オペレーション「レディアンス」

概要

基本情報

PS2000～PS10000のプレイヤー車両10台 vs 運営に用意された小型のラベンジャー車両2台の非対称戦。
ブースター、燃料タンク、ウェアウルフ、爆裂マッチ棒、ランスロット、スキンナーは装備不可。

ストーリーとしてはオペレーション「レッドライト」の続編となる。
オペレーション「レッドライト」とほぼ同じルールなのだが、前回のマップの単純さはどこにいったというぐらいマップが困難なロングコースになったのが大きな変更点。

生存者チームは、長くほぼ一本道のコースをラベンジャーから逃げながら完走し、脱出するのが目標。
ラベンジャーチームは耐久300程度の小型非武装車両に乗り、生存者全員の車両に体当たりして脱出を阻止するのが目標。

一見生存者側が圧倒的に有利に思えそうだが、

• ラベンジャー側は何度でも復帰できる
• 生存者側はラベンジャー側に触れた瞬間即死する
• 倒された生存者プレイヤーはラベンジャー側として復活する

というゾンビゲームのような仕様になっており、生存者側にとって中々マゾいバランスになっている。
開催期間は2023年02月20日から03月19日まで。

解説

一本道の各所に封鎖されたゲートがあり、開放するまで一定時間待たされたりレイドの発電機のような操作を要求されたりするので、スピード任せに逃げ切ることはできない。
ラベンジャー側のリスポン地点は生存者側の逃げる先にもあるため、先頭集団は待ち伏せに注意。ラベンジャー側のリスポン地点は、生存者側の到達地点によって変化する。
オペレーション「レッドライト」のときと比べると、開けた場所の道幅は非常に広いが、狭い場所の道幅は並んで2台通れるかが怪しくなるほど狭い。
加えて、固定砲台/爆発バレル/シュレッダー/ジャッピングスポットの着地点に狙ったように開けられた穴など処理ミスや操作ミスをすれば落下死を免れない。
まずはマップを覚えることから始めよう。

ラベンジャーに触れたらアウトである以上遠距離から的確に無力化できる装備が望ましいが、必中高火力の各種自動兵器を持ち込み近距離で倒しているプレイヤーも多い。
ラベンジャーは超性能となったアルゴスを搭載しているとはいえ、レーダーを装備していない上に狭い一本道ばかりなので地雷系がかなり有効に働く。

道中にはワイルドファイアのようなエネルギー球を放つ固定砲台がいくつも設置されているエリアもあり、これが意外と高火力なので機動性特化ビルドだと当たった時の損害が馬鹿にならない。
今回は２セクションに設置されていて攻撃は激しくなったはずなのだが、レイアウトの関係でプレイヤーのテクニック次第ではどちらも無視することさえ可能。

構成としては大きく4セクションに分かれている。前回より1セクション伸びてタスクも増えた。
コースの全長が大幅に伸びて、ただの通り道さえ油断すると足をすくわれる仕様になったことを思うと生存者側の難易度が上がったと言える。
反面、どこからラベンジャーが攻撃してくるか全セクション事前対策可能という点では難易度が下がったと言える。
ラベンジャー側の襲撃を捌きながら各セクションのタスクをこなして先に進むのが、このイベントの主な流れ。

スタート地点：

特にタスクは無いのだが、生存者10人がお団子状態でスタートかつ直近の真後ろの崖から即座にラベンジャーが飛び降りてくるという初期配置。
『分かっている生存者』は即座に後ろを向いて飛び降りてくるラベンジャーの迎撃や着地点に地雷を撒きながら先を急ぐ。
ラベンジャー側にしてみれば生存者への接近が絶望的な場所なのだが、稀に分かっていない生存者10人が集まった場合はここから第１セクションまでがラベンジャーの狩場に化ける。
開幕時の挙動で分かっている生存者と分かっていない生存者の把握に努めよう。
この初動が第1セクションに影響してくるため結構馬鹿にならない。

