寝てん、覚めてん、突っ走る事しか頭ん無か兵子が持つ刀。首を置いてけ!! なぁ!!
MHXXに登場する大剣。平野耕太原作の漫画『ドリフターズ』とのコラボレーション武器。
本項ではこの武器の素材が手に入るコラボクエストについても解説する。
目次
概要 
- 漫画『ドリフターズ』に登場する主人公 島津豊久 が所持している刀をイメージした大剣。
日本刀型の大剣ということで、初代MH当時の鉄刀や龍刀などを知る古参達は懐かしさを覚えるだろう。
原作でもかなり大振りな厚重ねの大刀であり、
豊久はこの刀の一撃で敵を甲冑ごと一刀両断するような荒々しい剣術を好むため、
連続攻撃が主軸となる太刀よりは、一撃重視の大剣に近い使い方をしている。 - 納刀時は鞘があり、抜刀すると鞘が消えて和風の白刃が現れる。
大剣であるが故に動作が重く、細身でありながらもガード可能。
性能 
- 後述のクエスト報酬の「タイ捨流奥義書」を用いて漂流者の刀を生産可能。その性能は以下の通りであり、
コラボ武器としては悪くない性能。- 攻撃力330
- 会心率0%
- 斬れ味は青、斬れ味レベル+1で白
- スロットなし
- 属性なし
- さらに強化を重ね、薩摩兵子の刀を経て究極強化した島津豊久の刀はというと
- 抜群の攻撃力360
- 会心率は0%と変化なし
- 素で青。斬れ味レベル+1から白が出て、+2で紫10白40
- スロット無し
- 無属性
- 素では青ゲージしかないため、運用には匠が必須。
しかし匠2で紫を出せば、匠2運用の断骨大剣と並んで物理期待値トップとなる。
紫の長さが断骨大剣に10劣るため最大期待値での安定した運用が難しい一方で
白が10しかない断骨大剣に対しこちらは40もの長さを誇り、
継戦能力という点で大きくリードしている。
紫を維持し続ければならない断骨大剣が、
砥石や業物、絶対回避【臨戦】等を利用しなければいけないのに対し、
こちらはスタイルもスキルも狩技も選択の幅が広いと、汎用性でも大きくリードしている。
ただし、強化に黒龍素材を必要とするため、
ストーリー攻略中でも作れる断骨大剣と違い完成はHR解放後となる。
- 匠1から白ゲージが出る上に高い攻撃力を持つため、匠1で運用するのも手。
匠1の大剣の中では期待値が高めで、増加分が全て白なので白ゲージが25と最も長く、無駄が無い。
空いた分で他のスキルを追加することである程度立ち回りを強化したりできる。- 特に断骨大剣は匠+1だと白が5しか出ないため、スキル負担という部分で見ると関係が逆転する。
なんとも不思議なライバルである。- 白島津の期待値は紫断骨と紫ネブタの中間であるため、耳栓は欲しいけど高級耳栓は過剰…など
スキル選択の兼ね合い次第では最適解たりうる素晴らしい大剣となる。
- 白島津の期待値は紫断骨と紫ネブタの中間であるため、耳栓は欲しいけど高級耳栓は過剰…など
- 匠1のライバルの1つにテンリュウノアギトがある。また骨か。
攻撃力340に匠1でこちらの白と同じ長さである紫25が出る。
期待値では僅かにこちらが上回るがほんの僅かである上、明確な違いとしてこちらには無いスロ1がある。
また、1つ下の斬れ味同士だと斬れ味補正の差から期待値がひっくり返る
(こちらの青<テンリュウノアギトの白)。
さらにあちらの方が弾かれづらいという点も無視できない。 - もう1つのライバルは、岩穿の鬼包丁唐草【竜裂】。
こちらも攻撃力340に匠1の時点で紫25が得られる。
こちらはスロットがないものの、会心率が5%あり、二つ名武器ゆえの狩技ゲージボーナスがある。
- 特に断骨大剣は匠+1だと白が5しか出ないため、スキル負担という部分で見ると関係が逆転する。
- いかにもイベント大剣らしい名前と高い攻撃力、さらにその特異すぎる見た目から、前例の花山大剣のように
劣悪な斬れ味と会心率のネタ武器と誤解される可能性が非常に高い。
本作ではオンラインで見かける大剣はほぼ全て真名ネブタジェセルであり、他の大剣の影が薄いのも原因か。
ドリフターズ・孤島の漂流者 
作品 | レベル | 種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 備考 | 配信日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MHXX | 集会酒場G★4 | 狩猟クエスト | 孤島 | 32700z | 3300z | 弾・ビンポーチ以外の持込不可 | 2017年4月28日 |
- 第六天魔王を名乗る者
- 狩猟そのものは、それまで積んだ事の帰結よ。狩猟に到るまで何をするかが俺は狩りだと思っとる。
そこでだ。おまえの狩猟を見せてみい。相手は砕竜。不足はなかろう。
しかもアイテムは持ち込ませねぇからなーーーーーッ!
