容赦なく襲いかかって一蹴する場合もある。
通常種と比較すると体格はやや小柄だが、戦闘面の実力や危険性は決して引けを取らないほど高い。
この小柄な体躯は火山地帯に生息している事に起因し、水源豊富で緑豊かな栄養溢れる地に棲む通常種に対し、
獲物に乏しい溶岩地帯を根城としている上、高温高圧の溶岩にも耐えうる堅牢な甲殻と特殊な体液の生成にエネルギーを取られ、
身体の巨大化にまで養分を回せない為であると考えられている。
全身を包む青黒い鱗や甲殻には泥溶岩が沁み込んでおり、
溶岩の中での活動によって受ける高熱や圧力の影響でより密度が増し、非常に高い強度を得ている。
溶岩に浸かるなどして外殻が急激に加熱されると、その影響で頭部や四肢などの一部が赤熱する。
この状態を「溶熱状態」と呼び、熱が保たれている間は高熱により攻撃の危険性が高まるが、
その反面外殻の強度が弱まり、平常時よりも攻撃が通りやすくなる。
また、怒り昂ると全身に泥溶岩を纏って防護する「岩漿まとい状態」となり、
その活発な本性を剥き出しにした容赦のない乱撃を仕掛けてくる。
溶岩の熱と圧力に対する耐性とは異なり、大量の水や冷気を利用した攻撃は苦手としている模様。
ただし、溶岩洞を流れる水源に浸かりながらも平然と行動している姿も確認されており、
浅瀬などで多少濡れてしまうくらいであればそこまで気に留める事も無いらしい。
溶解液を利用して地下へ潜り、泥溶岩を巧みに操り外敵を攻撃する。
火山帯の岩場や洞窟内でも、まるで深みのある水場で戯れるかのように縦横無尽に動き回り、
時には地下から飛び出す勢いを利用して外敵の頭上から襲い掛かる事もある。
また、尻尾を武器として扱う事に長けており、
地面を溶かしながら尻尾を振り上げて相手を足元から直接打ち上げる、
尻尾を盾のように構え、その甲殻を叩きつけるように突進するなど、独特な攻撃を多用する。
特に尻尾で大量の泥溶岩を巨大な岩塊のように纏め上げ、それを尻尾ごと豪快に振り回す攻撃は極めて危険。
この泥溶岩の塊が地面に叩きつけられると、その衝撃で大爆発を巻き起こし、周囲一帯を吹き飛ばしてしまう。
ただし、尾に大岩玉を抱えている時に集中攻撃を受けると、
大岩玉が暴発してオロミドロ亜種自身が大きく怯んでしまうこともある。
溶岩に囲まれた極熱の環境によって鍛えられた溶翁竜の素材は取り扱いが難しいものも多いが、
非常に優秀な装備の作成が可能であるとされ、注目されている。
内部に高温の泥溶岩を流す特殊な加工を施した武器は凄まじいほどの熱量を秘め、
湿地帯をも灼熱の環境に変えてしまうとも言われている。
なお、泥溶岩には火山性の貴重な鉱石の成分が含まれているため、溶解液を抜き取る事で新たな利用価値が生まれる。

概要

  • MHR:Sより登場した泥翁竜オロミドロ亜種個体。
    通常種は火が苦手だったが、なんと溶岩洞の環境に完全に適応しており、マグマを使いこなす
    恐らく、地面を溶かす溶解液を使って地下のマグマを掘り出しているのだろう。
    マグマが冷え固まっているのか、甲殻は青黒く染まっている。
    しかし怒り状態になると頭部や四肢の甲殻が赤熱し、見た目の印象が大きく変わる。
  • 通常種は海竜種の中でも非常に大柄なほうであったが、
    こちらは狭めな溶岩洞の環境に適応しているのか体格はかなり小さめ。
    具体的には通常種の公式全長が2694.5cmなのに対し、亜種は2245.29cmしかなく*1
    多くの個体が通常種の最小金冠かそれ以下程度の大きさしかない。
    • これにより通常種で多かった「巨体に画面が覆われ、何をしているのか分からない」という事が少なくなった。
      後述の通り戦法も全く異なるので、通常種とは違った狩りが楽しめるだろう。
    • 本種となにかと共通点が多いアグナコトルにもまた、亜種のほうが小さめという特徴がある。
  • 火属性らしく水属性を弱点としながら、溶岩洞の水場地帯にも平気で出現する
    その上、水場からマグマを作り出すというまるで古龍かのような能力も見せる。
    そしてさも当然かのように闘技場でもマグマを作り出す
    ただし、登場フィールドとしては火山地帯にしか登場しておらず、
    同じく火山帯を主な根城としているバサルモスヤツカダキ等とは違って乾燥地帯には進出していない様子。

