組織

Last-modified: 2023-04-18 (火) 14:07:22

概要

crossoutに存在する組織について、世界観上の立ち位置やストーリー経緯などの側面からの解説。
ファクションや製造装備の性質などについては各ファクションページで。

エンジニア

アイビーXO率いる技術者の集団。

アイビーの父親であるメンターによって結成され、かつては非常に広大な勢力圏を持っていた。
しかし、自らに従わない勢力を攻撃していたことが原因で、周囲から危険視される。その後、カーンの国*1とブラザーフッド*2ノーマッドの連合とのフルボッコ全面戦争が起こり、結果、その勢力の多くを失った。
この時、メンターは表舞台から姿を消し、エヴァ・リンドホルム率いるファウンダーズが独立。残されたエンジニア達は、アイビーを新たな指導者とした。
彼らは過去に戦争を引き起こした罪悪感から、それを償う為に人々に貢献し続けている。最新技術を手に入れることもできないはみ出し者のようになってしまったが、彼らは現状に満足しているようだ。

 

アドベンチャーでは勢力としてはあまり関わってこない。フォクシーとジョーンズが個人的に協力している、といった感じだ。どういう訳かマンチがエンジニアに鞍替えしていた。
 

ルナティック

「イカれた襲撃者」、「混沌の猟犬」といった物騒な呼び名を持つ者達。彼らは文明や道徳を拒絶し、弱肉強食を旨とし、強力なリーダーの下で動物的な集団を形成した。
どういう訳か、彼らルナティックは『CROSSOUT』による変異の影響があまり見られない。眼の変色(アイビーXOのような)という弱い変化ですら、はっきりとは現れない。
動物的本能に忠実に従う者に至っては、変色すらも起こらないという。その理由が何なのかははっきりしない。

いかにも無法者の集団といった有様だし、実際ジョーカーなどはかなりヤバい人物のようだが、一方で家族を殺されたリナを保護するなど、情に厚い面もあるようだ。

 

アドベンチャーのストーリーでは、ファイアスターターとの関係がはっきりしない。ノーマッドスカベンジャーからやたら嫌われているのが窺えるが、それにしてはノーマッドの方とは取引があるようだし、こちらもやはりよくわからない。
同じくアドベンチャーで登場する「ブレードスパイン」は、ルナティックに所属するギャングの集団。
 

ノーマッド

『CROSSOUT』の後に見られるようになった、所謂ミュータントと呼ばれる人々。そうした人々で構成されるノーマッドは、そうでない人達からは誤解され、恐れ遠ざけられている。

最初は一匹狼だったミュータント達は、その能力や性格に適した集団を形成するようになっていった。ノーマッドは、それらの集団の中でも大きな勢力だ。
どんな自然環境でも生き抜くことができる彼らは、人の居ない遠方の荒野を訪れては珍しい遺物を発掘している。
時折、他者と交流を持たないミュータントと谷の住人との間を取り持ったりもするようだ。

 

アドベンチャーのストーリーで深く関わることになる勢力。何故かサイドミッション等を依頼してくるジェフはストーリーでは出てこない。
指導者であるユリシーズも不在のようだ。
 

スカベンジャー

ゲーム内でも特に説明がないくせに随所で名前が出る軍事組織、「ブラザーフッド」。
スカベンジャーはそのブラザーフッドの最下位に位置する派閥だ。

ではその立場は弱いのかと言えば、そうでもない。
ゲーム内テキストにもあるように、彼らは軍事基地や工場などの遺跡を発掘・解体し、様々な物品や技術を収集している。
それらを交渉材料として、様々な派閥や勢力に対して影響力を持っているようだ。
指導者のスカーABがCROSSOUT世界有数の富豪であることも、そのことを裏付けている。

 

アドベンチャーの舞台であるブラッドロックスにも勢力を持っているが、どうも指導者であるスカーABは居ないようだ。あそこに居るのは、スカベンジャーの一部ということなのだろうか。
 

ステッペンウルフ

スカベンジャーと同じく、軍事組織「ブラザーフッド」に属する派閥。彼らは危険な任務を遂行するエリートチームであり、ブラザーフッドの持つ強力な武力だ。
元々は主に軍人で構成された派閥だったが、『CROSSOUT』が起こった直後の過酷な時期に被災者達に救助・支援を行っていたらしく、その時に助けられた者達もステッペンウルフに加入した。エルヴィナはどうやらその一人らしい。
 

ドーンチルドレン

優れた、と言うより、未来的な技術の数々を有する科学者集団。
CROSSOUTウィルスによって変異した結果、天才的な頭脳を持つようになった人々が居た。指導者であるライリーはそういった者達を優れたリーダーシップでまとめ上げた。そして、才能ある科学者や技術者、職人などを集めた。
彼らは好奇心の赴くままに荒野に繰り出し、実験を行っていったという。
少なくとも初期には武力の類は所持しておらず、どういう手段を用いたのかは不明だが、他の勢力と交易を行っていたようである。

