砂漠の海

マップ「砂漠の海」のパノラマ
この真っ二つになってしまったコンテナ船は、20年以上も太陽の下で錆びついています。
船に描かれた絵は剥がれ、船の名前を読むこともできません。そこからそれ程遠くない場所で、吹き止むことのない強風により荒廃してしまった町に、ノーマッドは、新しい住処として移り住みました。
2度の奇跡と悲しい運命がそこには共に存在しているのです。

以前、砂漠の海は「Waderkvarn」社がテストグラウンドに供給品を運び、十分にお金（と度胸）を持っている人々と取引を行っていた貿易港でした。
大災害の直後、悪天候のため見知らぬコンテナ船が岩礁に衝突し、座礁しました。
その嵐は数日間弱まらず、コンテナ船を真っ二つに破壊しました。
嵐が収まり、水の勢いが鎮まった時、湾は空っぽになっていました。
港は当時、地球を引き裂いた数多くの自然異常災害のうちの1つになりました。

同じ災害現場で、数年後、ノーマッドの移動都市が災害を被りました。
ノーマッドは閉鎖的な人々で、彼らは何が起こったのかを話しません。
唯一奇妙なことは、彼らがここに定住し、装備を修理しようとしていないことです。
このようにして、小さく平和な開拓地ができ、船から落ちたコンテナから乏しい居住地を形成しました。