MHRiseにて登場した環境生物の一種。
寒冷群島の海に生息が確認されている、目玉のような模様が特徴の希少な超巨大ウミウシ。
概要
- 「超巨大」とは書いたが、「超巨大なウミウシ」と聞いてどのくらいの大きさを思い浮かべるだろうか?
現実世界のウミウシがかなり小さな生物*1であることを知っている方々は、
もしかしたら人間大のサイズを思い浮かべるかもしれない。
あるいはやっぱりモンハンの生物だしということで、リノプロスレベルのサイズか、
それともリオレウス程度はある、人を丸呑みできるような怪物を想像するだろうか。- 現にMHW:Iでの最大サイズと目されるツキノハゴロモも、全長だけでいえば小型飛竜程度のサイズはあった。
どれほどデカくとも十数mクラスに違いないと、そう思った人が大半だろう。
だが、他のエリアのように寒冷群島を隅々まで探し回っても、
巨大なウミウシどころか普通サイズのウミウシさえ見つからない。
一体どこに生息しているのか、どれほど巨大な生物なのか…
- ウミウシボウズと出会える場所は、マップ東側の標高の高い地点。
全貌を余す所なく見たいなら、エリア8の座礁船のマストに登るのがオススメ。
おおよそ月が空の天辺にまで差し掛かった頃合いになると雄叫びのような音と共に出現する。
- ウミウシと出会うはずなのになぜ標高の高い場所へ行くのか、なぜ雄叫びらしきものが聞こえるのか?
その姿を知らぬ人からすれば、そんな疑念を抱くかもしれない。
ともかく、先に挙げた条件を満たし、カメラを東の方に向けるとそこに写っていたのは……
遠景の海に浮かぶ、ヤマツカミどころか
グラン・ミラオスもかくやという
超巨大
なウミウシであった。
初見では誇張抜きで小島と見間違えかねないサイズであり、度肝を抜かれたハンターはさぞ多かっただろう。- 大雑把に言えば光る目が付いた巨大なキノコ傘のようなビジュアルで、
遠景にいるのと、あまりにデカすぎるため、目算でも大きさが測りかねる。
しかも海面に浮上していて全体像が見えているわけではないのにこのサイズである。- 後に公式Twitterでその姿の全貌が明かされた。
ヒレのような部分を伸ばして傘と同程度の高さであるので、見えている分より1.5倍くらいデカいようだ。 - 同じ軟体動物モチーフのアメフリツブリとはヒレや角のような部位、つぶらな瞳といった共通点が見られる。
片やハンターが手掴みできる大きさ、片やハンターを飲み込んでしまいそうな大きさだが、
もしかすると近縁種だったりするのかもしれない。
- 後に公式Twitterでその姿の全貌が明かされた。
- 残念ながらRiseでは捕獲用ネットがないので捕獲不可能。
…というか、あったとしても遠すぎかつ巨大すぎて無理だし、
もっと言うならマイハウスに飾るのも無理だろう。
その代わりにゲーム中のカメラ機能で撮影することで図鑑へと載る形となる。
背景の一部だと認識していたハンターも多数居たようだ。
改めて写真に収めるべく出向いても、そう毎回出現するわけでもない。こんなところにまでセンサーが…。- はっきりとその姿を見たいのならエリア8がいい、とは述べたが、
あまりに規格外の大きさ故に、ある程度の標高があればその姿を見かけることは十分できる。
具体的には、エリア8の反対側のエリア6の西側の岩山に上っていても視認できるほど。
- 大雑把に言えば光る目が付いた巨大なキノコ傘のようなビジュアルで、
- このサイズだと、もはやモンスターとして狩猟対象にしても良いような気もするが、
幸か不幸かMHRiseには水中戦がないため狩りようがない。
また、サイズは規格外といえど昼間は海中に潜み、夜になると浮上してイカを食べるという
大人しい性格の生き物であるらしいため、イカを食べ尽くすような大食漢でなければ
そもそもハンターズギルドから狩猟対象と見做されることもないのかもしれない。
- その模様も相まってキノコ状の部分が頭のように見えるが、
公式でも発表された通り全体のシルエットとしてはカタツムリに似ている。
海面から若干見える触角も小山もかくやのサイズではあるが…。- この点は図鑑でも言及されており、「目玉のような模様の光」とある通り、これ自体は目ではない。