発足から数年も経てば、かなりの数のアーティファクトを所持するようになり、その使い方を学んだ。現在は知っての通り、非常に多様で驚くべき性能を誇る機械の数々を保有するに至っている。
彼らは今も実験や発明を行い、年々強大になり続けているが、その最終目標は不明のままだ。

 

特に謎に包まれた勢力。他の勢力との関係も特に言及されておらず、どこで何してるのかも曖昧。ブラッドロックスにも来訪しているらしいのだが……。
 

ファイアスターター

時折ゲーム内で見かける「カーン」という人物によって結成されたらしい集団。

カーンは多数のギャング達*3を統率し団結させる手段として、魔女を始めとする超常的な(少なくともそう扱われている)ものに目を付けた。現在の指導者であるオデオンもその一人だ。
カーンの狙い通り、こうした存在達によって凶暴なギャング達は統制され、結果、ファイアスターターは勢力を拡大していった。

実際のところファイアスターターが超常的な力を持っているというのは嘘っぱちで、飽くまでその様に振る舞っているというだけだ。
彼らは元俳優やミュージシャン、詐欺師などで、他人からの印象を巧妙に操作する能力に長けている。

 

アドベンチャーのストーリーにおいて、ブラッドロックスルナティック勢力となんらかの繋がりがあることが判っている。
それが上下関係なのか、同盟なのか、それとも単なる取引相手なのかははっきりとはしないが、ゲームシステム上でルナティックの上位ファクションに位置付けられていることや、組織としての気質が似ていることから、密接な関係だったとしても不思議はないだろう。
 

ファウンダーズ

エヴァ・リンドホルムとその子供達が率いる技術者集団。主な構成員は、エヴァが勤めていたWaderkvarn社の工場の従業員達。
大災害の後工場の実権を握ったエヴァは、自分の子供達を含む工場の従業員を従えて、家族のような共同体『ファウンダーズ』を創った。
その後、メンターと出会ったエヴァが彼の思想に共感し、その傘下に加わったことでエンジニアが誕生した。

しかし、エンジニアは他の勢力との全面戦争に敗北し、指導者であったメンターは姿を消した。ファウンダーズは現状に不満を持つ者達と共にエンジニアを離れ、再び独立することとなる。
彼らは、傷を癒し人脈を回復させた後に、谷に帰還した。
 

シンジケート

Waderkvarn社のライバルであった新都コーポレーションの支店を母体とする彼らは、自らを「ネオン・ドラゴン」と名乗っている。彼らは、ゲームの舞台であるヨーロッパからすれば遥か東の地であるアジアで生まれた勢力だ。
どうやら『CROSSOUT』の到来を察知していたらしく、それから逃れるべくサイバネティクスの導入などの方策を採っていたようだ。

新都コーポレーション自体は最早失くなってしまったが、シンジケートという形で一つの勢力として台頭した。彼らは高度で独特な技術や兵器を所有しており、“キョンシー”などの怪しげな存在も確認されている。
3人のエルダーによって構成される評議会がトップであり、ヘブンズ・ブレードはその命を受けて谷にやって来たようだ。

彼らは渓谷の住人からすれば新参であり、何を目的としているのかは語られていない。
ドーンチルドレンに匹敵する技術力を持つ余所者だということもあって、谷の勢力(特にノーマッド)とは良い関係とは言えない。
 

死にゆく星の教団

大災害の歴史を追求する集団。
誰のせいで何が起きたかを解き明かす為に、危険な場所へ赴きアーティファクトを集めている。
そういった価値観はcrossout世界の住人からはあまり理解されていないが、スカーABは教団の掘り起こした遺物を収集する事に執念を燃やしている。
また、自分たちの掘り起こしたアーティファクトに教団の紋章を描く習慣がある。

英語表記では「The Order of the Fallen Star」。直訳すると「堕ちた星の秩序」となる。「死にゆく星の教団」は中々イカした訳ではなかろうか。
この翻訳力をすべてに亘って発揮しろ。
 

Waderkvarn社

CROSSOUTが起こる以前、最先端の科学を駆使した兵器を販売していた企業。
ドーンチルドレンはこの会社の一派閥から生まれた。また、ファウンダーズのリーダーであるエヴァは、この会社の工場の責任者だったらしい。
どうもラベンジャーの技術の大本はこの会社が開発したものらしいが、その後のWaderkvarn社がラベンジャーの活動に関わっていた形跡は無い。現在ラベンジャーを支配下においているらしいロイドは、元ドーンチルドレンというだけあって元々はこの会社の研究者だったという。
 
現在もシェルター内で活動している模様。
 

クネヒト

サンタクロースの同伴者を意味する。正式には「白十字騎士団クネヒト」。
構成員はナイトライダー(Knight Riders)と呼ばれ、一箇所に留まらず非常に広い範囲を常に旅する遊牧民のような生活を送っている放浪者集団。
リーダーはマーティンなる人物。