MHR:S

なにものだ 気を震わせ熱を帯び 問いが耳に響く
   
なにものだ
   
問いが重なる 灼熱岩塊と共に
答えるゆとりは 与えられることなく
燃える水泥(みどろ)より現れる の姿は
沸騰するしずくを滴らせ 不敵な笑みを湛える
浴びせられる炎を受け流し
豪炎を散らしながら 返礼の舞が始まる
   
お前たちの繰る炎は児戯にも等しいと嘲るかのように
  水泥燃やす隠者
  溶翁竜オロミドロ亜種
  • 相変わらず縄張り意識は強いようで、登場ムービーでは縄張りに入ったウロコトル達を一蹴している。
    なお公式設定資料集では「通常種は基本的に穏健」とフォローが入っていたが、
    亜種はそれ以上に活発な性格をしているらしい。
  • 大社跡、砂原、水没林と広範囲に姿を見せる通常種とは打って変わって、
    溶岩への適応に特化した為か汎用フィールドでは溶岩洞にしか出現しない
    今作において溶岩洞にのみ生息する大型モンスターは本種が唯一である。
    そのせいもあってか狩猟対象のクエストが少なく、少々影が薄い。
  • 生息地が被っていないためか、通常種と異なりビシュテンゴおよびその亜種との縄張り争いは実装されていない。
    互いの武器を活かした、見応えのある取組だっただけに少々残念である。
    仮に実現していた場合、ビシュテンゴをマグマの大地に埋めるという
    凶悪すぎる光景が映し出されていた可能性があるが。
  • 金策クエスト「一攫千金!金獅子バトル!」ではラージャン狩猟の乱入役として登場することがある。
    同クエストに出てくる他のモンスターと比較しても攻撃範囲が広く、潜航するため姿を見失いがちで、
    火属性やられまで扱うことから、ハメ等を使用せず正々堂々と戦う場合はトップクラスの邪魔者扱いされがち。
    操竜の使い勝手がイマイチ良くないことも拍車をかけているだろう。

