アイテム/こやし弾

Last-modified: 2024-03-23 (土) 21:19:10

無印とMHXシリーズに登場する、こやし玉の効果を持つ弾丸。
有用性や運用法はシリーズにより大きく異なる。
MHWorldで初登場した、スリンガーこやし弾についても本項で紹介する。

目次

概要

  • 着弾地点にモンスターが嫌う臭いを発生させ、エリア移動を促す。
    こやし玉と同じ効果を持つが、こちらはボウガンの弾丸として使用する。
  • 弾丸なので使用の際に「武器出し→装填」の手順が必要なため、こやし玉に比べると即応性に難がある。
    一方で、射程の長さから、比較的安全にガンナーの距離のまま使えるという利点がある。
    ちなみに弾殻(弾丸の周りの覆い)はしっかり存在しており、手や銃身が汚れる心配はない。
    え?臭いは漏れる?知らんな

無印

  • 着弾地点にこやし玉の効果を発生させる特殊な弾丸。なぜかやたら遠くまで飛ぶ
    ただし直接当てると意味がなく、足元の地形を狙って撃たないといけないという、シリーズでも珍しいタイプの弾丸。
    • 後のシリーズとは違い、この弾丸を含むこの時代のこやし玉は
      未発覚状態に限り大型モンスターを強制エリア移動させる」効果。
      直接当てるとそれによってこちらに気づかれてしまうため効果を発揮しなくなってしまう。
      つまり気づかれていない遠くの位置から、足元に当てて臭いを嗅がせるだけにしておかないと意味がない。
    • やたら遠くまで飛ぶのも、モンスターの視界の外から遠距離狙撃するためのものだろう。
  • 調合レシピはカラの実+モンスターのフン(成功率75%)。最大所持数は10。
    調合素材が手軽、射程が長いという2点だけでも通常のこやし玉より優れている。
    もし対応しているボウガンならば持ち込んでみるのも悪くないかも知れない。
    特に、森と丘エリア9からモンスターを移動させたい場合には役に立つこともあるだろう。
    • この調合のレシピは後のシリーズに減気弾として受け継がれる。
  • 「天井のフルフルに匂いを嗅がせると落とすことができる」と攻略本に書いてあったが、
    実際に試したところで効果が実感できるようなものではない。
    むしろ、その後しばらくの間ハンターの位置に関係なく、でたらめな方向に攻撃しまくるようになるため、
    この方法は使わない方が身のためである。

MHX(X)

  • 武器内蔵弾としてまさかの復活を果たす
    MH3での仕様変更によって発覚状態でも効果を発揮するようになり、実用性は上がっている。
    • しかし狩技の全弾装填を使わない限り弾変更→リロードの2手間が必要でやはり使いづらい。
      こやし玉と違って拘束からの脱出には使用できないのも致命的。
      こやし玉の数を節約したい、スコープで狙いを付けて確実に当てたい、
      どうしてもアイテムポーチ枠が足りずこやし玉を持ち込めないなどの理由が無い限りは
      こやし玉そのものを持ち込んだ方が良い。
      ただし、大型モンスターではなく小型モンスターを追い払うのであれば、数の関係で採用する価値は高い。
    • 放物線を描いて飛んでいく軌道に変わり、射程はかなり短くなっているため、
      ボウガンの弾である事による「射程が長い」というメリットはかなり薄れている。
      • とはいえ投擲よりもだいぶ遠くへ正確に飛ばせるメリットはあり、
        上空にも撃てるため、火山の採集で煩わしいガブラス対策などやはり小型排除に効果を発揮する。
  • ライトボウガンのロンナークプシカは何故かこやし弾の速射に対応している。
    2発続けて当てたからと言ってこやし玉達人なしで確実なエリア移動を促せたりする訳でもなく、
    速射である意味は不明。
  • また、ヘビィボウガンのアイススロワーイャンクック砲はこれまたなぜかこやし弾のしゃがみ撃ちに対応している。
    もちろんこちらも連続で2発当てたところで(ry
    と言うか、しゃがみで2発しか撃てない時点でこやし弾でなくてもしゃがみ撃ち失格なのだが…。
    • 抜刀状態で通常リロードを挟まずに、且つ遠距離から射撃体勢に入れるため一応のメリットはある。
      絶対回避から普通にこやし玉を投げた方が安全確実なのは言うまでも無いが…

スリンガーこやし弾

MHW(:I)