過去5度に亘る遠征*4を行うが、5度目の遠征の際にレイヴンによって壊滅させられ、リーダーであるマーティンも喪われた。
クネヒトの残党は現在発電所に居着いているようだ。
 

レイヴン

ワタリガラスを意味する名の通り、定住せずに各地を巡る集団。
リーダーはステヴォ。どうやらこの集団は彼と彼の家族が中心となって結成されたらしい。

他者との取引を行ったりする一方で、時には自らに有益なものを略奪している。
クネヒトを襲撃したのも、そういうことなのだろう。
 

SEER

南欧進化研究構想。
CROSSOUT以前に最先端のコンピュータを扱っていた組織。
Waderkvarn社はこの組織の持つ計算能力を使ってCROSSOUTの真相を探るべく調査部隊を送り出した模様。
 

ホーリーモーター

どこからともなく現れ人間から記憶を奪い取る脅威的な存在『ラベンジャー』を信奉するカルト教団。
リーダーは、元スカベンジャーのオール・シーアという人物。彼はかつてはサマーズという名で、ロイドとも以前から関係があったようだ。
オール・シーアはラベンジャーこそが腐った人類を浄化する「神」だと信じ、また教団の構成員たちにもそう信じさせている。
彼らはラベンジャーに新たな技術や物資、教団への参加を拒んだ人間を捧げており、ラベンジャー側も利害の一致からか彼らに危害を加えたりはしていないようだ。
 
この危険な集団は、死にゆく星の教団を含む峡谷のすべての勢力と敵対しており、峡谷をラベンジャーの支配下におくべく活動を続けている。
 

ハイパーボリア

“ノアイデ*5の生まれ変わり”ことメンター率いる、北部(おそらくは北欧など)で発祥した部族集団。
彼らは階級制度によって統制された効率的な社会を形成しており、北部の豊富な石油やスクラップを利用した様々な機械や武器を製造・保有している。
 
北部の土地は『CROSSOUT』以降周囲から遮断された状態になっており、彼らが勢力を拡大していくにつれ土地に余裕がなくなってしまった。そんな時、この集団に流れ着いていたメンターが、Waderkvarn社の遺産を利用して南下するための手段を彼らに与えた。
 
こうして谷に来訪したハイパーボリアだが、彼らの谷に対する立場はまだわかっていない。
確かなことは、メンターが未だに自身の野望を捨ててはいないということだ。
 

コメント欄


  • 「スカーABは教団の掘り起こした遺物を収集する事に執念を燃やしている。」アドベンチャーは結局こういうの一切掘り下げずに未完で終わったってことでいいんだよな。 -- 2021-04-30 (金) 04:13:05
    • そもそも各ファクションの指導者連中で、アドベンチャーに出てくるがオデオンだけという -- 2021-10-08 (金) 18:17:01
    • アドベンチャー、敵がクソ弱すぎて緊張感ないし殆ど散歩みたいな感じだからね。時々野良のリヴァイアサンがうろついてたり、プレイヤー同士で敵味方に別れて各ファクションの勢力圏を広げるバトルに調整してくれ -- 2021-10-08 (金) 21:00:21
      • 味方勢力のレイダーにクラクション鳴らすと後ろからついてきたりしてさ、雑魚レイダーの大軍団を引き連れて敵に殴りかかったりとかできたら絶対楽しいと思うんだ -- 2021-10-08 (金) 21:02:53
      • 推奨PSの車でもクソ弱いと言えるかね?PS2000に満たない車てボス戦開始後にいきなりクリケット×2とか食らったりするんだが。 -- 2021-10-08 (金) 22:15:11
      • それより、メインミッションをレイドみたいに複数人で受けられるようにして欲しいな。 -- 2021-10-08 (金) 22:38:58
  • 英語公式サイトにある紹介文を大雑把に訳して、そこから抜き出した情報を載せました。穴もあるし、間違ってるかもしれませんが。 -- 2021-11-06 (土) 00:13:25
    • 大体こんなもんじゃね。まず公式がこの辺ブレブレな気もするから訳が完璧なら分かりやすいとも思えんのよな…ルナティックはなんか、戦国時代の諸侯みたいな有象無象の連合のようなイメージだな。ブレードスパインやコンドルはヤクザの二次団体みたいな感じで争ってるものと思ってる。コンドルはリーダをオデオンが信頼していたようなセリフがあった気がするからファイスタの下位団体なのかもな。 -- 2021-11-06 (土) 02:40:21

*1 恐らくルナティックファイアスターターのこと
*2 スカベンジャーステッペンウルフを擁する勢力
*3 ルナティックのことのようだ。
*4 理想の地「フランダース」の発見が目的。5度目を除き戦利品を持ち帰ってきていた。
*5 スカンジナビア周辺に伝わる伝説のシャーマン