武器/赤龍ノ裂ク牙
Last-modified: 2024-03-20 (水) 17:29:40
目次
概要
- 盾内部と剣の持ち手部分が発光しており、隙間から光が漏れ出ている。
盾からは黒っぽい幽幕のようなものが伸びている。
- 覚醒レベルや覚醒能力といった特有のステータスが設定されている。
覚醒前の初期性能
- 性能は以下の通りで、攻撃力・斬れ味・会心率等の基本性能はどれも同じ。
ここから覚醒能力を5つ選んで付与していく事で基本性能を強化できる。
また、1部位分の防具のシリーズスキルを付与する事も可能。
- どの武器もそこそこの物理性能におまけ程度の属性値。
MHW:Iの片手剣は物理面でも優秀なコンボをもち、手数の多さから属性面でも活躍できるポテンシャルがある。
構成ごとの解説
- 大別すれば物理重視型、属性・状態異常重視型にわかれるだろう。
物理重視だと「達人芸構成」、属性重視だと「会心撃構成」あたり。
更にアイテムの使いやすさから、確実な斬れ味維持ができる「剛刃研磨構成」も十分視野に入ってくる。
ただし、現在は属性・会心撃重視の構成はほぼほぼ作成する必要性が無くなってしまっている(後述)。
物理重視の構成
- どちらかというと物理寄りの性能が向いているが、片手剣の手数であれば低属性値でも多少はダメージ源になる。
モンスターごとに弱点属性のものを使うというのも多少はプラスにはたらく。
- 高い物理性能に加えて汎用性に長ける毒・麻痺・爆破も人気。
ただし、麻痺と爆破は皇金の剣・痺賊、砕光の恒剣というライバルが存在し、
赤龍武器一強という状況ではなくなっている。
それでも劣っているというわけではないのが赤龍武器の恐ろしいところである。
- もっともバランスに優れているとされるのは斬れ味強化55攻撃力強化655とする組み合わせ。
斬れ味55で紫を出し、残りは攻撃をできる限り上げる構成。表示上の攻撃力は427、武器倍率は305。
また斬れ味6、攻撃5555として匠Lv2を発動させれば、火力を上げつつ紫10を出現させられる。
匠を入れる分、当然スキルで見た時の火力は落ちてしまうので、
装飾品やプレイスタイルによって使い分けたいところ。
こちらの場合攻撃力は表示上434、倍率は310。
- ただし、どちらも斬れ味が素で紫になる最低ラインで表記している。
そのため、この構成で火力を十全に発揮するには達人芸か剛刃研磨が必須。
どちらかと言えばテンプレ装備の延長線であるので、
ただ強いと鵜呑みにして使う事だけは避けたい。
高レベルの匠と業物でも紫運用できなくもないが、匠の負担が重かったり業物で護石枠を取られたりで
火力を突き詰めたいハンターには敬遠されがち。
- 今作でもMHXX同様に紫ゲージの物理補正は低くなっているため、
無理に斬れ味紫に拘らず攻撃65555と全振りしたり、斬れ味5を一つだけ搭載して白90での運用もあり。
攻撃全振りした時の表示攻撃力は455で倍率325。
- もちろんシリーズスキルを搭載するのも有用。
一番人気は達人芸の炎王龍の武技。
- ちょっと変わったところで冰龍の神秘構成が存在する。
ジャストラッシュが冰気錬成と相性が良く、非常に強力。
そのため、覚醒能力で冰龍の神秘を担当してあとは攻撃力強化に振るという構成も採用されている。
物理構成の高攻撃力も都合が良い。
- ただし、この構成の場合はジャストラッシュを安定して使えなければぶっちゃけ弱い。
「元より強力なジャストラッシュに冰気錬成を乗せて叩き込む」ことがキモであり、
適当に攻撃するだけでは冰気が一瞬でなくなり、冰気を稼ぐために頻繁に納刀するなどしていると
ただただ手数が減るだけで時間で見たダメージ効率は正直お話にならない。
相応の練度が必要になるだろう。
会心撃構成
- 覚醒能力を全て属性強化に振り切って、属性や状態異常に特化した構成。
MHWorldでは片手剣と言えど物理重視の武器種であったのだが、
MHW:Iのテコ入れで属性でも特化すれば再び実戦でも使えるレベルになった。