戦闘能力

  • 通常種を一応ベースとしながらも多数の新モーションが加えられ、
    もはや元のオロミドロの面影を見つけるほうが困難な仕上がりとなっている。
    ただ、「長めの予備動作から大振りの攻撃を放ち、隙も大きいターン制モンスター」という、
    通常種が持っていたものの大半のハンターに気付かれない調整方針はそのまま引き継がれ、強調されている。
  • 基本的な部分として行動速度が非常に速く、
    海中を泳ぐ水棲の海竜種並の勢いで地中と地上を行き来するようになっている。
    加えて、小柄な体躯を補うためか、通常種と同じモーションでもワイヤーアクション並に大きく移動する。
  • 通常種のように地面から岩を浮上させて足場を作ることもあるが、
    こちらは火薬岩でできているのか少し時間が経つと爆発を起こす。位置取りには注意しよう。
    • 一方で、あちらこちらに移動を阻害される泥を置くことはなく、
      溶岩を使いこなす割にスリップダメージも(被弾による火属性やられを除き)全く発生しない。
      この点では通常種よりも立ち回りやすいと言えるだろう。
  • 尻尾を前面に構えて突進し、通り過ぎていった先から反転大ジャンプして尻尾を叩きつけるという2段攻撃が追加されている。
    怒り時では叩きつける前の突進が2回で計3段攻撃になる。緩急のついた動きに惑わされないように。
  • 非怒り状態ではそこまで大きなモーションの変化はないが、
    怒り状態になると確定で溶岩塊の生成を行う。通常種の泥玉生成と同じモーションで尻尾に溶岩塊を付け、
    ここから行動パターンが大きく変化するようになる。
    なお、この溶岩塊は通常種の泥団子とは異なり弱点ではなく、
    また基本的に付着させたまま戦闘するためか閃光玉等で怯んでも剥がれなくなっている。
    • 通常種では泥団子を作るモーション中、周囲にランダムで泥水や足場を噴出させていたが、
      亜種では前方に溶岩の波を生み出すようになっており、攻撃性が増した一方でランダム性が激減したため、
      適切に避けられればそのまま砥石の使用チャンスにもなっている。
  • 亜種独自の攻撃として、バックジャンプしながら素早く半身浴状態に移行し、
    その場でグルグルと縦回転して勢いをつけてから尻尾を投げつけるようにぶつけてくる攻撃を有する。
    予備動作から攻撃までが意外なほど早く、尻尾自体もかなり速いスピードで叩きつけてくる。
    さらに尻尾から溶岩の波が三方向に発射されるオマケつき。
    その速さ故の見切りづらさ、溶岩の波による範囲拡大など対処が難しい要素が多く、特に注意したい。
    通常種の叩き付け同様、尻尾自体を横or右斜め前に回避するのがよいだろう。
    なお、予備動作の縦回転に当たっても直撃級のダメージを受けるため迂闊な接近は危険。
    マルチプレイ時の被弾は大体これのせいである
    • 「三方向」という都合上、溶岩の波は進むにつれて間隔が開いていく。
      ただし判定が大きい上に見た目の眩しさもあって非常に見切りにくく、
      距離があっても隙間を抜けるのは相応の慣れが要る。
  • 固定パターンでよく行う攻撃として、自らの周囲に泥溶岩の足場を作って陣地を形成した後、
    前述の縦回転尻尾攻撃による溶岩波を飛ばしてくるものがある。この時の縦回転攻撃は通常のものと比べて
    「予備動作の回転が長い」「尻尾そのものではなく溶岩波を当てようとしてくる」「後隙が長い」
    といった違いがある。
    爆発する泥溶岩や全身攻撃判定の縦回転攻撃により手出しできない時間が続くように見えるが、
    ガンナーなら泥溶岩が爆発するまでの間は撃ち放題、
    剣士なら溶岩波を疾翔けで飛び越えてそのまま後隙にラッシュをかけられる。
    当然ながらこの時のオロミドロ亜種は溶熱状態で軟化しており、
    待ち時間と攻撃チャンスのバランスがとられた行動になっている。
    • 一見すると通常種の急襲【泥迷路】を彷彿とさせるが、これは別モーション。
      そちらはそちらで用意されており、通常種同様その場で緩やかに泳ぎ回った後に地中へ潜り、
      突き上げるモーションと共に通常サイズの溶岩塊を隆起させる。
      通常種と決定的に違うのは、距離を思い切り詰めてくること。
      突き上げて出てくる場所がハンターの足元に変更されているのである。
      その後はやはり、尻尾を叩き付けてくる。
  • PVでも見せていた、地面から飛び出して尻尾の溶岩塊を叩きつけ、
    スーパーノヴァもかくやという程の大爆発を起こす乱れ回転溶泥浴びせ【大岩玉】を持つ。
    こちらは使用時にハンターが警告ボイスを発する。
    一度叩きつけて小爆発が起きた後、続けて広範囲の大爆発が起きるという2段構成になっているが、
    何故か判定は共有されており、1段目をガード等すれば2段目は当たらなくなる。カウンターも問題なく決まる。
    見た目はド派手だが大きく距離を取れば回避は容易く、直後に長い威嚇も行うので反撃のチャンス。
