登場人物/料理長

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:12:45

拠点で料理を提供するアイルー達の長。
ここではMHW(:I)に登場する料理長を主に紹介する。

目次

新大陸古龍調査団の料理長

アステラの料理長

  • 新大陸の調査拠点アステラ
    ハンターや調査団員の心と腹を満たす料理を提供する『武器と山猫亭』の料理長を務めている大きなアイルー。
    背丈は普通のアイルーの頭一つか二つほど大きく身体つきも筋肉質で頑強。
    1期団の旗をスカーフとバンダナにして身につけている。
    傷ついて隻眼になった眼光も鋭く歴戦のアイルーのオーラを醸している。
    渋みを醸し出す一環なのか、語尾に「ニャ」は付かない。
    • 元々はオトモアイルーとして、
      今は包丁として使っている背中のアイアンネコソードが折れるまで活躍していた模様。
      誰のオトモだったのかは明言されていないが、後に聞ける会話の内容から元は大団長のオトモであり、
      引退を決意してから、狩猟以外の面で調査団と団長を支える事を選んだ経緯が明らかになる。
      • 放浪癖のごとく何度も、長いこと拠点を離れてしまいがちな大団長だが、
        「料理長の作る飯を食べに戻ってくる」と言っているのが周囲にも知られており、
        彼らの絆と信頼は今もなお深い様子。
        普段は眼光鋭い料理長も、会話に大団長の事が出てくると笑顔を見せてくれる。
      • MHW:Iアップデートver.15.10にて配信された
        映画『モンスターハンター』コラボのイベントクエスト「NEW WORLD」
        映画内でミラ・ジョヴォビッチが扮したアルテミスと大団長で展開される。
        2つのクエストをクリアするとムービーに料理長が登場し、大団長に「相棒」と呼びかける演出がある。
        アイスボーン最終盤にてようやくワールドからの推測が確定することとなった。
      • 食事場に入り浸る兄貴肌の5期団は、大団長を目撃して以降、
        「大団長がよく見知っている誰かに似ている」と語る。
        今あんたがおかわりを頼んだその人だよ!
    • 今作では自分のオトモアイルーはかなり細かくクリエイト可能になり声の高さまで変更出来るようになったが、
      料理長の声は一番低く設定したオトモアイルーの声より数段低い、まるで大型犬の唸り声のようである。
    • 話しかけると、自身の経験もあってかオトモ関連の基礎知識を教えてくれ、
      自分のオトモを気にかけてやれともアドバイスされる。料理長自身はどうだったのだろう?
  • こんなに凄腕な感じを醸し出しているもんだから、調理ムービーはどんなに豪快なのだろうと思っていた
    プレイヤーがまず最初に目にする彼の仕事は、何と仕上げの香草をそっと載せるだけ。
    その後食事場を1段階グレードアップさせた際にはチキンの脚にマンシェットをそっと被せるだけ。
    料理長仕事しろ、と思った人もいるとかいないとか。
    一応料理の効果が低いなんて事は無いので安心して欲しい。
    • 更に食事場をグレードアップさせるとついに料理長自ら肉を切り分け、巨大な肉の塊をフランベ*1
      豪快に焼き上げるという圧巻の調理を見せてくれる。とても美味そうである。
      ここまで来ると逆に「味に関係無い事をそっとする」を
      天丼ネタとしてやって欲しかった人もいるとかいないとか。

      料理が完成するとアイテムを飲み食いしたハンターの代わりにガッツポーズを見せてくれる。
    • なお、一見完全なギャグ描写のようだが、料理長が調理をせず仕上げしかしないことは、実際の高級レストランでも変わったことではない。
      後進のシェフ達に経験を積ませつつ現場をチェックし、仕上げをもって承認とする、会社の管理職と変わらない。
      そして誰も手が空いていない場合や大事な局面・客に対しては自分が調理を行うため、このような料理長の描写は間違っていないと言える。
      • 調理場の様子を観察していると、時折ものすごい速度で
        幾つものステーキをひっくり返しているのが目撃できる。
        また、かまどや大なべを管理するアイルー達の指導、集会所への食事の手配、
        食材の仕入れや新食材の調達依頼など
        食事場を預かるものとしてやる事はいっぱい有るのだろう。
  • 食材の調達依頼を出すハンターの中でも、兄貴肌の5期団を
    「どんな食材でもあっという間に持ってくる」と絶賛している。
    また、シモフリトマトの依頼は「デキる男」「相当な腕の持ち主」と語るある男に託したとの事。
    それらの幾つかは依頼を回された主人公が採ってきたわけだが…
  • 設定資料集によると、大団長のオトモが引退した理由は当時未確認だったモンスターとの戦闘だという。
    2期団が到来した時期に初めて調査団の前に姿を見せたそのモンスターに挑みかかったものの、
    愛用の武器を破壊されるなど受けたダメージは大きく、調理担当へ転向したという。
    • ゲーム内でも「オレがメシ作りを始めたのは折れちまったエモノに、引退を垣間見てからでな…」
      「だったら美味いメシでも作ってあの風来坊の腹を満たすか、ってのが始まりさ」と本人が語っている。
    • このような経緯や、相棒こと大団長が黒いモンスター=ネルギガンテを追っていることから、
      料理長自身もネルギガンテに対して因縁めいたものを感じているようだ。
    • セリエナの料理長からも、この料理長が料理を学びにきた時の話を聞ける。
      武器を破壊されてから数日後に学びに来たそうで、
      その時「頑張って決めたのね」と言われ泣き崩れてしまったとか。
      学びに来るまでの数日間、折れた武器を寂しそうに眺めていたらしい。色々な葛藤があったのだろう。
  • セリエナの料理長曰く、「あの子はいつも大雑把な癖に、妙に細かい所に拘る時がある」との事。
    初期の調理ムービーを思い出すと妙に納得する言葉である。

