課金

概要

古今東西あらゆる商業活動は何かしらの集金手段を用意しており、その類型の一つ。
今の所ガチャ商法だのコンプ要素だのといった射幸心を煽る要素はなく、ただ金を出せば設定されたアイテムが全て手に入るというオンラインゲームにしては比較的良心的な仕組みが提供されている。

定期的にセールが実施され、年末半額セールが恒例行事。
後述の理由でセールの時期は物価が高騰するのでその時期にアイテムを売り捌き物価が戻った頃に買い戻せば利益が得られるという先物取引の真似事で遊ぶこともできる。
ただ物価が戻るまで2～4ヶ月ほど時間がかかるのでプレイに支障をきたすほど投資すると強制的に大幅な休止期間を強いられるので注意が必要。このページを作った奴?は投資し過ぎてプレイ不能に陥るというのを何度かやらかしました。

一部、課金行為を「金で勝利を買う」的な一種のインチキ行為のように見做し蛇蝎のごとく嫌う人も存在するが、課金収益によってゲームサービスが維持できているのであって課金プレイヤーがいなくなればサービス終了は自明の理であり、残念ながら無課金プレイヤーだけではゲームは成り立たない。
課金に対する考え方は人によって様々だが「お金を払ったら負け」的な発言は傍から見るとマヌケな姿に映るのであまり公言しない方が吉。

ゲーム内経済

一般的にオンラインゲームにおいて、ゲーム内通貨は「敵を倒すとドロップ」「NPCからのクエストを達成する」「アイテムをNPCに売る」といった手段でポップ(出現)する事が多いのだが、crossoutのゲーム内活動でポップするのはアイテムのみで、ゲーム内通貨は課金でしか出現しない、更にはマーケットを通さない直接取引ができないという中々奇抜な珍しいシステムを構築している。
一応ゲーム内のランダムボックスからも一定確率でコインが出現するにはするのだが、入手ペースに上限が設けられている上に出現確率が低いので流通量の割合としては殆ど誤差レベル。
マーケットで出回っているコインのほぼ全てが元を辿れば誰かが課金し出現したものが出回っていると考えてよい。
これだけ聞くと一見して拝金主義のような仕組みに思えるのだが、実態としてはある程度の合理性を持ち課金プレイヤーと無課金プレイヤーの格差を緩和するよく練り込まれた仕様となっている。

一般的な「ゲーム内通貨がゲーム内でポップする」という仕組みだとプレイヤー達の活動が積み重なるほど流通するコイン量やドロップアイテムの量が増える為、いずれ物価はハイパーインフレの様相を呈し「ゲーム内活動ではゴミ同然のジャリ銭しか稼げないので一定レベルの装備が欲しければ課金を強いられる」「暫く休止して戻ってくるとゲーム内資産が紙くず同然になっていた」といった事象がまま起こる。
こういった要素はプレイヤーをゲームに縛り付け課金へ誘導するのに好都合なので意図的に放置されている節もあり、他タイトルのゲームでそういった経験をしたことのあるプレイヤーも多いだろう。
しかしcrossoutの場合は課金で出現するコインが経済の基礎になっている上に、手数料や作業台レンタル等でコインは常に消失し続けるため、コインの流通量はある程度抑制され「物価が無制限にインフレし続ける」という事は起こりづらい。
またコイン流通量により製造物の価格が変化すると、素材アイテムの値段も完成品の値段に引っ張られて変動するので、物価に対してゲーム内活動で得られるアイテムの価値はある程度保証されるという無課金に優しい仕組みとなっている。

コイン出現の仕様上、プレイヤーの総数に対して課金をするプレイヤーの割合が増えるほどゲーム内のコイン流通量が増えて物価は高まっていく。
しかし課金で得られるコインは固定額なので、物価が高騰し一回の売買で扱う金額が大きくなるほど課金で得られる利益は少なくなり、課金しづらくなるという性質を持っている。
逆に物価が高まるほど有利になるのは無課金プレイヤーで、報酬のリソースをそのまま売ってもそれなりの金額が入るようになるし、作業台のレンタル費は固定額なので一回の売買で扱う金額が大きくなるほど製造でコインを稼ぎやすくなる。

インフレパターンとは逆に、課金者が少なくなりコインの流通量が減ると課金者が有利になり無課金者が不利になる。
つまり運営会社の収益が少なくなるほどプレイヤーを自動的に課金に促すということで、ゲーム全体の収益の安定を図りゲームサービスの破綻を回避しやすくなるという実に合理的な仕様と言える。

これらはゲーム内仕様をありのまま解説しただけなのだが、運営の回し者が記述していないことを証明する事は難しく、誇張や課金誘導の意図が含まれている可能性は排除できない。
なのでこの話を信用するかどうかはゲームの作りを確認して個々人で自主的に判断して欲しい。

一覧

ゲーム内通貨

ゲーム内通貨の有料販売。

コイン

ゲーム内マーケットでの売買に使える通貨。
パックに付属する他、報酬として手に入る資源や製造したアイテムの売却でも手に入る。
レートが悪いので課金パックを買い尽くした人用の重課金者向けコンテンツ…

クロスクラウン

2021年後半になってストアのカスタマイズ系ラインナップが大幅に増える変更があり、それと同時に導入された新通貨。
マーケットでは使えず、180日の有効期限がある。主にカスタマイズキットやプレミアムサービス、一部パックの購入に使用。
いや、交易に使えないなら直接ウォレットから引き落とせばよくね！?

課金パック

1アカウントにつき1回きり購入できる課金要素。
購入するとビルド設計図を一つと設計図の構成パーツを一揃いとポートレートと付属コインが取得できる。
更にはパーツ制限の解除やファクションパーツの開放など初期段階で購入するほど益が大きくなる。
大抵コイン直買いよりは利益が大きくなるので、課金を検討する場合まずはパックから優先的に買うと良い。
恒常的に売っているパックと、期間限定で販売されるパックがあり、期間限定の物も再版されることがある。

パック収録でしか出現しないパーツが一定数存在し、それらは値段が高くなる傾向にあるのでコイン目的ならば収録パーツの値段をよく確認しよう。
特に新パック実装直後の収録品は最初期ほど値段が高くなりがちなので、実装直後にパックを買って内容物を売りさばき、値段が安定してから買い戻すというのも一つの手段。

※一応、販売価格が安い順に記載。面倒なので1クラウンは10円とみなした。
　期間限定のものも多いためこれらがいつでも購入できるわけでもないことに注意。

スキャナー

30日間、毎日少しずつゲーム内で報酬がもらえる。
ゲームが生活の一部と化しているヘビーユーザ向けの課金要素。

情報提供