    なお、十分に距離を取らないと最初の叩き付け自体で直接ハンターを狙ってくるため注意。
    • 判定が共有されているのは叩き付けも同じ。つまり、正確に言うと3段構成である。
      「叩き付けは当たらないが爆発は当たる」という距離はなかなか狙いにくいし、
      また爆発の終了まで尻尾の位置が固定され反撃を当てやすいため、
      カウンターなら叩き付け部分で狙った方が楽だろう。
      たまに泳ぎ回るモーションが地形でずれて空振るのはご愛敬
    • ちなみに、稀に溶岩塊を持たないままで行うこともあり、
      この時は2回目の爆発が起きないため比較的小規模な攻撃となる。なんとなく物足りない
  • 肉質は通常種から大きく変わっており、全体的に若干硬化傾向。
    ただ、頭部と尻尾先端が弱点である所は変わっておらず、
    さらに通常種では厄介な障壁となっていた前脚が軟化して弾かれるリスクが減っている。
    何より、地面に潜るたびに体が赤熱して強烈に軟化するため、総合的には通常種よりもかなり柔らかい*2
    胴体(と溶岩塊)以外ほぼ全て弱点のようなものであり、通常種より狙える部位は増えている。
    ただし、弾肉質は尻尾は大きく硬化しており、有効な部位はほぼ頭部だけになっている。
    • なお熱軟化の先輩とは違い、赤熱していなくても弾かれるほど硬いわけではなく、
      後ろ脚以外は平時も十分にダメージを期待できる数値となっている。
    • 属性は水属性がもっとも有効。次いで氷属性が弱点なのだが、百竜装飾品スロットLv3がある水属性武器がおすすめ。
      というのも水属性のみ通常時から尻尾で、赤熱状態では加えて後脚以外の赤熱部位で弱点特効【属性】が有効になる
      丁度良く通常種のオロミドロのMR素材を用いて属痛竜珠【3】を生産出来る上、
      泥翁竜武器自体も百竜スロットLv3を持つので、それがある武器種なら是非用意したい。
      大剣等オロミドロ武器が無い武器種でも、チャージアックス以外はその穴を埋めるかの如く
      ルドロス武器が百竜スロットLv3を持っているので問題なし。
      チャージアックスは…にでも頼りなさい
    • 通常種は尻尾を狙うことを前提に作られていたためか、
      尻尾の部位耐久値が高く、慣れるまで切断はかなり困難になっていたが、
      赤熱部位が尻尾以上の弱点に変更された亜種では切れやすいように調整されている。
  • 操竜の突進離脱や鉄蟲猟犬具の鉄蟲糸で拘束されている間、
    何故かモーションが高速化するという謎の特徴を有している。ターボミドロ
  • 通常種にとって泥を撒く行為は牽制のような軽いものが多く、どちらかと言えば肉弾戦が主体だった。
    尻尾以外に狙える場所があまり無い一方、その尻尾を攻撃のたびに差し出しており、
    相手の攻撃をいなして即座に反撃するという、ハンターから見れば受け身に寄ったターン構造を持っていた。
    一方で亜種は全身ほぼどこでも狙える一方、泥改め溶岩を撒き散らしての攻撃が主力級に強化されており、
    熾烈な攻撃を掻い潜って本体の無防備な懐に潜り込むという、ハンターから見て攻め寄りの戦闘に変わっている。
    「隙が大きいターン制モンスター」という方針自体は同じでも、実際の感覚は大きく異なることだろう。
    • その性質上、通常種はカウンターを主体とする武器が特に好相性だったが、
      亜種は待ち構えるよりも軽快に動ける武器の方が比較的戦いやすくなっている。
      • とはいえ、固定行動が多いため先回りすることも容易で、
        慣れてしまえばカウンター自体は相変わらず、あるいは通常種以上に有効。
        ただし撒き散らす溶岩で多段ヒットしやすい都合上、受け止める手段は選ぶ必要がある。
  • 先にも少し述べたが、予備動作に強烈な攻撃判定が付いていることが多いという特徴がある。
    予備動作である以上、ハンター等に狙いを付けてから開始するため、
    本来であれば無理やり近付かない限りそうそう直撃はしないように作られているのだが、
    マルチプレイでは話が別。他のハンターを狙っての予備動作に途轍もなく巻き込まれやすい。
    明確なターン制であることも相まって、ソロとマルチとで戦いやすさに天と地ほどの差があるのだ。
    もしこのモンスターを常々苦手だと感じていて、そしてもし普段マルチプレイで戦っていたのなら、
    試しに一人で挑んでみると拍子抜けするかもしれない。
  • 特別討究クエストでも特にモーションは変化しないが、飛ばしてくる溶岩が大きくなっているようだ。
    …のだが、そんなことより本体のサイズがでかすぎることの方に気を取られて、
    溶岩がどうなっていたかに気が向かなかったハンターも多いのではなかろうか?
    通常の傀異討究クエストでは溶翁竜本来の小柄な個体しか登場していなかったが、
    特別討究では最大金冠サイズも出現するようになっている。
    そのようなサイズだと、溶岩をまき散らす尻尾の動作自体がハンターを飛び越してしまいがちで、
    溶岩がそもそもカメラの範囲に殆ど入らないのである…。