下記にあるが、ジェスチャーにて本来の頭部が確認できる。 - 観察していると出現地点から触角の向き(左方向)へゆったりと進んでいき、
海面へ突き出た巨大な岩の辺りまで進むと海中へ沈んで姿を消してしまう。
出現している時間はおおよそ数分程度。 - 希少生物の中では戦闘エリアに近い場所に出現し、流れ弾で逃げて行く事も無いため、
初めて見つけた希少生物がウミウシボウズだったと言う人も少なくない。
その大半が「夜の寒冷群島でモンスターを追っていたら謎の咆哮が聞こえて、
見回すと海上に大きな影が現れていた」と言う怪談じみた遭遇だった模様
討伐クエストの依頼文にそのまま使えそうなシチュエーションである
- この点は図鑑でも言及されており、「目玉のような模様の光」とある通り、これ自体は目ではない。
- 遠景かつ高い所で視認できるという点では、
往年の密林において背景登場していたヤマツカミと類似点がある。
あちらや他の環境生物とは異なり攻撃は届かないようではあるが、
懐かしさを覚えたハンターも居たことだろう。
- ちなみに、各種ジェスチャーに反応を返してくれるが
「大きく手を振る」や「喜び」に対する反応は上体を起こして衝撃波を出すほどの咆哮を上げるというもの。
遠すぎてこちらのハンターやモンスターに特に影響を及ぼしたりはしないが、
規模からしてウミウシボウズのすぐ周囲の生物が無事である保証は無い。
大人しいだけで、人畜無害な生き物という訳でもなさそうに見える。
しかし、上体を起こして返事をする仕草は、どことなく愛らしさも感じられる。衝撃波が出てはいるが。- 本人に害意がなくとも、その巨体故ただ存在するだけで人に害を与えてしまうモンスターもいる。
また、海棲の種に限定しても、ノベル版にてたまたま浮上した位置にあった船が沈んだという例もある。
やっぱり狩猟対象にしたほうが良いのでは…
- 本人に害意がなくとも、その巨体故ただ存在するだけで人に害を与えてしまうモンスターもいる。
余談
- 名前はお察しの通り「ウミウシ」と「海坊主」を足したもの。
- 海坊主は海入道や海法師とも呼れる日本の海の妖怪。
発達した積乱雲が入道雲と呼ばれるように、海坊主も小さくとも数十メートルは下らない巨大な妖怪で、
船を沈める、あるいは壊してしまうとされる怪異である。
船幽霊という怪異と同一視されることもある。- また、比喩表現として、漫画やテレビドラマなどに登場する、
坊主頭で大柄の男性登場人物が「海坊主」のあだ名で呼ばれる事がある。近年はこの人の固有名詞と化している。
- また、比喩表現として、漫画やテレビドラマなどに登場する、
- ウミウシとは「海に棲んでいるナメクジみたいな生物」の総称のようなものであり、
特定の生物種を示す言葉ではない(虫やクラゲと同じ様な呼び方である)。
一応後鰓類裸鰓目の生物がステレオタイプなウミウシとされる事が比較的多いものの、
他の類に属すウミウシと呼ばれる生物も珍しくない*2。
つまりそれっぽかったら仮に龍をウミウシと呼んでも問題はない。
- 海坊主は海入道や海法師とも呼れる日本の海の妖怪。
- 漢字で書くと「海牛」ではあるが「かいぎゅう」と読んだ場合、
ジュゴンやマナティーなど海牛目の海生哺乳動物の事を指す。
- MHR:Sにおいては、本種をモチーフとした重ね着装備であるウミウシボウシも登場。
頭の上にデフォルメされたウミウシボウズがちょこんと乗っかるような形となっており
大変愛らしい……と言いたいところだが、
元がデカいためか『ちょこんと』などという可愛らしいものでは断じてないレベルで
がっつりのしかかるウミウシボウズに仕上がっている。可愛いけど。
どこぞの溶岩竜みたいになっていないだけマシなのかもしれないが- この重ね着装備が手に入る依頼サイドクエストは『ウミウシボウズの写真を撮ってくる』というもの。
他の写真系サイドクエストと同様、依頼発生前に事前に撮影しておいてもクリアできないので気を付けよう。
- この重ね着装備が手に入る依頼サイドクエストは『ウミウシボウズの写真を撮ってくる』というもの。
関連項目
環境生物
フィールド/寒冷群島
防具/テンタクルシリーズ - オトモ装備がウミウシの形状をしている
モンスター/レイギエナ - モチーフと目される生物がウミウシの一種である『アオミノウミウシ』