セリエナの料理長

  • 極寒の拠点『セリエナ』の食事場を預かる料理長。
    糸目で丸眼鏡を掛けた老齢のアイルーであり、自身のことを「オバーチャン」と称する。
    アステラの料理長と同じく非常に大柄だが、あちらが筋肉質な体型に対して、
    セリエナの料理長は防寒具を着込んでいる事もあり、ふわふわとした丸っこい体型。
    • 彼女も喋る時に語尾に「ニャ」が付かない。
      意識して付けない前例もあるのだが、年を取ると自然と付かなくなるのだろうか?
      口癖というほどではないが、たまに「○○なーの」「○○なーんて」と言葉が伸ばし気味になる。
  • 得意料理はあつあつのシチューやとろ~りとしたグラタン。
    いずれも食べれば体の芯から温まるような、寒冷地で行動するハンターには嬉しい料理である。
    食事場を利用すれば実際にこれらを作ってくれるが、
    もうもうと湯気を立てほろっほろに煮込まれた肉が入ったブラウンシチューや泡立つチーズのグラタンなど、
    描写の破壊力が凄まじいため、深夜など時間によっては閲覧に注意する必要がある。
    セルフ飯テロとはよく言ったものだ
    • いずれの料理も丹精込めて仕込んだ「家庭の味」と言うに相応しいものである。
      「アステラの料理長」の作る料理が、素材を豪快に使った野趣あふれる「大自然の味」だとすると、
      この二人の作る料理はなかなか対照的である。
  • いかにも優しそうなおばあちゃん然とした人物だが
    今ではすっかりベテランなはずの「アステラの料理長」も頭が上がらない料理人。
    もとは1期団として新大陸調査団に参加しており、MHWの時点では既に引退していたが、
    『渡りの凍て地』の発見と、新拠点『セリエナ』を建設するにあたって、
    再び料理人として調査団に復帰することとなった。
    • この際「また新大陸の地を踏む日が来るなーんて」と発言しており、
      現大陸に帰還していたのを呼び戻してまで復帰してもらったようだ。
      5期団の時点で交易船を出せるぐらいには航海が安定しているとはいえ、
      やはり新大陸の、しかも環境厳しく物質に乏しいであろう寒冷地の新拠点ということで、
      特に信頼できる料理人を置きたかったのだろうか。
    • アステラの料理長からは「優しい笑顔で厳しいお方」と評されている。
      エンディングでは彼が作った料理を味見しているが、
      うなだれるアステラ料理長の反応からして「まだまだ」のような辛口の評価を下したようだ。
    • もちろんその腕前も設定通りなのだろう、何もせずとも最初から料理効果がMAXとなっている。
      急造で建設したて拠点、しかも極寒地という劣悪な条件下にあるため、
      物資が恐ろしく乏しいであろうセリエナでありながら、である。
  • 元1期団ということで初期の調査団の様子にも詳しく、
    総司令の脚が不自由になった経緯についても少しだけ教えてくれる。
    詳細はわからずじまいだが、2期団が新大陸へ来て少し経った頃に出現した
    未知の黒いモンスターに対処するためハンターたちが出払っていた時に
    「いろいろあって、残って建設を続けていた総司令が、アステラと皆を守ろうとして…」だそうな。
    このモンスターについては黒いから黒龍では?という妄想空想も唱えられていたが、
    MR99にて発生する悉くを殲ぼすネルギガンテの任務クエストをクリアすると
    「あの黒いモンスターの調査を終えてくれてありがとう。
    あの黒いモンスターとは2期団が初めて遭遇して以来の付き合いだった
    という会話が追加されるほか、「調査を終えた」という点からも
    ゲーム未登場モンスターではなく、因縁の黒いモンスターはネルギガンテだったようだ。
    1期団が追いかけていたクシャルダオラは水を操る古龍との戦いに敗北して渡りを断念しており、
    渡りの古龍が持つエネルギーを狙うネルギガンテも出現せず、
    1期団の新大陸到達時には遭遇しなかったという事だろう。
  • 大団長やソードマスターを「お坊ちゃん」、フィールドマスターを「お嬢ちゃん」と呼び、
    若く見積もっても五十代後半~六十代であろう1期団の面々を若造扱いできるほどの御年齢な様子。
    その割には背筋も伸びており、足取りも確かでしゃんとしている。かなり健康なオバーチャンだ。
    そしてアイルーの寿命がとても気になる。

派生作品の料理長

  • 派生作品においても同名のキャラクターが登場するため、こちらも紹介する。

アイルー村の料理長

ルルシオンの料理長

  • MHST2の拠点の1つであるルルシオンにも、「料理長アイルー」なる存在がいるらしい。
    しかしながら本人がゲーム内に登場するわけではなく、NPCのセリフで触れられるだけであり、詳細は不明。

関連項目

世界観/料理
登場人物/モミジィ - 元オトモアイルーという共通点を持つ人物

過去作におけるコックアイルー

システム/アイルーキッチン
登場人物/さすらいのコック
登場人物/屋台の料理長
登場人物/ニャンコック


*1 調理の最後にブランデー、ラムなどアルコール度数の高い酒をフライパンの中に落とし、一気にアルコール分を飛ばす調理法。 主に、肉や魚などの素材をフライパンなどで焼いたり炒めたりする際、最後の香り付けのために使用される。揮発したアルコールに引火するため、一瞬炎が上がる
*2 因みに、アニスは料理長が村の住人になって暫くした後に出現し、彼女を料理長の元まで連れて行けば、村の住人になる