リチャージブースター

以前であればエンジンが同等の装填強化機能をを持っており、装填速度増強を目的として採用するとオマケでエンジン能力もついているような形だった。
特に、電力を消費せずに装填速度を+10%できるホットレッドが装填武器にとっての事実上の標準装備のような地位を獲得しており、それによって装填速度を強化していた全てのビルドが弱体化したと見ることができる。

こういった変化から、「実質的な装填武器の弱体化だ」「装填武器イジメだ」といった声が根強くある。
実際には色々と性質が変化しているため一概に弱体化とは言い切れず、被害を受けたのは主に「ホットレッドで+10%してた勢」と「コロッサスで装填強化しながらエンジン強化の恩恵も受けてた勢」に絞られる。
「エンジンが必要ないくらいの高出力の機体に装填速度目的でコロッサスを積んでいた」といった手合いにはあまり影響が無い、というかむしろエンジンを自由に選べるメリットの方が大きいかも知れない。
　
変化した点は大雑把に以下の通り。

• プラスポイント
  • エンジン効果が多様化したため、様々な強みを持つビルドができるようになった。
  • 装填速度を強化するためにエンジン搭載を強制されることがなくなった
  • 装填に特化した高耐久パーツになったため、装甲代わりに使えるようになった。
  • 大量に跋扈していた無料+10%勢が消えたため、電力1支払って装填速度を強化することの意義が大きくなった。

• マイナスポイント
  • ホットレッドの効果によるエネルギー消費なしでの装填速度の強化ができなくなった。
  • 装填速度を強化するとオマケでついてきたエンジン効果がなくなった。
    　

これらの変化は、元よりエンジンの恩恵が薄く、積載量にも余裕がある重量キャビン系統にとっては大した変化ではないが、積載量に乏しい軽量タイプのキャビンは気軽に装填速度を強化することができなくなってしまったため、影響が大きい。
「多少装填速度が長くとも、装填が終わるまでの間をスピードで凌ぎ、何度も接触を繰り返せば良い」という考え方もできるので、ルナティック系は一撃離脱、スカベンジャー系は高耐久高回転のゴリ押しという方向性の差別化が推し進められた形となる。
　
とはいえ、装填速度とスピードの両取りが高い価値を持つビルドにとっては、どうしても弱体化の感は否めない。
特に、「コロッサスのパワーで障害物からヒュンヒュン出入りしながらキャノンやスコーピオンで殴りつけるタイプのホバー」辺りは、恐らくこの変更の最大の被害者と言えるだろう。アンチホバー教徒大歓喜そもそもオムコロホバービルドが強すぎたので、その点で言えば良調整だったのではないだろうか。

最後に。
武器性能のバランスは使用率や勝率、与ダメージ等のデータに基づいて細かく調整しているようなので、武器性能のバランスが崩れているようなら確実に運営も察知しているし、必要に応じて調整を入れる筈なので、さほど心配する必要はないだろう。