操竜

  • クセの強かった通常種と比較して、全体的に亜種は技の出が早く当てやすくなっている。
    ただし、オロミドロ亜種本体による攻撃のダメージは総じて低く、
    A(強攻撃)とB(回避)を交互に連打するだけの戦い方ではダメージが稼げない。
    一部の攻撃時に発生する溶岩流を上手く当てて総合ダメージを稼ぐタイプとなっている。
    追加入力による追撃も多く、攻撃時に噴出する溶岩流と組み合わせる必要がある為、
    戦う地形や位置取りも大事になって来るトリッキー型。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は出の早い頭突き。
      前方にゴツンとやるだけの素直で当てやすい攻撃で、攻めの起点として優秀。
      翔蟲が無い時は、この攻撃を当てて怯ませてから強攻撃に派生するといいだろう。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は1回転しつつ尻尾でマグマをぶつける攻撃。
      溜め時間は長いものの、攻撃範囲が広い。
      尻尾部分と尻尾から爆ぜる溶岩爆発部分は別判定な為、上手く当てれば多段HITが狙える。
      溶岩の攻撃で火やられを付与できるので、実はそれだけでおいしい。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は尻尾を構えて溜めて突進。
      威力は低いが、追加入力Aでもう1回突進、再度Aで尻尾叩きつけ→溶鉄槌攻撃の3段技。
      1発目の突進後にAを押すと2発目の突進が出るが、押さなければそのまま叩きつけに派生する。
      フルヒットのダメージは凄まじいが、総合時間が長いので3発とも当てようとすると邪魔される。
      • 基本的には、操竜ゲージが溜まった時に翔蟲が無かった際にお世話になる技。
        A(強攻撃)とB(回避)を交互に連打すると、隙の小さい一般的な体当たりとして運用可能だが、
        他の操竜よりもダメージが出ないので、下記の尻尾薙ぎ払いの方がお勧め。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は、尻尾薙ぎ払い+前方への溶岩流x3。
      溶岩は尻尾から放つが、ほとんど炎ブレスのようなもの。3発発射される。
      Aの強攻撃が癖の強い移動技なので、こっちの攻撃だけを連続して当てた方が安定する。
      まずは操作でモンスターを壁際に追いやり、この攻撃と前回避を交互に連打すると良い。
      • この技は大柄な相手との近接戦で真価を発揮する。
        発生が早いので、密着して撃っても初動の尻尾を邪魔されることが少なく、
        更に3方向に広がる溶岩全てに独立した攻撃判定があるため、
        近距離で当てると尻尾と溶岩の4発攻撃となり、なかなかのDPSを叩き出すことができる。
      • なお、溶翁竜が尻尾を身体のどちらに持ってきているかで溶岩の発射する方向が変わる。
        とは言っても基本的には相手モンスターを上手く狙ってくれるので、溶岩を外す心配は少ない。
        初動の尻尾薙ぎ払いを当てたい場合は、相手に密着した上で尻尾の向きにも気を配ろう。
    • 操竜大技は通常種と同じくとぐろを巻いて尻尾に溶岩塊を構え、
      必殺技である乱れ回転溶泥浴びせ【大岩玉】を叩き込む。
      その場で泥を撒き散らすだけの通常種と比べると大幅に使い勝手が改善されており、
      相手へ接近してからとぐろを巻くようになったので初動の本体部分も当てやすくなっている。

装備

  • 通常種の武器はD=○○、あるいは○○=Dという非常に特徴的なネーミングを持っていたが、
    こちらはY=○○、あるいは○○=Yになっている。恐らくYは溶岩のYか。
    見た目は通常種武器を青黒くしたもので、黄色く光っていた部分は赤色になっている。
    非常に高い火属性値を持つため、MHRiseでは足りなかった火属性特化武器を補うものになっている。
  • 防具はオロミドZシリーズ。
    先行体験版でのガンランスのハンターは本装備の女性用防具だった。
    オロミドXシリーズとの形状自体は特に変わらないが、カラーリングが大いに異なっている。
    • オロミドXシリーズの色合いが黒、赤、ガンメタリックのボディであるのに対して、
      オロミドZシリーズは青みががかったグレー、ワインレッド、シルバーのボディと印象がガラリと変わっている。
    • Xでは黄色であった全身の発光部分は、オロミドロ亜種が生み出す炎熱の溶岩泥土を用いているためか
      燃えるようなオレンジ色に発光しているのだが、何と微妙にだが脈動している
    また、装備の着彩では発光部分の色とシルバーの部分が変更可能。
  • スキルは火属性攻撃強化やガード強化の他、逆恨み、火事場力、死中に活など
    相手の攻撃を受けることで強化される攻撃系スキルが多く発動する。
  • ちなみにオロミドロ通常種の防具はスラアク使い垂涎の代物であり、
    マスターランクでも大きくは変わらない上に盟勇クエストでも何かと縁のある存在である。
    亜種防具は別にスラアク向きという訳ではないのでスラアク使いと無縁な存在かと思いきや、
    ビン変形強化という強力な百竜スキルを付与できる変撃竜珠【3】の生産にオロミドロ亜種の素材が必要となる
    スラアク使いはオロミドロ一族からは逃れられないのだ。