- 漂流者の刀を生産、強化するためのアイテム、タイ捨流奥義書が手に入るイベントクエスト。
メインターゲットは主任ブラキディオス1頭の狩猟。
- 相手がブラキディオスということで、嫌な予感がしたかもしれない。
アイテムの持ち込み禁止ということで、ベースキャンプから始まるのだが、
ボックスの中を見てみると、なんと支給専用秘薬が備わっていない。
1度力尽きてしまえばかなり苦しい戦いを強いられることになるだろう。
しかもこのブラキディオスは獰猛化しているため、
戦闘にはより一層注意が必要である。炭鉱夫たちの反逆に気が立っていらっしゃるようだ。
自信がなければネコのおまけ術を付けていくか、現地でキノコ狩りをするかしよう。
体力プラスのスキルをつけるのもかなり有効である。- この個体は攻撃力こそ通常の獰猛クエストよりやや高いものの、体力はかなり低めになっている。
さらに獰猛素材は1枠で2つ天殻の確率も高く設定されているため、
ブラキ素材を集めるうえでかなり便利になっている。
- この個体は攻撃力こそ通常の獰猛クエストよりやや高いものの、体力はかなり低めになっている。
- 一方サブターゲットはモンスターのフン4個の納品。
何故か報酬金が6000zと、モンスターの部位破壊がサブターゲットのときの金額より高い。
このサブターゲットをクリアすると罠や捕獲用麻酔玉、秘薬や粉塵などの豪華な支給品が届く。
また、サブターゲットでも低確率ながらタイ捨流奥義書が手に入る。
つまり最悪フンを納品するだけで奥義が習得出来る。
このクエストの解禁4日前にブラキ炭鉱でお馴染みの某クエストが配信された為、
狩猟クエストなのに採取をされ、採取クエストなのに狩猟されるブラキの心境は如何に。
戦闘準備がてら達成しておくには悪くないだろう。
戦は準備が肝要(意訳)と言っておきながら持ち込み禁止とは矛盾している気がするが、
ぶっちゃけケルビならぬフンマラソンをさせない為だろう。
…それならそれで最初からナミダ等の精算アイテムか、
そもそも部位破壊ターゲットにでもすればよかったのではという疑問が出るが…- サブ達成が非常に簡単な上に支給品には持ち帰れるアイテムとして
ペイントボール計8個、捕獲用麻酔玉計4個、消臭玉計8個、モドリ玉2個が追加される。
これらの在庫が少なくなったら補給がてらの小銭稼ぎとして1人で回すのも悪くない。
- サブ達成が非常に簡単な上に支給品には持ち帰れるアイテムとして
- 受注条件はHR9からであり、G級上がりたてで孤島のメランジェ鉱石やマボロシチョウを採取し放題とも言える。
MH4の銀の匙クエを思い出す人もいるのでは?
ピッケルや虫あみは持ち込めないが、ニャンターなら持込み無しで無限に使えるので何の問題もない。
自マキでブラキを確認しつつ気が済むまで採集してからフンを納品して帰ればいい。
ブラキは2,5,6をウロウロしているので一度も会わずに帰還することも充分可能。
あるいは、ぶんどりや落とし物で二足も三足も先にG級ブラキ素材の入手を狙ってみてもいい。
- ただし確定BCスタートゆえにネコの秘境探索術は使えないため、
HR9の時点で風化したお守りを手に入れに行くためには使えない*1。
使えたら秘境で掘って後はフン探しに直行の短いサイクルで回せたのだが、
残念ながら氷海か沼地でモンスター相手に3乙を繰り返さないとHR9で風化おまは手に入らない。
一応ナミダが2つ手に入ればサブクエ帰還は可能だが、回転率はあまり良くない。
- 今作ではアイテム禁止縛りに最適な防具があるので
作品は違うが着ていくと色々と役に立つ。
- アイテムお届け隊も制限されていないので、是非とも利用しよう。
余談 
- 漫画『ドリフターズ』は少年画報社の月刊漫画雑誌『ヤングキングアワーズ』にて2009年6月号より連載を開始。
2016年10月にはテレビアニメも放送された。
オッサンハンターには懐かしいコント5人組とは無関係である。宿題やったか?