スタート地点～第1セクション間：

冗談みたいに勾配がきつい右への下り坂。
第1セクションに入るために右方向への旋回動作を2回行う必要があるが、勾配がきついため機体の重心とムーブメント次第では旋回時にスピンや転倒をしてしまう。
分かっている生存者がスタート地点で仕事をしていればスピンでも転倒でも好きなだけどうぞと言える安全地帯。
反面、分かっていない生存者しかいない場合、転がった大量の生存者をラベンジャーが一方的に狩り放題の場所となり、その影響は第1セクションにまで及ぶことになる。

第1セクション：

ゲートを開くために、生存者側は3か所の装置の解除を行う。
以前は装置解除中は動けなかったが、レイドの仕様変更の影響を受けて、装置の近くにいさえすれば行動可能かつ装置を自動解除になった。
比較的見通しが良い開けた場所での戦闘になるため、生存者側はラベンジャーを見つけて迎撃しやすい。
ラベンジャー側はリスポン場所2か所がバレバレで射線が通し放題なため集中放火されるだけで襲撃が絶望的･･･と思いきや、分かっていない生存者のやらかしがある場合、3か所目の襲撃が発生する。
リスポン場所2か所に集中砲火していると必然的に順路とも言えるスタート地点側が背後になってしまう。どんな大惨事になるか分かるだろうか。
なお、生存者側で参加時、たまに誰も解除作業をしないという冗談みたいなシチュエーションが今回も起こるので積極的に解除にいこう（全く学習してない）

第1セクション～第2セクション間：

およそ2台分の車幅の道を第2セクションまで走り抜ける区間。ラベンジャーのリスポン場所だけ開けた場所になっている。
およそ2台分の車幅の道は平地ルートと上り坂ルートの2択になっているが、仕掛けが無いためわりと融通が利く。
上り坂ルートは速度を出しやすい上に後ろから追いつかれでもしない限りラベンジャーの襲撃に対してほぼ安全なのだが、最後がジャンピングスポットとなるため、無防備な着地を狙われるリスクがある。
平地ルートは操作ミスさえしなければ安全な道なのだがラベンジャーが即座に襲撃できる位置を走り続ける形になる。
ラベンジャー側は人数とタイミングさえ噛み合えば挟み撃ちにすることもできる反面、少数だと一方的に狩られ続けることになる。

第2セクション：

ゲートが開くまで30秒間待機する。生存者の誰かがゲートに辿り着いた時点でカウントが始まる。
狭い場所での戦闘なのだが、ゲートに向かう勾配は末広がりの1本道。
生存者側は見通しが良く火力を集中させやすい位置で待機しつづけ、ラベンジャー側は無理だろこれという位置関係の1本道に突撃し続けることになる。
生存者側に十分な火力さえあればラベンジャー側を容易に完封できる。
ありえないだろうが、ラベンジャー側は1機でも防衛線を抜けられたなら大量キルのチャンスとなっている。

第2セクション～第3セクション間：

遮蔽物がほぼ皆無の状態で横から固定砲台の砲撃を受けながら欄干の無い橋を渡る区間。橋の構造が微妙に違い、左ルートと右ルートの2択になる。
左ルートは、左右交互に大穴が空いた橋。コースアウト以外にも落下死のリスクはあるが、橋自体には仕掛けがないため、技量次第では安全どころか速度を出しやすいまである。
右ルートは、障害物が置いてある橋。コースアウト以外に落下死は無いが、障害物の配置が少々嫌らしく最後のトレーラーの配置は殺意に溢れている。砲台に撃ち殺されたり味方に落とされない限り、安全と言えば安全。
言うまでもないが、落下死や砲台に撃ち殺された生存者はラベンジャー側になってしまう。

第3セクション：

ゲートを開くために、生存者側は3か所のタワーの破壊を行う。
3か所のタワーは比較的脆いものの配置が散らばっている上に、ラベンジャーのリスポン場所に近い。
生存者がタワー破壊に夢中になっているとラベンジャーに狩られることになる。
生存者側の火力次第では一瞬で突破することも可能だが、火力不足だと非常に手間取ることになる。
タワー自体がラベンジャーを隠す障害物になってくれる上に、道の自由度も高いため、ラベンジャー側には一番襲撃しやすい場所。
また、タワー破壊において、キングの地雷など一部の武器がタワーを攻撃対象として認識しないため、オペレーション「レッドライト」では問題なかったキングしか積んでいないようなビルドだとここでもたつくことになる。