余談

  • オロミドロ亜種のモデルとなった妖怪(魔物)であるが、マグマの中を泳ぎ回るという特徴から見て、
    トカゲやイモリの姿をした西洋の火の精霊「サラマンダー(火トカゲ)」、
    もしくは北欧に伝わるマグマや炎の中を泳ぎ回る竜「ファイアードレイク」あたりが
    モチーフではないかと推測される。
    • サンショウウオやイモリの一部は山火事などに遭遇した際に湿った地面に潜り、
      表面の粘液で火傷を治す習性を持つ。
      また、イモリなどが隠れたままの木を薪として使った際に
      薪(=火)からイモリが出てきたといったこともあったようだ。
      こういった場面を目撃した古代ヨーロッパの人々が
      「炎からトカゲが生まれた」と勘違いしたのがサラマンダー伝承の由来である。
      体の冷たさ故に火を寄せつけない、あるいは火を強く燃え上がらせる力があるなどの迷信が信じられていた。
      加えてサンショウウオ類に有毒種がいるからか、
      「パンを石にする」、「果樹に宿って毒の果実を成らせる」など猛毒についての伝承もある。
      火のように燃え盛る「勇猛や豪胆」の象徴として紋章にも用いられ、
      フランス王フランソワ1世は「Nutrico et extinguo(我は育み、我は滅ぼす)」というモットーと共に
      サラマンダーを己の紋章とした。
  • また、赤く発光する額の模様から「カーバンクル」がモチーフではないかと推測する者もいる。
  • MHR:Sから新登場した亜種の中で唯一別名が漢字4文字ではなく3文字である。
    他のモンスターはモチーフとなった妖怪等の名前を崩せず、仕方なく4文字になっている面がある一方、
    こちらは「泥」を使う訳では無いため、「泥」の文字が消されたのだろう。

素材

溶翁竜の厚鱗
オロミドロ亜種の一際厚みがある鱗。
染み込んだ泥溶岩が緩衝材となり、強い衝撃も和らげる。
溶翁竜の重殻
オロミドロ亜種の頑丈な甲殻。
溶岩の中で熱と圧力を受け続け、密度が増して堅牢になっている。
溶翁竜の剛爪
オロミドロ亜種の強靭な爪。
粘液で溶かした地中を泳ぐ際に砂利などで磨かれ、非常に鋭利になっている。
溶翁竜の豪毛ヒレ
オロミドロ亜種のヒレ状の太い毛束。
毛束内にある粘液腺が砂利を絡め溶かし、泥溶岩を作る。
溶翁竜の剛靭髭
オロミドロ亜種の髭。
岩をも溶かす粘液腺が存在するため、取り扱いには注意が必要。
溶翁竜の鞭尾
オロミドロ亜種の剛健な尻尾。
泥溶岩を大量に絡めて振り回せるほど、驚異的な強度と耐久性を持つ。
炎熱の溶岩泥土
オロミドロ亜種が作り出す溶岩泥土。
硬い鉱物が溶けており、粘液を抜き固めると非常に硬くなる。
  • 通常種の泥と同様、アイコンはモンスターのフンと同じで、赤色となっている。つまり、灼熱のウ〇コ…
溶翁竜の天鱗
古い伝承の中で語られてきたオロミドロ亜種の天鱗。
煮え滾る溶岩のような熱量を秘めている。

関連項目

モンスター/オロミドロ
システム/亜種
武器/オロミドロ武器 - 亜種武器についても記載。
防具/オロミドシリーズ - 亜種防具についても記載。
モンスター/アグナコトル - オロミドロ亜種と特徴が被る炎タイプ海竜の先輩。
モンスター/アグナコトル亜種 - 上記の亜種個体。通常種より小柄になる傾向を持つ。


*1 なお全高は両者とも846.90cmで一致している
*2 体力は2割強増えているが、肉質軟化の分で十分に取り戻せる