この場合スキルには会心撃【属性】や真・会心撃【属性】、会心撃【特殊】や真・会心撃【特殊】が欲しいところ。
ただ、属性に振り切りたい都合上、シリーズスキルを赤龍武器に付与する余裕があるかは微妙。
- 物理重視とされる今作では基本的に物理特化構成を上回ることは難しいのだが、
ヴォルガノスやナナ・テスカトリ、金銀火竜等の
物理肉質がかなり悪いモンスターにはこちらのほうが有効な場合も多い。
心眼スキルと合わせれば、弾かれていてもそこそこ火力がだせるという便利な立ち回りも可能。
また、マルチプレイでは手数により状態異常を素早く何度も入れることができる。
特に麻痺と睡眠はかなりの拘束力を発揮するので、盾攻撃のスタンに加えて
乗りや罠も素早くできるという利点も後押しし、1人でずっと拘束するという芸当も可能。
- 毒はべらぼうに状態異常値を上げなくても毒漬けにしやすい上、片手剣ならば毒けむり玉辺りでも充分なので
属性特化にはしづらい。物理特化に振った方がいいだろう。
加えて、毒特化にしようとすると、
物理性能とそこそこの毒属性値を持つルナティックローズというライバルもいる。
- 麻痺、睡眠はと言うと、特化しても属性値は260どまりである。
カスタム強化を含めても、麻痺は属性解放したラグドスアッシュ、
睡眠はニュクスタバールやクロムスライサーの素の属性値に勝てないため、
基本的に属性特化することは推奨されていない。
とはいえそのままでは1回麻痺をとることすらもままならないので、
覚醒強化こそ物理によせるものの、カスタム強化や龍脈覚醒の固定値上昇を活かして属性値を上げ、
1度だけ麻痺を狙う、といったふうに考えて使う必要がある。
- 爆破特化には天敵がいる。その名もウルムーアーミン。
物理性能こそ優れているものの、属性値の差やカスタム強化の自由度で差をつけられており、
特化してもかなわないというのが正直なところ。
爆破は部位破壊の側面を除けば単にダメージ要素に近く、素直に物理重視で構成したほうが無難ではある。
- この構成だと達人芸並みに会心率を盛らなければならないので、剛刃研磨は採用されないことも多い。
とはいえ、装飾品1個で剛刃研磨だけ発動すれば戦闘開始時などに重宝するので
脇を固めるスキルを切って、剛刃研磨単体の採用は悪くない。
- しかし皇金武器の強化実装により、これらの構成ははっきりいってそれらの下位互換になってしまった。
物理面は属性によって多少の差はあるものの、全属性において属性強化に振り切った赤龍武器よりは上を行っている。
属性面は並んでいると言いたいところだが、向こうは武器本体に会心撃【属性】/会心撃【特殊】を備えているため
防具の構成の自由度で大きく差を付けられてしまっている。
結局物理属性両面で劣ってしまっており、
どうしてもシリーズスキルを積みたいでもない限り使い道が無くなってしまった。
- 皇金には毒と睡眠が存在しないため、そちらでは対抗できる…なんてことはない。
毒はそもそも同じ赤龍でも物理構成の方が実用性人気ともに高く、
睡眠はより異常値の高いニュクスタバールが存在するため声がかかることはない。
余談
- 片手剣は特に物理・属性のバランス取りが難しい武器種である。
上記では比較的人気の高いビルドが紹介されているが、もちろんこれらが全てではない。
特定の仮想敵を想定して、あるいは手持ち装飾品や欲しいスキルと相談して、
攻撃と属性のバランスを緻密に調整するのももちろん有用であると言えよう。
- これらは他武器種にも当然言えることではある。
しかし属性が有用だがそれ一辺倒であるべきでもない……
という微妙な境界線上にあるのが片手剣という武器種である。
突き詰めていくと相手モンスターどころか狙う部位の肉質・耐属性のバランスによっても最適解が激変しかねない。
やがて1属性につき物理属性各特化の2本程度では到底満足できないという
重症な事態にもなる……かもしれない。
関連項目
モンスター/ムフェト・ジーヴァ
武器/赤龍武器