第3セクション～第4セクション間（前半）：

トラップだらけの長い1本道をひたすら走り抜ける区間。
ゲートを抜けた直後に狭い道を通り抜けるが、この狭い道の両壁がシュレッダー（ガレージオブジェクトにもある粉砕機のあれ）になっているため、接触すれば脱出が絶望的な状態で嵌って粉砕される。
つまり、この道幅を抜けられる機体で参加していない生存者は、ここで強制的に詰みになる。
その後は起伏のある道幅の広い開けた雪道を走りぬけるが、道に大量に配置されたドラム缶は全て爆発バレル。
接触するとビッグフットぐらい簡単に破壊するようなダメージを受けることになる。
そういう区間の終わりを告げるかのように最後がジャンピングスポットとなっているが、着地点の片方に大穴が空いていてルート選択や速度次第ではそこにダイビングさせられる羽目になる。
一応ショートカットがあるのだが、何かしら条件があるのかタイミング次第で閉鎖されてしまうため、ショートカット前提の行動はしないほうが無難。
そんな道を頑張って走っている生存者にラベンジャーは襲撃をする形になる。起伏はあれど開けた地形なので攻めづらい。
また、中立属性とでも言えばいいのか、爆発バレルは生存者もラベンジャーも触れたのであれば等しく吹っ飛ばしてくれる。
他の生存者が走りやすいように掃除するほどラベンジャーは襲撃しやすくなり、破壊しないほど操作ミスしたプレイヤーがラベンジャーになりやすくなるのが難しいところ。

第3セクション～第4セクション間（後半）：

トラップだらけの長い1本道をひたすら走り抜け終えた区間。
左ルートと右ルートの2択。
左ルートは固定砲台だらけの氷上を結構長く駆け抜ける。氷上という超低摩擦地形なので、タイヤは滑り放題となり、クローラーとホバーは地形効果なにそれとなる。
右ルートは狭い道の両壁がシュレッダーだが抜ければ氷上区間をまるまる跳ばせる大幅なショートカット。前半のシュレッダーと違って緩やかな右コーナーからシュレッダー区間になるため左の壁に接触しやすい。また、視覚効果的なものかもしれないが、最初のシュレッダーよりも道幅が狭い。
氷上の仕様はラベンジャーにも等しく適応される。
タイヤのラベンジャーではまともに走ることはできないが、小型クローラーやホバーのラベンジャーであれば動き回り放題となる。

第4セクション：

ゲートが開くまで60秒間待機する。生存者の誰かがゲートに辿り着いた時点でカウントが始まる。
冗談みたいに開けた地形での戦いになる。
生存者としてはゲートを背にしての耐久し続ける形。
ラベンジャーのリスポン地点が両脇にあるが、ゲートまでにそれなりの距離があることと、ゲートまでが緩やかな登り勾配となっているため、よほどラベンジャーの数が多くなければ見落とさないかぎり生存者側が負ける理由がない。
反面、この時点でゲートに辿り着けていない生存者は前後から挟み撃ちされる状態になるとも言える。

第4セクション～脱出地点：

最後のゲートを抜けて少し進めばゴール。
ラベンジャーはこの最後のゲートをまたいだ瞬間、強制自爆してしまう。
つまり、ゲートを跨がれる前に決着をつけられなければラベンジャー側の敗北が確定する。

ルールが未熟だったオペレーション「レッドライト」と違い、オペレーション「レディアンス」ではラベンジャー側不利の要素が増えた。
ロングコースになったのに加えて、プレイヤーの溜まりやすい場所が開けた地形になりやすい上にプレイヤー機を追い回すのに速度が全然足りていないのがラベンジャー側には特にきつい部分。
そんな事情で、オペレーション「レッドライト」と違って今回は終始プレイヤー側有利。
（ラベンジャー側の中の人のテクニックが超越したものでないかぎり）プレイヤー側は停止→集中砲火でラベンジャーを撃破→移動を繰り返し続けることさえできれば勝利はほぼ揺るがない。
逆説的に、それができないor邪魔をするプレイヤーが多いほどラベンジャー側が増えて迎撃が間に合わなくなり、プレイヤー不利の状態が加速していく。

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