- 登場人物の多くは歴史上の英雄。
日本の戦国武将や第二次大戦の軍人や15世紀のフランスの英雄など、時代や国籍を問わず、
彼らは人間(ヒューマン)以外にエルフやドワーフ、ゴブリンやオークなどが暮らす異世界に、
ある者は現実世界では消息・行方不明として流れ着いた漂流者 として、
ある者は凄惨な死を受けこの世を滅ぼしたいと呪うようになった廃棄物 として召喚され
戦いを繰り広げるアクションファンタジーとなっている。
モンハンとの関わりが深いドラゴンや、猫型の獣人なども存在する。
- 主人公の島津豊久は戦国武将。関ヶ原の戦いの最中、「紫」という謎の人物により漂流者として召喚される。
敵の首級(くび・しるし)をとることに強い執着を持つため、「妖怪首置いてけ」というあだ名をつけられる。
彼を象徴する「首を置いてけ!! なぁ!!」というセリフは、しっかり武器の説明文にも使われている。- ちなみに、マンガおよびアニメ内では件のセリフは「首置いてけ」である。「を」は付けない。
漂流者の刀やタイ捨流奥義書の説明文は薩摩弁になっている。
- 漂流者の刀が大剣である理由は島津豊久の剣術の流派、タイ捨流にある。
タイ捨流の構えはブレイヴ状態のステップの型に近い。
いきなり「タイ」とカタカナ表記で記述されるあまりなじみのない言葉ではあるが、
「タイ捨流」は現在も続く実在する古武術である。
タイには「体」、「待」等様々な漢字が当てはまるため、あえてこの表記にしており、
それらすべての雑念を「捨」てるというのが流派名の意味である。
詳しい説明はここではしないが剣術のみに留まらず体操術、攪乱技、目潰しや関節技等の体術含め、
幅広い内容が口伝されているようだ。
某歴史ゲームでネタにされている島津一門独特の掛け声「チェストーッ!」も、このタイ捨流の掛け声である。
誤チェストにごわすまたにごわすか
- イベントクエストの依頼人の第六天魔王とは織田信長のこと。彼もまた漂流者である。
戦場のただ中から瀕死の状態で召喚されてきた豊久を、同じく漂流者の那須与一と共に介抱し、仲間として行動を共にする。
火縄銃の知識がある信長は、硝石や硫黄から火薬を量産する技術や鉄砲隊の概念を異世界に持ち込み、
梱包爆薬による集団戦で敵兵を吹っ飛ばしたりもしているため
メインターゲットに爆発粘菌を操るブラキディオスが抜擢されたのだろう。
決して主任の憂さ晴らしではない…ハズ。
また、硝石の生産や戦術に便所の糞便を利用しているので、
サブターゲットがモンスターのフンなのはこのためだろう。
そしてこのサブターゲットにしたいがためだけにアイテム持ち込み不可になった気がしてならない
依頼文にある「積んだことの帰結と思っとる」も、劇中の信長の台詞。
元の台詞は「狩猟」ではなく「戦(いくさ)」に対する信長の哲学を表したもので、
実際に勢力争いの調略から武器弾薬の生産、補給線の確保など、様々な準備を積み上げて戦に臨む様子が描かれている。- ただの単語の入れ換えと言うなかれ、「これまでしてきたことの積み重ね」は
いわゆる経験値やレベルアップが存在しないモンハンにおける
物欲センサーとの戦いを経たアイテム収集型の装備強化や、プレイヤースキル向上にも当てはまる。
他人任せや改造に手を染めて楽をしていてはいけないという戒めなのだ。
アイテムの持ち込み準備は積み重ねに含まれないのだろうか…
- ただの単語の入れ換えと言うなかれ、「これまでしてきたことの積み重ね」は
- 究極強化に黒龍素材を使うのは、漂流者と敵対する廃棄物の王である「黒王」から捩ったものだろうか。
- 豊久の愛刀は劇中のバトルシーンでたびたび活躍し、
ばっさばっさと首級を上げているが、
あくまでも彼の戦法に合った頑丈で質の良い刀剣という扱いでしかない。
殊更に変わった能力や謂われも持たず、豊久自身も銘や由来を自慢したことがないため、刀匠すら不明だったりする。
しかし土方歳三との戦いで折られた後、修復を頼まれた鍛治の達人ドワーフ達をして
「変態の国の所業」と言わせ、かなりしっかりとした作刀の一振りなのは確かな様子。
西洋風の鋳造を基本とした武器作りが根付いているドワーフには、
鍛造と折り返し鍛練で手間暇かけて作った刀はカルチャーショックでもあったようだ。
- ちなみにこのクエスト、直前に配信されたある大人気クエストと(メイン)ターゲットが丸かぶりしている。
いや、あっちはサブターゲットのはずなんだけど…
オンラインで「ブラキディオス イベントクエスト」と検索すると両方の部屋が
というかほとんどあっちが出てくるので注意しよう。- あちらは獰猛化していないので、「ブラキディオス 獰猛化クエスト」と探したほうが手っ取り早い。
関連項目 
ゲーム用語/コラボレーション
モンスター/ブラキディオス - コラボクエストのメインターゲット