  • 本作ではこやし玉が存在せず「スリンガーこやし弾」として全武器種全装備で使用可能。
    用途としてはMHX系列に近いが、ボウガン専用ではない上にアイテムポーチも圧迫せず、
    弾さえあれば気軽に撃てるようになった。
    スリンガーから放たれる関係上、石ころなどと同じようにほぼ直線で飛び、射程も長め。
    飛竜などが飛んでやってきた時も着地を待たずにぶつけられる。
  • 本作はモンスターの意図せぬ乱入が上位あたりから多発する仕様となっている。
    縄張り争いやモンスター同士の交戦もあるので
    従来作のように即2対1になるケースはかなり限られているが、
    それでも乱戦のリスクは変わらず、ターゲット外のモンスターを追い払えるのは便利である
    • 脅威度の低いほうが目当ての場合は、追い払った先でまた別のモンスターとバッティング…
      という事も往々にして起こるのだが。
  • 弾の入手手段だが、モンスターのフンから単独で調合することで入手可。
    フン以外の調合素材は不要なため、自動調合をONにしているとフンを拾ってすぐに弾を得ることができる。
    また、フンコロガシから奪い取った手に入れた「転がされたフン」でも調合可能。
    なお本作ではモンスターが排便することがあり、その際の残留物をモンスターのフンとして得られる。
    フンを拾い集めるのが面倒であれば、中盤からならアイテム錬金で入手することも出来る。
    そして、MHW:Iからは植生研究所で直接こやし弾の生産が可能となり更に利便性が増した。
    スリンガー弾は現地調達、現地で使い捨てるものとアイテムBOXに持ち帰ることができるものの二種があるが、
    こちらは何故か後者である。大量にストックできるので便利ではあるのだが……
    • なおスリンガーこやし弾のアイコンはスリンガー弾専用アイコンとなっているため、
      モンスターのフンと間違えることはない。が、すぐ近くのスリンガー閃光弾は色が少し似ているので、
      アイテムの配置には少し気を配った方が良いかもしれない。
  • なお、現状では持ち込めるスリンガー弾の中で唯一当たり判定があるので、
    落石ギミックや地面に当てた時の音でのモンスターの誘導などに用いることも可能。
    石ころ等を拾いに行く手間が省けるだけではあるが、1秒を争うTAではよく用いられる。
    なお、MHW:Iで追加されたぶっ飛ばしのためには使えないため注意。
    乱入者を追い払ったら、ぶっ飛ばし可能な弾に付け替えるのを忘れないようにしよう。
  • MHW:Iでは強化撃ちに対応。一部の武器に限定されるが、散弾のように放つことができるようになり、
    群れで邪魔してくる小型モンスターをまとめて追い払えるようになった。
  • 古龍種など退散効果が効かないモンスターには無意味だが、
    その場合でも主に大剣で強化撃ちを挟んだ真溜めコンボパーツとして重宝されている。
    やり込んでいくとイベントクエストや導きの地での狩猟がメインになるが、
    前者は古龍だったり1エリアしかなかったり後者はそもそも退散玉が主流だったりと、
    こやし玉の効果が機能しない・させにくい環境であるため、
    人によってはむしろ強化撃ち用としての運用がメインになるかもしれない。
    歴戦の大剣使いたちがミラボレアスやアルバトリオンといった最強のモンスターにうんちを投げつけるのは
    最早ありふれた光景
  • 余談ではあるが、スリンガーは左腕に常に装着されているため、
    こやし弾がセットされている間は、左手に常にこやし弾が装着された状態となる。
    そして本作のこやし弾は装填された時点で明らかに茶色い
    ころがされたフンに至っては程よい硬さでスリンガー弾に適しているという記述すらある。
    最早言い逃れはできないレベルであるが、
    過酷な新大陸で生き残る為には匂いだの何だのと言っている場合ではないのだろう。
    更なる余談になるが、スリンガーこやし弾はこうみえてスリンガー貫通弾と同じ
    「切断属性」を含んでおり、なんと尻尾切断が可能である。
    ダメージが低すぎるので単体でやれるものではないが。
    正直ネタレベルではあるが、あらかじめ尻尾切断可能なモンスターを落石ダウンや縄張り争いなどの
    尻尾切断が発生しない状況でダメージを与えておき、
    切断可能な状態に戻ったところにスリンガーこやし弾を撃ち込むという手順で切断は可能ではある。
    感染症とかヤバそう

余談

  • 実はこの手の排泄物を遠距離射撃するという手段、実在する戦術である。
    大便というのは基本的に凄まじい雑菌の温床であり、これを相手の傷口や目などに触れさせれば感染症必至なのだ。
    場合によっては敗血症や壊死といった致死率が極めて高い症状を引き起こす病原となり得る。
    植物から抽出できる薬品としての毒は高級品であり、その代替として糞尿を毒として使用していた。
    矢や弾、武器の刃に糞を塗り込んで…という想像するのもおぞましい光景は
    一昔前まで雑兵等の間でそれなりに行われていたりする。
    • 武器に直接塗りたくらないまでも、「糞尿を浴びせる」という行為は
      単純に敵兵の士気を大幅に削ぐ効果も期待できる。
      籠城戦などで守備側が熱湯の他に糞尿を直接手桶を使って浴びせるという攻撃手段も使われていた。
    • しかしボロボロのモンスターにこやし玉をぶつけても感染症にはならないし、
      同様にボロボロのハンターがババコンガにウ○コを投げつけられても同様。
      モンスターはともかくとして、ハンターは何故平気な顔をしていられるのか…
      まあキノコを生で食べたり、フンの中から拾った怪力の種を飲み込んでも平気だったり、
      が時間経過で完治したり、動くと開くレベルの傷もしゃがむだけで完治したり…と、
      少なくともハンターに関しては尋常ではないレベルの免疫機能が備わっているのだろう。
      我らがハンターはやっぱり超人。
    • 他のゲームでも糞を毒物として扱う描写は皆無である……と思いきや、あの変態企業がやってのけている。
      同社のダークソウルシリーズには「糞団子」という名前からしてアレなアイテムがあり、
      投擲することで命中した相手に猛毒値を蓄積させるが、手掴みのためか自分にも蓄積してしまう。
      同社の名誉の為に弁解しておくと、決してそういう意味での「変態企業」ではない。

関連項目

システム/武器内蔵弾
アイテム/円盤弾
アイテム/毒消し弾
アイテム/こやし玉
アイテム/モンスターのフン
アイテム/弾丸